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【釣り場ガイド】みさき公園裏は投げ釣りとアオリの優良スポット

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みさき公園裏釣り場【6本並んだ小波止】

大阪府泉南でファミリースポットにもなっている釣り場『みさき公園裏(長松海岸)』について紹介します。

この釣り場は小学生の頃の管理人が親父殿と足繁く通った釣り場で、実は第一のホームポイントとも言える釣り場です。

シーズン中でも人気の堤防ほど混雑することはありませんが、釣り人のキャパシティが小さいのと、少し釣り難しさもある釣り場になります。

ターゲットは、カレイやキス、ガッチョ(メゴチ)などの底物、アイナメ、ガシラ、メバルなどのロックフィッシュ、春と秋のアオリイカがメインになります。

その他にも、周囲の漁港と比べれば魚影は薄いですが、アジやイワシなどの青物、周年狙えるクロダイ(チヌ)やシーバス(スズキ)、秋のカワハギとタチウオ、冬は良型のウミタナゴやベラも釣れる釣り場です。

ただし、五目釣り師さんを除けば、ほとんどの釣り人はメインであげたターゲット狙いだと言って良いでしょう。

管理人自身は5年ほど前にタチウオ釣行で訪れたのが最後(当サイトの釣行記事には上げていない)で、今回本記事で取り上げる写真も2年半前に立ち寄った際に撮影したものですが、釣り場探しをしている方への情報配信の一つとして紹介しようと思います。

 

目次

【釣り場ガイド】みさき公園裏は投げ釣りとアオリイカの優良ポイント

ファミリースポット【みさき公園裏】釣り場

ファミリースポット【みさき公園裏】釣り場

泉南にあるみさき公園裏の釣り場は、砂浜から沖向きに突き出た6本の小堤防と水門周りのテトラ帯からなる釣り場です。

ただ、通常のサーフのような砂浜ではなく、粗目の砂利と小石敷き(海の中はもう少し大きめの岩が点在)となっており、非常にシモリ(根)が多い釣り場です。

投げ釣りやちょい投げがメインの釣り方になりますが、根掛かりが頻発するので、あまり初心者向きの釣り場ではありません。

管理人自身の海釣り人生のスタート地点ともいえる釣り場ですが、これまでこのポイントに触れてこなかったのは、そのアタリの理由も含まれています。

ただ今回、当サイトでこの釣り場紹介を取り上げることになったのは、先日のある出来事に起因します。

 

ここでは、先にそのキッカケとなる出来事を紹介したいと思います。

ご存知の方も多いと思いますが、南海電気鉄道が経営する『みさき公園』が63年という長い歴史に幕を下ろし、先日2020年3月31日に閉園となりました。

管理人も子供の頃に何度か訪れ、父親となってからも子供を連れて複数回遊びに行きましたが、近畿に住む方なら一度はお世話になったことがある方も多いことでしょう。

アトラクションは総じて派手さはないものの子供達を魅了し、納得のイルカショーや動物園の併設など、総合施設としての魅力は非常に大きな遊園地でした。

良心的な料金体制で、リピーターもさぞ多かったことだろうと思います。

因みにみさき公園のほとんどの動物たちは、白浜アドベンチャーワールドに譲渡することが2月に正式に決定(契約済)しました。

アドベンチャーワールドからは、「みさき公園で地域のみなさまに長年愛されてきた大切な動物たちが、安心して暮らせる未来に責任を持って取り組んでまいります。」とのコメントも出て一安心しましたが、やはり長らく愛したみさき公園の閉園は寂しいものがあります。

時代の流れで閉園に追い込まれた遊園地も多いですが、厳しい経営環境の中、頑張って経営を続けてきた南海電車には感謝しています。

何らかのカタチで記事に残したかったのですが、今となっては釣りに関わる記事の配信専用となった当サイトですので、今回は釣り場の紹介と合わせて紹介するということにしました。

現在、新型コロナの問題で社会、経済に明るい未来は見通しにくい状況ですが、2月末から予定されていたみさき公園の卒園式の参加型イベントも中止に追い込まれました。

残念ながら、この卒園展のイベントはWEB上での開催のみとなりましたが、『みさき公園63年間のあゆみ』が詰め込まれた素晴らしいサイトになっています。

お時間のある方は、一度サイトを覗いてみて、懐かしい時代に思いを馳せるのも良いのではないでしょうか。

 icon-arrow-circle-right みさき公園の卒園式

【追記】2020年6月現在、『みさき公園の卒園式』公式サイトは閉鎖されましたので、リンクは削除しました。

 

