どうもガチろっくんです。
先日ウチの若君が3DS LLの充電コネクターであるソケット部分を壊してしまいました。
何でもかんでも若君と姫君の間で奪い合いをするから、ホント色々なものが破壊されていく日常です。
今は妖怪ウォッチ2に嵌っていますが、実は管理人もチョコチョコと進めているので、この故障はほおってはおけません!!
ということで早速ネットで調べてみると、修理費はなんと4,320円もかかるとのこと!!
『こんな修理にこの金額は払えない!』と思い、速攻で部品を取り寄せ、管理人が緊急修理を行うことにしました。
因みに管理人は数年前までは、年甲斐もなく結構なゲーマーでもありました。
最近はなんでもかんでも『ブログのネタに!』と頭に過るのですが、現在は流石にゲームネタを書ける程やり込んではいないので、釣りブログではありますが、気まぐれ日記ということでゲームネタの替わりに修理ネタを記事にすることにします。
電源を頻繁に抜き差しする、ソケット差し込み部ということもあり、おそらく同じ電源コネクタの故障を経験した人も多いはずですので、誰かしらかの参考になれば幸いです。
それでは、早速・・・
3DS LL 電源コネクター部の緊急オペ(修理)実施!!
パッと見てすぐに故障の原因は分かりました。
この程度の修理なら、特に電気・機械を専攻したわけではない管理人でも、そう難しくはなさそうです。
故障の原因は電源ソケット中のピン折れ
充電アダプターケーブルを差し込む3DS LL側の電源コネクターのピンが1本折れて無くなっています(右側のピンがありません)。
3DS LLの基盤部分まで分解開封
今回の修理で使う精密ドライバーは、P00の1本だけで全て分解可能でした。
まずは、3DS LLの裏側にあるバッテリーカバー(ネジは左右2箇所)を外します。
バッテリーカバーは、カバーの下側を少し浮かしてやると簡単に外れます。
ここでバッテリーも外しておきますが、ソフトウェアやSDカードも取り外してあるか、確認してから次のステップへ進みましょう。
次に本体カバーを外していきます。
一つ前の画像で見てもらえば、ネジが4箇所確認出来ます。
更にゴム栓で隠されたネジが2箇所、ゲームの差し込み部にネジが1箇所で、合計7箇所のネジを外します。
7箇所のネジを外したら、本体カバーの上部左右から爪を差し込み、カバーを少し浮かせます。
カバーが少し浮いたら、今度は下側からカバーを浮かせ、そのまま持ち上げて向う側へ反転させて置きます。
左右にあるケーブルの差し込みは、まっすぐ上に持ち上げると簡単に外れるので、取っておく方がこの後の作業がやり易くなります。
使用したはんだ関連工具
電源ソケットは半田付けされているので、ここからは、はんだゴテを使う必要があります。
はんだゴテは昔の物(中学生の時に技術の授業で自作したもの)しかなく、しかもこて先が無くなっていたので、電子部品に使用可能な30Wで安価なものを購入しました。
大洋電機産業の製品で【gootはんだゴテ】、小手先だけでなくヒーターも交換可能な売れ筋製品です。
当然温度調整機能なんてないので20Wと迷いましたが、他の使用用途も考えて30Wにしました。
あとは、作業効率を格段にアップさせるはんだ吸取線と、家にあるはんだは2mmだったので、0.6mmの極細はんだを購入しました。
購入したのは島忠ホームズで、コーナンにも行きましたが、こちらは品揃えが全然ダメでした。
価格ははんだゴテが1,100円、はんだ吸取線が500円、はんだが300円で、合計1,900円で済みました。
ファミリーさんなら、もともとはんだゴテ一式を持っているケースも多いので、はんだ吸取線くらいしか買わないで済むケースも多いのではないでしょうか。
さて、いよいよ電源ソケットの交換作業に入ります。
ここからは、少しばかり気を使う作業になります。
3DS LL電源ソケットの取り外しと交換
電源ソケットには、はんだで固定するピンが6箇所ありました。
まずは電源ソケットを取り外すために、固定されたピンにはんだを付けて熱を通し易くします。
6箇所全てにはんだを付けたら、左から順に小手を当ててはんだを溶かしつつ、1本ずつピンを持ち上げるように抜いていきます。
