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釣り人の話題の一つ『釣りに向く人、向かない人』

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釣り人『釣りに向く人、釣りに向かない人』

これまで釣りを趣味にしてきて、周りに釣りの話題で華が咲く環境にいた人であれば、『釣りに向く人、向かない人』について幾度かは話題に上がったことがあるのではないでしょうか。

一般的によく言われるのは、短気な人は負けず嫌いな人が多く、釣りに向くという性格に焦点を当てた結論です。

釣りを魚との真剣勝負と捉えれば、確かに気長な人に較べると短気な人の方が適正は高いのかもしれません。

ただ、単に釣り人の性格を棚に上げるだけでは、結論は出せないというのが本当のところでしょう。

よって、ここでは、管理人なりに様々な観点から、釣りに向いている人と向いていない人に付いて一度検討してみようと思います。

目次

釣り人の話題の一つ『釣りに向く人、向かない人』

まず冒頭に上げたように、一般的に言われている釣りに向く人の性格面、すなわち短気な人と気長な人の特徴を実釣時の関係要素を交えて比較してみると、概ね以下の様な感じに纏まるでしょうか。

釣りに向く人【気長な人と短気な人の特徴】

アンケートなど取ったわけではなく、管理人自身の周囲環境と考えで記載しており、もちろん個人個人で差がある点は認識していますので、その点はご了承ください。

これら各々の項目について、少しばかり説明を加えてみると、もう少し分かり易くなるかと思います。

【釣法】

短気な人は釣果が悪ければ、仕掛けやエサを試行錯誤したり、様々な釣法を試みたりし、何とか釣り上げようと努力する。

気の長い人は、例え釣れなくても、そのうち釣れるだろうと、いつまでも同じ仕掛けや釣法で狙い続ける。

【エサ】

短気な人はエサをこまめに取り換えるので、その行動自体は釣りに向くと考えられる。

気の長い人は、仕掛けを回収する頻度や、エサの交換頻度が少なく、ズボラするケースも多いように感じる。

【時間】

短気な人は時間を気にするし、ターゲットの時合に合わせて行動する。

気の長い人はあまり時間を気にせず、あくまで自分のペースで行動する。

【釣行場所】

短気な人は事前に情報収集し、釣り場に着いても我先にポイント確保に奔走する。

気の長い人は釣り場に拘らず、同じ場所に釣行しがちで、基本的に空いている場所で竿を出せればそれで良い。

【釣果が無い時】

短気な人は満足できる釣果でなければ、次回のリベンジ戦に思いを馳せる。

気の長い人は釣りに出掛けたこと自体で満足できるので、次回へ引きずらない。

あくまでも、このような傾向があるのでは・・・ということであり、全部が全部当てはまるものでは無いでしょう。

一見すると、やはり【釣りは気が短い人に向く】と思われるような記述が並び、これは気が長い人に比べて気が短い人は、より釣果が出やすい行動をとる傾向があるという点が大きな要因になっているでしょうか。

