【極めリール】穴釣りには小型の両軸リールがおすすめ

投稿日:2017年6月19日 更新日:

穴釣りはカサゴ(ガシラ)やメバル、アイナメ、時には高級魚アコウなどの根魚(ロックフィッシュ)を、手軽に釣り上げることができる釣法です。

ただ、メインポイントがテトラポッド帯ということで、ファミリーフィッシングには向かず、純粋に穴釣りだけを楽しみに来るユーザーはそう多くはありません。

それゆえ、ロッドやリール、仕掛けなど、穴釣りに特化したタックルの種類は、それほど多く販売されていません。

当サイトでは、そんなニッチな穴釣りについて、釣り方はもちろん、タックルや仕掛け、様々なテクニックについて、これまで幾つもの記事で紹介してきました。

ここではタックルのメインであるリールについて、穴釣りに最適なリールとして求められる要件と、お勧めのリールについて紹介します。

 

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【極めタックル】穴釣りには小型の両軸リールがおすすめ

これまで、穴釣りではベイトリールやスピニングリールも含めて、様々なリールを使用してきた管理人ですが、結論から先に言うと、穴釣り用リールとしてのコストも含めたトータルパフォーマンスの高さで、小型両軸リールに勝るものはないと感じています。

 

【釣りのネタ帳】管理人ガチろっくんの穴釣りタックル

当サイトで登場してきた穴釣りタックルの一例

穴釣り釣行も多く掲載している当サイトですが、上記の写真は過去に登場してきた両軸リールを使ったタックルの一例です。

安価なもの、定番のもの、ゲーム性の高いものなど新旧様々な両軸リール達ですが、いずれも管理人にとっては歴戦の盟友ともいえる存在です。

穴釣りでの使用において、パフォーマンスの高さで両軸リールに勝るものはないという、まずは、その根拠となる穴釣り用リールに求められる要件を纏めてみましょう。

 

 icon-check-square-o 穴釣り用リールに求められる要件と性能

海釣りでは非常に多くの釣法が存在しますが、各々の釣法に応じて、リールに求められる性能は変わってきます。

ここでは穴釣り用のリールに求められる要件のうち、重要度の高いものをいくつか書き出してみます。

 

特徴と特性

まず何を置いても、穴釣りに求められるリールの特徴と特性を理解しておく必要があります。

その中でもリールの形状は最も重要な特徴と言えますが、リールの種類はその形状から、大きく分けてスピニングリールとベイトリールの2種類に別れます。

それぞれに長所短所がありますが、穴釣りにはベイトリールが適しています。

スピニングリールは仕掛けを足元の穴へ落とし込む際に、ベールを上げる操作や戻す操作が必要になり、頻繁に仕掛けを上げ下げする穴釣りには不向きです。

また、テトラに限らず穴という狭いフィールドで、力のあるロックフィッシュを相手にするのに遊びは禁物で、巻き取りパワーの差による取り込み性能を考えれば、ベイトリールが一歩も二歩も優れています。

まだ他にも、以下の章で示す要素を考慮した際に、スピニングリールには幾つかのマイナス点がありますが、逆にピニングリールをお勧めできる要素は何一つないと言っても過言ではありません。

 

次にベイトリールといえば、ベイトキャスティングリールの略称であり、ルアーフィッシングが台頭している最近では、一般的には仕掛けをキャスティングできるリールを指しています。

ただ、穴釣りにキャスティング性能は必要でしょうか?・・・答えは『否』ですね。

穴釣りでは、テトラポッドや石畳、岩の割れ目など、自分の立っているすぐ足下がポイントとなるシーンが多く、それゆえキャスティング機能を必要としません。

ベイトリールは両軸リール(スプールを両側から支える機構)の中の一種ですが、最近はキャスティング性能を持たないベイトリールのことを、両軸リールと呼ぶことが多くなりました。

それに因んで、ここでは【キャスティング性能を備えていないベイトリール】を、呼び名が長いので簡易的に【両軸リール】と表現させて頂きます。

もともと両軸リールは船釣りやボート釣りに欠かせないタックルですが、仕掛けの上げ下げ(仕掛けの落下と巻き取り)を行うことに特化した釣りにおいて、その扱い易さは群を抜いています。

沖と穴、釣り場は全く異なりますが、リールの扱い方は同じであり、余計な機能を省いたシンプルな両軸リールが、穴釣りに最も適したリールであると言えます。

余計な機能を省いたシンプルな両軸リールという部分は、次章の内容で紹介していきましょう。

 

