どうもガチろっくんです。
2019年の釣り納めとして、貝塚人工島の水路へアナゴのブッコミ釣りに行ってきました。
先日、当サイトに載せている記事で、この一年の釣行と釣果を振り返っていると、年始の釣り始めは泉佐野の食コンでのアナゴ釣りでした。
アナゴは冬の方が脂乗りが良くなる魚ですが、この時期になってくると数釣りは期待薄になります。
案の定、1匹しか釣れずにリリースしお土産ゼロという釣果になっていましたが、今振り返るとちょっとばかし本気度が感じられない釣りをしていました。
そこで今回は色々と釣り場へ小物の釣具を持ち込むことにし、万全の状態で釣行に臨むことにしました。
2019年の釣り納めとなる貝塚水路のアナゴ釣り、果たしてその釣果やいかに・・・
貝塚水路でアナゴのブッコミ釣り~2019年の釣り納め
【釣 行】
2019年 12月 28日(土) 16:30~20:30
場所:貝塚人工島 水路西岸
天気:曇り
潮 :中潮
貝塚水路は閉店ガラガラ状態で釣り人は・・・
例の如く、休日の家族サービズは怠らない。
この日は午前中から、チビを医者に連れて行き、キューズモールで正月用の服と靴の買い物に付き合い、スーパーで食材を調達する。
ハードなスケジュールだが、買い物の後には釣り納め釣行が待っているので、文句を言わずにテキパキとこなす。
休日の午前中は買い物に付き合うのが習慣になっているので、近年の管理人の釣行は異様に夜釣りが多い。
自ずと狙う魚の選択肢も狭まり、そんな理由も重なって2019年最後の釣行はアナゴ釣りという結論に辿り着いた。
買い物ついでにスーパーで塩サンマを1匹、釣りエサ店のTポートで小物の釣具と青イソメ300円を購入した。
家に帰って食事ができる間にサンマを捌き、防寒対策を含めた釣りの準備していたら、出発は15時過ぎになった。
管理人宅から貝塚人工島へのアクセスは臨海線を飛ばせば45分、もう釣り具店に寄る必要もないので、暗くなる前に竿を出せそうだ。
かくして二色の浜公園海浜緑地の駐車場(第4駐車場)へ到着したのは16時過ぎだった。
駐車場はガラガラで、取りあえず駐車場のすぐ裏にある釣り場へ下りてみる。
写真は到着時の貝塚水路の様子だが、北側も南側も釣り人がほとんどいないではないか!
実は出発時に食コンへいくか貝塚水路へ行くか迷っていたのだが、通り掛けのフィッシングマックスの買い物客が多ければ、食コンは人が多いかもしれないので貝塚水路にしようと決めていた。
案の定、買い物客が多く貝塚へ来たわけだが、これなら食コンでも十分釣り座を確保できた可能性が高い。
しかしながら、もう釣り場の移動は出来ない。
なぜなら、二色の浜の駐車場は1日1回640円の先払い制なので、すぐに出たら料金無料などといった有難い仕組みはない。
釣れる魚がいないことが危惧されるが、『まあエエか、釣り人が多いよりは・・・』
ここは潮が流れ始めると激流になるので、他の釣り人との距離が近いとキャスティング距離に制限が掛かる。
貝塚人工島へ来るときはほぼ沖向きへいくので、水路にはもう長らく来ていないが、夏場にタコが爆釣して面白いように釣れた時があった。
最近の釣果は果たしてどうなのだろうか。
駐車場から階段を下れば、つい先程通って来た二色大橋の真下へ出る。
『誰もおらんならここでエエわ。』
一瞬で釣り座が決まったが、ここは車から一番近いし、少し離れているが駐車場と道路の外灯があるので、夜釣りなら実はこの付近で一番明るい。
通い詰めている訳ではなく、どうせポイントの良し悪しは分からないので、釣りやすさが最優先だ。
ただ、釣り人の通り道ということや、散歩やランニングに来る人もおり、人の目に触れる機会が多いので話しかけられることも多い。
実際、この日もアジングに来ていたアングラーさんや、夜釣りで先端向きに歩いて行く釣り人さんなど、3人と少しだけ話した。
管理人は他の釣り人さんと話をするのは好きな方で、機会があれば情報収集は怠らない。
ただ他のブログで見かけるように、ブロガーだと気付かれて『ガチろっくんさんですか?』などと声を掛けられたことはない。
