どうもガチろっくんです。
今週の管理人は、なんと長期休暇週間でお仕事がお休みです。
本来であれば家族でお出掛けといったところですが、残念ながらチビ達は学校があるので、そういう訳にもいきません。
そこで考えたのが、ここぞとばかりに『連日の釣行で釣り週間を満喫してやる!』ということだったですが、一発目の釣行が京都府の丹後半島への一泊車中泊の遠征だったことで、歳のせいもあってかなかなか思ったように動けません。
とりあえずは、一発目の間人城島公園でのアオリイカのエギングとヤエン釣りの模様をお届けしようと思い、今こうして筆を執っています。
ウチの姫君はイカが大好きなので、出掛ける前から相当なプレッシャーを掛けられた今回のアオリイカ釣行、果たしてその釣果やいかに・・・
間人城島公園でアオリイカのエギングとヤエン釣り
【釣 行】
2018年 10月 22日(月) 6:00~11:00、16:00~22:00
釣り場:京都丹後半島 間人城島公園
天気:晴れ時々曇り
潮 :大潮
京都府丹後半島の間人城島公園へ遠征
今回のアオリイカ釣行は丹後半島への一泊車中泊の遠征となったが、その裏には弟君の同行ありという理由があった。
そもそも管理人宅から丹後半島北端までなら、下道を走れば200km弱で4時間程度の道のりになり、日帰りだとかなり厳しい。
高速を使えば高くつくので、それはなるべく避けたい。
そこで閃いたのが弟君との釣行だが、ウチの弟君は弾丸旅や車中泊の手練れで、片道300km程度なら下道オンリーでも平気で日帰りするほどの猛者だ。
運転を任せられるので、日帰りの予定でアオリ釣行に誘ってみると、休みを取れるのでどうせなら車中泊で一泊で行こうという話になった。
そんなこんなで、出発は午前1時半、釣り場はどこでも良かったのだが、丹後半島を周ったことがある弟君とたまたま間人城島公園の話しになり、小波止も地磯もあるので、そこへ向かうことにした。
間人城島公園に到着したのは、5時半でまだ陽が出ておらず、真っ暗な状況だった(写真は日が昇ってから撮影したもの)。
取りあえず釣り場の様子を見周ってみることにする。
間人城島公園の漁港内には2本の小波止があるが、そのうちの1本には先行者(夜釣りの居残り組み?)がいた。
日が昇った後の写真では、釣り人は一人しか確認できないが、コチラの小波止には到着時、3人の釣り人がいた。
この小波止にはかなりの墨跡が残っており、どうやらそれなりにアオリイカは上がっているようだ。
地磯の方へ周ってみると、一番手前にもかなり風化した小波止がある。
コチラには管理人一行の到着と同タイミングで釣りに来た、若いエギンガーのお兄さんが先にポイントに入った。
まだ十分スペースはあったので、管理人と弟君もこのポイントへ入ることにする。
因みに墨跡は、波止の方が多いようだ。
3人が小波止に入っていることもあり、その後ポツリポツリと到着するアングラーは、地磯の方へ回っていく。
上の写真にも4人のアングラーが写っているが、しゃくり方を見ていると、どうやらみんなジギンガーのようだ。
遠目に様子を伺っていると、1回だけヒットさせて取り込んだようだが、獲物が何かまでは確認出来なかった。
平日ということもあるのだろうが、全体的に釣り場は空いており、景観の良さもあって非常に気持ちが良い。
普段釣行に出掛ける泉南界隈とはエライ違いだ。
アオリイカのエギング開始もアタリなし
到着後、釣り場に下りた時は6時過ぎくらいだったと思うが、まだこんな感じに暗かった。
今回の釣行目的の一つは、新しく購入したエメラルダスに墨付けすることなので、さっそくエギングの準備をする。
汎用的な使用目的で購入したロッドなので、初お目見えはタチウオ釣行で、ウロコ付けを先に終了させてしまっている。
今回は釣り場としては申し分のない場所なので、気合を入れてキャストを開始する。
弟君もエギングでアオリを狙う。
地磯という事もあり、勝負を賭けるとかなりの確率で根掛かりする。
非常にリスキーなポイントだが、藻場がシッカリしていることもあってか、エギをロストする機会はほとんどない。
ただ残念なことに、キャスティングを続け、それなりのリスクを取るも、アタリは全くない。
『おっかしいなぁ、潮は悪ないし、気配もエエけど・・・』
こんなはずじゃあなかったと二人して苦虫を噛むが、エギングの時間は刻一刻と終了へ向かっていく。
それと同時にアジの時間もやって来ているはずで、このままだとアジの時間も終わってしまう。
「ちょ、俺アジ釣るわ。」
取りあえず管理人は、ヤエン用のアジを釣ることを優先することを決意する。
釣れないアジ 遊び始める弟君 スタートはボウズ!!
