どうもガチろっくんです。
今年最初で最後と思っていた太刀魚釣りかと思っていた前回釣行から2週間、思いも寄らぬ展開からもうワンチャンスが巡ってきました。
お昼前に奥方様とスーパーへ買い物へ出掛けていたのですが、そこでF4ほどの大阪湾の太刀魚が1本800円で売られており、このサイズでも結構するんだなと・・・
前回の泉大津のタチウオ釣行では、釣果がF4の1本と振るわず、家族4人で食べるにはメインになり得ませんでした。
『今年のタチウオももう終わりやし、も一回くらい行っとこかな。』と切り出すと、二つ返事でOKとのこと。
すぐさま鮮魚コーナーを見回ると、キビナゴとサンマもあったので、ついでにここでエサの確保もしていくことにする。
家に帰れば前回釣行で余ったドジョウも冷凍してあるので、出掛ける前に準備していけば万全。
というわけで、今回は堺にある大浜埠頭へタチウオの引き釣りと電気ウキ釣りの準備をして出掛けてきました。
急遽訪れた幸運を生かすべく、リベンジ釣行に臨むことになった管理人でしたが、果たしてその釣果やいかに・・・
大浜埠頭でタチウオ釣り~12月は湾奥で釣果を狙う
【釣 行】
2019年 12月 14日(土) 16:30~21:30
場所:堺 大浜埠頭 北向き
天気:曇り
潮 :中潮
伊勢吉で買い物後に塩浜埠頭を様子見して大浜埠頭へ
前回の泉大津の釣行では張り切ってドジョウを4匹も買ったのに、周囲に釣り人がほぼいない夜の暗闇の寂しさから2時間少々で撤退してしまい、3匹は使わずに持ち帰った。
チビ達にドジョウを見せて、その反応を見るためだったが、翌日には弱り始めたので酒付けにして冷凍しておくことにした。
まさかこんなすぐに使うとは予想していなかったが、結果オーライである。
買い物から帰ると、冷凍してあったドジョウ3匹を解凍している間に、サンマを捌いて切り身にする。
個人的にはサンマはあまり使わないが、シーズン終盤のタチウオはかなり渋いので、エサもある程度種類を用意しておいた方が良い。
大阪湾ではもうすでに沖向きの釣果は落ちているようなので、今回も湾奥の釣り場へ向かうことにする。
前回は汐見埠頭へ行ったが、人気の砂上げ場は大混雑で外向きの大津川沿いテトラへ回ることを余儀なくされた。
同じ轍は踏みたくないので、今回は更に湾奥を狙ってみようかと考える。
そうなれば南港か、堺周辺かということになるが、車の横付けができてそれほど釣り場の心配は要らない塩浜埠頭か大浜埠頭へ向かってみることにした。
出発は少し遅めの16時前になってしまったが、管理人宅から堺までは車で15分の距離なので大きな出遅れにはならないだろう。
行き掛けに伊勢吉によって、新たに電気ウキ1本と、念には念を入れてアミノ酸配合のキビナゴを追加で購入した。
あっという間に塩浜埠頭に到着するが、あまり状況は良く無さそうだ。
そこそこの釣り人はいたが、釣り座は十分に確保出来る状態だった。
ただ、写真左上にタンカーが見えているが、どうやらこのタンカーが接岸するようだ。
塩浜埠頭はそれほど広い釣り場ではないのだが、タンカーが接岸してくると場所を移動したり、さらに釣り場が圧迫されることになる。
いや、そもそもこの時間帯にタンカーに釣り場をかき乱されると、釣果に及ぼす悪影響は避けられないだろう。
夜釣りでも夜通しするなら問題ないだろうが、半夜釣り程度なら厳しい。
しかもこの時間帯は向かい風になっていたので、わざわざこの釣り場に拘る必要はない。
ということで、ちょうど写真の対岸にあたる大浜埠頭へ向かうことにした。
先ほどまでいた塩浜埠頭の対岸にあたる、大浜埠頭の北向きへやってきた。
コチラもそれなりの釣り人がいるが、塩浜埠頭と違って大浜埠頭の方が圧倒的に広いので、よほどタチウオが爆釣している時でない限り釣り座が確保できないということはない。
ただし、大浜埠頭の中でも先端の南向き、通称『バナナ埠頭』と呼ばれる釣り場は人気スポットなので別扱いである。
もう時間も時間なので、まずバナナ埠頭に入れることはないだろうと思い、この日はバナナ埠頭の様子は見に行かなかった。