弟君と釣りに出る時くらいしか自身が写真に写らない為か、毎回のように釣り場が違う神出鬼没が功を奏しているのか、それとも自分が思っているよりもずっと『釣りのネタ帳』は無名なのか・・・
いずれにしても自分にとっては今の釣り環境が心地良い。
ガチろっくんだと気付かれて声を掛けられると、気恥ずかしさで思ったことを口に出せないかもしれない。
いつもの悪い癖で少し話が逸れたが、話しを釣りに戻そう。
本日のアナゴ釣りのエサとタックル
本日のアナゴ釣りのエサは3種類用意してきた。
定番の青イソメは300円分、サンマは三枚に下ろして柵切りの切り身だが、目立つように少し幅を持たせてカットしてきた。
あとキビナゴは塩で水分を飛ばして冷凍していたものだが、実はこれ昨年のタチウオで使おうと思って購入したもののうち、少しサイズが小さいものを間引いたものだ。
ロックフィッシュで使おうと思っていたのだが、今年は一度もガシラ釣りに出掛けておらず、1年も冷凍庫で眠ったままで奥方様から苦情が出ていた代物だ。
使ってみたら身が硬くなり過ぎて、エサ保ちの良さは最強だったが、アタリがあってもスッポ抜けてエサが帰ってきたというケースが何度か発生したので、生を持って来れば良かったと後になって少しばかり後悔した。
貝塚水路は波止際が石畳になっており、竿2本先くらいまではかなりガチャガチャしており、根掛かりが多発する。
ちょい投げでのブッコミ釣りとなるが、この日は2本の竿を出すことにした。
1本はエギングタックルを使用して、市販品でアナゴの完成仕掛けをそのまま使うことにした。
アナゴ釣りでは夜光チューブを良く使用するが、この仕掛けはチモトも夜光留になっているようだ。
アナゴは上顎奥にザラザラ歯、下顎には小さなギザギザ歯があり、エサを飲み込まれることも多いのでハリスは太めを使うのが良い。
仕掛けを終え、取りあえず青イソメを付けて水路の中間あたりまで飛ばす。
竿を置いて次の仕掛けをしていると、すでにコツコツと何か当たっているようだ。
軽く合わせると、手応えはないが何か魚が掛かっているようだ。
引いてくると小さなクサフグが掛かっていた。
なるほど、寒くても元気なエサ取りは健在のようだ。
いきなり針が飲み込まれていたが、今日は太仕掛けなのでそうそう簡単には切れないぞ。
再度、青イソメを投入すると、またまたすぐにアタリがあり、同じようなフグがヒットしていた。
仕掛け作りが進まないので、キビナゴを付けて投入すると、エサ取りの猛攻は少しおさまったようだ。
もう1本の仕掛けは自作で準備する。
おたふくオモリ10号中通しで、スイベル上に75cmのケミホタル、ハリス2.5号を50cmとり、蛍光チューブを3cmほどカットして通してから、がまかつのケン付ウナギ針12号を結んだ。
この段階ではまだケミホタルは折っておらず、暗くなってから点灯させるつもりだ。
先の完成仕掛は中通しではないので六角オモリ10号をセットしたが、コチラはおたふく10号なので、潮が早ければコチラが有利に違いない。
大き目のケミを使っていることもありコストは市販仕掛けと変わらないが、やっぱり自作仕掛けの方にヒットしてくれた方が面白いし嬉しい。
何とか日が暮れる前に、2本のタックルのセットが完了した。
あとは日が暮れたら、竿先に鈴を入れるか、ケミホタルを入れるか・・・あるいはどちらも入れるかだ。
エサのローテーションで、取りあえず1本はアオイソメは固定とし、もう1本でサンマの切り身とキビナゴを交代に使い分ける。
陽が完全に落ちるまでフグの猛攻は止まらず、青イソメは瞬殺、その他のエサでもお構いなしに食い荒らされる時間が続いた。
アナゴの連続ヒットに湧くも、時合は一瞬で終了
フグの猛攻で慌ただしく動き回っているうちに、すっかり陽が暮れてしまった。
その時は突然やって来た感じで、フグのコツコツあたりかと思いきや、グぃ~と竿が押さえ込まれた。
合わせるとフグよりも少しだけ重い感じだが、引いてくる途中でグぃ~と何度か重くなり、それでアナゴだと分かった。
引いてくる途中で、魚体が真っ直ぐの時は軽く、反転したり身体を丸めた時にズーンと重くなるのがアナゴの引きの特徴だ。
初ヒットは35cmほどのアナゴとまずまず良型で、自作仕掛けの方に掛かってきた。
