根魚(ロックフィッシュ)の穴釣りで有用なブラクリ仕掛けの種類

投稿日:2016年12月13日 更新日:

釣りのネタ帳では、主に根魚(ロックフィッシュ)をターゲットにした波止釣りの中で、もっとも手軽に釣果が得られる釣り方として、穴釣りに関する仕掛けや釣法を中心とした記事を幾つか紹介してきました。

他の釣りと比べて地味に感じる方も多い穴釣りですが、意外とこれに取り組まれる釣り人は多く、年間を通して非常に多くの方に記事をご覧頂いています。

穴釣りに関して詳しくご存知のない方は、宜しければコチラの記事も合わせてご覧頂くと、この釣りについての理解が深まります icon-arrow-circle-down 

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穴釣りそのものは、シーズンを問わない釣りですが、やはり大型のロックフィッシュが顔を出す本番と言えば、水温がグッと低下した冬場ということになります。

冬場は釣り物が少なくなりますので、ロックフィッシュは釣れて嬉しいのは勿論、食べて美味しい時期ということも重なり、波止釣り師達にとってはこの上なく有難い存在となります。

そこで、これから寒くなる時期を迎えるにあたり、今回は久しぶりにタイトルにある通り、穴釣りに関連する内容を紹介しようと思います。

 

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根魚(ロックフィッシュ)の穴釣りで有用なブラクリ仕掛けの種類

近年、ルアーフィッシングのゲーム性の魅力から、ロックフィッシュ(根魚)をターゲットとした釣りの人気も高まりました。

その人気が穴釣りに波及してきたという訳ではないと思いますが、一昔前に比べると、穴釣りに使うタックルも、専用タックルとして販売されるものが登場し、仕掛けなどもかなりラインナップが増えました。

そして、その中でも穴釣りの仕掛けといえば、まず思い起こされるのが【ブラクリ仕掛け】ということになりますが、まさにこのブラクリ仕掛けのラインナップは画期的に増えました。

 

ブラクリでガシラゲット

ブラクリでカサゴゲット

ここでは、このブラクリ仕掛けとはどのようなものか、その種類や使い方、そしてこの仕掛けを使う上でのメリットやデメリットについて紹介します。

 

ブラクリ仕掛けとは

『ブラクリ』と言葉で聞くだけでは、どのような仕掛けかというイメージは湧きませんが、実際にこの仕掛けを知らない方が見ると、「なんじゃこのヘンテコな仕掛けは、こんなもので魚が釣れるのか?」と疑心暗鬼に捕らわれることでしょう。

ところがドッコイ、このイビツな形状と、派手な色を持つヘンテコな仕掛けは、良く釣れるのです。

まずはブラクリ仕掛けとは、どのようなものかについて紹介しておきます。

 

ブラクリ仕掛けのパッケージ

ブラクリ仕掛けのパッケージ

写真のような仕掛けを、釣り道具店で見かけたことはないでしょうか。

一般的に販売されている製品で、左のパッケージには『ブラクリ』の文字が見られますが、右の製品にはその文言の記載はありません。

いずれも、一般的にブラクリ仕掛けと認識されている製品です。

このブラクリ仕掛けには様々な種類のものが販売されており、各製品に多少の違いはあれども、主だった特徴は同じようになっています。

  • 対象はロックフィッシュ(根魚)
  • 魚へのアピール力を高める装飾
  • 根掛かりを防止するための構造
  • オモリと釣り針のみのシンプル仕掛け

更に、穴釣りでの使用に関していえば、より深い穴へ潜り込みやすい形状をしているのも特徴の一つです。

 

ブラクリ仕掛けの対象はロックフィッシュ(根魚)

ブラクリ仕掛けを使って狙う対象魚は、ロックフィッシュです。

波止釣りでの主な対象魚は、アイナメ、カサゴ(ガシラ)、ソイ、メバル、アコウ(キジハタ)といったところで、同類のものも含まれます。

もちろん、ロックフィッシュ以外の魚に対しても普通に使えますが、外道を狙うための仕掛けには相応しくありませんので、ここでの紹介は割愛します。

 

魚へのアピール力を高めるブラクリの装飾

ブラクリ仕掛は、ロックフィッシュへのアピール力を高めるために、写真のような装飾が施されたものがほとんどです。

 

