どうもガチろっくんです。
前回釣行から2ヶ月ぶりと、ずいぶん久しぶりの釣行記事になります。
実は7月の上旬に一度、タコを狙いに泉大津へ短時間の釣行に出掛けたのですが、まだシーズンも始まっていないこともあり丸ボウズをくらいました。
何一つ見所のないというか、まともな写真すらない釣りだったので、記事にするのを見送りました。
今回はタイトルにあるように、淡路島は由良沖での旬の鬼アジとゴマサバを狙った船サビキでしたが、厳しい釣りに管理人のみ我慢がきかず途中からタイラバにチェンジしました。
今回も写真があまりないので記事にするかどうか迷いましたが、一応釣りには行っているという報告の意味も兼ねて記事にすることにしました。
夏の船釣りは暑さとの戦いでもありましたが、果たしてその釣果やいかに・・・
淡路島で鬼アジとゴマサバ狙いの船サビキ~タイラバ
【釣 行】
2019年 8月 4日(日) 6:00~12:00
場所:淡路島 由良 成ヶ島沖
天気:晴れ
潮 :中潮
海水浴の疲労を抱えつつ5時半過ぎに由良漁港から出船
夏休みということもあり、2週続けての家族サービスで先週の日曜日は和歌山の片男波海水浴場へ、そしてこの土曜日も同じく和歌山の磯の浦海水浴場へ出掛けていた。
最近は仕事も多忙を極めているのと、もう若くはないこともあり、ずいぶんと疲労も溜まっている。
疲れた身体にムチ打ち、弟君と午前2時半に出発の準備を整える。
同行する親父殿を迎えに行き、午前3時に出発だ。
この日は5時に到着の約束だが、この時点で時間通りの到着はかなり厳しい。
案の定、淡路サービスエリアとコンビニに寄ったことで、10分ほど遅れて由良漁港へ到着した。
いつもならここで到着時の写真を載せるところだが、この日は余裕がなかった。
というのも、漁師の兄ちゃんがすでに船に乗り込み出船準備を始めていた。
親父殿はそうとも知らずに途中車から降りて、兄ちゃんを呼びに行ってしまっていたので、出船はさらに遅れる。
結局漁港を出たのは5時半過ぎになった。
釣り場は成ヶ島沖 徐々に深場へ移るも魚影は薄し
この日の釣り場は近場の成ヶ島沖のため、ポイントへ到着するのに15分もかからなかった。
漁船に合わせて仕立て船もソコソコ出ているようで、多いところで5台ほどの船が各ポイントを流している。
もうすでに陽は出てしまっている。
いつもなら事前に仕掛けを結んでホゴオモリをセットするところまで終えているが、この日はそんな余裕もなかったので沖でタックルを組み始める。
今日のメインターゲットは40cmオーバーの鬼アジと50cmオーバーのゴマサバだ。
いずれも由良沖では今が旬らしく、堤防釣りなら『夏の鯖?』と思うところだが、マサバはイマイチでもゴマサバは絶品とのことだ。
受け取った仕掛けはいつもの真鯛用のサビキ仕掛けで、当サイトの船釣りでは毎回登場する漁師手製のサビキだ。
ターゲットがアジやサバでも、サイズの有るものを狙うので、同じ仕掛けで問題ないようだ。
ちなみにポイントもいつもマダイを狙いに出るポイントとほとんど変わらないとのことだ。
狙いは鬼アジや大型のゴマサバであっても、特にいつもと変わらないので何か拍子抜けする釣り開始だ。
まあ、とにかくいつもと同じように底中心の狙いで、仕掛けをゆっくりと引き上げては落とす作業を繰り返す。
スタートのポイントは、水深約50mほど。
親父殿と弟君を含めた我々3人が最初に釣り上げることは少ないが、この日は兄ちゃんにもアタリがない。
3流しほどすると、「食わんのぉ」と言って、少し沖合いへ船を走らせる。
次のポイントは水深60m~70mほど、多少大きなシモリがあるようだが、最近は腕も上がっているので根掛かりさせることも少なくなった。
兄ちゃんの船では「上げよかぁ。」以外の掛け声はなく、仕掛けの投入は兄ちゃんが仕掛けを落とすのを誰かが見たら、勝手に仕掛けを落とし始める。
