どうもガチろっくんです。
ぼちぼち太刀魚のサイズもアップする頃かと考え、今年初の太刀魚釣りと、アジをお土産に投げサビキでもしようかと、以前頻繁に訪れていた下津港へ釣行に出掛けました。
ここ近年はなかなかアジが思うように釣れず、最近の京都での釣行でもお土産はおろか、アオリイカのエサを確保するのも難儀するほどです。
下津港は勝手知ったるポイントで、出掛けると毎度アジをお土産にしていたので、期待度は大きかったのですが・・・
さて2年ぶりに訪れた下津港(牛が首エリア)での釣り、果たしてタチウオとアジの釣果やいかに・・・
久しぶりの下津港で太刀魚の電気ウキ釣りと投げサビキ
【釣 行】
2022年 10月 18日(火) 4:00~8:30
場所:和歌山下津港 牛が首護岸
天気:曇り時々晴れ
潮 :小潮
まずは下津港湾合同庁舎の岸壁へ入る
今回は平日の釣行なので釣り人数も少ないだろうから、どうせタチウオをするのであれば、マリーナや鉄鋼団地に出掛けるほうが確実性は高いだろう。
ただ、マリーナには夕方から行こうかとも考えており、また、タチウオよりアジが釣りたいという思いが強く下津港へ向かう。
どういういわけかマリーナシティでは、マリーナの海釣り公園の方ではアジは釣れるのに、沖向きの大波止ではウリボウやオセンばかりでアジが釣れないのだ。
今回はエサのキビナゴやアミエビのストックがあるので、いつも立ち寄る紀の国屋もスルーして釣り場へ直行する。
この日は風が強いため、管理人のメインフィールドである住友大阪セメント裏へ向かう前に、釣りがしやすい合同庁舎前のポイントへ入った。
合同庁舎前のポイントでは、桟橋を含めて複数名の先行者がいて、電気ウキが3つ浮いていた。
ここは湾奥なので、この時間帯は風も波もなく、釣り場は沈黙している。
見ている限りアタリはなさそうだ。
とりあえず、もう時合が来てもおかしくない時間なので電気ウキ仕掛けを急ぐ。
今回は新しく購入したHapysonの最強に明るい電気ウキを使ってみる。
仕掛けはいつも使用しているがまかつの貫きタチウオだ。
エサの付けやすさや持ちの良さ、針掛かりの良さ、トラブルのない扱いやすさなどで、ここ近年はこの仕掛け1本で勝負している。
仕掛けを投入するが、このウキは単三電池2本の自立ウキで、かなりの重さで遠投性能が高く、そしてめちゃくちゃ明るい。
中央上にあるのが管理人の白色の電気ウキで、左端の方にあるのがグリーンの電気ウキ、右上に2つ並んでいるのがレッドとグリーンの電気ウキだ。
奥の電気ウキとは距離の差もあるが、左の手前のウキと比べても明度の差は歴然だ。
釣り始めは明るすぎて見にくかったが、だんだん目が慣れてくるのと、波のあるポイントであれば気にならなかもしれない。
この場所で30分ほどウキを流してみたが、いずれのウキにも反応はない。
このまま時合終了ということになるとボウズもあり得るので、ここは早めに見切りをつけて釣り場移動することにした。
馴染の赤灯波止横の護岸(住友大阪セメント)へ
住友大阪セメント裏の釣り場へ移動してきた。
途中釣り場へ入る手前に以前はなかったロープが張られていて、一瞬釣り禁止になったかと少し心配したが、その手の看板や張り紙はなかった。
いつも釣り座にしていた桟橋の横に釣り座を構える。
時間は5時過ぎだったが、他の釣り釣り人はいなかった。
ただ、漁港内湾と比べてやはり波風が強く、しかも潮位が低いので水面が石畳スレスレで、根掛かりに気を付けなければならない。
この波止際でできない釣り場に、この波風の高さだと、今日の電気ウキはパワーを発揮しそうだ。
ウキを流すと潮は動いており、時間的にいつ太刀魚のアタリがあっても不思議はない。
釣り始めてわずか5分、ウキが潮に逆らった方向に移動し、その時はやって来た。
竿を大きく振り上げてやると、難なくフッキングに成功した。
今年初のタチウオゲットは、指2本半の小物だ。
シーズン序盤の接岸時期に釣れるサイズと遜色ないが、まあボウズ逃れ達成ということで良しとする。
その後も、アタリはあるのだが、ウキが沈み込むような明確なアタリがない。
ウキの浮力が大きくて感度が悪いのか、太刀魚の食いが渋いのか分からないが、決して群れは大きくないようだ。
そうこうするうちに、2本目をゲットする。
2本目の太刀魚も1本目と大差ないか。
頻繁にアタリがあるわけではないので、もう少し良い型を釣りたいが、こればかりは致し方ない。
しかし、数こそ多くはないものの、以前と同じようにタチウオの回遊はあるようで何よりだ。
この後、素針を数回引いて3本目をゲットする頃には、夜明けが迫ってきていた。
3本目の太刀魚釣果は指3本だ。
渋いアタリが続いていたが、このタチウオはウキを沈み込ませた。
しっかりしたアタリが出れば、この浮力の高い電気ウキでも問題はなさそうだ。
この後、夜明けとともにアタリが無くなる。
爆釣までとはいかなかったが、釣り場移動後の1時間ちょっとで太刀魚3本なら、まあ及第点と言って良いだろう。
さあ、気分を切り替えて本命のアジを狙おう。
下津港(住友大阪セメント)でアジの投げサビキ釣り
夜明け後の住友大阪セメント裏の様子だ。
この日は午後にかけて波風が高く鳴る予報だが、この時間帯でも結構な風が吹いていた。
この釣り場でのアジの釣り方は、かなり遠投するか、うまく桟橋の橋脚の間へ入れるかだ。