性能と機能性

穴釣りでは、リールの性能というよりも、むしろ機能性が重要な要素となります。

穴釣りは座して行う釣りではなく、フットワークの釣りと言えます。

次々とポイントを渡り歩きながら、ロックフィッシュの住み処を探っていくわけですから、ほぼロッドとリールは手に持ち続けることになり、負担を感じずに快適に釣りを続けるには、軽量タックルであることが最重要です。

この辺りのことについては、コチラに詳しく纏めています icon-arrow-circle-down 

 icon-caret-square-o-right 【穴釣りマスター】への道 3箇条の基本的心得とは!?

 

すなわち、穴釣りでは1m~1.5m程度の軽量かつコンパクトなロッドを使用するのが一般的ですが、これに見合った小型で軽量のリールがより適切な組み合わせとなります。

本格的な船釣りに使えるほどの素晴らしい性能を持ったリールであっても、100g程度の軽量短竿に300gもあるような大きな両軸リールでは、バランスが悪くて、とても使えるような代物ではなくなるということです。

ここで性能についての条件にも触れますが、穴釣りで使うリールを選ぶ際には、必要な性能を考えるのではなく、むしろ不要な性能を省くことに焦点を当てた方が良いでしょう。

すなわち、キャスティング性能不要、ドラグ性能不要、許容耐力3kg以上は不要、十分な糸巻き量も巻上げ長も不要・・・といった具合に考えてみましょう。

リールに製造に使用される材質も重要ですが、余計な性能を多く省くことで、リールはより小型で軽量なものにすることが可能です。。

特徴と特性の章の最後にも書きましたが、余計な機能を省いたシンプルな両軸リールで、更にいうと、小型で軽量を極めたリールこそが穴釣り用のリールとして求められる機能性ということなります。

 

頑健性

この釣りの最も大きな悩みとして、根掛かりの多さが挙げられ、他のどのような釣りと比較しても、根掛かりが圧倒的に多い釣りです。

根掛かりする度に、いちいちラインを手で手繰るような、そんな上品なことはしていられません。

それゆえ、穴釣り用のリールには頑健性の高さ、すなわち丈夫であるという事も重要な要素であり、この点においても両軸リールは他のリールを圧倒します。

小型の両軸リールといっても様々なものが販売されていますが、ダイワやシマノなどの有名メーカー製のものと比べ、安価で販売されている無ブランドの小型両軸リールの最も劣っている部分は、この頑健性ではないでしょうか。

もちろん有名メーカー製のリールは、ライントラブルなどが起こりにくいという機能対処もなされており、頑健性はこの点も含めた評価が必要となります。

 

コストパフォーマンス

そして最後は、やはりコストパフォーマンスの高さが気になるところです。

穴釣りでは安価な無ブランドのリールでも、上手く使えば十分に用を成すことができます。

ただ、置き竿での岩との接触で外面塗装はあっという間に剥がれて見窄らしくなり、根掛かりを含めた大きな負荷により巻き取り機構にガタツキが生じ、使っているステンの材質が悪く錆びつきやすい。

さらにスプールと軸受との間の糸噛みなどのトラブルが発生すれば、釣りどころではありません。

安かろう性能悪かろうでは、折角の獲物を掛ける機会や、うまく取り込む機会を逃します。

安かろう弱かろうでは、ちょっとしたアクシデントで破損し、新しいものを再購入する羽目になれば、まさに安物買いの銭失いに終わります。

安かろう格好悪かろうでは、ただでさえ短竿に小型リールと言う事で見栄えはイマイチなのに、長く愛用していく気になれないかもしれません。

穴釣りに高価な釣り竿やリールは必要ありませんが、安くてもそれを感じさせないパフォーマンスを求めたいのは、皆さんの共通の認識です。

 

それでは、ここまでで紹介した穴釣り用リールの特徴と特性、機能性と性能、頑健性、そしてコストパフォーマンスも含めて、管理人がおすすめするリールを紹介したいと思います。

 

 icon-check-square-o 穴釣りにイチオシのおすすめリール

これまで説明してきた要件をすべて満たした、穴釣りにおすすめのリール2点について紹介します。

実は穴釣りで使用するリールの中には、今も昔も変わらず、長い間釣り人から支持され、愛用されているリールがあります。

Daiwa(ダイワ)の【Coronet(コロネット)】Shimano (シマノ)の【Demi(デミ)】と呼ばれる小型の両軸リールです。

いずれも海釣りに特化したリールという訳ではありませんが、お互い同士がライバルとも言えるべき存在で、姿を変え、性能を上げ、切磋琢磨しながら釣り人を魅了してきました。