うまく一斉に落とせないと絡む率が上がるので、我々3人の間でチマチマする者がいると『早よせえよ。』とお互いに急かし合う羽目になる。
ポイント移動してから間もなく、兄ちゃんがヒットさせる。
遠目に確認した親父殿が『アジやな、やけど結構デカいぞ!』と話しかける。
どうやらいきなり40cmオーバーの鬼アジを上げたようで、にわかに我々3人のモチベーションも上がる。
ただ、相変わらず3人にはアタリの気配がない。
そうこうしているうちに、兄ちゃんは今度は50cm近いサバを釣り上げたようで、弟君が魚探の確認も含めて兄ちゃんのもとへ行く。
そして、戻ってきた弟君が衝撃の一言、『兄ちゃん何かエビみたいなワーム付けてんぞ!』
「なに!それアカン時の秘密兵器ちゃうんか!?兄ちゃん一人で違う釣りしてんちゃうやろなぁ・・・」
これ、ほんま大丈夫なんかと少しばかり疑心暗鬼に陥る。
ただ釣れても、やっぱり食いは悪いということみたいで、更に沖合に向けて船を走らせる。
次は日を選ぶポイントで、波が高く潮の流れも速くなるが、この日は比較的穏やかだったので、何とか釣りになりそうだ。
水深は80mオーバー、オモリ40号では厳しいので、50号に切り替える。
親父殿が道糸の残りがヤバいと一人で騒いでいる。
兄ちゃんはここでも真っ先にアジをヒットさせ、その後もまたまたサバをヒットさせていた。
一つ残念なことは、いずれもマサバで狙いのゴマサバではなかった。
我々はしばらく沈黙だったが、その沈黙を破ったのは親父殿だった。
いつもの何がヒットしても「これはデカい!」という声が管理人の真後ろから聞こえた。
あまり竿が曲がっている様子はなかったが、鬼アジならそのまま抜くと口切れを起こす可能性が高いので、タモ入れに行ってやる。
上がってきたのは、40cmオーバーの鬼アジだった。
いつもなら写真係としてアチコチ行ってやるのだが、疲労の極致にあるこの日の管理人には、そこまで気を回す余裕がなかった。
今思えばブログの題材として写真が無いのは非常に痛い。
話は戻って、その後も親父殿が再度ヒットさせるのだが、これが最悪の結果を引き起こす。
「これはデカい!」などと言いながら、すぐに回収せずに手応えを味わおうとするから、ヒットさせたサバが走り回り、管理人と弟君の仕掛けを巻いてクチャクチャにしてしまった。
皆から大バッシングを受ける親父殿は、この後も何度か人の仕掛けと絡ませる下手さ加減を如何なく発揮し、終ぞは人のせいにする始末だ。
ただ、この時点では親父殿一人がボウズを逃れ余裕ができたことで、管理人と弟君より優位で上から目線になっていたのは言うまでもない。
灘方面へ大きくポイント移動 管理人は我慢がきかず一人タイラバにチェンジ
ポツリポツリとは上がっていたのだが、兄ちゃんの反応は『食わんのぉ。』だった。
確かに1時間半ほど経過していたが、管理人と弟君は未だヒットさせていない状況だ。
朝一の時合にヒットが出ないというのは実は我々にとっては良くある事だが、兄ちゃんのヒット数を考えるとやはりいつもより悪そうだ。
3箇所目の釣り場は真鯛の好ポイントでもあるので、兄ちゃんとしてはタイがヒットしないことに違和感を感じていたのかもしれない。
ここでポイントを少し大きく移動することになり、灘方面へ船を走らせる。
灘の方まで行くのかなと思っていたら、意外と近場の生石沖で船が止まる。
このアタリのポイントも比較的船が多く、40フィートのタイラバ乗合船もいた。
以前は仕立て船は多くとも、乗合船などいなかったのだが、最近は乗合船もちょこちょこ見かけるようになったとのことだ。
ちなみに、この時点で上がっていたのは、おそらくアジが4本とサバが3本、しかしサバはすべてマサバだ。
このポイントで次にボウズを逃れたのは弟君だった。
しかもダブルヒットで、一気に親父殿に肩を並べる。
しかしながら、残念なことに2匹ともマサバだ。
