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多奈川テトラポッドでガシラの穴釣り

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本日の釣果

どうもガチろっくんです。

2017年の釣り納め、2018年の初釣りと、2戦連続で不本意な釣果に終えてしまっている今回、もうこれ以上ボウズすれすれの釣果を繰り返してはならないということで、久しぶりに古巣の大阪は泉南にある多奈川の新日本工機裏テトラへガシラ(カサゴ)の穴釣りに出掛けました。

穴釣りをするのも6ヶ月ぶりなら、多奈川へ来るのは3年ぶりで、若干の不安は付きまとうものの、多奈川は管理人が中学・高校の頃に足繁く通った勝手知ったる釣り場です。

訳あって多奈川の穴釣りでは、決して負けられぬ本釣行、果たしてその釣果やいかに・・・

 

目次

多奈川テトラポッドでガシラ(カサゴ)の穴釣り

【釣 行】

2018年 1月20日(土) 16:00~19:00

場所:多奈川テトラポッド(新日本工機裏)

天気:晴れ

潮 :中潮

 

家族にはボウズなら今日中には帰らぬと告げ家を出る

不本意な釣果が続いたここ2戦、『2度ある事は3度ある』を避けたい思いもあり、今回は冬に本番を迎えるロックフィッシュの穴釣り釣行を選択だ。

振り返れば半年以上、穴釣りには出掛けていなかったが、【釣りのネタ帳】の歴史は穴釣りとともにあると言っても過言でないほど、管理人は穴釣りが大好きだ。

家族には「今日は釣れるまで帰らない、日が変わるかもしれない」と告げ、13時半に出発した。

 

フィッシングマックス二色の浜店でエサを購入

フィッシングマックス二色の浜店でエサを購入

今日はフィッシングマックスの二色の浜店に立ち寄った。

時期的に活きエビ(シラサエビ)は小粒になるが、冬のロックフィッシュの穴釣りなら、青イソメよりも活きエビだ。

冬場ということもあり、店内はガラガラ状態で、道中も特に渋滞など無く非常にスムーズに進んだ。

 

多奈川(新日本工機裏)に到着 釣り場は閑散で釣り客は2人

多奈川には15時過ぎに到着した。

この時期は総じて釣り物が少なく、釣り人はチヌポイントに1人、新日本工機裏での穴釣り師が1人で、この広大な釣り場に2人しか居ない状態で閑散としていた。

到着時刻が、ちょうど干潮の時間だったこともあり、折角なので釣り場全体を歩き周って写真に収めることにした。

今年はもう少し当サイトの人気カテゴリである、【釣り場ガイド】を増やしたいという思いもあってのことだ。

 

新日本工機裏のテトラポッド帯

新日本工機裏のテトラポッド帯

一通り釣り場を回った後、『さあ、釣り場へ向かうか』と思うが・・・目的のポイント(写真の赤丸)は遠いなぁ!!

多奈川の新日本工機裏と言っても、実質はほとんど深日港寄りになる。

深日港に車を停めて、新日本工機の守衛に頼んで中に入れてもらうこともできるが、この場合は日が暮れる前に出ないといけない。

なので仕方なく多奈川警察署(川崎重工業跡地横)の所から入って、テクテクとひたすら歩く。

ここを歩いていると懐かしい話を思い出すのだが、コチラ側の入り口階段前には、廃バスを利用して軽食やエサの売店を経営していた夫婦が居て、よくカップラーメンやヌカダンゴを買いに行ったものだ。

もはや、お歳を召した釣り人しか知らないことかもしれないが・・・

 

本日の釣り場というかポイント

本日の釣り場というかポイント

深日から2本目のハシゴを降りた場所が、管理人が足繁く通った釣り場だ。

そして、今日はその中でも上記の写真のポイントが、本日の穴釣りポイントだ。

本日の穴釣りではフットワークを使わず、大半の時間をこの一点で勝負する。

そのアタリの理由については、以下で明らかにしていこう。

 

本日の釣りエサと仕掛け

本日のエサと仕掛け

本日のエサと仕掛け

本日のエサは、メインとなる活きエビ(シラサエビ)2杯1,000円と、念のための青イソメ300円だ。

青イソメは、万一全然釣れなくて、夜遅くまで帰れなくなった場合の保険だ。

そして、タックルだが、内穴での釣りが中心になるので、ロッドは最短クラスのOGKのテトラスポット100を使い、リールはDAIWAのスーパーコロネットST-10RLとした。