しかしながら、これってよくよく考えてみると、【釣りは気が短い人に向く】ということを、前提に纏めたような感じになっているのも確かです。

どうも一般論に流されて、【短気な人】を中心に記事が展開し、贔屓が入った内容になったのも否めません。

纏めた管理人自身がそう感じるのですから、どうやらこのまま結論付けるわけにはいかないようです。

そこで次は敢えて、逆の視点で【気が長い人】を中心に記事を展開し、それでもなお同じ結論に至るのかを検討してみます。

『釣りに向く人、向かない人』の性格面の結論

それでは、上記と同じように短気な人と気長な人の特徴を実釣時の関係要素を交えて比較してみます。

ただし、今回はわざと気長な人が優位な展開になるような記述を並べてみます。

釣りに向く人【性格面での結論】

少し気が長い人が有利になったような気もしますが、各々の説明を加えてみます。

【釣法】

短気な人は根気に欠ける面があり、釣果が出なければ、仕掛けやエサ、釣法までころころと替え、一つの釣りに集中し続ける持続力が無い。

気の長い人は、釣果が出なくても動じず揺るがず諦めず、一つの釣りに集中し続けることが出来る。

【エサ】

短気な人は様々なエサを用意しておかないと安心できないので、不要なものまで用意し、釣行の費用が高くつく。

気の長い人は、状況の変化に合わせることが少なく、必要なものだけを準備し、釣行の費用も安く済む。

【時間】

短気な人は時合を気にし、時間に追われながら釣りをするので、気分的に余裕がない。

気の長い人は時合は気にしても、あくまでマイペースで釣りを続けるので、気分的に余裕がある。

【釣行場所】

短気な人は事前に情報収集し、様々な場所へ出掛ける事が多く、ポイントそのものへの認知度は低い。

気の長い人は事前に情報収集しても、ホームと呼べる同じ場所への釣行が多いため、ポイントそのものを熟知している。

【釣果が無い時】

短気な人はボウズに対するダメージが大きく、後々まで引きずる。

気の長い人はボウズに対するダメージも小さく、次回へ引きずらない。

【釣りへの思い】

短気な人は釣りへの想いが強いので、釣れないと分かっていても年がら年中釣行に出掛けるので、釣果を得る効率自体は悪い。

気の長い人は釣りへの想いが弱いので、釣れるシーズンだけ釣行出来れば良く、釣果を得る効率自体は良い。

釣りを長く続けていく上では、いつでも釣れるわけではないといのは管理人を含めた皆さんのご経験通りで、【忍耐】という要素を持つか否かは、かなり重要なファクターになります

忍耐については、短気な人と気が長い人のいずれが広い許容を持つかは明白でしょう。

それ故、この点に焦点を当てて釣りの向き不向きを論じると、気の長い人にも幾分有利な点が出てくるように思いました。

それでも、どうやら『短気な人は釣りに不向きで、気の長い人は釣りに向く』という結論に至ることは無さそうです。

そして、ここまで性格面だけを纏めて論じてきましたが、実はもっと大事なことがあります。

そもそも『向き』、『不向き』という選択肢において、2つのファクターが入り混じった状態になっているのです。

すなわち【釣果を上げること】【釣りを趣味とすること】の2点においての、『向き・不向き』です。

【釣果を挙げること】については、やはり『短気な人に向き、気が長い人に向かない』といえるのかもしれません。

逆に、【釣りを趣味とすること】については、『気が長い人に向き、短気な人に向かない』のではなかろうかと思うのです。

ちなみに、当サイトの読者様から、「日常は気長な方だが、釣りをする際には短気になる。釣りを続けていれば、短気になるのではないか!?」とのコメントを頂きました。

確かに釣りを続けていれば習熟度も上がり、釣果が出ない状況の時に、指をくわえて黙して続けることもなくなります。

釣果を得るために試行錯誤し、アクティブに動き回ることが、釣り達者に対して短気を連想させる結果に繋がっているものとも考えられます。

そうなると結論としては、やはり【釣果を上げること】に関して言うと、『釣りをしている状況では、短気な人が釣りに向く』ということになるでしょうか。

本記事と前記事では、釣り人の短気か気長かの性格にのみ焦点を当てて、『釣りの向き・不向き』について検討してきました。

なお、【釣果を上げること】についても、【釣りを趣味とすること】についても、釣りに向くかどうかを判断するには、性格面の一点だけでなく、その他の要素が数多く存在します。