・・・どちらが本題か分からなくなりましたが、それでは釣り場紹介に話を戻したいと思います。

まず始めに、この釣り場へのアクセス方法と、釣り場についての特徴を紹介しましょう。

次に、この釣り場での狙い目となるポイントや実際に釣れる魚などについて触れ、そして最後に、この釣り場の概要を基本情報として纏めておきます。

 

みさき公園裏釣り場へのアクセス

この釣り場は近くに駅やバス停があり、電車やバスでも訪れることが可能ですが、基本的にはマイカーで行く方が便利です。

最寄りの南海本線みさき公園駅からは、ちょうど1kmくらいあるので、徒歩では20分程度掛かります。

バスだと岬町コミュニティバスという路線があり、『みさき公園』から『長松自然海浜』のバス停まで5分弱です。

このバス停からだと約300mで徒歩5分といったところですが、バスの本数が1時間に1本程度と少なく時間的な制約が付きますね。

 

上記Google MAPで示した経路は、徒歩でもバスでもマイカーでも同じ経路になりますが、大阪府道752号線(旧国道26号線)の岬公園駅東の交差点(A)を北向きに曲ります。

 

岬公園東の交差点付近

岬公園東の交差点付近

進路が大阪側から和歌山方面へ進んでいるのなら、写真の交差点を右折になります。

交差点の看板よりも、ローソンの看板を目印にした方が分かりやすいです。

 

T字路を左折

T字路を左折

道なりに進んでいくと、写真にあるT字路が現れますが、ここを左折します。

以前までなら、写真中央にある看板に従い、みさき公園の裏にある臨時駐車場へ向かって進めば良かったのですが、前述の通りみさき公園は閉園になりました。

もう看板も撤去されているのではないでしょうか。

ナビで指定してもこの道に誘導してくれると思いますので、ナビを使っている方は下記の住所を登録しても良いでしょう。

 〒599-0301 大阪府泉南郡岬町淡輪4132-2

 

みさき公園裏の全景【駐車場、トイレ】

T字路を左折後、道なりに進めば以下の写真のような長松自然海浜沿いの堤防前に出ます。

長松自然海浜は岬町の観光協会サイトにも記載があるのですが、コチラは後ほど少しだけ紹介する磯の方を紹介したものです。

磯の方でも釣りは可能ですが、釣り方がより限られてしまうため、ここではメイン釣り場となる小波止の釣り場を中心に紹介します。

 

長松海岸防波堤前の駐車スポット

長松海岸防波堤前の駐車スポット

堤防前の道路脇に複数台の車が駐車しているのが確認できますが、ここがみさき公園裏釣り場の駐車スポットになります。

もちろん駐車禁止区域ではありませんので、安心して停めておけます。

ただし、釣り場となる波止からは防波堤を挟んでいるため、車を確認することが出来ません。

人気が少ない時期や時間帯に夜釣りを行う場合には、車上荒らしへの警戒を怠らない方が良いでしょう。

 

みさき公園裏釣り場の全景と駐車場

みさき公園裏釣り場の全景と駐車場
出典:©2020 Digital Earth Technology、Maxer Technologies、地図データ ©2020

みさき公園裏釣り場の衛星写真で見ると、緑のラインを引いた周辺が駐車可能なポイントです。

防砂目的の木が植えてあるので、全ての位置に車が止められるわけではなく、所々通行の邪魔にならない程度の路肩スペースが空いています。

駐車スペースが埋まっている場合は、無理な駐車はせずに空きを待つか、周辺には他に良い釣り場もあるので移動することを検討しましょう。

 

そして、赤丸で示した場所に公衆トイレがあります。

トイレは6本ある小波止の中心付近に位置しており、一番遠い場所からでも普通に歩いて行ける距離です。

みさき公園裏釣り場にあるトイレ

みさき公園裏釣り場にあるトイレ

釣り場にトイレがあるというのは、小さいお子さん連れのファミリーさんにも安心材料です。

管理人自身が釣りに訪れていた頃はトイレはなかったので、正直現在のトイレの状態は分からないです。

釣り場のトイレに過度な期待は出来ないので、有るだけマシと考えておいた方が良いかもしれません。

 

みさき公園裏釣り場のメインになる小波止

先の写真の堤防に上がると、打ち上げられた海藻によって強烈な潮の香りに襲われます。

そして、堤防には海岸へ下りていく階段が数ヵ所あります。

小波止の前に階段がある所もありますが、そうでない所は砂利浜の海岸を少し歩いて波止に向かいます。

砂利の粒が大きく(石レベル混じり)、流木などやゴミなども多いので、足元には注意が必要です。

そして、先に衛星写真で示した6本の小波止は以下のような感じです。

 

