波止釣りで釣れる魚の時期と旬

投稿日:2017年5月24日 更新日:

桜の花見シーズンやゴールデンウィークはあっという間に終わり、管理人の住む近畿では気温は早くも夏日はおろか真夏日となる日も出る始末です。

年々、過ごしやすいシーズンは短く、そして夏の暑さや冬の寒さを厳しく感じるようになったのは、たんに管理人自身が歳を取ったというわけではないでしょう。

そうこう言っているうちに梅雨はそこまでやってきており、雨で釣行の機会を失うことも増えるでしょうが、それでもこうして暖かくなってくると、人気の青魚の到来とともに、防波堤(波止場)は海釣りにやって来る人で、日増しに賑やかになってきます。

特に足場と利便性の良いファミリー向けの防波堤は、チヌやハネ、メバルなどを狙う釣り達者さん主導の釣り場から、サビキ釣りでアジ・サバ・イワシなどを含む五目釣りのファミリーさん主導の釣り場へと様変わりしていきます。

また、この時期の釣り場には、春先から新たに海釣りを始められた初心者さんも多いのではないでしょうか。

海釣りは一年中楽しめるレジャーですが、やはり気候が良くて釣果が伴いやすい初夏から秋にかけて、その人気は高まります。

ただし、海釣りをするのなら、時期によって釣れる魚と釣れない魚がいることを認識しておかなければ釣果は伴いません。

また、釣った魚を美味しく食べるには、魚の脂がのって美味しい「旬」と呼ばれる時期があることも、合わせて知っておいた方が良いでしょう。

魚の釣れる時期と旬は重なることが多いのですが、防波堤で釣れる魚という狭いカテゴリに当てはめてしまうと、必ずしもそうとは限りません。

そこで、ここでは防波堤で釣れる魚の、釣果の期待できる時期と旬について、人気のターゲットを中心に纏めてみようと思います。

 

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波止釣り(防波堤釣り)で釣れる魚の釣期と旬の時期

日常食している魚については、日本各地の漁で捕れたものが市場に並びますので、どのような魚でも旬の時期に食にありつくことは難しいことではありません。

ただ、自分自身で釣り上げたものを食すと考えた場合、ほとんどの人は自分の住む地域で釣れる対象魚しか入手できません。

また、初心者さんを含めて、海釣りの中でもっとも多くの人が行う波止釣りだけを考えた場合には、周年釣ることが出来る魚は限られてきます。

これは、多くの魚は産卵の時期や、水温などの環境変化により、一年の中でも浅場と深場を行き来する習性があるためです。

磯釣りや船釣りを含めれば周年釣れる魚種も増えますが、これらの釣りは釣り達者さん向きで、誰でも気軽に釣って食すという訳にもいきません。

ですので、先に書いたように、ここでは初心者さん向けの波止釣りだけに絞った魚の釣期や旬について纏めます。

 

魚の釣れる時期(シーズン)と旬について

釣れる魚の時期と旬

波止釣りで釣れる魚種別の釣期と旬
(青:釣れる ピンク:良く釣れる 〇:旬)

一覧表には、波止釣りで良く釣れる人気の魚種をピックアップし、釣れる月と旬の月として月単位で纏めてみました。

  • 青魚:アジ、サバ、イワシ
  • 根魚(ロックフィッシュ):カサゴ(ガシラ)、メバル、アイナメ
  • 上物:チヌ(クロダイ)、グレ(メジナ)
  • 底物:キス、カレイ
  • 軟体動物:アオリイカ、タコ
  • その他:アイゴ、タチウオ、スズキ(ハネ)、カワハギ

ここで示した釣れる魚の種類と時期は、管理人の住む関西を中心に考えて作成しています。

各々の魚種が地方によって釣れる釣れないというのがあるのは勿論のこと、釣れる時期に関しても多少のズレがあることをご理解下さい。

また、例えば同じサバといっても、マサバとゴマサバでは回遊の有無や脂の乗りの違いもあり、適切な釣期も旬も異なります。

ですので、あくまで一般的かつ平均的な釣期と旬をまとめたものとして参考にして頂ければ幸いです。

なお、先に書いたように、魚の旬はその魚が良く釣れる時期と概ね合致しています。

ただし、サバやカワハギ、グレなど波止釣りでは釣りにくい時期(船釣りや磯釣りなら良く釣れる時期)に旬を迎える魚がいるということも分かります。

 

魚の釣れる時期に合わせたお勧めの釣り方(釣法)