管理人はマサバとハマチは釣れても持って帰らないと宣言していたので、自分のヒットもサバだったら嫌だなぁと危惧する。
すると、今度は兄ちゃんがトリプルヒットさせ、何とその3匹のうち2匹が真鯛だった。
ようやく真鯛が顔を出し、管理人の脳裏に『タイカブラ持って来てるでぇ』と悪魔が囁き始める。
管理人だけがボウズの状態で、ここで不慣れなタイラバにチェンジすることは、かなりのギャンブルになる。
ただ、このままアジの数よりサバが増えても困る。
迷った挙句、もうボウズも覚悟の上でタイラバにチェンジすることを決意した。
Mejor Craftの鯛乃実 GOLD/RED ヘッド100gに、Fish ArrowのFlash-J CURLYのグローピンク/シルバーをフックに装着してみる。
タイラバは始めたばかりなので、実績のある自信の仕掛けなどまだ無い。
船釣りでのサビキやエサ釣りでマダイをヒットさせた経験をタイラバにも当てはめ、あとは色々と試してみるだけだ。
正解を引き当てたのかどうかはまだ分からないが、思ったよりも早くその時はやって来た。
『ガガッ!』
テレビの釣り番組で、アタリがあっても一定で巻き続けるといったような解説もあったが、これがなかなか難しくすぐに合わせてしまう。
『ゴンッ、ゴン、ゴン、ゴン』
分かりやすいタイの手応えで、「タイ来たわ!」と周囲に宣言する。
それなりに手応えもあり、40cmクラスだろうと喜んで巻いてくる。
2.5mほどにセットしたリーダーが見え、船縁を覗きこもうとした時、フっと軽くなる。
「やってもうたぁ!!なんでなんで。」
仕掛けを上げてくると2箇所に噛み傷が入ったワーム以外は無傷で、おそらくは皮一枚だったのだろう。
待望の1匹だっただけにショックは大きいが、タイラバでヒットさせるということだけでも、現時点ではまだまだ良い経験だ。
ワームを交換して、底まで落としては一定のスピードで20mほど巻き上げるという単純作業を繰り返す。
それなりに時間は経過しただろうが、同じようなアタリで再度ヒットする。
先程と違うのは、今度はえらく軽い。
竿の叩き方はタイのようだが、手応えが軽いので上がって来るまでは何とも言えなかった。
遠くから兄ちゃんが『タイ上がったかぁ!』と気に掛けてくれる。
この頃になると、兄ちゃん、親父殿、弟君ともアジを追加しており、一人タイラバに替えて大丈夫かという面と、さっきバラしていたのを見ていたので、気にしてくれていたのだろう。
30cmを切るサイズだったので、「チャリコやわぁ!」とちょっとばかり強がってみせた。
何はともあれ、『よしよし、この組み合わせは使えそうや』と思っていたら、この後仕掛けを落としている最中にサワラに道糸を噛み切られ、ヘッドごと持って行かれてしまった。
鯛サビキをしていても、エダスを噛み切られることがチョクチョクあるが、タイラバでやられるとは思っていなかった。
仕方なくAbu Garciaのカチカチ玉カニタコレッド(80g+10g)に替え、先ほどと同じようにFish ArrowのFlash-J CURLYのグローピンク/シルバーをフックに装着する。
孫針は前回のタイラバ時に失っていたが、何となくワームが当たっているような気がするので、それなら支障はないはずだ。
すぐにヒットとはいかないが、いつもその時は何の予兆もなく突然やってくる。
『ガガガ』と小さく当たったのだが、いつもの癖で大きく合わせてしまい素バリを引く。
アタリがあっても取りあえず一定のスピードで巻き続けるというのは難しく、まだまだ慣れが必要なようだ。
そうはいっても、引き続きアタリが出たことで期待感は高まる。
ただ、もう11時をまわると暑さとの戦いにもなっており、周囲に比べるとタイラバの方がやはり過酷だ。
何とかもう一匹と思い続けてリールを巻き続けると、『ガツ~ン!』と竿先が大きく引き込まれた。
