本記事はWordPressのバージョンアップに合わせた更新を行っておらず、情報が古くなっているおそれがあります。
記事は引き続き掲載しますが、その点ご理解頂いた上でご参照下さい。
【釣りのネタ帳】では、管理人が行ったFC2からWordPressへ引越し(移転)方法を順次公開しています。
過去の紹介内容はコチラからどうぞ
FC2からWordPressへのブログ移転(引越し)方法のまとめサイト
今回はFC2ブログで投稿した記事を、ワードプレスへ移行させる手順について紹介します。
管理人が行った方法は、投稿記事のパーマリンクを一つずつ設定し直すという作業も含まれていますので、少々時間は要す方法になります。
FC2時代に採用されていた、記事を単なる連番管理するという設定について、根本的に見直したい方については、ここで紹介する方法を検討されてはいかがでしょうか。
FC2ブログからWordPressへ投稿記事を移転する方法
まず最初に、FC2ブログから投稿記事を抜き出す(エクスポート)作業から始めましょう。
FC2ブログから投稿記事をエクスポートする方法
FC2ブログを運用されている方にとっては、常時目にしているお馴染の画面ですが、まずはFC2管理画面を開きます。
『ツール』の中の『データバックアップ』をクリックします。
投稿記事データをバックアップする時と同じ手順になります。
バックアップ作業は、投稿記事の年度別や月度別、カテゴリー別など、条件に応じて投稿記事情報を抜き出すことが出来ます。
ここでは、、全ての記事を抜き出すために、『エクスポート』欄の中から全ての記事の項の『ダウンロード』ボタンをクリックします。
『ファイルを開く』、『保存』、『保存して開く』の3つの選択肢が出ますが、ここでは『保存』の中の『名前を付けて保存』を選択し、自身のパソコンの適当な場所へファイルを保存しましょう。
ファイルはテキストファイルで、パソコンに保存されます。
エクスポートしたファイルの内容修正
ファイルはテキストファイルになりますが、これをそのままワードパットで開くと文字化けして読み取れません。
このファイルを開くために管理人が使用したのは、【TeraPad(テラパッド)】というフリーソフトのテキストエディターです。
【TeraPad】はインターネットで検索すれば、いくらでもダウンロードサイトが出てきます。
多くの利用者に長く利用されているソフトウェアですので、安心してご利用頂けるのではないかと思います。
TeraPadでダウンロードしたファイルを開くと、以下のような投稿記事の情報が得られます。
文字が細かいので、以下に情報の種類を示します。
AUTHOR: ガチろっくん
TITLE: 自己紹介 -始めまして【ガチろっくん】です-
STATUS: Publish
ALLOW COMMENTS: 1
CONVERT BREAKS: default
ALLOW PINGS: 0
PRIMARY CATEGORY: はじめに/続いて
CATEGORY: はじめに/続いて
DATE: 08/06/2014 16:25:46
-----
BODY:
はじめまして。
・・・以下記事が続く・・・
見て分かる通り、記事の著者、投稿状態、投稿日時、設定カテゴリー、そして記事内容など、投稿に関わる全ての情報が抜き出されています。
その他、キーワード設定や、コメントなどが付いた記事は、その情報についても抜き出されてきます。
上記の画像は、TeraPadの『検索』タブの『置換』を選択し、上記で示した『STATUS: Publish』の中の【Publish(出版)】を【Draft(下書き)】に一括置換させる作業を行っているところです。
すなわち、FC2ブログではすでに投稿済みですが、WordPressに記事を移管(このファイルをインポート)させた際に、【Publish】のままだと勝手に記事がアップされてしまいます。
そのため、ファイルの中の【Publish】をすべて【Draft】に置換することで、WordPressに記事をインポートした際に、すべての記事を下書き状態で保存させることが出来ます。
FC2ブログからWordPressに記事を移管すれば、少なからず記事の修正が必要になりますので、このように下書き状態でインポートさせることを忘れないようにしましょう。
次に、記事の内容で度々登場するFC2ブログのドメイン部分の記述を、WordPressでの独自ドメインの記述に修正する必要があります。
先ほどと同じように、TeraPadの『検索』タブの中の『置換』を選択し、『検索する文字列』欄にFC2のドメインを、『置換後の文字列』欄にWordPressでの独自ドメインを入力して、『すべて置換』をクリックします。