ブラクリの装飾

ブラクリの装飾

上記の2製品は、いずれも赤塗りされていますが、この赤色はロックフィッシュにとっては、海底で目立つ視認性の高い色になります。

特にアイナメやカサゴへの赤色付けの効果は高く、ブラクリ仕掛けのみならず、ロックフィッシュでの釣りで、赤色を施された道具は珍しくありません。

写真では釣り糸も赤を用い、なおかつ左のブラクリでは、釣り針も赤でメッキされていますが、ロックフィッシュのルアーフィッシングでは赤のフックを使われるケースは多くあります。

また、もう一点、いずれの製品にも夜光ビーズが用いられています。

こちらも暗い穴の中や、根の深い場所でのアピール力を高めますが、ロックフィッシュは夜釣りも盛んですので、蛍光ビーズはほとんどの製品に取り付けられています。

 

根掛かりを防止するためのブラクリの構造

ロックフィッシュの居場所は穴の中や、根の深いシモリということになりますので、根掛かりを避けることは出来ません。

根掛かりはロックフィッシュの釣りを行う上で、最も悩ましいアクシデントですが、ブラクリはそんな根掛かりを軽減させる構造になっています。

まず第一に、オモリから釣り針までの距離を異様に短くしてありますが、これにより針が潮の流れに揺らされることがありません。

同時に、オモリの近くに釣り針が位置すれば、オモリが根に当たることで、逆に針が根に触れる機会が少なくなります。

次に、ブラクリ仕掛けの多くは、釣り針を結ぶのに編み込みの糸が使用されていますが、これによりハリスに当たる部分の張りが非常に強く、前述と同じように針が潮に揺られるのを防ぎます。

更に、太い撚り糸を使用することで、岩礁に付いた貝などに、糸が挟まってしまうのを防ぐ効果も持っています。

これらはいずれも根掛かりを防止するために、一役も二役も買っている構造といえます。

なお、穴釣り用のブラクリに関していえば、先の写真で示した2種類がそれに該当しますが、オモリの形状が流線ソロバン型や丸型となっており、仕掛けを引き上げてくるときに根掛かりしにくい形状となっています。

このように、ブラクリ仕掛けの持つ構造は、いずれの場合にも、根掛かりを防ぐ効果が付加されており、それだけでもこの仕掛けの有用性の高さが伺えます。

 

釣竿(ロッド)とリール、そしてブラクリのみのシンプルな仕掛け

ブラクリ仕掛けを使う釣法は、【穴釣り】、【脈釣り(チョイ投げ含む)】、波止際の【探り釣り】のほぼ3種類に限定されるといっても過言ではありませんが、いずれの仕掛けも釣り竿、リール、そして道糸の先にブラクリ仕掛けを取り付けるだけのシンプルなものです。

ブラクリ仕掛けのタックル

上図には、4種類のブラクリを示しましたが、いずれのブラクリを使用する場合も、釣竿、リール、ブラクリだけのシンプルな仕掛けになっています。

使用するタックルは、ベイトリールタックル、スピニングリールタックルのいずれでも良いですが、脈釣りやチョイ投げなどで仕掛けの投げ(キャスト)を伴う場合は、スピニングリールが使いやすく、穴釣りや探り釣りなどで仕掛けを落とし込むだけの場合は、ベイトリールが使いやすいでしょう。

リールはいずれも小型のもので、50mも道糸が巻ければ十分でしょうが、ロッドは釣法に応じた硬さと長さのものを選ぶ必要があります。

 

深い穴へ潜り込みやすい穴釣り用のブラクリの形状

最後に、ブラクリのオモリの形状は、仕掛けの沈み方と根掛かりの防止に一役買っていますが、穴釣り用のブラクリ仕掛けは、仕掛が穴の奥へ潜り込みやすいように、ソロバン流線型や丸型のオモリが採用されているものがほとんどです。

仕掛けを落とすときは、テトラや捨て石の上をコロコロと転がりながら、より深みへと転がり落ちていきます。

逆に仕掛けを上げてくる際には、テトラや捨て石にコロコロと転がり、当たり、そして弾かれながら上がってくることで、根掛かりせずに仕掛けを回収できるというものです。

なお、オモリの形状の違いによる仕掛けの沈み方については、個々のブラクリの説明を行う際に、紹介することにします。

それでは、タイトルにあるように穴釣り仕掛けで有用なブラクリ仕掛けの種類と使い方について詳しく紹介していきましょう。

 