さあ、あなたが釣りたい魚、食べたい魚は、いつ釣行に出れば良いのか確認できましたか。

はたまた、今釣りに出掛けるなら、どのような魚が釣れるのか、あなたの目的の魚は釣れそうなのか確認できましたか。

ファミリーフィッシングに出掛け、家族で楽しめて大漁も可能なアジ・サバ・イワシなどの青魚だけを、初夏から晩秋にかけて釣りに出掛ける方も多いでしょう。

ただ、釣りに慣れてきて、色々な釣りを習熟して来れば、季節ごとに狙う対象魚を変えてみるのも釣りの楽しみ方の一つです。

ここでは、上記で示した魚種別に、釣れる時期に合わせたお勧めの釣法についても紹介しておこうと思います。

 

青魚:アジ、サバ、イワシ

アジ

万人に大人気のアジ

ファミリーフィッシングの代表的な対象魚であるアジ、サバ、イワシは、4月~12月が釣期となっています。

春先から初夏にかけて、まず小型のイワシ、サバが釣れ始め、少し遅れて豆アジが回遊してきます。

いずれもひと夏を越して秋口になる頃には、一回り大きな20cmを超えるサイズになります。

【お勧めの釣法】

  • サビキ釣り、投げサビキ釣り(飛ばしサビキ釣り、遠投サビキ釣り)
  • アジング、ジグサビキなどのルアーフィッシング
  • カゴ釣り:シーズン外の大アジ狙い

お勧めの釣り方は『サビキ釣り』ですが、足元で釣るのが難しい場所や、食いの悪い時期には、少し沖目を狙う『投げサビキ』を行うのが良いでしょう。

なお、エサが豊富な湾内では、アジについては水温が低下しても、そのまま湾内の居着きとなるものがいます。

数は少ないですが、サイズは大きく、『投げサビキ』『カゴ釣り』で真冬でも狙える釣り場があります

その他としては、夜釣りがメインになりますが、ゲーム性の要素が高い『アジング』『ジグサビキ』もお勧めです。

『サビキ釣り』と『投げサビキ』については、コチラの記事をどうぞ icon-arrow-circle-down 

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 icon-caret-square-o-right アジの投げサビキ釣り 仕掛けの種類と効果的な使用条件

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根魚(ロックフィッシュ):カサゴ(ガシラ)、メバル、アイナメ

カサゴ

気軽に釣れる根魚(ロックフィッシュ)

根魚(ロックフィッシュ)は手軽に釣果を得やすく、食べても美味しい魚が多いので、その歪な風貌にも関わらず、釣り人からは好まれる存在です。

近年はスポーツ感覚で行うルアーフィッシングで、メバルやカサゴなどのロックフィッシュがメインターゲットとなり、その人気は確たるものになりました。

ロックフィッシュの中でもカサゴやアイナメは、釣り物の少ない冬の寒い時期に本番を迎えるので、一年を通して釣りに出掛ける釣り人にとっては非常に有難い存在です。

特にカサゴについては、サイズさえ問わなければ、波止釣りの中では周年よく釣れるもっとも代表的な魚と言えるでしょう。

また、アコウなどの高級魚が釣れたりするのも、ロックフィッシュを狙う釣りの醍醐味の一つと言えます。

【お勧めの釣法】

  • カサゴ:探り釣り(穴釣り、際釣り)、ガシリング
  • アイナメ:探り釣り(脈釣り)、投げ釣り
  • メバル:探り釣り(際釣り)、メバリング
  • 春シーズンのエビ撒き釣りはアコウも含めて共通

これらの魚は根魚(ロックフィッシュ)と呼ばれる通り、いずれも岩礁帯を住処とし、波止際や捨て石周り、テトラの穴の中などで息を潜めています。

春の『エビ撒き釣り』ではメバルが中心のロックフィッシュを住処から誘い出す釣りになりますが、基本的に釣期を問わず釣法の中心となるのは、『探り釣り』と呼ばれる自分から魚の居場所を突き止めるフットワークを活かした釣りになります。

探り釣りの中でもカサゴは『穴釣り』メバルは『際釣り』アイナメは『脈釣り』がお勧めです。

そして、日中は根の中でじっとしているロックフィッシュも、夜になれば根を離れて活発に動き回ります。

目の前のテトラのすぐ裏側でカサゴが釣れたり、警戒心が強いメバルもベイトを追って水面直下まで浮き上がります。

これらベイトを読んで行う『メバリング』『ガシリング』と言われるルアーフィッシングは、近年釣り人の間で最も人気を上げている釣法の一つでしょう。

『穴釣り』と『際釣り』については、コチラの記事をどうぞ  

 icon-caret-square-o-right ロックフィッシュ(根魚)を狙い撃ちする【穴釣り】!!

