どうもガチろっくんです。
例年9月後半から11月中旬頃までに、大阪湾の秋の風物詩とも言えるタチウオ釣りに出掛けるのですが、今年はまだ一度も太刀魚釣行に出掛けられていませんでした。
貧乏暇なしを体現するがごとく、なかなか好きな釣りに出掛けられないここ最近ですが、やはり一度くらいはタチウオにも出掛けておきたい。
この日は午前中に小学生であるウチの若君と姫君の学習発表会があったのですが、その後の予定は特になし。
夕方からの短時間釣行が頭に浮かび、久しぶりにフィッシングマックスの釣果情報を覗くと、泉大津にある汐見埠頭の砂上げ場で、まだタチウオの釣果が出ているとの情報を目にする。
『よっしゃ!丁度良い!!』
というわけで、汐見埠頭・・・結果的には大津川尻のテトラになったのですが、タチウオの電気ウキ釣りとドジョウの引き釣りの準備をして出掛けてきました。
おそらくは2019年の最初で最後の太刀魚釣行ですが、その釣果やいかに・・・
泉大津の大津川尻テトラで太刀魚釣り
【釣 行】
2018年 11月 30日(土) 17:30~19:50
場所:泉大津 大津川尻テトラ帯
天気:晴れ
潮 :中潮
泉大津で人気がある汐見埠頭の砂上げ場は大混雑で、大津川河口にあるテトラ帯へ向かう
泉大津市にある汐見埠頭の砂上げ場は、家族でファミリーフィッシングをする際に時折出掛ける釣り場だ。
家から30分と近く、足場も良いのでちょこっとアジ釣りに出掛ける分には丁度良い。
ただし、家族連れに人気の釣り場なのでアジが釣れている時期と、特にタチウオが釣れている時は半端なく混雑する。
心配はその一点のみだったが、フィッシングマックスに寄った時点で、半端なく買い物客が多かったので大方混雑のほどは想像はできた。
そりゃ太刀魚が釣れているという情報を流せばこうなるか・・・神戸方面を除けば他に釣れている釣り場の情報がなかったし。
こうして嫌な予感は裏切らず、砂上げ場に到着すると・・・
時間は16時半だが、う~ん、微妙・・・
写真では見た目は少なく見えるが、かなりの人が車の中に待機して竿はすでに出ている。
一応、約800mほどあると言われる砂上げ場を端から端まで歩いて、釣り座を設けられる場所がないか探す。
アジも釣れていない様子でサビキを入れている人は意外に少なく、ほとんどが太刀魚の準備を終えて時間待ちといった感じだ。
開く場所がないか少し車で待ってみるも、空くどころか後から後から車がどんどん入ってきて、皆一様に諦めて違う釣り場へ向かっていく。
釣れていないお母さんとの家族連れの前で待っていたのだが、しばらくすると何処かへ行っていたのであろうお父さんが車で帰ってきて、新たに仕掛けを始めた。
『アカン、もう無理やな。第2候補へ向かうか。』
この時期なので、もちろん砂上げ場がダメだった場合の次の候補は考えていた。
同じ汐見埠頭にある外海向きに近い、大津川の河口にあるテトラ帯へ向かう。
ここは堤防の高さが3mくらいあるので、テトラ帯へ出るのに手ぶらでは堤防を越えられない。
この日は堤防に木が立て掛けられていて、それを使って乗り越えている形跡が見られたが、管理人はそれを使わない。
砂上げ場に入れなかった時に此方へまわろうと思って、脚立を持参してきていたのだ。
大津川の上流方面へ行けば堤防に上がれる場所はあるが、写真の先端付近まで来るには、相当な距離を歩く必要がある。
それにしても、この場所にもそれなりの釣り人がいる。
ただ、フカセ師(ちょうどチヌをヒットさせている場面に遭遇)やジギンガーもおり、着いたタイミングではタチウオ師は多くなかった。
歩き回って様子を伺っていたら既に17時をまわっており、早くしないと日が暮れ始めると準備に手間取る。
本日のエサとタックル
この日の釣りは、時間的には無制限だ。
朝までやってやろうかと息巻いて、エサもたっぷり用意してきた。
ドジョウの引き釣りと、キビナゴの電気ウキ釣りで二刀流を考えていた。
イワシはスーパーで安かった時に買い、そのうちタチウオで使うかもしれないと思って冷凍していたものを持参した。
この時は、これらのエサがほとんど使わずに残ることになるなど、考えもしなかった。
引き釣り用のタックルは、エギングで使用しているもので、PEの強度を少し上げたものが丁度良い。
タチウオテンヤにドジョウを巻きつけるのだが、これには少々苦労した。
本来なら事前に用意しておくのがベストだが、行き掛けに買ってきたので現場でやるしかない。
足元の良い護岸なら何のことは無いが、生命力の高いドジョウをテトラの上で扱うのは簡単ではなかった。
引き釣り用の仕掛けを終えて、ドジョウをセットした頃には既に日は暮れていた。
続いてウキ釣り仕掛けを準備する。
スピニング仕様の磯竿にシモリ、電気ウキ、カラマン棒にがまかつの貫きフックをセット、ウキ止めを結んで3ヒロ程ウキ下を取る。
キビナゴをセットすれば準備は完了だが、こちらはコチラは何のことはなく、5分もあれば完成だ。
イワシとキビナゴをちょくちょく変えながらタチウオのアタリを待つ。
結局、電気ウキ釣りを始めたのは18時を過ぎていたが、この頃には周囲に電気ウキが並んでいた。
引き釣りにタチウオのアタリはなく、電気ウキ釣りでは食い渋る
電気ウキを流し始めた頃は潮の流れがなく、二刀流をするには丁度良かった。
