紀州釣りの近くではヒラメを呑ませで狙え！！

どうも、ガチろっくんです。

今日は突拍子もないことを言いますが、「紀州釣りをしている近くではヒラメが釣れる可能性が高い」です。

管理人は高校生の頃から「紀州釣りの魅力」に引き込まれ、10年ほどこの釣りでチヌ釣りを続けてきました。

今でも忘れた頃に紀州釣りをしますが、ブランクができて十分な釣果を上げられるほど甘い釣りではないことは確かです。

先日も大阪の人気釣りスポットである泉佐野コンビナートへ出掛け、沖向きテトラで紀州釣りを行うも痛恨の連続バラシ！！

そして、この日は管理人の実の弟君も同行しての釣行でしたが、同じく紀州釣りをしていた弟君は買ったばかりの波動0.8号の穂先を折る始末・・・散々な一日でした。

どうやら、また少しばかり通いつめて、昔の勘を取り戻す必要がありそうです。

少しばかり話がそれましたが、本編にほとんど関係ない前置きはこのあたりにして、本題について紹介しようと思います。

紀州釣りの近くではヒラメを呑ませ釣りで狙え！！

紀州釣りはヌカダンゴを使ってチヌを寄せる釣りですが、海底の同一ポイントにダンゴを集中させるので、その付近にはエサ取りを含めて多くの魚が寄ってきます。

紀州釣りでは本命のチヌ（クロダイ）はもちろん、思いのほか多くの種類の外道が釣れます。

紀州釣りで釣れる外道の魚をざっと紹介すると、フグ、ベラ、ハゼ、スズメダイ、ウリボウ、チャリコ、カワハギ、オコゼ、ボラなどのエサ取りを始め、グレ、アジ、マゴチ、カサゴ、タコといったお土産になる魚も釣れます。

また、沖目のチヌは砂泥地を遊泳しているので、砂地が多い防波堤で紀州釣りをしていると、外道としてキスやカレイなどの砂浜の海底にいる魚が釣れることも良くあります。

このとき実はもうひとつ嬉しい外道の釣果があって・・・そう、それがタイトルにある【ヒラメ】です！！

ヒラメといえば寒い時期は深場に落ちていることもあり、船釣りの印象も強いのですが、春から初夏にかけての繁殖期には浅場にやってきてます。

紀州釣りではダンゴを沖向きに手投げで15m～20m、勺だと30m以上の遠投をすることも珍しくありません。

それなりの水深もあるポイントでの釣りとなりますが、当然集魚剤のダンゴは海底まで届くので、海底では先に書いたような多くの魚のパラダイスになります。

その異様な雰囲気に気付いたフィッシュイーターであるヒラメが、集まっている小魚に惹かれてやってくるのです！！

紀州釣りでヒラメが釣れてくれれば何ら問題はないのですが、残念ながらヒラメのお好みはチヌ釣りで使っているエサよりは活け魚です。

いくらヒラメを寄せることができても、紀州釣りのエサに食いつく確率はそれほど高くなく、長く紀州釣りを経験している管理人や管理人の親父殿でも、ヒラメを掛けたのは数える程度です。

海底に岩礁帯が点在する釣り場では、おそらくタコも同じ論理で近づいてくるのですが、まだタコは生きエサに拘らないので、ヒラメよりもタコのヒット率の方が高いです。

そこで紀州釣りで釣った小魚をエサに、紀州釣りの近くへ呑ませ釣りの仕掛けを一本投入しておくのです！！

近くと言っても、あまり近すぎると紀州釣りの邪魔になりますので、少し離れた場所で結構です。

通常のノマセと同じように、釣り針に刺した生き餌はピンチ信号を発していますので、少々離れていてもターゲットを惹き付けますし、向う合わせでOKなので、紀州釣りの邪魔にならない場所へ投入し、見える範囲に置き竿しておけば良いでしょう。

管理人の経験上、以下のような点に意識して釣れば確率は上がります。

呑ませ釣りに使うエサ

呑ませ釣りのエサは、なんといってもアジ、特に時期的に豆アジがベストです。

ウリボウも一応の実績はありますが、お勧めはできません。

スズメダイは一度だけ釣れましたが、チャリコではエソしか釣れたことがありません。

呑ませ仕掛け

ウキの使用はなしで、単純にブッコミ釣り（捨て糸オモリ仕掛け）で良いでしょう。

エレベーターにしておいても問題ありませんが、日中の釣りなら棚は底付近に設定しておきます。

ポイント

チヌの釣果と相反しますが、「砂地の岩礁混じり」より「岩礁の砂地混じり」の方が良いように感じます。

あと、紀州釣りの難易度は上がってしまいますが、水深は深ければ深いほど良いでしょう。

紀州釣りで呑ませ釣りのエサとなる魚がゲット出来たら、置き竿で十分なので、1本竿を出してみてはいかがでしょう。

チヌのアタリが頻繁にあるシーズンは、そんなことにかまけている暇はないかもしれませんが、初夏なら豆アジもゲットし易く、並行して行うことも可能でしょう。

万一チヌをゲットできなくとも、チヌよりもずっと家族に喜ばれるお土産がゲットできるかもしれません！！