本記事はWordPressのバージョンアップに合わせた更新を行っておらず、情報が古くなっているおそれがあります。
記事は引き続き掲載しますが、その点ご理解頂いた上でご参照下さい。
【釣りのネタ帳】では、管理人が行ったFC2からWordPressへ引越し(移転)方法を順次公開しています。
過去の紹介内容はコチラからどうぞ
FC2からWordPressへのブログ移転(引越し)方法のまとめサイト
前回の記事でFC2ブログの投稿記事を、ワードプレスへ移行させる手順について紹介しました。
今回はワードプレスへ移行させた記事を、公開する前(遅くとも同時)に行わなければならない2つの作業について紹介します。
一つ目は、重複コンテンツのペナルティを避けるための設定を行うことです。
ネット上に同じ内容の記事が存在していると、Googleからコピーサイト見なされる可能性があります。
新たなドメインで開設したWordPressへ移行させた記事をオリジナルコンテンツとして、そして、旧FC2ブログドメインの記事をコピーとして、Googleに認識してもらう方法について紹介します。
もう一つは、旧FC2ドメイン記事へのアクセスを、新ドメインへ転送(リダイレクト)する設定について紹介します。
新ドメインのURLへ移行した記事で、旧ドメインのURLの検索エンジンでの順位をある程度引き継ごうと思えば、旧FC2ドメインのURLで表示される記事は、インデックスから外す必要があります。
インデックスから外す処理をしても、しばらくの間は検索エンジンに残りますので、その間のアクセスを新ドメインのURLへ転送させれば、ある程度の時間は必要になりますが、自然と新ドメインでのURLが、旧ドメインで獲得した検索エンジンのランキングと同程度まで上がってくるようになります。
上記については、コチラを参考にどうぞ
FC2からWordPressへのブログ移転でアクセス激増の快進撃!!
それでは、この2点の作業について、その方法を紹介します。
FC2ドメイン記事を移転先のWordPressドメインへ転送する方法
FC2ドメイン記事を移転先のWordPressドメインへ転送するためには、これに関係するいくつかのステップを順次クリアしていく必要があります。
いずれも必要不可欠なステップですので、一つ一つ確実に設定しましょう。
新WordPressドメインを正規化、旧FC2ブログのドメインをコピーとしてGoogleに認識させる設定
新WordPressドメインを正規化、旧FC2ブログのドメインをコピーとしてGoogleに認識させる設定は、FC2側で行います。
FC2ブログ管理画面のテンプレートの設定選択します。
自身が使用しているテンプレートの、HTML/CSSの編集を選択します。
そして、head内(<head>~</head>)に以下の様な記述を行います。
上記は管理人の場合の記述ですが、画像では確認し辛いと思いますので、皆さんが行う場合の記述内容として以下に示します。
<!--topentry--> <link rel="canonical" href="新ドメイン/blog-entry-<%topentry_no>.html"/> <!--/topentry-->
【rel=”canonical”】の記述の役割は、該当するURLを正規化させることです。
この記述により、『このFC2ドメインのページは、新ドメインのページのコピーであり、新ドメインのページのURLが正規のページです。』とGoogleに知らせることができます。
補足ですが、FC2ブログでの記事のURLは、『https://tsurineta.blog.fc2.com/blog-entry-1.html』というように、“blog-entry-連番管理.html”というパーマリンクになっています。
転送設定については後ほど記載しますが、これを転送させる設定を行えば、以下のように転送されます。
<管理人の場合の一例>
(旧ドメイン)転送元:https://tsurineta.blog.fc2.com/blog-entry-1.html
(新ドメイン)転送先:https://tsurineta.69moons.com/blog-entry-1.html
そこで、先に示した記述のように、『https://tsurineta.69moons.com/blog-entry-<%topentry_no>.html』にて各ページのURLを自動的に吐き出させ、これらを正規化する設定を行っています。
旧FC2ドメインをインデックスから外す設定
冒頭で説明したように、旧FC2ドメインで獲得した検索エンジン上での順位を、新WordPressドメインの記事URLへある程度引き継ぎたければ、旧FC2ドメインの記事URLをインデックスから外しておく必要があります。
また、ブログ移転後は、FC2ドメインへのアクセスはWordPressドメインへ転送させますので、旧ドメインでの記事はインデックスに残しておいても意味がありません。
そこで、先ほどと同じように、FC2ブログ管理画面のテンプレート編集画面にて、head内(<head>~</head>)に以下の様な記述を行います。
画像では確認し辛いと思いますので、記述内容を以下に示します。
<meta name="robots" content="noindex,nofollow,noarchive" />
記述の意味は以下の通りです。
- noindex:インデックス拒否
- nofollow:リンク(PageRank)評価を受け渡しの拒否
- noarchive:ページのキャッシュ拒否
上記の記述により、旧FC2ドメインの記事は数か月かけて少しづつ、インデックスから外されていきます。
それでは引き続き、旧FC2ドメイン記事へのアクセスを、新WordPressドメインへ転送する設定について説明します。
FC2ドメインへのアクセスを新ドメインであるWordPresssへ転送(リダイレクト)させる方法
本来であれば、FC2側で.htaccessを編集し、301リダイレクトの記述を行えば、FC2ドメインのアクセスを、WordPressのドメインへ転送させることが出来るのですが、残念ながら無料ブログであるFC2では.htaccessを編集出来ません。
そこで、以下のような方法でFC2ドメインへのアクセスを、WordPressドメインへ転送させます。
すでに【rel=”canonical”】の記述のところで説明しましたが、FC2ブログでの記事のURLは、『https://tsurineta.blog.fc2.com/blog-entry-1.html』というように、“blog-entry-連番管理.html”というパーマリンクになっています。
それを利用して各記事のURLを自動で吐き出させ、新WordPressドメインに“blog-entry-連番管理.html”のパーマリンクをそのままに付加させて、転送(リダイレクト)させます。
