ラインとリーダーの結び方【簡単最速ノット】

釣りのネタ帳では、様々な釣り糸の結び方(ノット)について紹介しています。

当サイトでは再三再四お伝えしていることですが、『釣りにおける仕掛け作りは結びに始まり、結びに終わる』と言っても過言でないほど、釣り糸を結ぶ操作は重要な作業です。

いくら仕掛け(リグ)に工夫を凝らしても、結束が不完全であれば十分な強度は得られず、釣果を取り逃すことになるでしょう。

また不用意な抵抗を生んだり、もつれや引っ掛かりに繋がることもあり、これらはいずれも釣り最中のトラブルに繋がります。

逆にシッカリとしたノットが組めるようになれば、各ノットの結束強度が最大限発揮されるので、複雑で強度の高いノットをいい加減に結ぶよりも強くなる場合もあります。

 

ここでは、PEラインとショックリーダーの結びの中で、【簡単最速ノット】と呼ばれる結び方について紹介します。

基本的にはアジングやメバリングなどのライトゲームを中心に、アオリイカのエギングなどでも使用される結び方で、その名の通り結束強度よりも簡単で速い結び方を最重視したノットになります。

ノットに慣れるとおよそ10秒ほどで結べることから、【10秒ノット】などとも呼ばれています。

ルアーフィッシングよりも、エサ釣りの釣行機会が多い管理人としては、釣り糸同士を結ぶという作業はあまり行いません。

そのこともあってか、ルアーフィッシングでリーダーをセットする際には、ついつい簡易的なノットで済ますことが多いのですが、そんな時によく使うのがオルブライトノットと今回紹介する簡単最速ノットになります。

いずれのノットについても、すでに当サイト内の記事とYouTube動画で紹介済みで、これまで多くのアクセスと高評価を頂きました。

PEラインとリーダーを簡単で速く結べる方法をお探しの方は、是非とも『簡単最速ノット』をお試し下さい。

 

なお、オルブライトノットについても興味のある方は後ほどコチラをどうぞ icon-arrow-circle-down 

釣り糸の結び方
ラインとリーダーの結び方【オルブライトノット】

PEラインとショックリーダーの結びで、【オルブライトノット】と呼ばれる結び方を紹介します。結びに慣れない初心者さんや、ライトゲームを楽しむルアーマンには、簡単で速く結べるこの方法はお勧めです。現場でラインとリーダーを結び直す時などにも重宝します。

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PEラインとショックリーダーの結び方【簡単最速ノット(10秒ノット)】

簡単最速ノットは、10秒ノットや10ノット(テンノット)などとも呼ばれ、今や多くのサイトや動画で紹介されている非常にメジャーな結び方になりました。

最初の考案者が誰なのかは知りませんが、結び方はシンプルで覚えやすく、釣りを始めたばかりの入門者さんや初心者さんでも、簡単で速く結べる方法です。

簡単で速くという部分に限定すれば、まさに最強ノットとも言える方法です。

実用としてPEラインが24lbs.(1.5号)、リーダーが10lbs(2.5号)程度までの結びに適していて、結び目も小さくできるのでライトゲームなどの細糸を使う場合により効果の高い結び方だと言えます。

結束強度はほどほどといったところですが、ターゲットに対するラインの強度が十分に備わっていれば、実用性は問題ありません。

実際に、管理人はイシダイの船釣りでPEライン2号のフロロカーボンハリス4号や、タコジグのオクトパッシングでPEライン3号、フロロショックリーダー10号で使用してみた経験もあります。

また、タイラバではPEライン1.2号、フロロリーダー4号で使うことが多いですが、50cmクラスの真鯛でも全く不安なしで使えます。

いずれも結束部分で抜けたり切断されることはなく、先にリーダーが切れるほどなので、使い方によっては意外と太糸でも使えるなというのが正直な感想です。

ただし、基本的にキャスティングを繰り返す釣りでは、細いメインラインとそれよりも少し太いショックリーダーの結びに使う際に最大限のメリットが得られるものと考えておいた方が無難でしょう。

それでは早速、簡単最速ノットの結び方について紹介していきましょう。

 

簡単最速ノットの結び方

簡単最速ノットについてイラストで紹介するか、写真で紹介するか迷いましたが、今回はステップを細かく区切れる写真で紹介することにします。

ここでは、ショックリーダー側(太い糸側)にナイロンあるいはフロロカーボン、メインライン側(細い糸側)にPEラインを使用することを想定して結んでみます。

動画と同じように、写真で確認しやすいように、少し太めのラインを使用(メインラインがPEライン3号、リーダーには張りが強めのナイロンライン6号)しているので、その点はご認識下さい。