ただ、初秋の頃であればタチウオも大群で接岸するのであろうが、初冬のこの時期になると時合らしい時合も来ないことが多い。
タチウオが接岸する短いチャンスタイミングに、引き釣りで手返しよく釣ろうと思っていた目論見は成り立たなかった。
30分ほどキャスティングを続けるも、引き釣りでのバイトは出ず、電気ウキは沈黙している。
19時前くらいだと思うが、少し離れた場所でウキ釣りでタチウオが上がったようだ。
そこから間もなく、管理人のウキにもアタリが出て、しばらくした後でウキが沈みこんでいった。
これは大丈夫と思って、竿を立てて合わせるが乗せきらなかった。
エサを付け直し、すぐさま仕掛けを投入する。
まだタチウオはいたようで安心するが、今度は前アタリだけで終わってしまう。
引いてくるとキビナゴの頭だけがない状態で、どうやら随分と食い渋っているらしい。
その2回のアタリで、またアタリが遠のく。
潮が大きく流れ始め、ウキが流されるのが早く、頻繁に打ち返しが必要になると、エサの付け直しをする頻度も増え、引き釣りを同時に行うのが難しくなる。
そこから30分ほど経って、再度ウキにアタリが出て、今度は潮の流れに逆らってウキがナナメ横へ沈みこんでいく。
今度は大丈夫とばかりに『バシっ!!』と大合わせすると、ガッツリ掛かってタチウオの重みが磯竿を通して手元に伝わる。
いつものように、テトラ際まで寄せてきた時に、最後の抵抗を受けるが、何とか無事に釣り上げることが出来た。
指4本で90cmほどのタチウオだったが、シーズン終盤の時期だけに良いサイズが上がった。
何とか続いてくれという思いで、すぐさま仕掛けを投入するが、やはり時期的なものでそうそう甘くはない。
アタリは続かず、周囲でも同じタイミングで上がることはなかった。
というか、すぐ近くの右側で電気ウキを流していた若い3人組さんが帰り支度を始めた。
『エッ、マジで・・・もう帰る!?』
少し前に、左で電気ウキを流していたタチウオ師さんも帰ってしまっていた。
釣り場に一人取り残されて、電気ウキを流していると、なんか沈黙すぎて釣れる気がしない。
いや、正確に言うとずいぶんと離れた場所になるが、まだ電気ウキが見えるので、釣り人がいるのは間違いない。
ただ、夜釣りであっても、タチウオやアオリの場合はいつも周囲に人がいるので、寂しさを感じることはないのだが・・・
まだ19時半を過ぎたくらいなのに、もうこの時間で新しい太刀魚狙いの人来ないの!?
こうなってくると、汐見埠頭の20時~翌5時までは立ち入り禁止というのも気になってくる。
20時をまわってもおそらく出口の門は空いているし、帰ろうと思えばいつでも帰れるはず。
いや、今回の釣行は朝まで釣ってやろうかと息巻いて来たはずだが・・・他の釣り人がいなくなってしまうとなると勝手が違う。
やたらと帰りたい気持ちが大きくなってくる。
『今帰ったら、家族と一緒に夕食にありつけるなぁ。』
『ボウズではないし、一応今年もタチウオは釣れたし。』
『いや、1匹で帰ったら、また何しに行ったんやと言われかねんか。』
『でも、一人になったら、テトラやと危ないし・・・なんか、ここ恐いわ。』
色々な葛藤が頭を駆け巡るが、その比重は明らかに帰宅する方向へ偏っている。
『エエわ、もう帰ろ!』・・・20時を前にして、急遽納竿することにし、逃げるように釣り場から離れることにした管理人であった。
本日の泉大津での釣果とタックル
【お持ち帰り】
タチウオ:1本(F4、90cm)
【リリース】
なし
【本日のタックル】
本釣行で釣果の上がった管理人のタチウオタックルは、以下のような感じです。
電気ウキ釣り
- ロッド:シマノ (SHIMANO)磯竿 17 ホリデー磯 3号 450PTS
- リール:ダイワ(Daiwa) スピニングリール 2500 フリームス(2018) LT2500D
- 電気ウキ:冨士灯器 FF-N30LG 涙型自立電気ウキ 3号 緑
- 仕掛け:がまかつ 喰い渋りタチウオ仕掛2 つらぬき仕様 TU-168 5-10
- その他:シモリ、カラマン棒、ウキ止めの糸など小物
*ホリデー磯とフリームスは、実釣で使用したものではなく、後継機を記載しています。
2019年の最初で最後の可能性が高い、泉大津の大津川尻テトラでのタチウオ釣りは、ご覧の通りの寂しい釣果となりました。
最近は短時間の釣行ばかりになっていますが、良いか悪いか分かりませんが、昔に比べてハングリーさを失いました。
釣れない時間が続くと、すぐに諦めてしまう悪い癖も付いてしまっているような気がします。
釣れなくても終日紀州ダンゴを投げ続けた昔の自分は、もはや影も形もありません。
釣行前のテンションの高さと意気込みだけは変わりませんが、実際に釣りを始めると我慢が効き辛くなっています。
そんな都合よくポンポン釣れるはずもないのは分かっているのですが。
歳をとってから仕事が忙しくなり、疲れが残ることを嫌うようになった面もあります。
いや、しかし、これはイカン!!
もう少し真剣に向き合わねば、釣りブログも貧釣果の記事ばかりを量産してしまう。
『次回にリベンジ』・・・こんな言葉で締めくくりにならないように、もう少し頑張らねばと思う今日この頃です。
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