一昔前によく来ていた頃は、昼間でも投げサビキ釣りでアジが釣れたが、長らくご無沙汰しているので最近はどうなのか分からない。
取り合えず投げサビキの仕掛けを準備する。
タチウオの仕掛けから、サビキとカゴを付けて、ウキを交換すればあっという間に仕掛けは終わり。
エサのアミエビは吸い込みバケツにあけ、釣れたアジを一旦入れて置くバケツも用意して準備万端だ。
『さあ、久しぶりにアジをメインに楽しむぞぉ!』
喜び勇んで仕掛けを投げ入れる。
1投目アタリなしで、仕掛け回収。『まあまあ、そううまくはイカン。』
2投目アタリなしで、仕掛け回収。『撒き餌は大事や。』
3投目アタリなしで、仕掛け回収。『ボチボチ、寄る頃かな。』
そして4投目アタリがあるが、アジの「ボッコボッコ」といったアタリではなく、上げてくると・・・
『うぉーい!オセンかよ。』
もう、水質の良いどこの釣り場へ行っても、アジ釣りをするとオセンに悩まされる。
この釣り場では、アジの棚は4ヒロ以上なので、オセンは少ないはずだが、それでもオセンとは・・・
最近はこの夜明けの良い時間帯でオセンが来ると、アジの終了を告げる合図のような気がして、もうトラウマになっている。
案の定、この後オセンが釣れ続き、そうこうしているうちにウキが強烈に消し込む。
仕掛けの重さもあるので、ロッドはそれなりにしなるが、掛かった魚の正体は想像がつく。
小さくてもパワフルな獲物の正体はコッパグレだ。
アジ以外はよほどの魚でないと喜ばれないのでリリースだ。
遠投でしばらく続けてみたが、オセンとコッパグレしか来ないので、リスクのある桟橋の間狙いをしてみる。
まあまあ、良いサイズのベラだ。
橋脚奥までうまくキャストできたので、期待したが結果は変わらない。
オセンでなかったので、更に桟橋の間で続けてみる。
アミエビの効果で速攻でオセンが寄り、おまけにウリボウまで引き連れてきよった。
ウリボウが来たことで、『もうアカン、桟橋横に戻ろ。』
リスクの高い橋脚の間狙いは、わずか数投で見切りをつけて桟橋横に戻る。
遠近投げ分けて、色々と棚も探ってみるが、オセンの猛攻は変わらず、アジは一向に姿を見せない。
この釣り場は底近辺は根掛かりのリスクが高いので、ブッコミサビキにはしたくない。
それでも、オセンの猛攻を避け、アジを狙うには棚を底付近に絞るしかないだろう。
底付近に棚を絞っていると、ウキがスゥーと沈んだままのこれまでと違うアタリが出た。
合わせると何か乗っているが、それほど抵抗はない。
なるほど、ガッシー君か。
普段ならお土産サイズだが、ガシラの場合は1匹だけいても仕方がないのでリリースだ。
アジが釣れていない状況で、何とも嬉しくない五目釣りの達成だ。
『もう、アカンな。漁港港内にでも寄ってみるか。』
一旦仕掛けを片付け、ここで再び釣り場移動する。
新田児童公園前の釣り場へやって来た。
2名の釣り人がいたが、いずれもルアーを投げている。
1名はワインドで、もう一名は遠いので不明だがジギングっぽい。
下津はポイントが多いが、ルアーをするなら他にもっと良い場所がありそうだが・・・
ここには駐車場があって、すぐ近くに車を停められるので、取り合えず、ロッドと吸い込みバケツだけでサビキ釣りを始める。
風も波もないが、外向きが荒れているので、もしかしたら漁港内にアジが入っていないかと期待しての釣りだ。
期待はあっけなく裏切られ、30分ほど続けてみたが、終ぞ1回のアタリもなく納竿することになった。
本日の下津港でのタチウオ釣果とタックル
【お持ち帰り】
タチウオ:3本(F3まで):写真下から3本
【リリース】
多数
良型の太刀魚はゲットすることは叶いませんでしたが、朝マズメの時合で3本のタチウオ釣果ならマズマズだと言えそうです。
ただ、ここでもアジを釣ることが叶わず、近年のアジ釣りは本当に難しいとこの日も思いました。
電気ウキ釣りタックル
本釣行で使用した管理人のタチウオタックルは、以下のような感じです。
- ロッド:シマノ (SHIMANO)磯竿 17 ホリデー磯 3号 450PTS
- リール:ダイワ(Daiwa) フリームス(2018) LT2500D
- 電気ウキ:ハピソン(Hapyson) 白色発光 高輝度LED自立ウキ 3号
- 仕掛け:がまかつ 喰い渋りタチウオ仕掛 つらぬき仕様 5-10
- その他:シモリ、カラマン棒、ウキ止めの糸など小物
*ホリデー磯とフリームスは、実釣で使用したものではなく、その後継機を記載しています。
電気ウキはとにかく明るく、遠投したいという方におすすめですが、感度は良さには疑問が残るので、活性の高い時期の太刀魚に使うか、自立式でも軽いオモリを載せて浮力調整するのが良さそうです。
久しぶりの下津港での釣りは思ったようにはいきませんでしたが、魚影の濃さは変わらずで、やはり良い釣り場だと思いました。
アジ釣りはうまくいきませんでしたが、狙い次第で様々な魚を釣ることが出来るでしょう。
なお、写真では6本の太刀魚の写真となっていますが、上3本はこの日の夕方にマリーナシティで釣りあげたものです。
マリーナシティはタチウオの1級ポイントですが、この後、まさかの初めての展開を迎えます。
マリーナシティでの釣りの様子はコチラになります。
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