干潮で潮は止まっており、潮の流入も弱いので、スタートの仕掛けは食い重視でオモリは3号と軽め、そしてハリスを少し長めにとった。

更に、本日の穴釣りの主役を務める道具だが・・・

 

自作のエビ撒きカゴ

自作のエビ撒きカゴ

自作のエビ撒きカゴの登場だ。

この日は、狙いを定めたポイント一点で、寄せて釣る穴釣り、あるいは足止めする穴釣りとでも言った方が正解か、とにかくシラサエビの撒き餌を行いながらの穴釣りを決行する。

それゆえ、この時間からの穴釣りでも、シラサエビを1,000円も奮発したわけだ。

 

撒き餌の方法や釣り方まで紹介していると、またとんでもなく長い記事になるので、その辺りについては、また後日にでも記事で紹介しようと思います

差し当たり先に、活きエビをマキエする方法だけは説明付きの短い動画を作ったので、宜しければ合わせてどうぞ。

 

活きエビをマキエする穴釣りの実践

いざ、負けられぬ戦いの始まりだ。

始めに自作カゴを使って、2杯のシラサエビをポイントに投入する(動画内容)。

狙いはガシラなので、底付近までカゴを落として撒き餌する。

メバルが釣れる場所や、陽が出ていない時間なら、中層付近にマキエしても良い。

撒き餌して、しばらくの時間は待った方が効果的なのだが、すでに16時を過ぎており、そんな余裕はないので、すぐに仕掛けを投入する。

開始後5分くらいはアタリがなかったが、撒き餌の効果は思ったほど早くあらわれた。

小さなアタリがコツコツっと、ピシっ!!

 

ファーストヒット【チビガシラ】

ファーストヒット【チビガシラ】

いつものように、チビガシラからのスタートだ。

ロックフィッシュは大物から順番に食うと言うが、日中の穴釣りでは、いきなり大物がヒットすることなどまずない。

このサイズのガッシーは無警戒でエサを食ってくるので、少し時間が空いてから食ってきたところを見ると、うまく活きエビに引き寄せられたのだろう。

この後、また少しの時間ヒットしなくなるが、10分に一度くらいのペースで撒き餌は継続的に続ける。

すると突然・・・

 

ガシラの連続ヒット

ガシラの連続ヒット

それまでの沈黙が嘘のように、連続でガシラがヒットしてきた。

ただ、サイズはやはりチビガシラだ。

ミニガシラではないだけまだマシか・・・一応、バケツにほり込んでおく。

そして、また沈黙・・・

撒き餌は切らさないようにして、ちょっとばかり他の穴にも浮気してみる。

エサと同調させるための撒き餌ではないので、仕掛けは入れなくても、撒き餌を続けるというマキエワークが重要だ。

 

アナハゼがヒット

アナハゼがヒット

変なアタリがすると思って合わせたら18cmほどのアナハゼだった。

普通のハゼはスズキ目なのだが、アナハゼはカサゴ目で、どちらかといえばロックフィッシュの仲間だ。

体表のヌメリと、独特のブルー色の毒々しさが原因で、敬遠されがちだが、キチンと料理すればそれなりに美味い。

お土産を確保できなかった時の為に、これも一応バケツにほり込んでおくことにした。

この後、別の穴でもう一匹アナハゼをゲットすることになったのは、しばらく後の話だ。

メインポイントの穴でのエビ撒き穴釣りと、他の穴での探り釣りで行き来を繰り返すが、メインポイント以外でのヒットはやはり少ない。

狙い通りの良い傾向ではあるが、ただし、なかなか良型が現れない。

 

15cmのガシラ

15cmのガシラ

そんな中、メインスポットで、ようやく小マシなサイズのガシラが顔を出した。

贔屓目で15cmサイズだが、抱卵している。

この時期は抱卵しているガシラが多く、持ち帰るかどうかに悩まされることが多い。

一応バケツに放り込んで、お土産としての判断は先送りにする。

抱卵しているものをすべてリリースしては、最終的に全然釣果に有り付けなかったということに成りかねない。

 