上記は管理人の例になりますが、以下のように置換しています。
『検索する文字列』:https://tsurineta.blog.fc2.com/(FC2ドメイン)
『置換後の文字列』:https://tsurineta.69moons.com/(独自ドメイン)
更にもう一つ、サイトや記事中に使用している画像の保管場所を修正する必要があります。
こちらも同じように、TeraPadの『検索』タブの中の『置換』を選択し、『検索する文字列』欄にFC2運用での画像保管場所を、『置換後の文字列』欄にWordPress運用での画像保存場所を入力して、『すべて置換』をクリックします。
上記は管理人の例になりますが、以下のように置換しています。
『検索する文字列』:https://tsurineta.69moons.com/img/(FC2ドメイン)
(本来FC2ブログでは、https://tsurineta.blog.fc2.com/img/となりますが、先のドメイン変換で、上記の記述に変換されています)
『置換後の文字列』:https://tsurineta.69moons.com/wp-content/uploads/(独自ドメイン)
もちろん、画像ファイルは上記で設定した場所へ新たにアップロードしておく必要があります。
画像ファイルが少なければWordPressの機能で、『メディア』の『新規追加』からアップロードしても良いでしょうし、多ければFTPを使用してアップロードすれば良いでしょう。
以上で、エクスポートしたファイル内容の修正は終了です。
修正を行ったファイルを保存し、これをWordPressへのインポートファイルに使用します。
WordPressへ記事を移転させる方法(記事のインポート)
いよいよ、WordPressに記事をインポートします。
WordPressへの記事のインポートは、WordPressの管理画面から行います。
WordPressの管理画面で、『ツール』の中から『インポート』を選択します。
インポートさせるためのシステムは、『Movable Type and TypePad』を選択します。
『Movable Type and TypePad』をインストールする必要がありますので、『今すぐインストール』をクリックします。
インストールのは終了画面が表示されますので、『プラグインを有効化してインポートツールを実行』を選択します。
『参照』ボタンをクリックし、自身のパソコン上に保存しておいた、インポートファイルを選択しましょう。
そして、『ファイルをアップロードしてインポート』をクリックします。
記事の著者名が表示されてきます。
新たにユーザー名を設定するか、すでに設定されているユーザー名を選択し、『Submit』ボタンをクリックします。
以上で、WordPressへの記事のインポート作業は終了です。
WordPressにインポートされた記事の状態を確認
それでは、インポートされた記事の状態を確認してみましょう。
管理人は始め、テストとして、2記事のみの情報を含むインポートファイルを作成し、2記事だけをインポートしてみました。
上記のように、投稿一覧にはタイトル、作成者、カテゴリー、コメントの有無や投稿日時に関する情報が反映されました。
これらの情報は、問題なくインポートされている用です。
ただし、タグ情報はもともと持っていないので、反映されません。
こちらは下書きを修正する際に、タグの追加を行ってから、記事を公開するようにすれば良いでしょう。
次に記事の内容を確認してみます。
文章内容、使用している絵文字、太字やフォントの色など、問題なく移転させることが出来ました。
ただし1点、改行が反映されておらず、行間が詰まっています。
こちらは、移転前の元の記事の状態です。
管理人はワードプレステーマにstinger5を採用しており、当然FC2のテンプレートとは基本設定が異なります。
行間やフォントの大きさ、一行の文字数など、異なる点は多々ありますが、特に修正を要す点ではありません。
文字だけの記事の修正は、ほぼ改行だけで済むのではないでしょうか。
記事のインポートを初めて行う方は、作業に慣れるまでは、上記のように少数の記事に分けて、移行することをお勧めします。
そうすれば万一、失敗したときのリカバリーも行いやすいでしょう。
WordPressの記事移転に合わせパーマリンクを再設定
もう一点、管理人の場合は、重要な作業を行いました。
冒頭で述べたように、パーマリンクについて、FC2時代に採用されていた連番管理から、記事ごとに独自のパーマリンクを設定するという作業です。
