どうもガチろっくんです。
2023年の太刀魚シーズンが始まってはや一ケ月、最初の大きな群れの接岸には間に合わず、9月の下旬になってようやくタチウオ釣りに出掛けてきました。
2023年の太刀魚もここ近年と同様、一部の釣り場を除けば決して良いとは言えないのではないでしょうか。
本年最初の太刀魚釣行は貝塚人工島へと思っていたのですが、オカッパリでは昨年同様一瞬だけ爆釣タイミングがあり、さっと沖の一文字あたりまで引いてしまった感じでしょうか。
爆釣情報が出て出掛けてみたは良いものの、夕方のワンチャンのみで釣果が終わるパターンで、夜釣りの電気ウキ釣り組はアタリもなく痛い思いをした人も多いことでしょう。
かくいう管理人も同じ経験があるので、今年の太刀魚釣行は初戦から少し足を延ばして泉南まで出掛けることにしました。
さて、今回はいつ以来か忘れるほどご無沙汰だった管理人自身の第二のホーム【多奈川】での太刀魚釣り、果たしてその釣果やいかに・・・
泉南多奈川新日本工機裏でタチウオの電気ウキ釣り釣果
【釣 行】
2023年 9月 24日(日) 17:30~23:00
場所:泉南郡岬町多奈川 新日本工機裏
天気:晴れ
潮 :長潮
深日港の様子を探り多奈川の釣り場へ
このは夕方の時合いに間に合うよう14時半に出発する。
近所のフィッシングマックス南津守店でキビナゴ1パックだけを購入し、高速を使わずにのんびりと下道で釣り場へ向かうことにした。
途中貝塚あたりで派手に事故した車が車線をふさぎ、さらに泉佐野手前で大渋滞(祭礼のせい?)に出会い、高速代を節約しようとしたことを悔やむ。
結局2時間ほどかかって深日港に到着し、まずは釣り場の様子を覗う。
港湾内ではファミリーフィッシングのサビキ釣りがほとんどで、この時間帯はまだ小型の青魚の群れは接岸していない模様だったが、それでも一応アジらしき魚がポツリポツリは釣れていた。
ちなみに管理人はタチウオなので、遠目に見える赤灯か白灯の先端付近の様子を覗うのが目的だったが、どうやらスペース的に入るのは厳しそうだ。
実は出掛ける時点では、まだ釣り場を決めておらず、深日港か多奈川か小島漁港あたりを選択肢として考えていた。
ただ、前述のように渋滞に巻き込まれて思わぬ時間のロスがあったので、もう小島漁港まで行くのも厳しく、自然と残った多奈川へ向かうことにした。
前回多奈川の釣り場へ来たのは、ざっとブログで振り返ってみると5年以上前だ。
ブログ記事にしていない釣行もあるし、途中で立ち寄ったりすることもあるので必ずしも5年ぶりの釣りとは言えないが、ここ数年間は来た記憶がないことは確かだ。
この釣り場はかなり古くからあるが、中央のテトラ帯はずいぶん崩れてしまっており、全体的にテトラ釣り場なのでファミリーを含めて人気がない。
管理人が成人する前(数十年前)に通っていた頃はまあまあ多魚種が良く釣れたが、川重の工場が無くなったり、沖目に人工物が出来たりと、様変わりするたびに魚影が薄くなってしまったように思う。
大阪市内からは60kmもないが、近くに高速が走っておらず中途半端に時間が掛かるので、管理人自身も疎遠になっていた。
さて、そんな久しぶりの多奈川釣り場だが、太刀魚ならこの中央堤防の左奥へ入りたいところだ。
ただ、すでに1人の先客と、管理人が到着する直前に3人組が波止先端向けて歩いて行ってしまった。
前述のように先端付近もテトラは崩れており、またこの時間帯は潮位も高く、足元にできるようなテトラも沈んでしまうので、もう先端付近は諦めた方が良さそうだ。
数年ぶりに来てもこの釣り場のことは知り尽くしているので、判断に迷うことはないのは良いところだ。
本日の釣り座にタチウオ仕掛けとエサ
結局、深日港の水門まで続くテトラ帯に釣り座を構えることにした。
ポジション的には中途半端で、どうせならもう少し深日港に近いところまで歩く方がタチウオには良いのだが、時間も時間だし、ここからなら先端付近が空けば見えるので、万一の移動も考えてのことだ。
この後、釣り座を移動することはなかったが、わざわざ遠くまで歩いていかなくても何とかなったのは幸いだった。
さて、写真は以前の使い回しになるが、仕掛けはいつも使用しているがまかつの貫きタチウオだ。
エサの付けやすさや持ちの良さ、針掛かりの良さ、トラブルのない扱いやすさなどで、ここ近年はこの仕掛け1本で勝負している。
タックルと仕掛けについてはブログの最後で紹介するので、ご興味のある方は最後までお付き合いください。
エサは冷凍庫に残ったキビナゴの余りと、本日新たにキビナゴブラックを1パック購入してきた。
このキビナゴは1パック680円で高過ぎると思いつつも、まだスーパーにキビナゴが出回っていなかったので致し方ない。
ちなみ釣り開始後、この日は夕マズメの時合いがなく、19時を過ぎてもウキはピクリとも反応しなかった。
