どうもガチろっくんです。
2020年の新子のアオリイカ釣行ですが、前回は9月に間人漁港に出掛けるも、ボウズすれすれの釣果でした。
ただエギングでもほとんど上がっていなかったし、墨跡もほとんどなかったので致し方なしでした。
あれからちょうど1か月が経過してボチボチ新子のサイズも成長し、ヤエンに掛かるようになっているかということで、再度京都への遠征です。
昨年小橋漁港へ訪れた際、地元のエギンガーのお兄さんと少し話をして、その時は田井漁港の方が釣果が良いという話を聞きました。
年は変わっているので当然状況は違うでしょうが、今回は初めて田井漁港へ出掛けることにしてみました。
田井漁港でアオリイカのヤエン釣り、果たしてその釣果やいかに・・・
田井漁港でアオリイカのヤエン釣りも、釣果はまだこのサイズ!?
【釣 行】
2020年 10月 19日(月)6:00~20:00
釣り場:京都舞鶴東岸 田井漁港
天気:くもり
潮 :中潮
今回も事前にアミエビを購入しアオリイカ釣行へ出発
ヤエン釣り釣行でまず心配なのは、アジが釣れないと話にならないことだ。
春アオリに行くのなら釣りエサ店でアジの購入することも考えるが、この時期の堤防釣りではアジに金を出すことはまずない。
ただ、今年は大阪湾でもアジの接岸が少なく、こんな年もあるのかと不思議になるくらいアジが釣れていない。
京都は釣果情報を紹介しているサイトがほとんどなく、アジが釣れているのかどうかの状況も分からない。
それゆえ前回の間人漁港の釣行では、念のための死にアジも持参しての釣行だったが、普通にアジが接岸していたので心配無用だった。
今回の釣行先である田井漁港は初見になるが、もうアジの心配は要らないだろうと事前にアミエビのみ購入して出発だ。
出発は2時半、阪神高速から池田木部まで行き、そこから173号線で能勢を越えて京丹波みずほから京都縦貫に乗るつもりだった。
ただ、入口を見過ごしてしまい、そのまま舞鶴西から舞鶴道で舞鶴東まで行く。
舞鶴東から田井漁港への山道はなかなかに険しかったが、途中イレギュラーが発生しつつも2時間半ほどで到着した。
この時期、午前5時過ぎはまだまだ陽が上がらず釣り場は真っ暗だが、平日にもかかわらず夜釣り組を含めてかなりの先行者がいた。
平日ながら田井漁港は釣り人が多かったが、アオリイカの墨跡は程ほどといった感じ
事前に釣り場を紹介しているサイトを確認すると、釣り人は少なめの釣り場だと書かれていたが、どうやら秋のアオリの時期はそうでもなさそうだ。
当日は平日だったので釣り座はどこでも取れるかと思っていたが、日曜日に来ていたらアジを泳がせるヤエン釣りは結構厳しいかもしれない。
少し日が上がってからの田井漁港の釣り場の様子は以下のような感じだ。
明るくなって、そこそこ釣り人が帰ってから撮影したものだが、波止際の駐車スペースは車で埋まっている。
北東向きの足場の悪い三角テトラにも、エギンガーが5人ならんでいた。
そして管理人自身はメインとなる大波止の先端付近(白灯横)へ行きたかったのだが、到着時は満員御礼といった感じだった。
ある程度人が帰った後でも、まだまだ残った人がいるし、日が昇ってからやってくる釣り人さんもいた。
ただ、全体的に墨跡は思ったほど多くはなく、一部の場所に集中しているという訳でも無さそうだ。
人が集まる場所はやりにくいので、少し離れた場所で、いくらか墨跡が残る小マシなところへ釣り座を陣取った。
ちょうど上の写真を撮影した場所だが、足元はまだ新しいコンクリートで良いのだが、波止の幅が1mもないのが難点だ。
あと目の前の足元が石畳となっており、他と比べて水深が浅いので、そのアタリが原因で空いていたのかもしれない。
エサのアジは豆アジサイズが多いが、接岸数は相当に多い
釣り場を見て回ったり、道具を運び込んだりしているうちに、日が昇り始めた。
取りあえずは、はやくアジを確保せねばならない。