スーパーコロネットVSクラブデミ

【Super Coronet】 VS 【Club Demi】

写真はコロネットとデミの現行モデル(2017年6月現在)で、スーパーコロネットとクラブデミという名称です。

名目上はワカサギ釣りやチヌの筏釣り(掛かり釣り)での使用をメインとした両軸リールですが、ここで紹介する穴釣りを始め、水面までの高さのない防波堤での際釣りや、浅瀬での船釣り(ボート釣り)としても使い勝手の良いリールとなっています。

コロネットとデミには新旧合わせると、幾つものタイプが存在しますが、ここでは穴釣りでのお薦め製品として、現在の販売製品の中で最も適した【Super Coronet(スーパーコロネット)】【Club Demi(クラブデミ)】について紹介します。

 

Daiwa(ダイワ) Super Coronet(スーパーコロネット)

 

小型で愛らしい外見ながらも、コストに見合った高級感を併せ持つリールです。

以下に、メーカーからの製品に対する謳い文句を記載しておきます。

  • イカダのダンゴ釣りに、嬉しい2つの新機構
    =スプールワンタッチ脱着機構、スプールフリー調整ダイヤル
  • 糸噛み防止機構
  • 右巻き、左巻き切換可能な左右両用RL方式
  • 巻き上げの早い高速ギヤーと極太スプールを採用
  • ストッパー、クリック、フリーの3段式ON、OFF切換ストッパー
  • 糸止め付き

少しだけ説明を加えておこうと思います。

まず、糸噛み防止機構とありますが、両軸リールの特性上、スプールと本体の間に糸が入り込みトラブルとなるケースがあります。

本製品と1,000円以下で販売されている安価な両軸リールとの決定的な違いは、この機構がしっかりしているという点です。

その他は読んで字の如くですが、実用面についても少しだけ伝えておきましょう。

 

スーパーコロネット機能

切り替えスイッチと調整ダイアル

図の青色が、スプールフリー調整ダイアルと呼ばれるもので、仕掛けやオモリの重量に合わせて締め付けを調整します。

簡単に言うとブレーキで、これにより仕掛けを投入した際の糸ふけを調整します。

赤色がクリックとストッパーと呼ばれる機能の切り替えスイッチで、釣行時にはこの部分が最も良く使う機能になります。

Rセット状態(右巻き状態)の場合で説明すると、スイッチを真ん中(CLICK)にセットすれば仕掛けの巻上げと送り出しの両方にハンドルが回り、左側(ON)にセットすればストッパーが掛かり巻上げ方向だけにしかハンドルが回らず、右側(OFF)にセットすればスプールはフリーになり巻上げ音や抵抗なく巻上げと送り出しの両方向に回るというものです。

実際に穴釣りで使用する際には、スプールをフリーにして、サミング状態(スプールに親指を当ててラインの出をコントロール)で使うことが多くなります。

そうすることで、3段式の切り替えストッパーを使わずに済むので、手返しが早くなりますが、そのぶん、ストッパーを掛けておくよりはテクニックを要し、油断は禁物となります。

クリック状態(逆回り可能な真ん中にセットした状態)は、置き竿をする場合に適切な抵抗に設定しておくことで、魚がラインを引っ張った際に『キリキリ』と音が出てラインが出ていきますので、アタリが感知できます。

穴釣りでの用途と言うよりは、際釣りなどでの用途がメインで、強い引き込みによって竿を引きずり込まれるといったことの防止にもなります。

単純明快な機能しか付いていませんので、自分のスタイルに合わせて使い易いように使用すれば良いでしょう。

【追記】

スーパーコロネットST-10RLは品薄状態が続いており、入手までに非常に時間がかかる状況です。

更に小型のST-5RLというタイプもあり、穴釣りの使用であれば糸巻き量以外はほぼ同性能で、非常にコストパフォーマンスの高い製品になっています。

この商品の入手をご検討の方は、こちらも検討対象にされてはいかがでしょうか。

 icon-arrow-right ダイワ(Daiwa) 穴釣り ベイトリール スーパーコロネット ST-5RL

 

 Club Demi(クラブデミ)

 