穴釣り仕掛けで有用なブラクリ仕掛けの種類と使い方

ブラクリ仕掛けをご存じなかった方も、ブラクリとはどういったものか、その特徴についても、ある程度ご理解頂けたことと思います。

それでは、本記事のタイトルにもあるように、穴釣りで有用なブラクリ仕掛けの種類と、それぞれに見合った使い方について紹介します。

穴釣りのブラクリ

穴釣りで有用なブラクリ

穴釣りで使用されるブラクリは、主に上図のように、オモリの形状に因んで『ソロバン型』、『丸型』、『貝殻型(貝型)』の3種類に分かれます。

貝型というのは、管理人が勝手にそう呼んでいるだけですので、共通認識ではありませんのでご留意下さい(現在、共通認識の呼び名はないと思います)。

ここでは、一つずつ特徴と使い方について紹介します。

 

ソロバン型ブラクリ

紹介したブラクリ3種類の中では、沈降スピードはまずまず速く、落ちていく最中(フォール中)の魚へのアピール効果はあまり期待できません。

ただし、極端に潮の流入が激しい場所以外では、テトラポッドでも沖目のシモリでも、幅広く使用することができ、根掛かりもほどほどなので、初心者さんの場合は、まずこのタイプのブラクリから始めてみることをお勧めします。

ブラクリの基本形ということもあり、それだけ汎用性が高く、釣り場や環境に縛られず使用できるというメリットがあります。

穴釣りだけでなく、波止際の探り釣りやキャスティングが必要な脈釣りでも使用でき、対象魚も問わないことから、まさにオールマイティなブラクリと考えてもらえば良いでしょう。

ソロバン型のブラクリは、最も一般的に普及している製品で、各種メーカーが競うように販売しているため、多くのラインナップから選ぶことができます。

価格も手ごろなものが多く、いろいろな製品を試してみるのも良いかもしれません。

ソロバン型のブラクリのお薦めはコチラ icon-arrow-circle-down 

ささめ針(SASAME) ブラクリ

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ささめ針(SASAME) 夜光ブラクリ

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また、最近は装飾が非常に派手なブラクリが増えました。

安価なブラクリに比べて多少値は張りますが、穴釣りテクニックに自信があり、仕掛けのロストが少ない方は、以下のような製品で新たな境地を開拓されるのも面白いでしょう。

目玉ブラクリ

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丸型ブラクリ

ソロバン型が様々な釣りに使用できるオールマイティなブラクリという点に対し、この丸型ブラクリは、まさに穴釣りに特化したタイプのブラクリと言えます。

穴釣りのメインスポットは、テトラポッドになりますが、その中でもターゲットとなるロックフィッシュ(根魚)のポイントは、テトラの一番深い場所(底)であるケースが多く、日中の釣行ほどその傾向は強くなります。

ところが、穴釣りができる釣り場は、テトラポッドが整然と組まれていたり、小型のテトラポッドであったり、あるいは単純にゴロタ石の歪な隙間など、仕掛けを底まで落とし込んでいくのが困難な場所が多くあります。

このような場所で効果を発揮するのが、もっとも転がりやすく、穴の奥へ落とし込みやすい丸型のブラクリとなります。

更に丸型ブラクリの特徴には、潮の流れの影響を受けづらく、沈降スピードが3種類の中で最も速く、障害物がなければ一直線に底まで沈んでいくという点が挙げられます。

そのため、フォールによるロックフィッシュへのアピールは弱く、まさに魚のいる場所へ仕掛け(エサ)を届けてやらねばなりません。

ただし、穴釣りそのものは基本的にフットワークの釣りであり、魚のいる場所を求めて次々と異なるポイントを探っていく釣りですので、そういう意味ではフォールによるアピール力の弱さは、それほど大きなデメリットにはなりません。

丸型ブラクリは、穴釣りでの使用メリットが、デメリットを軽く凌駕しており、それゆえ穴釣りに特化した仕掛けとしては、お薦めの製品といえます。

ただし、このタイプのブラクリを販売しているメーカーは少なく、現在のところ管理人として使い勝手の良い製品は、上の写真で紹介していますが、『テトラ玉』一択ではなかろうかと思っています。

