どうも、【釣りのネタ帳】管理人のガチろっくんです。
100円ショップのダイソー(Daiso)へ行くと、買い物はなくとも取りあえず見て回りたいのが釣り具コーナーです。
釣り具が全く置いていない店の場合だと、『ここの店長はセンスなし!』などと、勝手なレッテルを貼らんばかりの勢いです。
それは100円の釣り具だからと決して甘く見ることは出来ない、『問題なく使える』、『意外にも釣れる』など、後を絶たない好評価の報告があるが故です。
当サイトでも、これまで何度かダイソーにある釣り具を紹介してきましたが、その中で一際注目を集めるのは、間違いなくルアーのラインナップでしょう。
釣行機会の多いルアーマンなら、結構使ったことがある人は多いのではないでしょうか。
管理人自身も前回投稿したダイソーネタでは、【メタルジグ】のラインナップを褒め称え、実釣にも使用して釣果も得ました。
今回も引き続きルアーネタになりますが、シーバスルアーとして有名?な【ミノーモンスター(通称:ミノモン)】について紹介します。
100円均一ダイソーのシーバスルアー【ミノーモンスター(ミノモン)】普通に使える、よく釣れるという報告は後を絶たず!!
ミノーというのは、主に小魚などを模したプラスチック製のルアーのことです。
魚の下あごあたりにリップと呼ばれる潜行板が付いていて、リーリング(糸巻き操作)によって水の抵抗を受けて潜行し、安定した泳ぎを実現します。
リップレスといって、リップなしのルアー形状だけで機能をまかなっているものもあります。
海釣りでのメインターゲットはシーバス(スズキ)になりますが、サゴシやハマチ、シオなどの青物を狙う場合にもよく使われます。
また、使うサイズや潜行度合いによっては、アジやサバ、メバル、タチウオ、そして底物でも浮くことも多いヒラメなども釣れます。
ダイソーの【ミノーモンスター】のラインナップ
上記で紹介したように、様々な使い道のあるミノーですが、ここではダイソー(Daiso)で取り扱っている【ミノーモンスター】(ミノモン)というルアーについて紹介します。
とりあえず、ミノーモンスターをタイプ、カラー、サイズの3つの要素に分けて見てみましょう。
ミノーモンスターはフローティングとシンキングの2タイプ
まず、ミノーモンスターのタイプですが、水面に浮かぶフローティングと、静止状態で徐々に水中に沈んでいくシンキングの2種類があります。
上の写真でいえば、左の2つがフローティング、右の2つがシンキングタイプになります。
さすがにサスペンド(水中で静止するタイプ)までは、販売されていないようですが、最低限欲しい2タイプが販売されていることで、ある程度の水深域と、シャクリや緩急も含めたアクションの使い分けが可能といったところでしょうか。
リップ部分をよく見てみると、フローティングはスクエアタイプ(台形先端広がり)で、シンキングはラウンドタイプ(細長先端丸型)になっています。
リップの表面加工のムラは否めませんが、一応それなりに考えられた造形になっています。
なお、一応重心移動システムが採用されており、後でサイズの項で紹介で紹介しますが、使い方次第では幅広いレンジを攻められるので、場所やターゲットを問わずに使えそうです。
ミノーモンスターのカラーは5種類のラインナップ
どうやら現在(2017年11月)のカラーは、5種類あるようです。
どうも売れ筋なのか、夜釣りに強いレッドヘッドだけは発見に至らず、集合写真のあるイベント日に休んだ子みたいになっていますが、気にしないでやってください。
カラーは奇を衒わず、いずれもソルトウォーターの定番カラーとも言えるホログラムのラインナップになっています。
- クロギン
- イワシ
- アカキン
- クロキン
- レッドヘッド(休んだ子)
昔のダイソーのミノーといえば、一目見て非常に粗悪なおもちゃのようなルアーだと感じた記憶がありますが、このミノーモンスターは製品としての価値がかなり向上しているようです。
パット見でも、これなら、100円(税別)であれば一度試してみようという気にさせるラインナップと仕上がり具合になっています。
ミノーモンスターのサイズは3種類
ミノーモンスターのサイズは以下の3種類になります。
- 90 mm(7 g、8 g)
- 110 mm(12 g、13 g )
- 130 mm(13 g、23 g)
カッコ内の重量は、左がフローティング、右がシンキングですね。
ミノーとして90 mmと110 mmは標準サイズで用意するのは分かりますが、130 mmって結構遣う人を選びそうです。
特に130 mmのシンキング23 gは結構なヘビーウェイト設定なので、もしや磯でのヒラスズキやヒラマサ、サーフのヒラメも念頭に置いているということでしょうか?
そうだとすれば、国産メーカー製のラインナップの少ない、なおかつ磯やサーフでガンガン攻めれば損傷の激しいこのサイズを、100円でラインナップさせることで、一部のユーザーのハートをガッツリと鷲掴みにして、口コミで拡げる作戦とも受け取れます。
もしかして、ここでこうやって紹介することこそ、ダイソーの戦略に管理人も乗せられてるのか?