いつも堤防釣りで行っているサビキ仕掛けをそのまま持ってきた。
アミエビはいつでもどこでも取り出してすぐに使える、常温保存が可能なアミ姫だ。
アジを釣るなら本来は港内の小波止に向かうべきだろうが、もうすでに駐車場と磯の間を2度行き来をしており、3度目を強行できる程の強靭な肉体も体力も持ち合わせていない。
まずは磯場の足元でアジを呼べるか試してみる。
足元でやってみると、黒い大量の影が浮き上がってきた。
すぐにヒットしたのは小さなウマヅラハギだが、それなりのサイズのカワハギも見える。
オセンやメバルの子もいるようで、これだけの数のエサ取りが居ては、アジへの撒き餌が効くこともないだろう。
5投ほどしただけで、今度は沖目へのキャストを中心に少しウキを流してみる。
・・・ウキはピクリともしない。
・・・時間はどんどん過ぎて、陽は昇って行く。
ふと気が付くと、後ろでゴソゴソと仕掛けを直していた弟君がいない。
見回してみると、磯際で何やらやっている。
タックルからエギ外して、シンカー付けて、ガシラ釣って遊んでるやん!
刺し餌など持って来ていなかったが、フジツボを叩いて身を取り出し、ロックフィッシュを狙う釣りに切り替えていた。
ウチの弟君はダメだと思ったら、すぐにボウズのがれに走る癖がある。
「おいっ、イカ釣れよ!」と管理人は言うが・・・
『いや、もう陽上ってアカンやろ。見えイカもおらんし。それより、ガシラのデカいのか、アコウの可能性の方が高いやろ。』と答える弟君。
いや、確かにそう言われればそうやけど・・・
『勝負は夜やな!』
アジも釣れない管理人としても、すでに心は折れかかっており、ここでサビキ仕掛けを置き、エギングタックルを片付けることにした。
因みにこの後、しばし弟君の探り釣りに付き合ってエサの採取に勤しんだが、釣果は小ガシラと小カワハギのみで、結局午前の釣りはボウズという結果に終えた。
アオリイカのナイトのヤエン釣りで挽回!!
午前の釣りを終えた後は、軽く食事を済ませた後、しばしの休憩で3時間ほど仮眠を取る。
3時半位からゴソゴソと動き始め、先に紹介した港内の小波止へ行くと、またまた先行者が二人いた。
おそらく夫婦だろうと思うが、旦那さんはカゴ釣り、奥さんは投げサビキをおこなっており、ポツリポツリとアジが釣れ始めているようだ。
午前中の地磯でのアジ釣りは完全に失敗に終わり、分かってはいたのだが、同じ釣り場でもやはり波止の方にはアジは寄っているようだ。
再び投げサビキ仕掛けをキャストし、エサとなる小アジを釣り始めたが、今度は順調に釣果が確保できた。
アオリイカの餌用にはなるべく小さめのアジを確保し、それ以外はお土産用とした。
いずれも15匹程確保した時点で、ほとんど陽も落ちてきたので、アジの泳がせを開始する。
管理人がアジを釣っている間、弟君は再度エギングに挑戦していたが、相変わらずアタリはないようだった。
弟君も意地になってなかなかエギングを止めようとしないので、仕方なく管理人が弟君の泳がせの準備も開始する。
これが一発目のしくじりになるのだが、弟君の仕掛けを終えてアジを泳がせ、自分のロッドに戻るとアジが動かず異様に軽い。
引き上げてみると、頭がないどころか尻尾しか残っておらず、一度もドラグが鳴っていないのにすべて食いつくされていた。
アジは完全にボトムまで入っていたが、それでもその場で居食いするなんて、よほど活性が高いのかと期待感が高まる。
そう思っていると、今アジを入れたばかりの弟君のリールのドラグが、火をふく勢いで『ジ~ジ~ッ!』と走る。
頭を落としてエサを食わせ始めるのに5分ほど待ち、満を持して寄せ始める。
ロッドは大きく曲がっているが、弟君も管理人も通常の波止竿を使っているので、竿の曲りだけでは判断できない。
20m以内に入ってきたところで、管理人がヤエンを投入する。
2度か3度のシャクリを入れると、うまくフックが掛かり引き寄せてくる。
そのまま抜こうとする弟君だが、波止竿では持ち上がらず、管理人が海面を覗きこむと明らかにデカい!!