みさき公園裏釣り場【6本並んだ小波止】

みさき公園裏釣り場【6本並んだ小波止】

6本ある波止のうち、一番南側にある波止から北向きの5本を撮影した写真です。

当日は天気が悪く、時間帯も遅かったので、写真が少し暗いのはご容赦下さい。

時期は秋口に入る頃(9月下旬)の休日に撮影したものですが、ソコソコの釣り客が居るのが確認できます。

各々の波止は50mほどの長さしかなく、いずれも沖向きに伸びています。

また、波止と波止の間は100mもありません(たぶん80mくらいかな)。

 

そして、この釣り場は、先端付近でも水深は3m程度と浅く、波止の半ば付近だと2mを切り、波止の根元付近では釣りは不可能です。

もっと言えば、写真撮影の当日は干潮の時間帯でしたので、波止の半ばでも1m有る無しの水深です。

釣り座を問わない条件であれば、出来れば潮位の高い日時に出掛ける方が、全体的な釣果は期待できるでしょう。

こういった釣り場なので、カレイやキス(エサ取りのガッチョ)を狙った遠投の投げ釣りをするのであれば、波止先端の確保は絶対条件です。

ただし、遠投すれば良いという訳ではなく、100mを超えると意外とシモリが多く、根掛かりが多発します。

そして、管理人個人の経験上、北側の波止へ寄るほど(淡輪寄り)、カレイやキスの釣果は上向き、南側の波止ほどアイナメの釣果が出やすいです。

すなわち、磯寄りの南側ほど岩礁帯が多くなるので、投げ釣りをする際、ターゲットに合わせたポイント選びは重要です。

波止の中ほどでのチョイ投げは、エサ取りと根掛かりが多くなりますが、初夏の木の葉カレイが多い時期には意外と楽しめます。

波止際に比べると、多少は水深も深くなっているので、十分釣りになります。

管理人の釣り開始当初は、五目の小物釣り師だったので、木の葉カレイやチャリコで楽しませてもらいました。

ただし、波止間ではキスはほとんど釣れません。

 

みさき公園裏小波止の様子【干潮時】

みさき公園裏小波止の様子【干潮時】

堤防先端付近の様子ですが、干潮時には波止際の一段下がったところに降りることも可能です。

満潮時にはこの一段下りた部分が浸かるくらいまで潮位が上がります。

小さな子供が降りて探り釣りをしているようですが、自分が子供の頃の姿を見ているようです。

この釣り場は足場も良く、波風が弱い穏やかな日は安全性も高い釣り場ですが、安全柵はありませんので、お子さんの行動には気を付けてあげて下さいね。

 

潮位が下がる時間帯のことも考え、五目ウキ釣りや探り釣り、サビキ釣りをするのも、なるべく先端寄りに釣り座を確保するのが良いです。

五目ウキ釣りではアイナメやウミタナゴ、波止際の探り釣りではガシラやカワハギが釣れますが、各魚種のシーズン中であっても、それほど魚影は濃くありません。

一般的な波止と違って、サビキ釣りは夕マズメ時以外にアジやイワシの接岸がなかったように思いますが、これは今でも変わらないのではないでしょうか。

 

あと、ファミリーフィッシングとは無縁ですが、この釣り場の大きな魅力はアオリイカが産卵のため接岸することです。

大阪界隈からは最も近いアオリポイントとして有名で、特に春シーズンのキロオーバーを狙うアオリ師は少なくないはずです。

ボウズ覚悟の一発狙いになりますが、6月くらいまでならアジを泳がせるヤエン釣りで2kgオーバーの実績もあるポイントです。

アオリもまた磯場に近い南寄りの波止の方が良いです(北寄りの淡輪漁港の南に位置するテトラもアオリポイントですが・・・)。

更に余談ですが、秋の数釣りシーズンのエギングなら、ゴルフ場裏のベランダの方が安定して釣果を出しやすいと言えるでしょう。

その他、周年狙えるクロダイ(チヌ)やシーバス(スズキ)、秋口にはタチウオなども釣れるのですが、これらをメインで狙うのであれば、他の釣り場へ行った方が有望です。

タチウオではあまり知られていない釣り場ですが、秋口から初冬にかけて群れは小さいですが一応接岸します。

タチウオが釣れるようならアオリは諦め、悪ければアオリ狙いにスイッチするのも良いでしょう。

 

