どうもガチろっくんです。
前回釣行に続き、京都府は舞鶴市にある小橋漁港(おばせぎょこう)へアオリイカ釣行に出掛けました。
管理人のアオリ釣行は夜釣りが多く、エギングとヤエン釣り、時には電気ウキ釣りの3種類を用意して行きますが、この日はヤエン釣りの準備のみです。
11月も中旬に入り、アオリイカも新子サイズから大きく成長しているだろうとの期待感からでしたが、天候の急変で釣果のみならず釣り続行すら難しい状況に・・・
前回の小橋漁港釣行でも、台風直後のウネリと濁り(大シケ)でエサのアジすらも確保できない状況だったのに、まさかの連続展開に茫然自失です。
リベンジ釣行するはずだった今回、果たしてその釣果やいかに・・・
小橋漁港でアオリイカのヤエン釣りも再び大時化!!
【釣 行】
2019年 11月 9日(土)15:30~22:00
釣り場:京都府舞鶴市 小橋漁港(おばせぎょこう)
天気:晴れ後荒天
潮 :中潮
片道3時間半 アングラーズ西舞鶴店でエサを調達
前回投稿記事では、台風前後の釣果に関する話を題材にした。
そこで少しばかり書いたのだが、ちょうど10月の台風上陸後に小橋漁港へアオリイカ狙いのエギングとヤエン釣り釣行に出掛けていた。
この時は大シケ状態で釣りにならなかったのだが、管理人宅から小橋漁港へは下道で片道4時間弱掛かり、決して近くはないのでちょっとした遠征になる。
なので出来るだけ日和の良い日を選びたいのが正直なところだが、この遠征には管理人の弟君が帯同するので、日を選びにくいという難点がある。
予定は夕方からの夜釣りメインだが、当日の天気予報は18:00-21:00の間でにわか雨、風速3m、波2.5m、日が変わるまではこの程度なので、まあ大丈夫だろうという話で出掛けた。
出発は11時前、この時間だと途中混雑する場所もあるので、阪神高速で池田木部まで出て、そこから173号と27号を走る。
途中、エサのアジを釣るためのサビキとアミエビを購入するため、舞鶴で釣りエサ店に寄った。
寄ったのはアングラーズ西舞鶴店だ。
まだ管理人が成人する前は、近所にアングラーズがあったので良く行ったのだが、今では釣行前に寄れるのはここくらいだ。
ここは土日でも朝5時からの営業なので、朝一に釣り場に着いておきたい場合は時間的に少し厳しい。
その場合は2時から開店している黒鯛釣具に寄るが、ここだと品揃えは豊富ながら小橋漁港へ向かうには少し遠回りになる。
取りあえずサビキ仕掛け(小アジ専科 オーロラハゲ皮 5号)とアミエビ小、そしてアジネットを購入した。
アジネットは前回釣行時に、台風後の風速8mで飛ばされて落水させてしまったためだ。
アジの泳がせ釣りでは、アジネットが有るのと無いのでは、作業効率が雲泥の差なので必須アイテムだ。
小橋漁港に到着 アオリ狙いのエギンガーは少ない
アングラーズに寄った後、コンビニに寄ってナナチキとアメリカンドッグで腹ごしらえする。
ここからまだ20kmほどあるが、すでに120kmも走っているので、気分的にはもう着いたも同然だ。
ただ道中の最後に、舞鶴野原港高浜線で山越えとなるが、この道はなかなかの急勾配だ。
これを越えると、目の前に素晴らしい光景が目に入り込んで来る。
下り坂の途中で日本海の外海が水平線まで含めて目に飛び込んで来る。
ちなみに目的の小橋漁港は赤丸で囲んだ堤防で、目が良い人ならこの段階で、どの程度の釣り人がいるか判断できるだろう。
しかしながらいい天気だ・・・この時点でこの後、大雨と強風で大シケになると誰が予想できるだろうか。
ちょうど前回の10月釣行時に収めた写真と、今回同じ場所で収めた写真があった。
左が前回の台風直後に訪れた時の写真(風速8m、波の高さ4m)だが、まあこんな状況で釣りになるはずもなく、打ち付ける波しぶきを被りながら、ここまで来てしまったこと自体を後悔したものだ。
それに比べて右の写真は穏やかに潮が動く最高の状態で、この時点では勝ち戦を確信するほどだった。
11月に入ってエギングでの釣り難しさも出始めていたのか、意外なほどにエギンガーも少ない状態で、良い事づくめだと思っていた。
午後3時半エサのアジを釣りつつ戦闘開始
着いて早々エサのアジを釣るため、投げサビキ仕掛けを用意する。
徐々にアジの群れも小さくなり始める時期で、エサのアジの確保に失敗すればヤエン釣りは話にならない。
足元で釣れれば何の苦労もないが、そうは問屋が卸さないケースが多くなるのがこの時期で、そのための投げサビキ仕掛けだ。