早々にまずはボウズを逃れ、十分お土産になるサイズなので安心する。
アナゴの針を取り外し、エサを付けてキャスティングをした後、もう1本の竿を引き上げる。
2本は遠近を投げ分けていたが、1匹目が近めでヒットしたので、コチラもシモリと砂地の切れ目を狙うつもりで引いたのだが、エサが食い荒らされていた。
『しまった!』
おそらくゴソゴソしている間にアタリがあり、食事中に引き上げてしまったのかもしれない。
暗くなって竿先に出るアタリも見づらいので、同じ轍は踏むまいと、スズとケミホタルをセットする。
遠目でもアタリがあったのならと、やはり遠近投げ分けることにすると、間もなく遠投の方にもアタリが来た。
1匹目より少し小さいが、2匹目のアナゴも30cmオーバーであった。
今度は市販仕掛けに軍配が上がったようだが、遠投の方はカレイでも食ってこないかなと、少し欲を出してキャスティングしていた。
コチラが青イソメ固定で、正直アナゴの方は半々の期待だったが、良い時間帯だったのかもしれない。
パタパタと釣れ、期待も大きくなるが、良い時間は一瞬で終わってしまった。
どうやら潮が止まってしまったようだ。
この日の満潮は19時過ぎで、日が沈んでから潮が動いている時間があまりにも短かった。
アタリが遠のいてしまい、面倒だがブラックライトでチューブ類を蓄光させ、何とかアナゴを誘い込もうと手間を掛ける。
すると、かすかにスズが鳴り、ヘッドライトで竿先を照らすとコツコツコツ・・・
アタリが出て喜ぶが、合わせて引いてくると、今度は単純に軽い。
まさかと思っていると・・・
やはり貴方様でしたか。
暗くなっていなくなったとばかり思っていたが、フグも発光体に呼び寄せられるのであろうか。
まあヒットしないよりは、釣り上がる方が良い。
掛けられなかったら、アナゴだったかも・・・とモヤモヤ感が残ることになる。
この後も、何かしらチョイチョイ当たって来るので、暇は持て余さなくて面白いが、アナゴは姿を現さない。
何とか追加のアナゴをゲットするも2019年釣り納めはこれにて納竿
チョイチョイ当たってきた犯人で釣り上がったのは以下の2種類だ。
これは遠投気味の竿にヒットしてきたハゼだが、20cm近くあってハゼとしては大きい。
かなり尖ったギザギザ歯を持っていたので、ただのハゼではなくハゼクチなのではないかと思うが定かではない。
これは食っても美味いので、取りあえずキープすることにした。
コチラはチョイ投げの近投でヒットしてきたガシラだが、如何せん小さ過ぎるのでリリースした。
シモリ付近を攻めているので、時折アタリを出していたのはガシラである可能性が高いと思うが、ヒットしたのはこの1匹だけだった。
ガシラを釣るのであれば、足元の石畳付近を探り歩けば、それなりに数釣れるかもしれない。
そうこうしているうちに、また潮が動き始め、ようやく3匹目のアナゴが顔を出した。
待望の3匹目だったが、サイズは25cm程度と、かなりサイズダウンした。
お土産が少ないので、贅沢は言えない。
次に潮が止まるまでに、もう1匹くらい釣れるかと期待したが、時合でもないのでそううまく事は運ばなかった。
満潮から1時間以上が経ち、間もなく時合が訪れる気がしないでもないが、この日は21時半には帰ってご飯を食べると言って出てきている。
管理人一家は4人なので、何とかもう1匹確保したかったのだが、残念ながら20時半のタイムリミットを迎えた。
こうして2019年の釣り納めは、いつものように何か少し物足りない状態で納竿することとなった。
本日の貝塚水路でのアナゴ釣果とタックル
【お持ち帰り】
マアナゴ:3本(35cmまで)
【リリース】
クサフグ:5匹(10cm)
カサゴ:1匹(12cm)
【本日のタックル】
本釣行で釣果の上がったアナゴタックルのうち、初心者でもすぐに取り組める完成仕掛けを使った方の、ブッコミ釣りタックルを以下に紹介しておきます。
- ロッド:ダイワ(DAIWA) エギングロッド エメラルダス 89MH
- リール:ダイワ(Daiwa) スピニングリール 17エクセラー 2506H-DH
- PEライン(格安):KUROSAWA X-CORE PEライン X4 1.5号 マルチカラー
