どうも、ガチろっくんです。
先日、全国健康保険協会(協会けんぽ)から発行される『医療費のお知らせ』を受け取りました。
内容を確認してみると、医療費の総額は家族4人で640,000円ほど自己負担額は170,000円にも及んでいました。
家族の誰かが入院したわけでもないのに、なぜこんなに掛かったのかをよくよく見てみると、責任の一端は管理人にありました。
医療費のお知らせ
そうでした、昨年のこの時期、管理人は肺炎を患い、この1件で33,000円の医療費が発生していました。
当時、この件について簡単な記事も投稿しましたが、単なる日記程度のもので、有益な情報を伝えられていない状況でした。
管理人と同じような境遇にいる方も多いのでしょうか、当時の記事にもそれなりの読者様に訪問頂いている状況のようですので、この機会に管理人が行った通院での肺炎治療について、もう少し詳しく紹介しておこうと思います。
肺炎での通院治療から一年経って今伝えたい事
忘れていたわけではないのですが、管理人は昨年のこの時期に肺炎を患い、掛かり付けのクリニックや、紹介された病院で入院を指示されたました。
ただ当時の管理人は、会社を休めない状況でもあり、何とか通院治療で回復を図りました。
肺炎を患った当時の記事はコチラ
肺炎の回復からは一年が経ちましたが、当時伝えられなかったことも含めて、もう少し詳しく紹介しておこうと思います。
肺炎の原因と発症、症状と検査
肺炎は細菌、ウイルスなどの感染が主な原因となりますが、カビ原虫や寄生虫、喫煙なども原因となり得ます。
肺炎の原因となる細菌やウイルスは、人の身体や日常生活の場に普通に存在しており、疲れや不摂生などにより、身体の抵抗力(免疫力)が弱まれば感染を起こしやすくなります。
当然、持病の悪化や風邪などの体調不良がきっかけとなり、感染する可能性も高くなります。
肺炎を発症すると、発熱、咳や痰、息苦しさや胸の痛みなどが症状に現れ、症状が重くなると、命に関わる危険性もあります。
当時の管理人も発熱や咳、部分的な胸の痛みがひどい状況でした。
胸の痛みについては、咳のし過ぎで肋骨にヒビが入ったのでは・・・と勘違いさせられる程でした。
なお、管理人が発症した肺炎は、感染の原因菌として最も多い『肺炎球菌』であり、やはり仕事の多忙と睡眠不足が続き、過労といってもおかしくない状態が長期間続いたことによるものでした。
以下は、管理人が肺炎を発症した際の血液検査の結果になります。
肺炎時の血液検査の結果
炎症マーカーであるCRPが8.20とかなりの高値を示しているのが、体内で炎症が起こっている事を示し、白血球分類の好中球が80.7%と上昇していることから細菌やウイルスへの感染が疑われます。
他にも普段の管理人の数値とかい離している検査項目が多数出ていますので、様々な悪影響が出ているのでしょう。
そして、この他にも胸部X線撮影と、CT撮影も行い、肺炎の確定診断が下りました。
更に、後日に喀痰培養なども行いました(もし結核なら隔離や長期治療も必要になりますので)が、こちらは陰性でした。
肺炎の治療法は、肺炎を起こした原因によって異なる
肺炎の治療法については、その原因となるものによって異なりますが、管理人が感染した『肺炎球菌』での治療の場合、症状が軽い場合は自宅療養で、薬を飲んでいれば1週間程度で完治します。
その際使われる主な薬は、抗菌薬、咳止め、解熱剤、去痰剤などになります。
管理人の場合は症状が悪く、入院を言い渡されましたが、先にも書いたように先生に無理を言って、何とか通院での治療をお願いしました。
その際、朝夕の2回の点滴治療を行うように言われましたが、会社が遠く夕方1回の点滴治療で何とかお願いしました。
連日の点滴が必要
ただし、1日1回の点滴治療では効果が十分に現れないケースもありますので、管理人のような我儘は言うべきではありません。