電源ソケットの取り外しは、作業が細かく両手を使うので、写真を撮りながら行うのが不可能でした。
電源ソケットを取り外したら、残ったはんだに、はんだ吸取線を当てて、上からはんだゴテを当てると、はんだが溶けて吸い取られていきます。
はんだ吸取り線を使って6箇所全て残ったはんだを除去しました。
はんだを残したままでも作業は可能ですが、付いているはんだの量にはバラツキもあり、取り付けるピンの間隔も狭いので、一旦除去する方が圧倒的に作業効率が高く、仕上がりも良いものになります。
電源ソケットはヤフオクで2個入り送料込みで450円で購入できました。
振込み手数料がいる銀行でしたが、それ込みでも700円以下です。
これでもう一回壊されても、いつでも修理できるので安心です。
電源ソケットを上から軽く押さえながら、1箇所だけ先に軽くはんだ付けします。
これで固定されるので、あとは順番にはんだ付けしていくだけです。
0.6mmのはんだを使用すると、はんだを付け過ぎるというような失敗もなくなります。
また、はんだの溶けも早いので、基盤や部品に熱を当てすぎるということも起こりにくいのです。
ちなみに、はんだ付けは、接合させる金属の表面に異物や酸化膜があるとうまくいきません。
管理人はフラックス(はんだ付け促進剤)を使わずにはんだ付けしましたが、フラックスを塗布すればよりはんだ付けしやすくなります。
あとは、再度組み立てて充電機能の回復を確認するだけです。
さあ、果たして充電機能は回復できたのでしょうか・・・緊張の一瞬です。
3DS LL 充電機能回復!!
充電ケーブルを差し込むと、無事に充電機能が回復しました!!
となりで修理作業を眺めていた若君と姫君から歓声が上がります。
それほど複雑な作業はしていませんが、なんとか親父としての威厳を保てたようでやれやれです。
結局修理に出せば4,320円必要だったところが、自分で修理したので2,600円で済みました。
しかも新たにはんだ関連工具一式と、電源ソケットが1個が残りました。
最後に奥方様に掛かった費用の請求をすると、『自分が楽しんで勝手に修理したんでしょ!!』なんて心無い言葉をいただきました。
まあそれは確かにそういう一面は大いにあるけど・・・
因みにこのやり取りは、管理人が何かに取り組む度に行われる毎度の儀式です。
取りあえず管理人も、また妖怪ウォッチをチョコチョコ進めていこうと思います。
はんだゴテについては、ホームセンターでなくアマゾンなどのECショップを利用すると、はんだと吸い取り線と、はんだ台までセットになったgooの製品が販売されています。
『取りあえず今回の修理だけ』と考えているのなら、以下の製品の方が管理人が購入した価格よりも安く手に入るのでおすすめです。
また、管理人が送料込みで700円も出した3DS/3DS LL充電コネクター(電源ソケット)2個セットですが、現在では、コチラもAmazonや楽天、yahooなどでもう少し安い価格で販売されています。
更に修理費を押さえたいなら、1個売りされている商品もあるので、それでも十分かと思います。
何はともあれ、3DSの電源ソケットの修理はそれほど難しい修理でもなく、工具と部品さえあればすぐにでも取り組めます。
メーカーの修理費用4,320円はあまりにも高いので、手先に自身がある方は、ぜひ自身で修理に挑戦してみてはいかがでしょうか。
コメント
コメント一覧 (2件)
失礼します。電源ソケットの方が貼られてあったリンクのAmazonの方で販売されておらず、楽天の方も調べても業者修理しかなく売っていなさそうです。どうしたらいいのでしょうか。
調べてみましたが、Amazonはすべて品切れになっており、確かに楽天でも修理依頼だけになってしまっていますね。
もしかしたら、ほとんど需要がなくなって輸入を止めたのかもしれません。
ヤフオクで3DS LLのジャンク品を安く入手して、部品取りして修理するという方法もありますが、これはジャンク品だけにチャレンジになりますね。
せっかく記事を確認していただいたのに、お役に立てずにすみません。。。