最後にそれら幾多の要素も考慮したうえで、『釣りに向く人』の結論を導いてみようと思います。

『釣りに向く人、向かない人』~釣果への拘りと趣味の釣り~

前述のように、【釣果を上げること】【釣りを趣味とすること】の2点を別々に扱わなければ、釣りに向くかどうかの判断は出来ないことが分かってきました。

これには、上記の性格(短気・気長)に関する以外の要素も含めて検討するのが本筋だろうと思います。

そこで最後は『釣りの向き・不向き』ではなく、『釣りに向く人』の一方向にのみ焦点を当て、判断基準を纏めてみましょう。

釣りに向く人の最終結論を導くファクター

これまで同様、各々の項目について、簡単な説明を加えてみます。

【性格】

これは、ここまでで出した管理人の結論となります。

【釣果を上げること】については、やはり『短気な人に向き、気が長い人に向かない』

逆に、【釣りを趣味とすること】については、『気が長い人に向き、短気な人に向かない』

理想的には、『日常は気長な方だが、釣りの時は幾分短気になる』が長く釣りを続けるには適している。

【趣味行動】

この項目については、説明は必要ないでしょう。

釣りそのものは季節を問わず行えるアウトドアでの、アクティブレジャーとなります。

これを継続するには、インドア派よりもアウトドア派の方が向いているのは間違いないでしょう。

【生き物】

釣りをしている人、これから釣りをしようとする人で、魚類に抵抗がある人はほとんどいないでしょう。

ただし、虫類に抵抗がある人はいるかもしれません。

狙う魚や釣り上げる魚にもよりますが、虫類をエサとする釣りは結構多いし、また、釣り場によっては虫がたかってくる状況にも遭遇するでしょう。

いずれにしても虫類にもある程度の抵抗力がないと、釣りには向かないと言えるのではないでしょうか。

【体力】

釣果を上げるためには根気が必要で、これには同時にある程度の体力も必要になります。

ただし、趣味とするだけなら体力の使わない釣りもあるし、疲れたら釣果がなくても納竿にすれば良いので、体力はそれほど必要ないでしょう。

【環境適応力】

釣果を上げるためには、ターゲットに合わせた条件で釣りに臨む必要性が高いため、夏の暑さ、冬の寒さ、風雨、日光など様々な厳しい環境下においても、根気強く継続できるだけの環境適応力が必要となります。

ただし、趣味として取り組むだけなら、マイペースで釣りに臨めばよく、環境の良い条件でのみ釣行に出て楽しめば良いので、この能力も必要性は少ないでしょう。

【忍耐力】

釣りを続ける上でも、十分な釣果を得る上でも、忍耐力は最も必要性の高いファクターだと言えます。

日常生活において気の長い人が、釣りを趣味とする事に向いているのは、この忍耐の許容レベルが短気な人に較べて高いことが要因と考えられます。

【集中力】

いつアタリが出るともしれない状況下で、五感を研ぎ澄まし、刻一刻と変化する状況を感じながら集中力を維持する能力は、釣果を上げる為には必要な能力です。

ただし、趣味の一つとして取り組むだけなら、様々な楽しみ方があり、必ずしも集中力は必要としません。

旅行先でちょこっとだけ竿を出してみたり、友人と歓談しながら楽しんだり、あるいはバーベキューをしながら釣りもしてみるなどの取り組みスタンスは、釣果が出なくても十分に楽しむことも出来るでしょう。

【手先の器用さ】

釣りの仕掛けを作るには、細い糸や小さな部品を扱う必要があり、そこそこ細かい作業を要します。

エサの付け替えでも、生き餌や繊細な冷凍エサも扱い、ある程度器用でないと釣果に繋げるのは難しいといえます。

趣味で取り組むだけなら、既に仕掛け状態で販売されているものもあるし、エサも扱い易いものを使用すれば良いので、手先の器用さは必ずしも必要ではありません。

【向上心】

どのような趣味にも言えるでしょうが、上達を望むなら向上心は必須で、それに対する知識の習得と実践が必要となります。

そして実践から得た経験を糧にし、改善と試行錯誤を繰り返し、自分なりにメソッドを確立できるところまで到達できれば、自ずと釣果は付いてくるでしょう。

逆に、趣味として取り組むだけなら、始めから向上心は求められないでしょう。

釣りを続けることにより自ずと、向上心を持って取り組む人と、釣果に拘らずのんびりと釣りを楽しめれば良い人に分かれるのではないでしょうか。

【社交性】

釣果を得るために情報収集しようとすれば、やはりその時、その場所で生の声を聞くのが一番手っ取り早いと言えます。

釣りエサ屋や渡船の主人、あるいは釣り場での地元の人など、様々な場所で色々な人と、顔見知りになることが出来れば、釣果を伸ばすのには有利に働くでしょうから、社交性はある方が良いです。

趣味で釣りをするだけなら社交性も必要ないでしょうが、釣りをしていると釣果を聞かれたり、散歩している人などが立ち止まって釣りをしている様子を見られたりしますので、最低限の会話や人目に耐えるくらいの社交性は必要です。

【協調性】

釣りをしていると仲間内だけでなく、渡船や乗合などの利用で見ず知らずの人と行動を共にすることもあります。

他人と行動を共にする場合、また、釣果を上げる上でも時間の厳守は当然だし、釣り場においては譲り合いの精神も必要となります。

釣りを趣味で楽しむだけなら、他人との関係を一切持たず、マイペースで楽しむことも可能なので、特に協調性も必要ないでしょう。

ただし、この場合においても、最低限釣りをする上でのマナーやルールを知り、これを守ることは必要になります。

【財力】

釣果を上げるためには、知識や技術の上昇と合わせて、使用するタックルのレベルも上がっていくことが予想されます。

また、釣りの種類もお金の掛かるものへとシフトしていくケースも多く、やはりそれなりの金銭的余裕は必要となります。

釣りを趣味とするだけなら、それほどお金を掛けずに楽しむことも出来ますが、釣り始めにある程度のタックルをそろえる必要があるので、多少の初期投資は必要です。

どのような釣りをするかによって、必要となる費用は随分と変わりますが、全くお金を掛けずに楽しめるレジャーではないことは確かです。

いかがでしょうか、管理人の視点で思いついた、釣りに関連するファクターを、ざっと纏めてみました。

まだまだ、他の要因もあるとは思いますが、一つだけ結論として確実に見えてきたことがあります。

それは、釣りを始め、継続し、そして【釣果を上げること】に拘りを持って取り組むまでに至れば、釣りに関連するあらゆるファクターに対する能力を求められるということです。