もしかしてボウズで終わるのか・・・そんな悲壮感さえ漂うほど、電気ウキは静寂を極めた。
気分の入れ替えも含め、いったん車に戻ってカップ麺に湯を入れてきた。
日没前後の時合いがなく、その後釣れるという経験はあまりないかもしれないが、それは人が多い夕マズメの時間を避けて夜釣りに出ることが多いからかもしれない。
いずれにしても、今日はまだまだ時間はあるので、どっしりと構えて電気ウキを眺める。
遅めの時合い開始 継続的にアタリが出てタチウオ釣果を伸ばす
食事後も沈黙の時間は続いたが、21時前に中央波止の方から若者たちが大声でにわかに盛り上がっている。
「ん?タチウオ釣れた!? というか、今まではしゃいでなかったことを考えると、もしかして今初めて釣れたのか!?」
そして、しばらくするとまた、「ヨッシャ!」とか「ナイス!」の掛け声が混じったはしゃぎ声が聞こえてきた。
群れが接岸してきたのなら、ぼちぼちコッチにもアタリが来てもいい頃かと思っていると、ようやくゆっくりと電気ウキを抑え込んだ後、ウキが横へ引っ張られていく。
すぐさま大きく合わせると、上手くヒットしたようだ。
本年初ヒットのタチウオ釣果は21時20分で、夕方からやっているだけに途中ボウズも覚悟したほどと遅めの時間帯だった。
サイズは指3本ほどだったが、まあまだ9月ということを考えれば悪くないはないだろう。
1匹釣れたことで太刀魚の接岸が確認でき、アタリの出方から活性の高さも期待できるので、モチベーションは完全回復だ。
『さあ、手返し良くバンバン行くでぇ!』
テンションの高さに比例するかのように、その後は毎投アタリが出て、太刀魚の釣果を伸ばしていく。
細くて指3本の60cmクラス、ほとんどは指3.5本で70cm近いタチウオが釣り上がる。
先ほどまでのサバさえ当たらない死の海が、ある時点を境にここまで劇的に変わるのかというような好調ぶりだ。
連続ヒットとはいかないまでも、最初のヒットから小一時間で7本のタチウオをゲットした。
その後は潮の流れが逆に動き始め、30分ほどアタリが遠のく時間帯があったが、間もなく再びアタリが出始めた。
総じてサイズは悪くないので釣っていて楽しいが、釣行終盤には更にワンサイズ良型も混じる。
指4本と言っても良い75cmクラスのタチウオだ。
例年の初太刀魚釣行ではF2.5~F3が標準で、悪ければF2も混じる釣果になる。
時間帯も夕マズメ時にパタパタと釣れ、その後ポツリポツリだが、今年は釣れ始めの時間帯もサイズも完全に例外だと言える。
ちなみにこの日は合計10匹とキリの良い釣果となったところで納竿したが、時間は23時前ながら継続すればまだまだ釣果は伸ばせそうな状況だった。
本日の多奈川新日本工機裏でのタチウオ釣果とタックル
【お持ち帰り】
タチウオ:10本(F4まで)
【リリース】
なし
2023年タチウオシーズンの初釣行でしたが、まずまず粒ぞろいの太刀魚をゲットするができました。
あまりたくさんのタチウオを持ち帰ると奥方様が嫌がって、次回の太刀魚釣りが先延ばしになるので、10匹なら釣果としてもお土産としても、ちょうど良い釣りになりました。
電気ウキ釣りタックル
本釣行で使用した管理人のタチウオタックルは、以下のような感じです。
- ロッド:シマノ (SHIMANO)磯竿 17 ホリデー磯 3号 450PTS
- リール:SHIMANO エアノス 4000番
- ライン:クレハ(KUREHA) PEライン シーガー PE X8 1.5号
- 電気ウキ:ルミカ(日本化学発光) ウキ 烈光 Bタイプ 3号 グリーン
- 仕掛け:がまかつ(Gamakatsu) 喰い渋りタチウオ仕掛2 つらぬき仕様4号
- その他:シモリ、カラマン棒、中通しオモリ3号、ガン玉、ウキ止めの糸など小物
リールは後継機がでていますが、希少品で値が吊り上がっているので、リンクは付けていません。
電気ウキは明るくて感度も良く、遠投も可能なおすすめ製品で、3号オモリで十分ですが、管理人は波の高さが低ければガン玉で微調整しています。
仕掛けは本文中で紹介済みですが、近年の電気ウキ釣りではがまかつのつらぬき仕様1択で釣果を上げています。
久しぶりの多奈川での釣りは、最初はどうなることかと心配もしましたが、最終的には好釣果で終われて良かったです。
相変わらず釣り人は少ないようですが、人が多い釣り場を避けたい方には、ちょうどよい良い釣り場ではないでしょうか。
昔足しげく通った時のように紀州釣りをという気分にはなれませんが、近いうちに別の釣りでも試しに再度訪れてみようと思います。
多奈川は当サイトの釣り場ガイドでも紹介済みです!
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