オーナー(OWNER) テトラ玉

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貝型ブラクリ

貝型ブラクリの最も大きな特徴は、その沈降スピードの遅さであり、カラス貝を模しているように、ユラユラ揺れながら沈んでいくことによるアピール度の高さです。

他にも同じようにユラユラ揺れながら沈んでいくブラクリに、『ブラー』『段差ブラクリ』といったものがありますが、これらは沈降させた後に、横への動きが必要であり、縦への動きしかない穴釣りでの使用には不向きです。

そこでこの貝型ブラクリの登場となるわけですが、穴釣りでも高いアピール力をもって使用できる反面、かなり使用時の条件が限定されるという点で、実はここで薦めるかどうかについては迷いました。

というのは、穴釣りでブラクリを使用するのに、ソロバン型と丸型が釣り場や環境条件をほぼ選ばないのに対し、貝型はそのどちらにも制約があり、適切な状況でないと使用が困難だというデメリットがあるためです。

すなわち、使用に際しては以下のような条件が必要になります。

  • 潮の動き(うねり)が少ない
  • 潮の穴への流入が少ない
  • テトラの穴が大きく落としやすい
  • テトラにカキや海藻が付いていない
  • 夜釣りではない

幾つかの制約を記載しましたが、結局のところ、根掛かりせずに底まで落ちていけるような場所と状況でないと、使用は困難だということです。

それでも薦めるのはなぜか?ということですが、それはアイナメやメバルが中層にいることが多いこと、そして底にいる場合も、上からユラユラと落ちてくるものに対して、強く惹かれる特性があるためです。

穴釣りのメインターゲットは、魚影が最も濃いカサゴ(ガシラ)になりますが、あえてメインターゲットを魚影の薄いアイナメやメバルにするのであれば、先の二種類のブラクリよりもヒットの期待は高まります。

逆にアイナメやメバルがいないポイントや、狙いたい魚がカサゴであれば、使用が難しいこのブラクリを、敢えて使う理由はありません。

いつも同じ仕掛けを使い、カサゴばかりゲットする穴釣りにマンネリ化を感じている方は、一度この貝型ブラクリを試してみてはいかがでしょう。

貝型ブラクリにご興味のある方はコチラ icon-arrow-circle-down 

ヤマシタ(YAMASHITA) ブラクリパニック

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なお、これはブラクリ製品に共通して言えることですが、ブラクリ仕掛けの価格は、オモリの号数が大きくなればなるほど、同じ価格でも入り数が減ります。

水深や潮のうねり具合に合わせて、適切な重さのオモリの製品を使用し、不必要に大き目のものを購入するのは避けましょう。

 

因みに、ここでは穴釣りに有用なブラクリということで紹介を行っていますので、下の写真に示した『ブラー』『段差ブラクリ』に関しては、別の機会に紹介できればと思います。

ブラーと段差ブラクリ

アイナメの脈釣りに有用なブラクリ

なお、段差ブラクリの詳細については、すでに紹介した記事がありますので、ご興味のある方は、是非ともご覧下さい。

 icon-caret-square-o-right ブラクリ仕掛けの種類 アイナメ釣りに最適なオーナー(OWNER)の段差ブラクリ

 

ブラクリ仕掛けのメリットとデメリット

それでは最後に、穴釣りでブラクリ仕掛けを使うことによって得られるメリットと、逆に通常仕掛けに対してデメリットとなる点について、箇条書きで纏めておきます。

 icon-check-square-o 【メリット】

  • 仕掛けが簡単で迅速
  • ハリスの痛みによる針の交換がない
  • 根掛かりが軽減される構造
  • 生き餌を使わなくともアピール力が高い
  • 魚のいるポイントへ誘導しやすい

 

 icon-check-square-o 【デメリット】

  • 仕掛けのコストが割高になる
  • 仕掛けのロスト時は道糸が切れる
  • 釣り針のサイズが大き目しかない
  • 釣り針のみの交換が出来ない
  • 活きエビの動きと効果を損ねる

 

ブラクリは誰でも簡単に仕掛けを作ることができ、手軽にそれなりの釣果が得られる仕掛けですが、使用時にはメリットばかりでなく、コスト面以外のデメリットもいくつか存在します。

ターゲット、エサ、釣り場、ポイント、環境、コストなどを十分に勘案し、様々なケースやパターンを経験していくことで、自分の穴釣りにあった仕掛けを身に付けていくようにしましょう。

 

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以下にもロックフィッシュをターゲットとした釣りの関連記事はたくさんありますので、是非ともご覧下さい。

 

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