2019年を締めくくるかもしれない最後の戦いは、普段はまず行かない大浜埠頭の湾奥にて臨むこととなった。
本日の太刀魚仕掛けとエサ
前回は本年初のタチウオ釣行で、朝までやってやろうかと息巻いていたが、この日はそんなことは考えていなかった。
むしろ時期的に厳しい釣りになることは想定できたので、気分的にはどこまで我慢できるかといった具合だ。
今回も少しでも釣果を得る確率を上げるために、ドジョウの引き釣りとキビナゴ・サンマの電気ウキ釣りでエサの二刀流だ。
引き釣りで使うドジョウは家でセッティングしてきたので、この日は先に電気ウキ釣り仕掛けをセットした。
時期が時期なので、食いを重視するためフカセに近い方が良いだろう。
電気ウキは自立式の3号を使用するが、フックはエサ付けの面倒を避けるため、いつも使っているがまかつのつらぬき仕様だ。
棚は標準より少し深めの3ヒロからスタートする。
引き釣りタックルは、前回同様エギングタックルに少し太めのPEを使い、リーダーをどうするかについては正直迷った。
そりゃワイヤーを付けない方がそれに越したことはないが、あんまり太いリーダーも使いなくない。
結局、40lbのダートリーダーのクリア10cmが残っていたので、これを使うことにした。
ドジョウが3匹残っていたので、タチウオテンヤも3本用意してきた。
超遠投を考えての30g、遠近両用のタチウオゲッターが15g、近投でスローリトリーブ可能なタッチポン5.5gだ。
タチウオゲッターとタッチポンでドジョウの頭を落とさずに使用するのは、ショートバイトのリスクもあるが、12月の大物期待とやはり少しでも目立たせたいためだ。
あと、タチウオゲッターとタッチポンなら、いざとなったらキビナゴにチェンジできる利点もあるので、ステン巻きは1本だけにしておいた。
釣行前に時間があったので、色々と考えて用意してきたのでタックルの準備は万全だ。
あと、用意したエサについては、すでに紹介した通りだ。
引き釣りのテンヤにセットしたドジョウの他に、スーパーで購入した生キビナゴと塩サンマ、そして行き掛けに伊勢吉で購入してきたアミノ酸配合の冷凍キビナゴ(今回はイエロー仕様)だ。
スーパーで売っているキビナゴは一回り小さいので、これを用意していても、追加で釣りエサ店で売っているエキスを注入された冷凍キビナゴを買うことが多い。
この冷凍キビナゴはエサ付けの時はしっかりしているが、一旦水に浸かると生よりも脆いので、あまり好きなエサではないのだが、食いは悪くないので高くてもついつい購入してしまう。
明るいうちに上がった太刀魚、しかしその後が続かない
今回はまだ陽が沈む前(16:30過ぎ頃か)に電気ウキを流し始めることができた。
ただ、予想外に潮の流れが速く、ウキをほったらかしには出来なかった。
すぐ左側に3人組の太刀魚狙いの若人がいて、右側にはベテラン風な4人組がいるので、二刀流は困難だった。
少しの間ウキを流してみたが反応はなく、タチウオが接岸したら左右どちらかで釣れるだろうか、引き釣りに切り替えた。
遠投で数投するが反応はないし、30gだと早巻きが必要なので、まあそんな活性が高いわけがないか。
近投用のタッチポンに切り替えると、ガンガン潮に流される。
右へ流れる潮に対応するため、思い切って左側に投入すると、微妙に嫌な手応えが伝わってくる。
『あちゃ~、やってもうたか・・・』
少し巻いてくると隣の電気ウキがスゥ~と沈む。
『おい、来たんちゃうか!!』と隣の若人が声を上げる。
いや、違うんよ・・・管理人がやっちゃったのよ。
『すんません、コッチ絡ませてしまいましたわ。』
仕掛けを手元まで引いてきて、絡みを外す。
引き釣りなら複雑に絡むケースも少ないので、仕掛けの絡みは簡単に解けた。
隣で流していた電気ウキのポジションよりは手前で潮下へキャストしたのだが、さすがに潮に流された道糸のたるみまでは読めんわ。
しかし、自分から他の釣り人の仕掛けにおまつりさせたのなんて何時ぶりだろう・・・謝るんも、もつれを解くんも、ちょっと緊張したわ!