急いでヤエン仕掛けとサビキ釣りの準備をする。
周囲はアオリ狙いばかりで、アジを釣っている人はおらず、アミエビとサビキ仕掛けを投入してみるまではアジが寄っているのか分からない。
しかしながら、仕掛けを投入するといきなりアジがヒットする。
サイズは豆アジに毛が生えた程度の大きさだが、どうにも京都でアジ釣りをすると、秋になってもこの程度のサイズばかりだ。
一投目から水面まで浮いてきて活性が高い様子が確認できたが、時間的にまだオセンやバリコなど湧いていない。
どうやら、アジの確保は問題なくクリアできそうだ。
取りあえず釣れたアジをヤエン仕掛けのフックに掛け、先にアジを泳がせ始める。
そしてすぐさま、またアジ釣りに戻る。
ものの15分ほどの間に、20匹程度のアジを確保する。
アジの活かしとしては、前回始めて使った炊き出し用の大鍋(50L)を再び持ち込んだ。
通常使用されるアジ活かしバケツの2倍以上にも及ぶ容量で、前回間人ではポンプ総風量が0.7L、2時間半間隔の水替えでアジがいつまでも元気だった。
間人釣行の様子はコチラ
今回はポンプの送風量は強で1.3Lとし、8時間くらい水替えをしなかったが、これでもアジは全く弱らなかった。
釣り場へ持ち込むのに1往復増えるが、どうやら気温の上がる夏場以外なら面倒な作業はせずに長くアジを活かしておけそうだ。
ヤエン釣りでアオリヒットするも続かず、またまたダツに悩まされる
この時間帯なら大抵は、アジを泳がせ始めるとファーストヒットはすぐにやって来る。
ただ、この日はアオリイカは居るのか?と思わせる程音沙汰がない。
時折居食いでアタリもなくアジの頭を齧られるが、跡を見ればどうやらまだまだ新子の小物が多いようだ。
しばらくすると、ドラグがジーッとなり、ラインが走り始めた。
勢いからして大したサイズではなさそうだが、それでもドラグがそれなりに走るとヤエンに掛かるサイズだと期待が湧く。
最初のヒットなので、少し時間をおき、20mほどのところまで寄せてからヤエンを投入する。
ロッドの上げ下げヤエンを跳ね上げていると、どうやらうまく掛かってくれたようだ。
胴長15cmほどの新子のアオリイカだ。
とりあえず、これでボウズはなくなったので、最低限の仕事は終えた。
後はどこまで数を伸ばせるか、1つでも良型は上がるかの勝負になるが、どうも数を伸ばすのは難しそうだ。
朝マズメの時合はなく、周囲を見ている限りでも少し離れた堤防半ばの小磯でウキ釣りをしていたオジサンが1杯上げたのを見ただけだ。
7時をまわると帰る人が増え始め、その後はアジの目玉だけが食われるという嫌なケースが頻発する。
キレイに両眼だけやられて体表は無傷なのだが、このパターンの犯人はハッキリとしていない。
ヤエン界ではハコフグのしわざだという説もあるようだが、それも証拠がある訳ではない。
そうは言いつつも一応アオリのアタリはあるのだが、ヤエンを入れる所までいかず数回バラしてしまう。
どうもポイントが打ちまくられているのか、新子のアオリの割には異様に経過心が高い。
居食いしていて気付いて竿先できいてやると放すし、ドラグが走って止まったところでサイズを確認するのに竿先できいてやると、これまたアジを放す。
なんだったら、見えイカの所へアジを放り込んでやると逃げてしまう始末だ。
時間は8時を過ぎ、潮もかなり引いてきて干潮の時間が迫って来る。
これだけ警戒心が高かったら、もう夕方まではもうダメかなと思いつつ、アジを動かしていたら、グィ~と重みが乗ってきた。
もうロッドに触らない、刺激を与えない、ドラグは最弱で・・・
5分くらい時間を置いてから、少しだけ寄せてヤエンを走らせる。
何とかうまく釣り上げた2杯目のアオリイカは、1杯目よりもサイズダウンだ。
というか、このアオリ、アジの食い方がオカシイでないの。
他にこのパターンでアジをやられるケースが複数回あったが、これも新子のアオリイカのせいだったのか?