今度は難なく勝手にヒットした感じで、しかも相当のパワーで巻き上げるリールが空回りする。
「今度はデカいわ!」と周囲の注目を浴びながら、挌闘していると隣の弟君が『俺のと絡んでるな。』と・・・
おいおい、勘弁してよとPEラインに順番に掛かる針を1本1本外していく。
すべて外し終わった時、無事にタイはついていたが、「なんか軽なったわ。」と。
ヒットした直後は確実に50cmオーバーを期待したのだが、実際に上がってきたのは45cm足らず。
嬉しいヒットではあるのだが、何かちょっとビミョ~な気分であったのが正直なところだ。
因みにこの真鯛も掛かっていたのは、ワームを付けた方のフックだった。
これは、もしかしたら今後の真鯛釣りに有力な武器を手に入れたのかもしれない。
この後、もう少し釣る時間があったのだが、管理人自身はこのタイカブラも根掛かりで失ってしまい、もう疲れと暑さで他の3人よりも先に竿を置くことにした。
本日の釣果とタックル
【お持ち帰り】
真鯛(マダイ):5匹(45cmまで)
マアジ:12匹(45cmまで)
マサバ:4匹(50cmまで)
鬼アジは親父殿がタモなしで無理に引き抜こうとして口切れしたり、弟君が掛けたのを管理人がタモ入れする際ミスってとり逃したりしたのもあったので、本当ならもう少し数を伸ばせたので反省です。
あとマサバは7本いましたが、胴に入れていて帰った時に死んでいたものと、40cmクラスは捨てたので、お持ち帰りは4本だけです。
結局ゴマサバは1本もヒットしませんでした。
【本日のタックル】
本釣行で使用した管理人のタックルのうち、タイラバで使用したタックルを、以下に紹介しておきます。
- ロッド:シマノ ロッド ホリデー FUNE 船 50-240 2.4m
- リール:カストキング(KastKing)リール Royale Legend
- ライン:クレハ(KUREHA) PEライン シーガー PE X8 200m 1.2号 5色分け
- リーダー:東レ(TORAY) トヨフロン スーパーLハード 3.5号 50m ナチュラル
- カブラ1:メジャークラフト メタルジグ タイノミ100g GOLD/RED
- カブラ2:アブガルシア(Abu Garcia) タイラバ カチカチ玉 80g+10g カニタコレッド.
【特選ワーム】
いつもなら真鯛だけでも2桁釣る漁師の兄ちゃんが、真鯛3枚と言うのはかなり厳しい状況でした。
そんな中管理人は後半戦だけで3回の真鯛ヒットとアタリ1回を生んだので、これは今回初めて使用したこのワームの効果のような気がします。
再度同じものを購入し、できればタイラバだけでなく、鯛サビキにも付けて試してみようかと考えています。
今回の淡路島釣行では、40cmオーバーの鬼アジと50cmクラスのゴマサバをタイサビキで狙いました。
釣ったアジの半分は40cmオーバーで最小でも30cmクラスだったので、まずまずと言えますが、サバはすべてマサバだったのは残念でした。
前半戦では管理人だけが鬼アジをヒットさせることが出来ず、いよいよ追い詰められてタイラバへとチェンジしましたが、ある意味正解で得るものも多い一日となりました。
前回釣行時には、漁師のビニールサビキと同じ場所で仕掛けを流すと、『先に食うのはビニールじゃけぇ。』と言われ、同じ船で管理人以外の3人がサビキを流す中、果たしてタイラバで真鯛をゲット出来るのか挑戦したいと伝えました。
この日の状況であれば、朝一からタイラバをしていたら、今まで一度も勝てない兄ちゃんとのタイ釣り合戦に勝利した可能性さえあります。
タイ釣りでサビキを流しても勝てる見込みはないので、ロースコア時にタイラバでの勝利という一筋の光明が見えた釣行にもなりました。
【淡路島での船釣り釣行】
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