ここでも、先ほどと同じように、FC2ブログ管理画面のテンプレート編集画面にて、head内(<head>~</head>)に以下の様な記述を行います。
上記は管理人の場合の記述ですが、画像では確認し辛いと思いますので、皆さんが行う場合の記述内容として以下に示します。
<!--topentry--> <!--permanent_area--> <script language="JavaScript" type="text/javascript"> <!-- function autoLink() { location.href="新ドメイン/blog-entry-<%topentry_no>.html"; } setTimeout("autoLink()",0); // --> </script> <!--/permanent_area--> <!--/topentry-->
この記述により、以下のような転送が行われます。
<管理人の場合の一例>
(旧ドメイン)転送元:https://tsurineta.blog.fc2.com/blog-entry-31.html
(新ドメイン)転送先:https://tsurineta.69moons.com/blog-entry-31.html
記事の転送先URLについて、新WordPressドメインでも、同じように“blog-entry-連番管理.html”のパーマリンクを採用するのであれば、以上で転送設定は終了となります。
ただし、WordPressへ記事を移転させる際に、記事の転送先URLを再設定(パーマリンクを変更)しながら進めた場合には、更に次章で説明する処理が必要になります。
パーマリンクの再設定に関する記事はコチラ
新WordPressドメインで、記事のパーマリンクを設定しなおす場合は、.htaccessで再リダイレクトを行う
記事の転送先URLを再設定(新ドメインでパーマリンクを変更)しながら進めた場合は、新ドメインへリダイレクト(転送)された場合に、そのようなURLは存在しないということになります。
すなわち、管理人の場合を例に上げると
(旧ドメイン)転送元:https://tsurineta.blog.fc2.com/blog-entry-31.html
(新ドメイン)転送先:https://tsurineta.69moons.com/blog-entry-31.html
この転送先のパーマリンクは、すでに“fish-eye-sight/”というものを再設定しており、このままでは旧ページへのアクセスは新ページへと転送されません。
そこで今度は、新WordPressドメインが入っている、サーバ内の.htaccessで再度リダイレクトの処理をかけてやります。
その際、.htaccessファイルへの記述は以下のように行います。
Redirect permanent /blog-entry-31.html https://tsurineta.69moons.com/fish-eye-sight/
“blog-entry-31.html”を含むURLへのアクセスを、“https://tsurineta.69moons.com/fish-eye-sight/”へ転送させる為の記述になります。
この記述により、最終的に旧FC2ドメインで連番管理されたパーマリンクへのアクセスは、新WordPressドメインで新たに個別設定したURLへ転送されることになります。
(旧ドメイン)転送元:https://tsurineta.blog.fc2.com/blog-entry-31.html
(新ドメイン)転送先:https://tsurineta.69moons.com/fish-eye-sight/
この記述を.htaccessファイルへ、パーマリンクを再設定した記事URLのすべてに対して行ってやります。
なお、.htaccessファイルは直接編集することもできますが、管理人が契約しているエックスサーバーでは、.htaccessファイルを触らずとも転送設定を簡単に行えるようになっています。
ここでは、その方法についても紹介しておきます。
エックスサーバーであるURLを別のURLへリダイレクトする設定方法
まずはエックスサーバーの管理画面(サーバーパネル)を開きます。
サーバーパネルへのログイン方法は、WordPressをインストールする際に行っていますので、説明は必要ないと思いますが、もしお忘れの場合はコチラをどうぞ
エックスサーバー(XSERVER)にWordPressをインストールする方法
サーバーパネル(管理画面)
管理画面の『ホームページ』タグの中から、『サイト転送設定』を選択します。
リダイレクト設定画面(1)
リダイレクト設定画面が開きますので、『リダイレクトの追加』タブをクリックし、アドレス欄にサーバーへのアクセスURLのドメイン部分を選択、パーマリンク部分へは入力を行います。
そしてリダイレクト先へは、転送先のURLを入力します。
すべての入力が終われば、『リダイレクトの追加』ボタンをクリックします。
リダイレクト設定画面(2)
同じ手順で幾つか転送設定を行い、『リダイレクトの一覧』タブをクリックしてみると、きちんと設定が行われているのが確認できます。
更に、.htaccessファイルへきちんと反映されているか確認してみます。
上図はエックスサーバー内の.htaccessファイルを開いたものですが、先に説明に上げた記述が、.htaccessファイル内へきちんと反映されています。
直接.htaccessへ書き込むよりも簡単で速く、また正確に転送設定を行うことが出来ました。
今回Webデザインの初心者である管理人が、ブログ移転をスムーズに行えたのは、エックスサーバーの使い易さに寄るところが大きかったものと感じています。
ブログ移転を検討されている方は、ぜひエックスサーバーも検討対象に入れてはいかがでしょうか。
以上で、記事のパーマリンクを再設定した場合の転送も含めた、FC2ドメイン記事を移転先のWordPressドメインへ転送する方法の紹介を終わります。
この方法で管理人は、旧ブログで獲得した検索ランキングを引き継いだ状態で、アクセス数を大幅にアップさせることに成功しました。
この件についてはコチラ
FC2からWordPressへのブログ移転でアクセス激増の快進撃!!
これからFC2からWordPressへのブログ移転を検討されている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ただし、管理人はWEBに関しては初心者ですので、ブログ移転の作業はあくまで自己責任でお願いします。
【ブログ移転のまとめサイト】
FC2からWordPressへのブログ移転(引越し)方法のまとめサイト
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