ヤエン釣行もそれなりの数こなしているが、一日に何度もある喰い方ではないし、アジを使ってここまで警戒心が強いのも珍しい。
この時間になると、周囲でサビキ釣りをする人も増え、順調にアジが釣れているのでアジ釣りに切り替えようかと思っていたのだが、1杯上がるとまた続けようかという気になって来る。
ただ、そう思ったのも束の間だった。
少し沖目にダツの群れの姿が見え始めた。
案の定、アジをキャスティングするやいなや、ドラグがギャーン、ギャーンと勢いよく出る。
そして合わせると沖目でジャンプするダツ。
ヤエン釣りでは厄介者のダツだ。
前回の間人釣行でのダツ5連続ヒットの悪夢が蘇る。
アジが潜る前に表層でやられ、丸呑みせず掛からなかったとしても、アジに歯形が付いて弱り使い物にならない。
因みにこのダツは上顎が折れてるな・・・
一応続けてみるが、アジが無事に潜れる率はかなり低い。
時間が時間だけに波止際で泳がせるわけにもいかず、左右遠近投げ分けてみるが、どうにも結構な数のダツがいるようだ。
それなりに竿が曲がるので、何も釣れない時には良いのかもしれないが、ダツが湧くとイカも恐がるので、アオリ狙いでは百害あって一利なしだ。
再度ダツが上がったが、ラインに傷が入っているので、また針の結び直しだ。
ほんと迷惑な魚である。
ちなみにダツを釣り上げた時に、隣で釣りをしていた女性と、少し離れたところで釣りをしていた高校生くらいの男の子が「その魚なんですか?」と二人同時に聞きに来た。
そう言えば、間人でダツを釣った時も、近くで釣りをしていた人が「それってサヨリですか?」と聞いてきた。
京都って結構ダツが多いと思うので、知らない人が多いという事は、釣りの初心者さんが多いのかもしれない。
「食べられますか?」とも聞かれたが、あまりダツを持って帰る人もいないと思うので、『一応食べられるけど・・・』
『持って帰りますか?』と言いかけたが、美味いかどうかも知らないので、口に出さずに1匹目と同じようにリリースした。。
後で考えると、始めに釣った時にリリースしていたのを見て、2匹目釣った時に捨てるのならと思って聞きに来たとか??
う~ん、ダツって美味しいの??
話が逸れたが、2匹目のダツが上がったことで、もうこの時間帯のアオリは諦めた。
ここから1時間弱程、サビキ釣りでお土産のアジを確保することにした。
今年は地元の大阪や和歌山でもアジの釣果がほとんど上がっておらず、家族帯同のファミリーフィッシングには出掛けていない。
もう完全に日が上がっているのに、田井漁港のアジはずっと釣れ続いているし、サイズは小さいが回遊している数は半端なく多い。
アオリイカのエサとなるアジが多すぎて、アオリの食いの悪さに影響してるってこともあったりするのか?
ただ、ここまでのアオリのアタリや実際の釣果を見る限り、アオリの成長は遅そうだから、そういう訳でもないか。
お土産となるアジを確保した後、ご飯を食べて少し仮眠を取ることにした。
夕方からアオリの釣果を伸ばすもサイズは上がらず
少し休んでいる間に、左右の人を含めて結構な釣り人さんが入れ替わったようだ。
管理人よりも後に来た人も、早々に立ち去っている。
サッと釣って、サッと帰る人が多いのだろうか。
午前中に釣って活かしておいたアジは、まだ元気に泳ぎ回っている。
夕方になる前に、もう一度アジを補給する際に水の入れ替えを行えば大丈夫そうだ。
釣り座へ戻るとアジの泳がせを再開するが、一応まだダツは残っているようだ。
ただ、ダツも群れも数が減ったのか、アジが瞬殺されるということはなくなった。
それでも、アオリでもなくダツでもない何らかのエサ取りの存在は消えなかったが。
この後、ヤエンを入れる所までいったのが2回ほどあったが、いずれもヤエンが仕掛けに到着した途端にアジを放されてしまった。
獲物が小さいので致し方ないと思うしかない。
あれやこれやしながら、アジを泳がせ始めて2時間ほどは立っただろうか。
相変わらず居食いのパターンが多いが、今度のアオリは竿先できいても貪欲にアジを襲っているのが竿先を通じて手元にビンビン来る。
沖目で掛かったので、10mほど引っ張ってきて、20mを切ったところでヤエンを入れる。
イカが小さいので、なかなかヤエンに掛からないが、今度の奴はアジを放そうとしない。
竿先がグーンと曲がり、ヤエンが掛かったのが分かった。
3杯目のアオリイカゲットだが、これまたアジとそれほど大きさが変わらないコロッケサイズで、とんかつサイズには大きく届かない。
このサイズでも数釣れれば良いが、ツ抜けするようなそんな雰囲気はない。
釣れる時はパタパタと釣れるもんだが、それなりにアタリはあってもサイズ的に取れる数は多くない。
結局この後も釣果は続かず、夕方になってエサのアジを20匹程追加した。