使った抗菌薬はペニシリン系でしたが、MIC(最小発育濃度)より高い薬剤濃度であれば菌の発育は阻止でき、薬剤濃度がMICよりも高い時間が長ければ長いほど効果が得られます。
ところが、この系統の薬剤の血中濃度は、投与後速やかに下がっていきますので、1日の投与総量が同じであれば、複数回に分けて投与する方が効果が高くなるのです。
また、肺炎となった原因を特定するのには時間がかかりますので、通常は2種類の抗菌薬を用いて治療にあたります。
管理人の場合は、経口薬として、以下の様なものが処方されました。
経口薬との併用療法
・ジスロマック錠250mg
肺炎に良く使われる細菌感染治療薬で、3日間の服用で約7日間作用が持続します。
・メジコン錠15mg
単純な風邪などでも良く処方される薬で、咳中枢を抑制して、咳を鎮める効果があります。
・ムコダイン錠500mg
こちらも風邪などで良く処方される薬で、痰の切れを良くし、出にくい鼻汁の排出を促す効果もあります。
・ビソルボン錠4mg
こちらも痰の粘りを低下させ、痰の切れを良くする薬です。
これらの薬を1週間ほど飲み、その後はジスロマックの代わりにフロモックスが処方され、その他の咳止めや痰切りは継続して処方されました。
因みにフロモックスはセフェム系の抗生物質で、広域用ペニシリン剤と同じように、細菌の細胞壁を破壊して細菌を死滅させ、しかも人体の細胞には作用しないので副作用が少なく、子供の風邪などにもよく処方される薬です。
肺炎からの回復と完治
最初の1週間でほぼ細菌感染は完治に近づき、次の1週間は予備的な治療を続けた感じでした。
それが理由に、1週間後の血液検査の結果はCRPも2.00程度まで落ち、白血球分画も正常な比率に戻っていました。
残念ながら、1年も前のことで、血液検査の結果報告書が見当たらず、こちらは示すことが出来ませんが。
以上のような経過で、管理人の場合は、1日1回の点滴治療が7日間と、併用の経口薬剤の服用を2週間程度続け、一応完治という事になりました。
因みに、発熱や咳、胸の痛みなどの症状は、点滴を開始して3日目くらいからは、ほとんど苦にならない程度に落ち着いた記憶があります。
後で思えば、なぜもっと早くに診察を受けなかったのかということなのですが、分かっていても諸々の理由で病院へ行けない時もあるんですよね。
ただ、本当に行けなかったのかと言われると、無理をしたら行けたかも・・・などと思ったりもします。
肺炎は拗らせれば命に関わる病気ですので、それらしき症状がある程度続けば、医者へ行くべきだと思います。
そして入院を言い渡されたら、管理人のようま我儘を言うべきではなく、なるべく入院して早期の回復を図るべきでしょう。
どうしても入院が難しいなら、一日複数回の点滴治療と経口投薬を行いながら通院治療する方向で、先生と相談されれば良いと思います。
それが可能なレベルと判断されれば、相談にも乗ってくれるでしょう。
管理人ももう、あんな思いをするのは懲り懲りなので、自身ももう若くはないものと自覚し、これからは病気に対し早めの対応を心がけようと思います。
それは肺炎に限ったことではないのですが・・・
実は現在、胃痛で治療を続けているのですが、それはまた別の機会があれば。
因みに、以前の肺炎の記事の中でも何度か登場した消炎鎮痛薬のロキソニン。
この抗炎症薬は非常に有用で、医者で処方されて余ったものは、その後の頭痛や各種痛み止め、発熱などに非常に良く効きます。
対処療法的な使用になりますが、一時的な症状の緩和には効果絶大です。
今やドラッグストアでの店頭販売も可能になりましたので、処方されたものがなければ、購入しておいて家庭の常備薬とするのに、超お勧めの薬です。
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