この日は早々にアジがヒットしたが、足元にオセンとカワハギの子が湧いていたのもあったせいか、案の定足元にはまったく寄り付かなかった。
竿一本から二本向こうで、群れは小さくポツリポツリではあるが、それなりに数を稼いでいく。
アジを釣るのも弟君と二人掛かりで、エサ入れ兼魚外し係と竿入れ係を分担する。
取りあえず10匹ほど確保した時点で、仕掛けをしてアジを泳がせ始めた。
なお、この日はエサのアジの確保から、仕掛け作り、仕掛けの投入まで管理人が作業する様子を、弟君に頼んで動画に収めてもらった。
ショートムービーにしてみたので、この釣りに興味があって、時間が許す方は是非ともご覧下さい
因みに管理人は、アジを泳がせつつも、この後暗くなるまで引き続きアジを釣り続けた。
エアーポンプのバッカンに20匹程、スカリに活かしておくのに20匹程、そしてお土産に50匹程のアジを確保した。
通常ならヤエン釣りをしながらエギングでもするところだが、長らくアジ釣りに出ておらず半年ぶりにアジを土産にするためだ。
この時点でも時間はたっぷりあるからと、まだ余裕をブッこいていた訳だが、この後まさかの展開を迎えるなどとは露とも思っていなかった。
二人とも良型を悉く獲り逃し、大雨と強風の大シケでゲームオーバー
アジを泳がせ始めて30分ほど経っただろうか、一足先に始めていた弟君がアオリをヒットさせる。
管理人は少し離れた場所に釣り座を構えていたが、ドラグの音ですぐに気付く。
やはり新子からはだいぶ成長しているようで、なかなかのサイズとのことだ。
ドラグの出る勢いもあり、寄せて来るときの締め込みも強く、期待に胸踊る瞬間だ。
二人で来ているので、ヤエンを入れるのに苦労はしない。
ヤエンがライン上を滑り落ちた次の瞬間、『あっ、放しよった!』と弟君。
『アホっ、早いねん。じっくり待てよ。』と管理人。
『いや、アジ小さいから・・・』
確かに豆アジ大のエサも結構いるので、このサイズは骨も柔らかく、アオリのサイズ次第では思ったよりも早く完食されてしまう。
大抵5分くらい待つようにしているが、それでは少し長い時もある。
それでも、このようにショックで即放すなどは、まだアジに未練がないタイミングなので早すぎる。
そうこうしているうちに、サビキ釣りの横で置き竿にしていた管理人のアオリスタも良い音を出してラインが引かれていく。
すぐに止まったので、そこから4分ほど待って引き寄せてくるが、これまた500g程度はありそうだ。
『おっ、ヤエン入れて。』と今度は管理人が弟君に頼む。
二度、三度シャクルも・・・『あれ、掛からんなぁ。』
そうこうしているうちにイカが勢いよく走ってアジを離してしまった。
頭は落とされているが、内臓が残っており、わずかに早かったようだ。
まあ、珍しい光景ではないので、特に気に留めることなく再度アジを泳がせる。
ところが、この後、管理人は2回連続でバラしてしまう。
そして、弟君に至っては3度連続でバラし、3度目後にはとうとう使っているヤエンのせいにし始めた。
というのも、夜釣りをしていると、視界が悪いせいで、足元がおろそかになりやすく、よくヤエンを蹴飛ばしたり踏んづけたりする。
実はこの日使っていたオカサンヤエンの2箇所フックタイプだったが、左側のヤエンを見てわかるように上部フックのうち2本が折れてしまって無かったのだ。
これは前回踏んづけてしまったせいだが、まあ問題ないだろうと思って古いものを使い続けていた。
ヤエンについては気に掛かっていたので、管理人も疑い始めていたのだが、確かにこれはおかし過ぎる。
二人ともテクっているわけではないが、新子でも200g以上であれば、同じヤエンでこれまで確率50%位で取り込んできたと思う。
それなのにサイズのあるアオリにもかかわらず、二人合わせて7回連続でフッキングできないなど、通常であれば考えられない。
今更ながら新しい新品のヤエンを出すことにする。
ただ、この頃になると、雨が断続的に降るようになり、少し風も出てきたようなので、一旦車に退避する。
おにぎりとUFOで腹拵えをし、雨が止むのを待つがむしろ雨風は強まる。
レーダーで確認すると、舞鶴全体が雨雲に覆われており、これから時間の経過とともに風速5mまで上がるようだ。
『ヤバい、天気予報変わってるわ。はよ行かんとボウズになるぞ。』
降ったり止んだりになりそうだが、雨の止んだタイミングで再度堤防へ向かう。
弟君は防寒着の上にカッパを着るが、管理人はカッパを持ってきていない。
堤防へ出るとまたすぐに雨が降り始めたが、もう車へ戻る気はない。
すぐにずぶ濡れになり靴下が気持ち悪いが、次に車に戻る時は、釣り場から退散する時だと気合いを入れる。