17時を過ぎると陽が沈み始め、撒き餌効果で一つの穴が中心の釣りでも、ポツリポツリとヒットはあるが、未だ納得の良型をゲットしていない。

ただ、一度だけヒット直後にハリス切れを起こして、バラしてしまったものがいた。

手応えから20cmオーバーは確実だったので、非常に悔やまれる。

仕掛けを直したり、マキエをしたり、ガシラを呼び込む間に他の穴に浮気したりと、あれこれしている間に陽は沈み、ヘッドライトを取り出す。

この場所は周囲に明かりが全くなく、陽が落ちると真っ暗闇になり少々恐いのだが、今日は深夜の穴釣りも覚悟の上なので、防寒も含めて抜かりはない。

潮は多少のうねりが入り始めるが、オモリはすでに3号から4号に上げており、仕掛けは安定状態を保てている。

そんな中、小マシなサイズがもう一つ上がる。

 

まずまずのガシラゲット

まずまずのガシラゲット

今度は楽に15cmを超えているガシラだ。

陽が落ちても活きエビの効果は続いているので、保険に用意した青イソメの出番はない。

ただ、この釣果では帰れないし、活きエビはあと1時間ほどで底を付くので、この時点では青イソメを持ってきて正解だと考えていた。

同じ穴で釣っていると、ほとんど連続ヒットがないのが悩ましいが、テトラの上を移動しないので、安全で足腰にも優しいのは嬉しい。

いつも穴釣りをした翌日、翌々日は太ももが筋肉痛になるが、今日は大丈夫そうだ。

 

そうこうしているうちに、すごく気になる波動が竿先に伝わってくる。

『ドンッ・・・ドンッ』

『ピシっ!!』合わせてみても、ヒットはおろか、エサも残っている。

それが2度続いた。

何これ?

潮が上がってきてテトラ間への潮の流入加減がかわり、仕掛けが変なところへ当たっているのか?

いや違う、過去にも同じような経験が何度もある・・・間違いない!!

仕掛けを下ろすと三度『ドンッ、ドンッ』っと。

合わさない、動かさない、我慢比べのようにジッと耐える時間が続く。

すると・・・

『コツ・・・コツ・・・コツコツッ』

小さな異変に『バシッ!!』と大合わせ。

『ガッガ、ググッ~』

ヒットした後のパワーが、チビガシラとは違う。

急いで竿を立て、横に走られないようにスーパーコロネットをゴリ巻きして距離を詰める。

一切の遊びなしで抜き上げたのは、まずまずの良型のガシラだった。

 

良型のガシラゲット!!

良型のガシラゲット!!

ようやく出会えた良型は、腹ぼての23cmのガシラであった。

期待した大きさには届かなかったが、抱卵していることもあり、重量感たっぷりだった。

エサを食うのに警戒したガシラが、エサの周りをウロチョロして仕掛けに当たるのか、変な波動がロッドに伝わることがある。

そんな時に釣れた獲物は、得てして良型が多い。

一仕事終えた気分になり、『もう帰ろかな』と頭をよぎるが、同時に『まだ時間も早いし、もうワンサイズ上が狙えるかも』という欲も出る。

 

しばらく続けると、またまた変な波動が出る。

『グイ~、グぃ~』

ん、何これ??

竿で軽くきいてやると、グ~と竿が曲がる。

『あれ、根掛かりか?』と思って2度3度シャクルと、なんか引っ掛かっている。

重いだけの獲物を上げてくると・・・

 

傷だらけのワタリガニ

傷だらけのワタリガニ

色がくすんで、体表が苔むした、見すぼらしいワタリガニだった。

このワタリガニ、右側の爪と脚が2本ない。

敵にやられたのかどうかは分からないが、外海に出ることも出来なくなって、テトラに棲み付いたのだろう。

こんな状態になっても、苔むすほど長い間、生き続けているんだね。

これからも生ある限り、頑張っておくれよとエールを送り、そっと海に返してやる。

このワタリガニのヒットで、少々気が抜けてしまった。

時計を見ると19時、LINEを送って今からすぐに帰れば、家の晩御飯に間に合うだろう。

大漁とはいかなかったが、一応のお土産も確保できたので、夜中への延長戦は行わず、これにて納竿とした。

 

本日の釣果とタックル

本日の釣果

本日の釣果

【お持ち帰り】

カサゴ(ガシラ):1匹(23cm)

今日は抱卵している良型を持ち帰るので、それ以外はすべてリリースすることにした(半分くらいは抱卵中だった)。

多奈川のロックフィッシュが、少しでも増えてくれますように!!