 icon-caret-square-o-right 波止の際釣り -胴突き仕掛けで挑む五目釣り-

 

上物:チヌ(クロダイ)、グレ(メジナ)

チヌ(クロダイ)

釣り人を魅了して止まないチヌ

多くの釣り人を魅了して止まない、上物の代表がチヌ(クロダイ)とグレ(メジナ)です。

かくいう管理人も、釣れる時期・釣れない時期を問わず、年がら年中チヌを狙いに釣行に出ていた頃がありました。

チヌの釣期は春の乗っ込みと夏で、グレは冬が本番と言いたいところですが、残念ながら波止釣りに限定すれば、グレは梅雨時期からの暖かいシーズンの方が良く釣れます(ただし、サイズは期待薄です)。

グレは先に書いた、波止釣りで釣期と旬がずれる魚の代表といっても良いかもしれません。

【お勧めの釣法】

  • 共通:フカセ釣り
  • チヌ:エビ撒き釣り、紀州釣り
  • グレ:ヌカ切り

チヌ、グレ問わず、上物の代表的な釣法は、マキエと刺し餌を同調させて潮に流す『フカセ釣り』となります。

春の乗っ込みのシーズンには、チヌの『エビ撒き釣り』は数釣りと大物釣りが出来るお勧めの釣法です。

また、夏のチヌやグレも良く釣れますが、この時期はエサ取りとの戦いになるので、チヌは『紀州釣り』、グレは『ヌカ切り』といったエサ取り対策と集魚を兼ねたヌカダンゴを使った釣法がお勧めです。

『紀州釣り』については、コチラの記事をどうぞ icon-arrow-circle-down 

 icon-caret-square-o-right 【紀州釣り】軽い仕掛けとヌカダンゴで大チヌを攻略

 

底物:キス、カレイ

カレイ

底物の人気魚カレイ

底物として人気の高いキスとカレイは、一応波止釣りで釣れる魚としてここで取り上げましたが、釣り場としては砂浜(サーフ)が適切かもしれません。

というのも、投げ釣りがメインの釣法となりますので、ファミリーや釣り客の多い人気の防波堤では投げ釣りそのものが困難で、海釣り公園などでも投げ釣りが禁止されている所は珍しくありません。

特にキスは春先から夏場にかけて釣り客が多い時がシーズンなので、波止釣りでは釣り場はより限定されます。

逆にカレイは釣り人が少ない寒い時期がシーズンなので、時期を選べば波止でもキスよりは釣り場の選択肢は広がると思います。

【お勧めの釣法】

  • 投げ釣り
  • チョイ投げ釣り

カレイやキスなどの底物は基本的に、時期を問わず『投げ釣り』がベースとなり、これらを専門に狙われる方は、基本的にファミリー向けの釣り場にはあまり来ないでしょう。

ただ、水温の上がる初夏頃からは『チョイ投げ釣り』などでも釣果を得られる防波堤も結構あり、先に挙げた海釣り公園などでも、チョイ投げならOKというケースも多くあります。

ファミリーさんでも砂底となっている波止であれば、チョイ投げでカレイやキスなどの人気の魚種も合わせて狙ってみるというのも良いかもしれません。

 

軟体動物:アオリイカ、タコ

アオリイカにマダコ

変り種のアオリイカとマダコ

変り種のアオリイカやタコですが、こちらも近年のルアーフィッシング(疑似餌と言う意味でタコジグも含む)人気で、ずいぶんと釣り人は増えたのではないでしょうか。

アオリイカの寿命は一年と短く春先に産卵シーズンを迎え、この時期に大物の親イカが釣れ、梅雨時期には一旦釣れなくなり、今度は夏以降に新子が釣れ始めます。

タコの寿命も約一年ですが、コチラはアオリイカの釣期が終わる梅雨時期頃から本番で、晩秋頃までが良く釣れるシーズンです。

いずれも数は出ませんが、冬期でも一応釣れるのは釣れます。

【お勧めの釣法】

  • アオリイカ:エギング、ヤエン釣り
  • タコ:タコエギ、タコジグ、タコテンヤ釣り

『ヤエン釣り』『タコテンヤ釣り』のエサ釣りにしろ、『エギング』『タコジグ』のルアー(疑似エサ)を使うにしろ、イカもタコも専用仕掛けを使いますので、基本的に外道が釣れない釣法になります。