ちょっとしたよくあるトラブルだろうが、もう一回やらかすとさすがに恥ずかしく気まずい思いをすることになる。
すぐ近くで7本浮かんだウキは、未だ反応ゼロだが、管理人もおとなしくウキを流すことにした。
しかしながら、これが思わぬ功を奏すことになる。
再び電気ウキを流し始めて、出会いがしらの一投目。
ウキがグングンと沈んいき、電気ウキの明かりを完全に消し込んだ。
早合わせは禁物もへったくれもなく、完全にもう乗ってるやん。
竿先できいてやることもなく、いきなり合わせると、ヤッパリ乗っていたようでそれなりに竿がしなる。
重くはないが、軽くもなく、無難に上がってきたタチウオは指3.5本の80cmといったところで、湾奥タチウオならまずまずのサイズか。
ちょっとばかしボウズも覚悟しての釣行だったので、意外と早いボウズのがれでホッと一息安心する。
ただ、やはりこの時期、一筋縄ではいかず、後が続かない。
群れが入って来た訳ではないのだろう、左右の電気ウキは反応を示さなかった。
釣れたエサはアミノ酸配合のキビナゴだったが、その後、サンマの切り身と生キビナゴも合わせてエサをローテーションしながら試すも、全くアタリすらない厳しい時間が続いた。
この後、2時間以上も沈黙の時間が続いた。
どっぷりと日は暮れるが、遠近様々な距離に電気ウキが所狭し(写真中では6本)と並んでいる。
ただ、今回はお隣さんも諦めずに頑張っているし、ここは釣り場そのものが明るいのでアタリがなくてもモチベーションは保ちやすい。
最近諦め癖が付いた管理人も、潮の緩むタイミングを見て引き釣りとウキ釣りをチェンジしながら頑張る。
そうこうしているうちに、右の4人組の一人にタチウオが上がった。
『よしっ、今度こそ接岸してきたか!』と気合を入れ直すも、やはり1匹狼的なやつがたまたま釣れただけなのか、周囲で釣果が続くことはなかった。
潮の動きに合わせて時折風も強くなり、こうなるとやはり冬の寒さが身に染みてくる。
20時を過ぎたくらいだろうか、左隣の3人さんはタイムリミットが来たようで、どうやらボウズで納竿することになったようだ。
3人分の釣り座が空き、いよいよ電気ウキ釣りをしながらの二刀流に本腰を入れるかと思っていたら、すぐに次のお二人さんがやって来た。
終盤タチウオを追加し、何とか面目は保って納竿
折角広く空いた釣り場だったが、数投しているうちに新たな二人組がやって来た。
そのうちの一人と少しの間話しをしていると、塩浜埠頭の方から回って来たらしく、ルアーだが三人で2本(二人で3本?・・・どっちか忘れた)と厳しかったので場所移動とのことだった。
管理人がちょうど塩浜埠頭に着いた頃に始めたようで、やはりタンカーが着いたのが悪影響したのではとのことだった。
というのは、ここ数日塩浜埠頭ではタチウオが好調だったらしく、3日前に来た時には16時から17時の1時間で8本上げた人もいたらしい。
12月のタチウオは湾奥が正解というが、まさにその通りの展開だったようだ。
ただ、やはりシーズン終盤のタチウオは、釣れる日も時間もバラバラなだけに難しい。
大浜埠頭も今日は渋いようで、自分が電気ウキで1本だけ、お隣は四人で1本、反対側にいた三人さんがボウズで帰ったとを伝えると、少し考えていたようだが、一応キャスティングを開始した。
ただ、釣り場に見切りをつけるのも早く、30分もしないうちに去って行ってしまった。
再び大きく空いた釣り座で、もう巻きはスローリトリーブしか無理だろうと、軽量テンヤに託した引き釣りを再開する。
しばらくすると、ゴツゴツっと来たので合わせると、一瞬だけ重くなってフッと抜けるような感覚を味わう。
ショートバイトでドジョウには歯傷が入っており、少ないチャンスをものに出来なかったのは痛いが、モチベーションは回復する。
やはり、ヒットせずとも一応タチウオがいることが確認出来た事は大きい。
いくら棚を変えても、エサを変えても、うんともすんとも言わないウキを見つめているよりかは、引き釣りで攻めた方が可能性がありそうだ。
ここから、タッチポン1本に絞った釣りに集中する。
すると次のアタリの機会は、思ったよりも早くやってきた。
波止際まで引いてきたドジョウをすぐには引き上げずに、一応軽く落とし込んでいくとガガッとアタリが!