【リリース】

カサゴ(ガシラ):10匹(12cm~17cm)

アナハゼ:2匹(18cm)

ワタリガニ:1匹

【本日のタックル】

当サイトでは穴釣りに関して、タックル、釣り方、釣行記録ともに、多くの記事を紹介しています。

長年の管理人の経験に基づいて作成したものですが、参考になることあるかと思いますので、他の記事も合わせてご覧頂ければ幸いです。

 

本釣行では、『一つの穴で釣り続ける穴釣り』というものをメインテーマとして、その実践釣行を行いました。

ここで紹介した釣り方は、どんな場所でも出来るというものではありませんが、以下のポイントをクリアしていれば、ガシラ(カサゴ)の釣果は期待が出来ます。

  • 直線的に底まで落ちる穴
  • 穴の大きさが十分ある
  • カサゴの回遊性が高い

1番目と2番目は根掛かり対策と、潮の変化に対応するためのポイントです。

そして、3番目が最需要なポイントですが、穴釣りでは必ず周囲よりも良く釣れる穴があります。

今回入ったポイントもその条件を満たし、そのために遠い距離をテクテクと歩いていったわけです。

このような穴は当たり穴で、潮周りの良さ、棲み家としての適切さに加え、回遊性も高くなっている場所なので、釣ってもまた時間が経てば、他のガシラが居着きます。

その回転を速めてやるのが、今回の活きエビのマキエ釣法であると考えています。

うまくやれば数時間のうちに、別の場所のガシラを引き寄せて居着かせること、すなわち釣れる対象とすることができるというものです。

後日に、穴釣り用の自作カゴの作り方や、出来れば釣り方のポイントなども紹介しようと思いますので、ご興味のある方は、また是非ともご訪問下さい。

【追記】自作カゴの作り方の紹介記事を作成しました(記事中に動画も有り)。

あわせて読みたい
エビ撒きカゴ(底撒き器)を簡単に自作する方法 活きエビ(シラサエビ)のマキエを使う釣法に、エビ撒き釣りやズボ釣りと呼ばれる釣り方があります。 活きエビを途切れさせないマキエワークが重要な釣りですが、その際...

 

【追記】本釣行のヒットシーンのいくつかを動画に纏めましたので、宜しければご覧下さい。

 

管理人にとっては3年ぶりの泉南にある多奈川釣行でしたが、その姿は以前のままでした(さすがに昔とは全然変わっていますが・・・)。

3年前に訪れた時も思いましたが、ロックフィッシュの数そのものは減った感があります。

ただ、それは大阪湾や紀北界隈の釣り場では、どこでも同じことでしょう。

それゆえ、穴釣りといえども、安定的な釣果を出そうと思えば、それなりの工夫も必要であろうと思います。

この日いた釣り人のうちの一人、穴釣り師のおじいさんに挨拶をして、少しだけ話を聞きましたが、数匹だけでしたが、ガシラは一応釣れていました。

ただ、やはりサイズが15cm以下ばかりで、この時期でもサイズを期待するのは難しいとのことでした。

それとは反面、寄せて釣る穴釣りを昔から提唱し、実行してきた管理人の親父殿は、多奈川へ来ると、昼過ぎから夕方までの短い時間で、かなりの良型を上げて帰ってきたりします。

当サイトでは、過去に何度か、その内容の一部を記事にしたこともあります。

そう考えると、やはり、この『寄せて釣る穴釣り釣法』は有用なメソッドの一つなのでしょう。

多奈川はテトラばかりで、ファミリーフィッシングには向かない釣り場ですが、その反面、広大な穴釣りスポットは探り放題です。

大阪や和歌山界隈で穴釣りを楽しまれる方は、一度腕試しに多奈川へ釣行に出られてみてはいかがでしょうか。

 

【この釣り場のフィッシングガイド】

 【釣り場ガイド】多奈川 新日本工機裏のテトラポイント

 

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