水門付近のテトラ帯

水門付近のテトラ帯

因みに、6本の波止の南側に、もう1本更に小さな波止があり、先端がテトラ帯になっています。

水深はかなり浅く、穴釣りが楽しめるようなポイントにはなっていませんが、こちらはメバルの好ポイントです。

夜釣りになりますが、フロートを使って少し沖合から引いてくると、比較的簡単にメバルの釣果が得られる時合があります。

 

ゴルフ場裏の岩礁帯釣り場

みさき公園裏の小波止釣り場から南下すると、ご覧のように磯場が広がります。

赤線で囲んだ範囲が、先ほどまで紹介していた小波止のある釣り場です。

 

長松海岸の磯場の様子

長松海岸の磯場の様子

このポイントで釣果を上げるのは、かなり難易度が高いです。

写真のような緩やかなカーブの海岸線が1km弱続いており、所々に磯場へ折りる階段もありますが、一部を除いて総じて水深は浅いです。

磯であってもフカセ釣りのような釣りは出来ず、もっぱら投げ釣りかアオリイカ狙いの釣りを行う玄人向きの釣り場です。

昔管理人が投げ釣りをしていた頃に、冬の荒れた海でポン級のアイナメを釣りに来ましたが、根掛かりの多さには苦しめられました。

釣果よりも仕掛けを失う数の方が多いのは、言うまでもないことかと思います。

磯場は潮位次第で降りることが出来ないので、釣行に来る人は護岸の上から竿を出していますが、道路は頻繁に車が通るので注意が必要です。

釣り人が少なく通る車も少ない時期・時間帯向きの釣り場で、かつ常連さんの多いポイントが限定された特殊な釣り場なので、この釣り場の詳細は割愛させて頂きます。

 

釣り場情報のまとめ

【釣り場】

みさき公園裏の小波止(長松海岸)

【住所】

〒599-0301 大阪府泉南郡岬町淡輪4133-2

【問い合わせ先】

なし

【解放時間】

終日

【駐車場】

無料:堤防前の路肩に駐車スペース有り

有料:少し離れた府道まで出ると有り

【トイレ】

有り

【安全性】

柵はないが海面までが低い小波止で、足場もしっかりしており比較的安全性は高い。ただし、波止の一部に決壊している場所があり、柵を設置している奥には侵入しないようにしましょう。

【対象魚】

メイン:カレイ、キス、アオリイカ、カサゴ(ガシラ)、メバル、イワシ、ウミタナゴ

サブ :、アジ、タチウオ、クロダイ(チヌ)、ハネ(スズキ、シーバス)

エサ取り:メゴチ(ガッチョ)、ベラ、チャリコ、ボラ

【オススメの釣法】

投げ釣り、チョイ投げ、五目ウキ釣り、メバリング、サビキ釣り、際釣りなどが中心となります。
なお、他のファミリー釣り場と違ってサビキ釣りは時期・時間がシビアなので、サビキ釣りをする場合はおまけ針を付けて他の魚も同時に狙うことをおすすめします。

おまけ針についてご存知ない方は、是非コチラをご覧下さい。

 icon-arrow-right サビキ釣り仕掛けに潜ませる秘密兵器【おまけ針】で釣果アップ!!

 

以上でみさき公園裏の釣り場案内を終わります。

この釣り場は、海浜となっていることでファミリースポットして人気があり、管理人が初心者だった小学生の頃に釣りのイロハを学んだ場所です。

同じような初心者さんでも、練習がてら気軽に釣行に出掛けられる釣り場だと言えるでしょう。

その反面、本格的な投げ釣りや夜釣りでのアオリイカなど玄人色も強い釣り場でもあり、波止釣り場としては珍しく真逆の二面性を持ちます。

この釣り場の難点はシモリが多いことによる根掛かりの多さですが、それも後になれば良い勉強になったと思います。

もう一点強いてあげると、ここは風が出ると荒れやすい釣り場で、水面から近いこともあり波が高く潮位が上がる日はリスクが伴います。

初心者さんの場合は、そのアタリを念頭に置き、穏やかな日に出掛けて、のんびりとした休日を過ごしてみるのも良いのではないでしょうか。

なお、小さなお子さんを浜辺で遊ばせる場合は、足元には十分に気を付けてあげて下さい。

場所によっては海藻だけでなく、先の尖った流木などの危険性のある漂流物がかなり流れ着いている場所があり、また前述のように、ここは砂浜ではなく、砂利と小石の浜辺ですので。。。

それでは、良きフィッシングライフを・・・

 

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