逆にこれから釣りを始める、あるいは取りあえず【釣りを趣味とする】だけなら、上記で求められるファクターもそれほど必要とはしません。

これは釣りというレジャーが、間口が広く始めやすいという特徴をもっていることに合わせ、非常に奥が深く、極めるのが困難だということに起因します。

釣りを始めた頃は、皆さん同じように単純に魚を釣ることが楽しかったのです。

釣りを続けるうちに、釣りへの熱意に差が生じ、個人個人での釣りへのこだわりのレベルも変わってきます。

その中で釣果にこだわりを持つようになれば、求められる適正や能力も次々と増えてきます。

日常はそんなことを意識せずに、釣り人各々が、自分自身の楽しみ方で釣りを続けているのでしょう。

そう考えれば、まずは釣りを始めてみることが【釣りに向く人】の結論を導く確実な方法ということになります!!

これだと結果論にはなってしまうのですが、自分自身の楽しみ方で【釣りを続けられる人】が、【釣りに向く人】という事実に間違いはないでしょうから・・・

そして、たった今、本記事をご覧になったあなた!!

もしまだ釣りを始めておらず、少しでも釣りに興味を抱かれているのであれば手軽に行える釣りもありますので、難しいことは考えずに、まずは釣りというレジャーに取り組み始めてみてはいかがでしょうか!?

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • ガチろっくんさんおはようございますm(__)m
    「釣りを続けられる人」が「釣りに向いている人」と言うのは私も同感ですね。
    釣りを続けられる人は釣りを初めてした時に何らかの釣果をあげているから続けられると思います。
    1から3まで内容を見せて頂きましたが、私にも該当する内容が多数ありました。
    どれも印象に残る内容ですが、同じ場所に通うのはまさにピッタリですね。
    例えば「ガシラ狙いなら深日港」「カレイ狙いなら鳥取ノ荘(西鳥取漁港)」と言った所でしょうか?
    これは独善的な見方ですが、魚影の濃さなら深日港の方がはるかに良いですね。
    勿論イソベラやハオコゼと言った外道も多数いますけど。
    今月4日に鳥取ノ荘で何とかイシガレイ41cmゲットしましたが、かなり激渋でした。
    深日港にも大型のカレイはいると思うんですけどね。
    ガシラを捕獲しつつ狙ってみたいものです。

    • ガッシーさん

      いつも記事をご覧頂き、有難うございます。
      右も左も分からずに、このブログを始めた初期の頃に書いた記事ですね。
      変なことを書いていないか怖くて、ついつい3本とも読み返してしまいました。
      今でも自分として考えていることはそう変わっておらず、少し安心しました。
      私はどちらかと言うと、気長な方で釣りを趣味とするには向いていますが、釣果を得るのには向いていないタイプです。
      そして、従来は同じ釣り場ばかりに足繁く通っており、一昔までは3つのホーム(みさき公園裏、深日、下津)に拘っていました。
      今でこそ神出鬼没でアチコチとビジターばかりになり、勝手が分からず貧釣果も多いのですが、これは完全にブログのせいですね。
      同じ釣り場に通い続けると、ガチろっくんの正体が分かる人も出て来ると考えると、これはちょっと恥ずかしいので・・・

      因みに写真を拝見しましたが、この時期に41cmのカレイは、素晴らしい釣果ですね。
      まだ戻りカレイには少し早く、この時期にこれだけのカレイを釣ろうと思えば、相当な根気が必要だったのではないでしょうか。
      実は私の本格的な釣りスタートは投げ釣り(岬公園が主戦場)でしたが、40cmオーバーは経験がありません。
      深日ではチョイ投げしか経験がなく、昔は深日港からのミオ筋付近で小型のカレイやキスが釣れたのを覚えています。
      淡路の津名へのフェリーが出ていた頃は、海底が掘り起こされて、良い感じのエサ場になっていたのでしょうが、今はどうなのでしょう。
      最近はカレイを釣っているのなど、ほとんど見聞きすることがないので、また吉報があれば教えて下さいm(_ _)m

      ガチろっくん

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