う~ん・・・分からん。
でもたぶん、ダイソー製品開発部門のいつものおっちょこちょいの所が出ているというのが正解のような気がします。
いずれにしても、タイプ、カラー、サイズと組み合わせれば、かなりのラインナップになります。
そして、商品としてのクオリティは、ほどほどといったところですが、実用性に関しては高い評価を得ているのも現実です。
実用面についても、少しばかり触れておきましょう。
ミノーモンスターの実用性
実用性については、多くの意見を集約する方が良いでしょうから、他のサイトで言われていることも含めて、まとめてみます。
ただ、どうしてもコストメリットの大きさがプラス要素で、それ以外はどうしてもマイナス要素を取り上げるというまとめになってしまうので、その点は予め認識下さい。
①とにかく良く釣れる。
問題なく釣れる、よく釣れるという意見が多いようですが、様々な記事を見ていると、もともとテクっている人がインプレしているケースが多そうです。
たまに初心者でも釣れたというのもありますが、製品の完成度にそこそこバラツキがあるので、うまく扱うには経験値の高さもいくぶん必要なようにも感じます。
ただ、100円という安さがロストに対する恐怖心を下げ、ストラクチャ周りでも気にせずガンガン攻められるといったメリットがあるので、それが釣果に結び付いているのだとも思えます。
②製品の完成レベルにバラツキがある
カラーの塗装の剥げだけならまだしも、製品によってはラインアイの接着具合、シンキングのリップの刺し込み不良などがチョコチョコと見られるようです。
致命的な製品不良でもあるので、少なくともラインアイについては予め確認しておき、必要に応じてエポキシ接着剤などで補強しておいた方が良いでしょう。
ちなみに、フローティングのリップは一体型なので、抜ける心配はありません。
③小サイズと中サイズのバランスと浮力設定がイマイチ
9 cmと11 cmサイズの浮力設定がイマイチのようで、シンキングの沈下スピードの遅さが気になります。
致命的ではないでしょうが、やはり大サイズの13 cmと比べると、ルアーサイズが小さいほど安定感は低下するようです。
逆に大サイズのフローティングは、遠投が全く効きませんが・・・
④スプリットリングやトレブルフックはチューニングが必要
これはメタルジグの記事で管理人も書きましたが、特にトレブルフックの針先の鋭さ、錆び付きやすさ、伸びやすさ、いずれを取っても最悪レベルです。
ダイソーで売られている、4個で100円の使えない製品と同じものが使われていると思います。
ターゲットのサイズも合わせて考えると、これは是非とも予めチューニングしておくのが良いでしょう(どうせ一回使えば要交換です)。
トレブルフックに関しては、圧倒的なコストパフォーマンスと性能の高さでお勧めの製品がありますので、是非一度確認してみて下さい
ついでに、ヘビーユーザーさんは、国産ハードステンレスを使った平打ちスプリットリングもまとめ買いで安く入手してしまいましょう
XESTA(ゼスタ) ハードスプリットリング バリューパック
⑤リップを削って改良すれば、シンキングペンシルとして使える。
リップを削ったシンペンへの改良は、結構多くのサイトで紹介されています。
もともと泳ぎに安定感のないシンペンなので、そもそもの製品レベルが高くないミノモンで大丈夫なのかという気もします。
ただ、ルアーのカスタマイズを行っている時点で経験値の高いルアーマンであり、ルアーの活かし方を熟知しているので問題なく使えるという理由があるような気もします。
以上で、ダイソーの100円ルアー【ミノーモンスター】の紹介を終わります。
ブログサイトだけでなく、ユーチューブでも実釣動画がいくつかあるようですが、管理人的にはメタルジグの時ほどは、魅力を感じないというのが正直なところです。
100円ルアーで練習を兼ねて釣行したいのは初心者さんに多いと思いますが、ルアーの特性上、やはり初心者向きではなく、ある程度テクニックのあるルアーマンが使ってこそ、釣果が得られているような気もします。
それでもミノーモンスターを使用される方は多いと思いますので、その際は、是非とも上記で挙げたマイナス点に注意を払い、必要に応じてチューニングした上で使用することをお勧めします。
【ダイソーの釣り具の記事】
コメント
コメント一覧 (2件)
ダイソー製品は大変興味があるのですが、ミノーモンスターは管理釣り場に使えないので「ミノーベビーサタン」位のを熱望しています。
でも誰がルアー開発担当なのか気になりますよね?実はそれなりの人が携わっていたりして…
グリーンさま
こんばんわ、グリーンさん。
コメントを頂いて( ゚д゚)ハッ!としたのですが、100均の釣り具といえば、『貧乏釣り部員五時レンジャー!』でしたね。
当サイトでもいくつかの釣り具を題材として取り上げていますが、グリーンさんとこの記事数は桁違いでした。
しかも釣り具そのものの評価だけでなく、改造、チューニング、はたまた、釣りに使えそうなグッズの紹介まで多岐にわたって。。。
管理人としては、ダイソーの釣り具はチグハグなラインナップが多いので、『あまり釣りを知らないような人が開発部門を担当しているのでは』と疑っていましたが、グリーンさんに『実はそれなりの人が…』と言われると、その可能性もあるのかと考えなおしてしまいそうです。
ガチろっくん