どうも【ガチろっくん】です。
早速ですが、前回投稿記事『和歌山北部へカゴ釣りに ~結局は下津か~【1/2】』の続きになります。
前編では、友人と二人車を飛ばし、勇んで和歌山北部への釣行へ繰り出しましたが、釣り場に入るまでに二転三転しました。
結局最後はホームの下津港の住友大阪セメント裏、しかもこの時期エサ取りパラダイスとなる桟橋橋脚間で釣りを開始することになりました。
嫌な予感しかしない管理人を余所目に、友人は人気のない場所で釣りができることで、すでに満足している様子。
さて、果たしてその釣果やいかに・・・
和歌山北部へカゴ釣りに ~結局は下津か~【2/2】
【釣行】
日時:2014年 9月 15日(日) 07:00~12:30
釣り場:下津港 住友大阪セメント裏
天気:快晴 昼前から風・波強まる
潮 :中潮
幸先良く、チャリコ、チャリコ・・・
仕掛けする管理人
二人そろってカゴ釣り仕掛けにする。
カゴ釣りとは言っても、遠投カゴ釣りではなく、チョイ投げ程度のカゴ釣りで、いずれも一本針で勝負だ。
管理人は天秤カゴでハリスを長めにとり、友人はサビキカゴの下にそのままハリスを直付けにする。
友人の仕掛けがいい加減のように感じるが、これがなかなかの高感度で、意外と絡みにくい。
仕掛けを作るのは管理人の役目で、友人にも『ぼちぼち教えないと』と思うのだが、たまにしか一緒に来ないので、いつもその機会を逸する。
一足先に友人が仕掛けを投入すると、早速アタリがっ!!
・・・しかし、エサが無い。
再度投入すると、今度はヒット!!
小さいがチャリコならまだ良しだ。
管理人はまだ自分の仕掛け作りの途中だから、気が逸る。
管理人も仕掛けを終え、友人に遅れまいと急いで投入。
ん?エサが残ってくる・・・
3投目だったか、今度はアタリ!!
そしてヒット・・・ これもチャリコ。
もしかして奴らはいないのか!?
少しばかり期待感が増す。
期待するのも束の間、静かに奴らはやってきた!!
連続チャリコに期待を寄せ、奴らの存在を否定したい管理人。
「もしかしておらんのんちゃうか?」
「ほら、今度はエサが残ってきたぞ!」
「ウキがまともに入った!このアタリは奴のじゃない!!」
・・・勝手な解釈と憶測で、友人に語りかける管理人。
この会話は、この釣り場を良く知る、管理人と友人の間でのみ成立する。
その横で期待を挫くような友人(年下)の発言だ。
「アタリもないのにエサないっすわぁ!」
「仕掛け入れた瞬間に引いてきてもエサないっすわぁ!!」
そして間もなく、発言に対する軍配は友人にあがった。
「あれっ、なんか知らんけど掛かってますわ。」
そう、悪い予想が的中し、その軽さと非力さが故、掛かってるのも感じないほどの奴がやってきた。
奴とは二人の間では、言わずと知れた【ウリボウ】である!!
この釣りポイントの天敵はウリボウで、夏から初秋にかけて湧くことが多いが、ウリボウが湧いているとまったく釣りにならない。
単独で行動する魚でもなく、ここからは、エサなし・・・エサなし・・・ウリボウ・・・エサなし・・・
どこまで行っても、どれだけ釣っても、限りなく不毛な戦いが続く!!
カゴ釣りで仕掛けを入れた瞬間ウリボウにやられると、面倒臭くて仕方がない。
特に友人はエサ取りのヒット率が異様に高い・・・同じ針を使ってるのになぜそんなに針掛かりさせられるのか、いつも不思議に思うほどだ。
たまぁ~にチャリコとフグが混ざる・・・チャリコが寄ればウリボウも散るのかしらないが、それでも数ではウリボウが圧倒する。
1~2時間ほどウリボウとの戦いを続け、ようやく友人がやってのけた。
底一杯の棚に狙いに絞り、見事にゲットしたガシラ(カサゴ)である!!
サイズは15cmを超える程度で全然大したことはない。
しかしながら、この時ばかりは『でかしたっ!!』
それほど、2人ともウリボウに精神的に苦しめられていた。
この程度のガシラを釣って、これほど喜べる瞬間はそうそうないだろうと思う。
下津最終幕 -待ち続けたアジはいずこへ-
ガシラは単発で、その後もエサ取りとの戦いは続く。
ここでのエサ取りとの戦いは、本当に体力も精神力も消耗する。
仕掛け投入から、リールを巻き始めるまで、ほんの10~20秒だ。
そう、もはや釣りを楽しむというより作業をしている感じになる。
釣りの間にタバコ休憩やご飯を挟むも、ウリボウは全く立ち去る気配がない。
ポイントに大型魚は入っておらず、エサを食べるのに天敵がいないからだろう。
少し違う感触も・・・
時折少しだけ竿を曲げる時もある。
一瞬だけ期待もするが、概ね犯人は確定している。
それでも「よしっ、来た!!」と一応の掛け声は欠かさない。
やっぱり【フグ太郎】君だった。
この日はホント、フグ太郎君にも悩まされた。
【ハリス切れ】である。
5本は噛み切られたかな・・・
切れてなくても、噛み跡がクッキリと残っており、今にも切れそうな状態になっていたり・・・
時間が悪い方向へ進むのもあるが、結局待ち望んだアジは最後までやって来ず、この後もエサ取りとの不毛な戦いが続いた。
管理人が一番恐れていた展開にはまり込んだと言っていい。
この日自分たちの近所で納竿までに確認できた釣果は、遠投カゴでの25cm程度の丸アジ一匹、紀州釣りでの30cm程度のチヌ1匹・子タコ1匹と、全体的にかなり渋い釣果のようだった。
納竿前には、20cm程度のまずまずの【ベラ】も上がったが、これも釣果としては喜べず。
また、ガシラとベラの二匹だけを持ち帰るのも忍びないので、ともにリリース。
12:30、精も根も尽き果て、納竿することになった。
本日の下津港での釣果
ガシラ(カサゴ):1匹(15cm)
ベラ:1匹(20cm)
チャリコ:7~8匹
フグ:5~6匹
ウリボウ:20匹程度
すべてリリースだが、釣果と書くには、あまりも厳しい結果である。
そして結果的にボウズで帰ることで、管理人には別の心配事ができた。
このままだと、家族から・・・
「夜中から出て疲れて、何しに行って来たの?」
「もうやめたらエエのに、**君も釣れへん釣りに付き合わされて、可哀相に!」
などと心無い言葉を浴びせられるかもしれない。
友人は「今日は**さん(管理人のこと)に勝ちましたわ!数もようけ釣れたし・・・」と、それなりに楽しんでいたのに !
そしていろいろと考え抜いた結果、帰路の途中、運転する友人に【紀ノ川インター】に寄るように要請!!
『何か魚の代わりに土産になるものを探さなければ・・・』
釣りを終えてもなお、この日の管理人の精神的苦痛は続くのだった。
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