雨と波風でアタリは遠のいていたが、それでも辛うじてアオリは残っているようだ。
ここへきて、またもや弟君がヒットさせる。
ただ、手応えがなく新子とのことだ。
新品の効果はいかばかりかと、緊張の面持ちでヤエンを投入する。
一回目のシャクリで掛かったようで、いとも簡単に釣り上がった。
『ヤッパ、ヤエンのせいやったんかなぁ・・・』
本当のところは分からないが、二人してバラシまくったので、そう思いたい気持ちが優先される。
この後、雨風は益々強くなり、海はうねり始め、時折発生する突風に竿と体が持って行かれそうになる。
管理人は心が折れ、一段下がった防波堤の陰で身をかがめ、ビニール袋を被って雨がマシになるのを待つ。
カッパを着ている弟君は、1杯上げた事でモチベーションも保たれていたが、さすがにこの海の状態では続けられない。
そこで、漁港内でアジを泳がせ始めた。
『そんなとこでやってもアカンやろ。』という管理人を横目に、再び勝手に浮き上がるような新子を連発でヒットさせる。
さすがに、100g相手にヤエンを入れる訳にもいかず、手前まで寄せてきてタモを入れる作戦に出る。
1匹目は失敗して潜ってしまったが、2匹目は掬いミスっても、そのまま再度死んだアジを沈めるとすぐに抱き付いてきた。
2回掬い損ねて、3度目でうまくタモに収まった。
150g程度しかないが、今日はお土産が少ないので有無を言わさずクーラーに入れる。
この時期で、海も時化たこの時間帯になぜ新子ばかりが掛かり始めたのかは分からないが、遊泳力の弱いものが漁港内に入ってきたのか、帰り損ねたのか・・・
この後、もう一度新子がヒットしてきたが、さすがにタモで掬うのは簡単ではなく、悠々と海へ帰っていった。
天候は一向に良くなる気配はなく、再度車に引き上げ、少し眠ることにした。
ただ、防寒着を脱いでしまうと・・・もう、ちょっと雨が止んだくらいでは、三度出陣する気にはなれなかった。
そのまま4時くらいまでちょいちょい眠りながら待つも、海の状態は良くならないので、雨の止み間にタックルだけ回収に行き納竿とした。
小橋漁港でのアオリ釣果とタックル
【お持ち帰り】
アオリイカ:2杯(150g)
マアジ(小アジ):55匹(15cmまで)
【リリース】
オセン(スズメダイ):10杯程度
帰宅して少し寝たのですが、起きて本日の釣果の写真を撮ろうとしたら、すでに奥方様によって処理済みの姿になっていました。
お土産が少なかったので、帰りに丹波の道の駅で丹波栗を買って帰ったので、一緒に写真に収めてみました。
栗は1kgほどで2,500円でしたが、キズ有りが1,500円で出ていたので安い方にしました。
大時化でボウズ同様の釣果となりましたが、ヤエン釣りのフロー動画までアップしましたので、この日使っていたタックルも紹介しておきます。
【ヤエン釣りタックル】
ロッド:MACHチヌ2号450(ロッドはもう販売していません)
リール:シマノ リール 13 アオリスタ BB C3000HG
ライン:クレハ(KUREHA) PEライン シーガー PE X8 200m 1.0号 20lb(9.1㎏) 5色分け SPE2001.0
リーダー:クレハ(KUREHA) ハリス シーガー グランドマックスFX 60m 1.75号
釣り針:ささめ針(SASAME) N-002 匠技活餌ローリングB M
ヤエンストッパー:カツイチ(KATSUICHI) ヤエンストッパー グロー
【必須の小物】
アジ掬い:第一精工 アジネットDX
ブクブク:ハピソン(Hapyson) YH-735C 乾電池式エアーポンプミクロ
おそらくは年内最後となるアオリイカ釣行でしたが、前月の台風後と同様に、まともな釣りになりませんでした。
ただ、良い時間もあったのは事実で、ことごとく捕り逃したのはまだまだ技術が足りないということでしょう。
良いか悪いか、アオリが接岸し始めた時間帯でも、管理人はせっせと子アジ釣りに精を出したこともあり、最低限のお土産だけは確保できました。
しかし、日本海は天候不順になると、荒れ始めるのも早いですね。
大阪湾の釣りが中心で、荒れる釣り場であまり釣りをする機会がない管理人としては、ビジターの弱さを実感させられます。
小橋漁港でのリベンジは来年に持ち越しとなりましたが、次は日和の良い日を選んで遠征に来たいと思います。
その他の京都でのアオリイカ釣行もお楽しみ下さい
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