そして、日暮れ前の良さそうな時間だが、この時間帯に今日一のサイズがヒットしたが、これはヤエンに掛け損ねた。
というか、ヤエンに掛かっているものと勘違いして引いて来たら、水面で帰らせてしまった。
500gは超えていたと思うので残念だったが、逆にちゃんと成長したサイズもいるんだと気合は入りなおした。
そして、この次はドラグが走った後、いったん止まった時にロッドの竿先できいてやるとゴンゴンときて再び走り始める。
こんなことをもう2回ほど繰り返し、犯人が分かったところで大きく合わせて寄せ始めた。
チヌ竿がこれでもかというほど大きく曲がり、魚が走ると強めたドラグも出ていく。
相当なサイズでやり取りは面白いが、隣の高校生たちが「あれ相当大きいで。」と言っているのが聞こえてきて恥ずかしくなった。
その理由は犯人はエソだと分かっていたから。
手前まで寄せてくると、70cm位ありそうな結構なサイズのエソだ。
姿を確認したらもう用はないので、竿を寝かし気味にしてリーダーをカットした。
再び「あっ、切れた。」と聞こえてきたが、『違うのよ、切ったのよ。タモ使って掬うとタモが臭くなるでしょ。』と言いたかったが、ここでも口に出さずにグッとこらえる。
なんか今日はこんなんばっかりやな。
この時期になると、もう6時になると真っ暗だ。
ここは常夜灯がないようで、ホントに真っ暗の中だが、まだこの釣果では帰れないので、半夜戦に挑む。
何とか1杯でも良型と言えるサイズを釣りたいが、実際に上がって来たのは・・・
4杯目のアオリイカもとんかつサイズに届かず。
5杯目のアオリイカ・・・サイズ下がってるやん。
6杯目のアオリイカは、ヤエンをいれるかどうか迷ったほどの大きさ。
半夜釣りで上げたこの3杯のアオリイカも立て続けならまだ良かったのだが、実際は30分から1時間で1杯のペースだった。
夜釣りになってからは、さすがに警戒心も解れているのか、ヤエン成功率は高まった。
ただ、それだけアタリがなかったということで、暗闇の中でアタリがない時間が続くのはなかなか厳しい。
夜釣り頻度の高い管理人としては夜釣りそのものは慣れたものなのだが、ヤエン釣りの場合は周囲に他の釣り人がいれば、アジの泳いでいく方向に常に気を配る必要がある。
ヘッドライトと小さなLEDランタンだけでは、体力だけでなく気力も消耗する。
ここまで時合らしい時合もなく、これ以上粘っても良型は期待来そうもなかったので、これにて納竿とした。
田井漁港での本日の釣果とタックル
【お持ち帰り】
アオリイカ:6杯(胴長15cmまで)
小アジ:62匹(13cmまで)
【リリース】
ダツ:2匹(50cm程度)
エサ取り:10匹程度
結果的にアオリイカ6杯と小アジ(豆アジ多し)60匹のお土産なら、初見の釣り場としては良い釣果だったと言えそうです。
ただ、やっぱり10月に京都まで遠征に出ている以上、せめて胴長20cmのアオリイカは釣って帰りたかったですね。
どうも今年はアオリイカの成長が遅く感じるのと、ダツが多いような気もしました。
なお、リリースのエサ取り10匹程度は、サビキ釣りで掛かったオセン、バリコ、フグ、木っ端グレなどです。
【ヤエン釣りタックル】
ロッド:MACHチヌ2号450(ロッドはもう販売していません)
リール:シマノ リール 13 アオリスタ BB C3000HG
ライン:クレハ(KUREHA) PEライン シーガー PE X8 200m 1.0号 20lb(9.1㎏) 5色分け SPE2001.0
リーダー:クレハ(KUREHA) ハリス シーガー グランドマックスFX 60m 1.75号
釣り針:aorinet(アオリネット) アジフック 20本入 黒 S
ヤエンストッパー:カツイチ(KATSUICHI) ヤエンストッパー ブラック
【必須の小物】
アジ掬い:第一精工 アジネットDX
ブクブク:ハピソン(Hapyson) YH-735C 乾電池式エアーポンプミクロ
管理人のヤエン釣りタックルは汎用的なものですが、釣り針、ヤエン、アジ掬い、そしてアジ活かし用のポンプはおすすめ製品です。
いずれもヤエン釣り師さんの中で愛用している方も多い小物ではないでしょうか。;
今回は秋イカのベストシーズンである10月のアオリイカ釣行ということで、かなり期待しての田井漁港への出陣でしたが、納得の釣果とまではいきませんでした。
ただ、日中にアジを釣って帰ったのは大正解でしたね。
サイズは小さかったすが、久しぶりにアジの素揚げをしてスナック感覚で頂きました。
本年度2度目の京都遠征でしたが、さて11月にもう一度アオリ釣行のチャンスがあるかどうか・・・
その他の京都でのアオリイカ釣行もお楽しみ下さい
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