『無茶すんなや、チヌ竿では無理なサイズや!!』と言い、管理人がタモ入れをする。
このアタリは二人で釣行に出ている利点で、ヤエンもタモ入れも相方に頼めば、かなり楽に取り込める。
スケールを持っていないので、サイズについては後々分かることだが、いきなり800gを超える良型サイズだった。
【恐るべし丹後半島】だと思ったが、この後、隣で掛け針でアオリをやっていた地元のオジサンと話していると、このサイズが今時期の最大サイズとのことで、大抵釣れてくるのは300g程度とのことだった。
ただ、1杯目がこのサイズであったため、更に期待感は高まる。
そうこうしているうちに、隣のオジサンのロッドもしなりを上げ、上手く引き寄せて掛けることに成功する。
間もなく管理人のドラグも響きの良い音色で、勢いよくラインを開放していく。
手応えはほどほどだがチヌ竿でやっているので、アオリが走り始めるとロッドのしなりが半端なく、やり取りが非常に面白い。
十分な時間をおいて、今度は弟君にヤエンを入れてもらい、無事にゲットした。
胴長20cm弱で300gチョイのアオリイカなので、エギングだと簡単に抜けるサイズだが、今日の釣りはそうはいかない。
秋の数釣りに合わせたタックルにしているので、今日は確実にタモでひろっていく。
この後も、管理人、弟君ともに、アオリをヒットさせるが、取り逃してしまう。
ヤエンをやっていると、寄せて来る時、ヤエンを入れたタイミングで、どうしてもアジを離されてしまうが、この日も何杯かは取り逃すことになる。
ただそれでも、二人掛かりということもあり、アオリイカの釣果を確実に伸ばしていく。
このサイズがこの日の最小だったと思うが、胴長16cmで280gといったところだ。
このサイズだと、さすがにタモは必要なく、チヌ竿でも十分に引き抜ける。
今の時期の泉南なら、このサイズでも十分に釣ったったという気分になれるだろう。
4杯目は、胴長20cm弱で350g弱のまずまずのアオリイカだ。
ちょうどこの頃に、管理人達の少し後ろで湾内向きにキャストしていたエギンガーのお兄さんが、同じサイズのアオリイカをゲットする。
シャクリを見ていると何となくベテランっぽく、かなりの手練れのような感じだったが、やはりエサと疑似餌の差が出ているのか、エギングでは苦戦している様子だった。
そして、管理人一行のヤエン釣りだが、二人してエサを付けるタイミングが被った時に、大きな問題が浮上する。
『アジがあと3匹しかない!!』
もともとアジを15匹しか確保しなかったツケがここへ来て、二人に突きつけられる。
「もう、アジ弱っても替えるの無しな!!」
取りあえず、弟君に釘を刺し、急いでアジを投げ入れる。
先にアオリをヒットさせた方が、最後の1匹を使う権利が得られるためだ。
続いて弟君もアジを投げ入れる。
互いに相手の動向を気にしつつ、アジを沖向きへ誘導する管理人、逆に湾内へ誘導する弟君だったが、先にドラグを鳴らしたのは管理人だった!!
と思ったのも束の間、タッチの差で今度は弟君のドラグが走る。
『俺のん来たわ!!』という弟君。
「いやいやいや、俺の方が早かったから、先にヤエン入れてくれよ。」と応える管理人。
『ほんだら、はよせえよ。もうヤエン入れるか!?』という弟君。
「いやいやいや、もうエサないからバラされへんし、5分は待たせろよ!」と応える管理人。
互いに漫才のような掛け合いをしつつ、先にヤエンを投入したのは管理人の仕掛け・・・難なく無事にゲット!!
続いて、弟君の仕掛けにヤエンを通してやり・・・コチラも上手く掛けて無事にゲット!!
上手く行き過ぎたドラマチックな展開を迎え、効率よくアジを使えて一仕事終えたような感じだ。
最後のアジについては、弟君に譲ることにし、管理人は一歩先に片付けを始める。
間もなく弟君から、『来た来た。』の声が届く。
だが、甘く見ていたのか、焦り過ぎたのか分からないが、アオリは違和感を感じて頭を落とす前にアジを離してしまい、再度追いかけてくることはなかった。
先ほどのドラマのような展開から打って変わって、拍子抜けの終わり方になったが、この夜釣りではもう十分な釣果は得られた。
午前中は厳しい釣りだったが、最終的には結果オーライで、22時過ぎに気持ちの良い納竿を迎えた。
本日の釣果とタックル
【お持ち帰り】
アオリイカ:6杯(胴長16cm~26cm、280g~820g)
マアジ:15匹(15cmから22cm)
【リリース】
カワハギ:3匹
小ガシラ(カサゴ):3匹
【タックル】
今回釣果を上げたタックルは特別なものではないので紹介は控えますが、ヤエンだけは非常に使い勝手が良く、掛かりの良い製品なので紹介しておきます。
秋イカにはSサイズがおすすめで、キロサイズまでなら問題なく捕れます。
丹後まで遠征してきたので、それなりの釣果は期待していましたが、初日の間人城島公園でのアオリイカ釣りは思ったような釣果が得られ、満足の釣行となりました。
朝一のエギングではアタリすら得られず、目的の一つエメラルダスの墨付けに失敗し、アジも釣れなかったことで日が昇ってからのヤエン釣りも出来ませんでした。
ただ、その分昼間に十分な休息をとり、夜釣りに万全の体制での望めたのが大きかったと思います。
釣ったアオリイカは地元のオジサンから聞いていたように、アベレージ18cmの300g程度でしたが、一発目に良型が上がったのは運が良かったのでしょう。
この後、宮津まで戻ってコンビニで食事を確保し、二日目翌朝の釣り場をどこにするか弟君と相談しながら就寝することになりました。
次回は、丹後アオリイカ遠征の二日目の釣行をお届けします。
【追記】二日目のアオリ釣行を記事にしました。
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