この作業には、かなりの時間を要しましたが、『一つ一つの記事に愛着を持って』などとは言いませんが、どうにも連番管理が気に入りませんでした。
全ての記事に、記事内容をイメージさせる独自のパーマリンクを設定し直しましたので、その方法を紹介しておきます。
(なお、この作業は行わなくても、記事の移転は問題なく実施できます。)
まずは、上記の画像に示すように、ワードパットに、すべての【記事タイトル】と【FC2でのパーマリンク】、新たに設定する【WordPressのパーマリンク】を抜き出しました。
以下に、一例を示します。
自己紹介 -始めまして【ガチろっくん】です-
https://tsurineta.blog.fc2.com/blog-entry-1.html
https://tsurineta.69moons.com/self-introduction/
釣りは初心者でも楽しめるアクティブレジャー
https://tsurineta.blog.fc2.com/blog-entry-2.html
https://tsurineta.69moons.com/active-leisure/
これらは、本記事では紹介し切れませんが、後々にFC2ブログサイトへのアクセスを、新たなWordPressブログサイトへ転送(リダイレクト)させる設定を行います。
さらにその後、サーバー内において、ここで設定したパーマリンク先へ再転送する設定を行う際にも必要な情報になります。
こうして情報を纏めておくことで、その作業の効率は向上します。
次に、記事のパーマリンクをすべて設定し直すなら、記事内のリンク設定も修正しておかなければなりません。
これまでの紹介と同じように、TeraPadの『検索』タブの中の『置換』を選択し、『検索する文字列』欄にFC2運用時のパーマリンクを、『置換後の文字列』欄にWordPress運用で新たに設定し直すパーマリンクを入力して、『すべて置換』をクリックします。
上記は管理人の場合の一例になりますが、以下のように置換しています。
『検索する文字列』:blog-entry-15.html(FC2パーマリンク)
『置換後の文字列』:fishing-shimotsu-20140915-1.html(新パーマリンク)
上記の作業を、パーマリンクを再設定する全ての記事URLに対して行います。
管理人の場合は、移転させた全ての記事のパーマリンクを再設定しました。
記事中のパーマリンクの修正を行った後、さらにインポート作業を進めてみました。
もういちどインポートされた記事の内容を確認してみます。
上記はFC2ブログサイトでの表示になります。
画像の横に文字を入れる(ここでは、div align…)設定なども、きちんと反映されています。
また、上記の画像では確認できませんが、新たに設定したパーマリンクも問題なく機能し、リンク先へのアクセスも問題なく行われました。
やはり、行の文字数や改行の設定の違いにより、多少の記事の修正は必要になりますが、FC2ブログで作成した記事は、問題なくWordPressへ移転させることが出来ました。
ただし、管理人のように画像の横に文字を入れる設定を多用していた場合、スマホ対応を考えるとかなり大幅な修正が必要になります。
こちらは時間を掛けてコツコツと修正していくしかないでしょう。
(管理人の場合、2016年3月の現時点で、まだ修正しきれていない記事がたくさんあり、PCでの見栄え重視で記事を作成していた行為が疎まれます)。
以上で、『FC2ブログからWordPressへ記事を移転する方法』の紹介を終わります。
FC2ブログからワードプレスへの記事の移転が終われば、いよいよ本格的にWordPressでのブログ運用開始が目前です。
ただし、まだFC2ブログサイトで獲得したアクセスを、WordPressサイトへ転送させる為の設定を行っていません。
こちらは長くブログ運営を行われている方にとっては、何よりも重要な作業になります。
管理人の場合は、この設定を行うことで、旧サイトで得た検索エンジンの結果上位記事の価値を、新サイトへそのまま移行させることに成功しました。
上記記事の内容はコチラ
FC2からWordPressへのブログ移転でアクセス激増の快進撃!!
ブログ移転作業も、いよいよ大詰めになってきましたが、次回は旧FC2ブログ記事のインデックスを取り消し、その記事へのアクセスを新WordPressブログサイトへ転送する方法を紹介しようと思います。
【ブログ移転のまとめサイト】
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