 

簡単最速ノット手順(1)

最初にリーダー側(太い方のライン)の端糸を折り返して、直径5cm程度までの輪を作ります。

ここでは、折り返しの端糸が上側にクロスするように輪を作っています。

あまり輪を大きくすると、後々捨てる部分が多くなりますが、慣れないうちは少し大き目の輪の方が結びやすいでしょう。

輪を作ることでできた交点は、人差し指と親指で押さえます。

 

簡単最速ノット手順(2)

PEライン(細い方のライン)の端を、輪の中へ通します。

下から上(輪の向こう側から手前側)へ通すケースで説明します。

 

簡単最速ノット手順(3)

輪に通したPEラインも合わせて、交点を押さえ直します。

この時、PEラインの端糸は5cm程度余るようにしておきます。

ここでも余らせる長さが長いほど、後々捨てる部分が多くなるので、ノットを組むのに慣れた方であれば、もう少し短くてもOKです。

 

簡単最速ノット手順(4)

PEラインの本線側を持って、押さえている交点付近から反対側(輪の先側)に向かって、リーダーの輪の周りをグルグルグルと巻いていきます。

巻きが重ならないように、輪の先端方向(写真では右側)へ巻いた部分が伸びていくように巻きます。

写真では理解しやすいようにふんわりと巻いていますが、実際には折り返しで2本になったリーダーにシッカリと密接するように巻いていきましょう。

 

簡単最速ノット手順(5)

巻き終わると、こんな感じになります。

巻き数は7回~10回くらいで、少ないよりかは多い方が結束強度は安定します。

巻き具合は多少なら隙間が空いていても、指でずらして整えてやれば問題ありません。

ただし、巻きが重なってしまってたら、結束強度や最終的なコブの大きさに悪影響を与えるので、その時は巻き直して下さい。

ここまでの作業は初心者さんでも10秒程度でできると思います。

 

簡単最速ノット手順(6)

巻き終わったら、巻きが解けないように、右手の親指と人差し指で巻いた部分を押さえ込みます。

因みに、この巻きの部分を押さえる操作は、左手で押さえていた交点部分を、巻いた部分側へずらすだけでもOKです(慣れればコチラの方が早いです。)。

その場合は、押さえる指が左手の指のままなので、以降の説明は扱う手が左右逆になる部分があるのでご注意下さい。

 

簡単最速ノット手順(7)

これまで交点を押さえていた左手がフリーになるので、左手でPEの端糸をリーダーの輪の中へ通します。

ここでは、輪の上から下(手前から向こう側)へ通してやりましょう。

 

簡単最速ノット手順(8)

PEの端糸がリーダーの輪の中へ通った状態で、今度は左手でリーダー側の端糸をゆっくりと引いていきます。

そうすると、リーダーで作った輪が小さく締まっていきます。

 

簡単最速ノット手順(9)

輪がある程度小さくなったら、巻きを押さえていた右手を離して、PE側の端糸を持ち、端糸同士を左右で互いに引き合って、軽い力で締まるところまで締め込みます。

ラインの痛みの原因になるので、この段階では、あまり強く締め過ぎないようにしましょう(もちろん緩くてもダメです)。

 

簡単最速ノット手順(10)

今度はリーダーとPEラインの本線同士を、左右に引っ張り合って締め込みます。

説明通りの流れでいけば、左手でリーダーの本線を、右手でPEラインの本線を引くことになるはずです。

ただし、締め込む前には、結び目を口に含んだりして、十分に湿った状態にしておきましょう。

ノットを組むときの基本ですが、ラインを乾いた状態で締め込むと、締まりきらなかったり、摩擦熱の発生でラインが痛むので注意しましょう。

因みに、本線同士を左右に強く引くと、『グイッ』っと締まるような感触があり、同時にPEラインの端糸が若干クルッと回転するのが分かります。

そして、ここがこのノットの最大の注意点になりますが、もし結び目の締まりが緩く感じたら、指の爪先で巻きの間隔を詰めてやり、もう一度端糸同士を引き合ってみて下さい(今度は強く引いても大丈夫です)。