外見、性能、機能、価格ともに先に紹介したスーパーコロネットと、ほぼ同一の製品となっていますので、機能紹介は割愛しますが、先と同じように、メーカーの謳い文句を記載しておきます。

  • カラフルな2色(ブルー、ブラウン)
  • 使いやすさで選べる3タイプ
  • ワンタッチスプール着脱システム
  • 左右両用システム
  • 糸カミ防止機構
  • クリックアジャストスプールコントロールツマミ
  • ラインホルダー

用語は若干違いますが、書いてある事は同じで、強いて違いを上げるとすれば、ブラウンとブルーの2色が販売されている点と、ここには記載がありませんが、クラブデミには糸巻き量が最大3号100mのタイプがラインナップされています。

ただ、穴釣りでの使用に限定すれば、求められる要件で述べたように、大きな糸巻き量は不要な要素で、本体重量が増すことを考えれば、必ずしも優位とは言えないでしょう。

ボート釣りを含めた少し水深のある釣り場での使用予定があれば、タイプ20RLなどを選択するのも一考でしょう。

 

再度記載しておきますが、ここで紹介したスーパーコロネットとクラブデミには、外見や性能、機能、コストにほとんど差がありません。

ダイワかシマノか、あなたが好きなメーカーで選ぶといった選択方法を取るというのでも良いのではないでしょうか。

有名メーカー製以外で安価な同等製品も販売されていますが、管理人としてはすでに記載したように、コストパフォーマンス面でのメリットを感じませんので、ここでお勧めすることはしません。

ただ、『とりあえず使えるのであれば安価な製品で穴釣りを経験してみたい』、あるいは、『どのような製品があるのか参考までに見ておきたい』という方もいらっしゃると思いますので、管理人が使っている製品も含めて、以下にリンクだけ貼り付けておきます。

 icon-arrow-right ファイターミニDX 色アソート

 icon-arrow-right ベイシックジャパン ミラージュST両軸リール レッド

 

逆に小型の両軸リールであっても、もっと高価で高性能なものも存在します。

ただ、性能と機能、あるいはコストパフォーマンスの章で記載しましたが、穴釣りに高価・高性能であるリールは必要ありません。

これらを紹介することは管理人の意図に反しますので、ここでの紹介は控えさせて頂きますので、どうぞご了承下さい。

 

 icon-check-square-o スタイリッシュでゲーム性の高い穴釣り用リール

穴釣り用のリールの紹介の最後になりますが、以下はおすすめというのとは違った視点からの紹介になりますので、余談としてお楽しみ下さい。

ある程度穴釣りのテクニックに自信を持つ方の中には、単に獲物を釣り上げるだけでなく、いかに楽しく釣り上げるかを含めて、穴釣りにゲーム性を求められる方も少なくないでしょう。

自分自身で製作した短竿を使ったり、リールを改造したりして使う方も多くいらっしゃいます。

そういう意味合いに近いところで、管理人がお気に入りだったリールを一点だけ紹介しておきます。

 

管理人おすすめの穴釣りタックル

お気に入りの穴釣りタックル

写真は今は亡き管理人の愛用のタックル、極光テトラDX 110HとDaiwa VIKING ST44の組み合わせですが、全体的な見た目は決してチープさを感じさせません。

VIKING ST44は筏用のリールで既に生産を終えていますが、後継機としてVIKING筏44が販売されており、改造例の多いST44も含めて根強い人気を保っています。

『穴釣りに向くのか!?』と言われれば、サミングテクニックなしでは使い物にならず、使い勝手の良さでスーパーコロネットやクラブデミに敵うはずもありませんが、鉄板の定番商品を使うのとは違った面白みや喜びがあります。

一言で表現してしまうと、『自己満足の世界』ですね。

ただ、そういった楽しみ方があるのもまた、釣りの醍醐味の一つではないでしょうか。

管理人の個人的な思いが強く入った内容ですので、あくまで余談としての紹介として受け止めてもらえれば幸いです。

 

以上で、穴釣り用リールの紹介を終わります。

もしあなたが今、穴釣り用リールをお探しなら、是非ともここで紹介した内容も含めてご検討下さい。

スーパーコロネットとクラブデミは、大型の釣り具店へ行けば、間違いなく店頭に置いてあるでしょうから、実際に手に取って確認してみても良いでしょう。

あなたの穴釣りライフにおいて、長く付き合っていける良き相棒が見つかることを願っております!!

 

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