- アナゴ完成仕掛け:がまかつ(Gamakatsu) ウナギ・アナゴ遊動仕掛 12-4
- オモリ:第一精工 パックオモリ六角型 10号
上記はあくまで本釣行で管理人の使ったタックルなので、一般的な仕様を少し付け加えておきます。
ロッドはオモリ負荷10号以上で3m以下、リールは2000番以上、ラインはPEでなくナイロン4号以上で良いでしょう。
アナゴ釣りでタックルにこだわる必要はありませんので、手持ちのタックルで強めの負荷に耐えうるものを使いましょう。
アナゴ釣りをしたことがないなら、完成仕掛けを使うのが楽で、上の製品はオモリだけ別途用意する必要があります。
当サイトでは、アナゴ釣りの仕掛けや釣り方については詳しく紹介していますので、ご興味のある方は以下の記事を合わせてご覧ください。
チョイ投げやブッコミといった釣りをするのは久しぶりでしたが、冬場でもこの日はアタリが頻繁にあったので楽しめました。
アナゴの釣果そのものは今一つでしたが、満潮時間の兼ね合いもあり、夕マズメの時合らしきものも短時間だったので仕方ないですね。
アナゴももう少し数釣れると面白く、夏頃から秋口なら数も期待できるのでしょうが、その時期はタコにアオリにタチウオと優先順位の高い釣りが待っているので、管理人的にはどうしてもアナゴの選択肢は消えてしまいます。
まあアナゴは意外と寒くなっても釣れるので、他の釣りとの併用で時間があればまた狙ってみたいと思います。
なお、末筆になりましたが、本年も当サイトをご愛読頂き、有難うございました。
新年も引き続き投稿機会は少ない状態が続くと思いますが、時間を持て余した時にでも覗いて頂けると幸いです。
読者の皆様におかれましては、良いお年をお迎えください m( _ _ )m
コメント
コメント一覧 (2件)
ガチろっくんさん新年明けましておめでとうございますm(__)m
今年も宜しくお願いしますm(__)m
数釣れたら尚更良かったでしょうが、本命獲得されたのはお見事でした。
ただ、昨年ガシラ釣りをされてなかったのは意外な気がしました。
私のイメージは相棒の極光テトラと共にガシラの穴釣りをされる印象が強かったので。
先月は鳥取ノ荘駅近くの西鳥取漁港で竿を出して32cmのマコガレイゲットしましたが、勿論穴釣りもしました。
相棒は勿論極光テトラです。
深日港以外にも釣り場所獲得できたわけですが、西鳥取漁港は穴釣りでガシラよりタケノコメバルの魚影が多い印象でした。
さすがにガシラは深日港の方が上と言う感じですが、餌取り(犯人は十中八九イソベラ)に瞬殺されて極光テトラの活躍場所を増やすべく新規開拓しました。
またガチろっくんさんが相棒の極光テトラとガシラの良型をゲットされるのを祈ります。
ガッシーさん
明けましておめでとうございます。
新年早々、コメントを頂きまして有難うございます。
本年も宜しくお願いします。
西鳥取漁港は駐禁の兼ね合いもあり、私は一度も行ったことがありませんが、一応名の通ったカレイポイントでしたでしょうか。
でも最近はカレイも難しくなり、一枚上がれば上々ですから、32cmは立派な釣果だと思います。
あと穴釣りですが、たまにありますよね、ガシラよりタケノコメバルが多いポイント。
私の経験では、水深がかなり浅いポイントっていうイメージがあるかな?
安定の深日でも、イソベラタイムはしんどいですね・・・ベラが湧いていたら、時合が来るまでガシラも難しいでしょうか。
新しいポイント開拓は、釣果に恵まれないこともありますが、新しい発見と釣果があった時に喜びはひとしおですね。
ガッシーさんも良い釣りを楽しまれているようで何よりです。
私の方は、これだけ長く好きな穴釣りをしていなかったのは、過去に例がないかもしれません。
色々とやるので、いくつか理由もありますが、一番大きな原因は一昨年に水軒のテトラで落ちたのが痛かった。
夜のテトラでも普通に出掛ける自分でしたが、リスクのある釣りに対して奥方様の許容度が下がってしまいました。
でもさすがにボチボチ、穴釣りで釣るガシラの顔も見たいので、極光テトラを引っ提げて久々に出掛けたいですね。
ガチろっくん