タックルも万能竿のような汎用のものでは困難ですので、波止釣りの中でも初心者さん向けの釣りとは言えないでしょう。

これらを専門に狙うなら、魚影の少ない時期についてはエサ釣り、シーズンに入れば疑似エサでも良いでしょう。

一言で示すと、イカはとにかく活きの良いエサ、タコはとにかく目立つ仕掛けを使うのが有効です。

ただし、タコについては、サビキ仕掛けや底を釣る釣りの外道として度々顔を出しますので、専門に狙わずとも、波止釣りを続けていればいつか必ず釣れる日が来ます。

いずれも釣って楽しく、食べて美味しい魅力的なターゲットなので、この釣りに没頭する釣り人も少なくありません。

『タコエギ』や『タコジグ』を使ったタコの釣り方については、コチラをどうぞ icon-arrow-circle-down 

 icon-caret-square-o-right タコエギ仕掛けで釣るタコの釣り方【オクトパッシング】

 icon-caret-square-o-right タコジグ仕掛けを使ったタコの釣り方【オクトパッシング】

 

その他:アイゴ、タチウオ、スズキ(ハネ)、カワハギ

カワハギとタチウオ

数釣りにコツが必要なカワハギとタチウオ

その他として、幾つかの魚種を挙げましたが、波止釣りのターゲットでありながら、いずれも初心者さん向きの釣りではないので、その他として挙げました。

いずれも夏の終わり頃から秋にかけて釣期を迎え(ハネは春先から梅雨頃も釣期)ますが、一朝一夕では釣果を得ることが難しいターゲットです。

ただ、カワハギ以外は釣期と旬が重なって(カワハギは旬が冬で、船釣りでないと数釣りは困難)おり、良く釣れる時期は美味しく食べられるというのは嬉しいことです。

【お勧めの釣法】

  • アイゴ:酒粕やノリを使ったウキ釣り
  • タチウオ:タチウオテンヤ釣り、ワインド釣法
  • スズキ(ハネ):エビ撒き釣り、夜釣り(ウキ釣り)、ルアーフィッシング
  • カワハギ:胴突き仕掛け釣り

アイゴは通常のウキ釣りで釣れるのですが、アタリは非常に小さく『エサに酒粕やノリを使うという一風変わったウキ釣り』になります。

エサ取りの多い夏の魚という点の影響もありますが、一旦ヒットするとチヌの数倍の締め込みと言われるほどパワフルで、非常に引きを楽しめる釣りです。

骨が少なくて食べやすく非常に美味な魚ですが、魚を処理する際に内臓を傷付けると、非常に強い悪臭が出て身にもその臭いが移りますので、気を付けましょう。

次にタチウオですが、コチラは非常に人気のある魚ですが、基本的に夜釣りになるので、ある程度釣りの経験がある方向きです。

シーズン中は『テンヤを使ったウキ釣りや引き釣り』がメインですが、最近は『ワインド釣法』といって、タチウオの本能的な反射による捕食スイッチを刺激して釣り上げる方法も人気があります。

基本的には生きエサがベストですが、これでも食いが悪い時は、ワインドを使ってみるのも良いでしょう。

そしてスズキ(ハネ)ですが、コチラは春は『エビ撒き釣り』、夏は『夜釣りでのウキ釣り』、そしてシーズンを通しての『ルアーフィッシング』が楽しめます。

春のエビ撒き釣りはチヌと合わせて数釣りが期待できますが、サイズはほぼハネ(フッコ)サイズであり、およそ梅雨前のバチが浮き上がる頃までがメインシーズンとなります。

バチが抜け始めたら、エビの食いは落ちますので、バチ抜けを狙うルアーマンのシーズンとなり、河口の有名ポイントは賑やかになります。

その後、夜釣りと朝マズメを中心に、寒くなるまではそれなりの釣果が期待できます。

最後にカワハギですが、コチラは波止釣りでは暖かくなってきてからの方が良く釣れ、時期を問わずに『胴突き仕掛けでの際釣り』がメインの釣法になります。

船釣りと同じようにアサリを使っても良いのですが、波止釣りでのカワハギはサイズが小さく、大粒アミエビ(サシアミ)や小さく切った虫エサで十分です。

集魚用にアサリダンゴなどを使い、小さめのハゲ針を使えば、波止釣りでも数釣りが期待できます。

 

以上、波止釣りで釣れる人気の魚の釣期(良く釣れるシーズン)、旬、お勧めの釣法について紹介しました。

五目釣りでその時々に結果として釣れる魚を釣るのも良いですが、狙った魚でボウズにならずに効率よく釣るためには、釣期と釣法を理解しておくことが欠かせません。

ここに記載した魚以外にも波止釣りで釣れる魚はたくさんいますが、紹介したもの以外にもお目当ての魚がいれば、他のサイトなども使い、是非とも事前に調査してから釣行に臨みましょう。

 

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