グンっと合わせると、ロッドに重みが乗り、目の前なので速攻で抜き上げ体勢に入って無事にゲット!!
『よっしゃ!ヤッパ太刀魚居てるやん。』
少し小さめで、F3の70cmといったところだが、贅沢は言えない。
やはりスローな巻きでないと、こんな渋い日のタチウオは厳しいといったところか。
でも、竿1本分ほどの波止際まで来るくらいなら、もっと釣れても良さそうなのに。
この後も、相変わらず連続では釣れずに、また少し時間が空く。
21時を過ぎると右にいた4人さんも帰ってしまった。
たぶんタチウオも浮いていたら、ウキで少しくらい釣果があってもおかしくないはずだ。
5.5gのタッチポンが巻きで沈んでいくくらいのスローなアクションで、下層を中心に攻める。
たまたまうまく層をつかんだのか、ここで三度ガガッといったノイズが竿を通して手元に伝わる。
『ビシッ』と素早く合わせると、これまたうまい具合にヒットしてくれた。
最初のウキ釣りで釣ったタチウオとほぼ同サイズで、F3.5の80cmクラスのタチウオだった。
3匹目はそれほど時間を開けずに来たので、いよいよちょっとした群れが入ってきたかと期待したが、そこは甘くなかった。
同じように底中心の攻めをするも二匹目のドジョウはおらず、今一度表層から順にレンジを保ちながら探るもアタリは出ない。
いやぁ~、ほんま難しい!
パターンが掴めないというか、パターンが無いのでどうにもこうにも出来ない。
あれこれ考える戦術よりも、粘り倒す時間だけが釣果を伸ばすための唯一の戦略なのかもしれないが、それはさすがにしんどいし寒い。
まあ、一応3匹は上がったし、最近の管理人にしては根気強く頑張った方だろう。
そう自分に言い聞かせ、家族が起きているうちに帰るかということで、今回は21時半に納竿することにした。
本日の大浜埠頭での釣果とタックル
【お持ち帰り】
タチウオ:3本(F3.5、80cmまで)
【リリース】
なし
【本日のタックル】
本釣行で釣果の上がったタチウオタックルのうち、今回は引き釣りタックルを以下に紹介します。
引き釣りタックル
- ロッド:ダイワ(DAIWA) エギングロッド エメラルダス 89MH
- リール:ダイワ(Daiwa) スピニングリール 17エクセラー 2506H-DH
- PEライン(格安):Ashconfish PEライン X4 1.5号 マルチカラー
- ワイヤー:ダートリーダー 細 10cm
- テンヤ:タッチポン陸4S(5.5g)
*三宅商店のタッチポンはかなり使える太刀魚テンヤのようです。ずいぶん前に知ってTポートで購入したのですが、使う機会もなく眠っていて、当サイトでは今回初めての登場です。
最近ではフィッシングマックスでも見かけたので、実績と口コミでかなり広がっているようですね。
今回はドジョウでの使用でしたが、実際使ってみて感触も良かったので、キビナゴでの使用感も見て、使えそうならそのうち当サイトでも取り上げようかと思います。
最低限の釣果も上がったので、今回は本当に2019年の最後の太刀魚釣行となりそうです。
大阪近郊では比較的12月の太刀魚に良い湾奥ですが、この日の大浜埠頭はかなり渋いというか、たぶんタチウオそのものが少ない状況でした。
ただ、サイズはホドホドながらも何とか3本の釣果を得て、一応は納得の釣りになりました。
いや、シーズン終盤の12月で、当日の周囲の状況も考えれば、一人少しだけ長く粘ってうまくいった方だと言えるかもしれません。
これまで管理人のタチウオは、マズメ時に行う手返しのルアーや引き釣り、日が落ちて行う安定の電気ウキ釣りという認識でしたが、この日は勝手が違いました。
周囲でドジョウの引き釣りをしている人がいれば、もう少し太刀魚の姿を見る機会も増えたかもしれませんね。
というか、ドジョウの扱いは大変なので、わざわざ使う人はほとんどいないか・・・管理人も出来れば使いたくないし。
各ターゲットの最強のエサってやつは、扱い辛さや入手の困難さ、コストの高さなど必ずと言ってよいほど大きなデメリットがありますね。
最近は投稿機会が少ないので、どちらかというと釣行記事ばかりになっているので、また真冬のシーズンオフになったら、仕掛けや釣り方、エサなどの雑記でも纏めますかね。
それでは、今回はこのへんで・・・最後までお付き合い頂き、有難うございました。
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