写真赤枠内がより適切な状態で、ここで再度本線同士を改めて引き合えば、緩みは解消され完全に締まった状態になるはずです。

一度目の引っ張りで緩みを感じるケースが発生するのは、リーダーの太さががかなり太目のものを使用していたり、ハリが強いものを使用する場合によく起こります。

細糸同士を結ぶ場合には、あまり発生しない現象なので、それほど気にする必要はありません。

このノットを使って、結束部分が脆弱でよく抜けるという方は、結び方を見た紹介サイトの説明不足で、おそらくキチンと結べていないケースも多いのではないかと思います。

 

簡単最速ノット手順(11)

PEライン、リーダーともに余った端糸はカットします。

例え簡単な結束であっても、シッカリと締まっていれば、簡単に抜けたりはしないので、普通に結び目の際でカットすればOKです。

 

簡単最速ノット手順(12)

以上で、簡単最速ノットの完成です。

結びに馴れれば、初心者さんがゆっくり結んでも1分も掛からずに結ぶことが可能です。

慣れた方なら最速10秒程度で結び終えることも可能でしょう。

 

簡単最速ノット(10秒ノット)のメリットとデメリット

簡単最速ノットのメリットとデメリットについては、もうすでに上記の結び方の説明の中で色々と紹介しました。

先の説明と重複する部分もありますが、今一度簡単に紹介しておきましょう。

まずはメリットについてです。

簡単最速ノットのメリット

  • ノットを組む速さは最強
  • 結び方は単純で覚えやすい
  • 釣り場での結び直しも行いやすい
  • 釣り方次第では太糸でも使える
  • 入門者や初心者でも結べる

次にデメリットについても把握しておきましょう。

簡単最速ノットのデメリット

  • 結束強度は70%程度と低め
  • 締め込みが甘いと抜けやすい
  • コブの大きさはリーダー次第

少しばかり補足しておきます。

一言で纏めてしまえば、簡単で速く結べるのが何にも勝るメリットで、デメリットはライン強度に対して結束強度は70%程度といった点、そしてコブの大きさはリーダー次第という点だけです。

このノットを使う機会が最も多いであろうライトゲームは、指先の器用さが損なわれる冬や初春の寒い時期に行うことが多いですね。

そんな釣り環境の中、釣り場での結び直しが必要になれば、こういった迅速で簡単な結びが重宝します。

因みに他の結び方でも、結束強度を上げるためや抜けの防止策として、巻き付け回数を増やすことが多いですが、簡単最速ノットでもその効果は見込めます。

巻きの回数が増えても、このノットの難易度はほとんど変わらず、コブの大きさの変化も僅少なので、そのあたりの点もメリットと言えるでしょうか。

ただし、折り返したリーダー2本をPEラインで巻くので、使用するリーダーが太ければコブは大きくなります。

ライトゲームで使用する細糸であればコブは小さくまとまりますが、太糸を使用する場合はキャスティング時にガイドの引っ掛かりを感じるかもしれません。

もちろん、結び目がガイドから先の位置でキャスティングする場合は、特に影響はありません。

リーダーが2号以上で使用する場合は、必要な強度や許容できるコブの大きさに合わせて巻き数を変えるか、キャスティングの方法で賄うことも視野に入れましょう。

本ノットは先にも書きましたが、太さの違う糸同士を結ぶ時に有用なノットで、あまり太いラインには向かない結び方です。

ラインの張りの強さも影響しますが、やはり簡易的なノットである以上、太糸では過度な期待は出来ません。

因みに抜け対策として追加でハーフヒッチを入れたり、リーダーの先に焼きを入れる作業を加えると結束強度のアップも図れます。

ただ、それだと折角の簡便性や利便性を含めたこのノットのメリットが損なわれてしまうので、ここでは敢えてそこまでは紹介しません。

 

以上で簡単最速ノットで、PEラインとショックリーダーを結ぶ手順の紹介を終わります。

まだまだ釣り糸の結びに慣れない方や、ライトゲーム主体に楽しまれる方は、ぜひ一度試されてみてはいかがでしょうか。

実用強度が足りてさえいれば、結びが簡単すぎて他の結び方を使うのが面倒になってしまうほど癖になる結び方ですよ。

 

PEラインとリーダーを結ぶ簡単最速ノットの実演動画

簡単最速ノットについては、実演動画でも紹介しています。

カメラ越しの撮影で拙い動画ではありますが、宜しければコチラも合わせてご覧下さい  

 

【関連記事】

 icon-pencil-square-o ラインとリーダーの結び方【オルブライトノット】

 

当サイトでは、釣糸の結び方を他にもたくさん紹介していますので、ご参考までにどうぞ!

  『釣り糸の結び方』一覧

 

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