エビ撒きカゴ(底撒き器)を簡単に自作する方法

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活きエビ(シラサエビ)のマキエを使う釣法に、エビ撒き釣りやズボ釣りと呼ばれる釣り方があります。

活きエビを途切れさせないマキエワークが重要な釣りですが、その際にマキエを行う方法は大きく分けて2種類あります。

エビ撒き杓を使う上撒きと呼ばれる方法と、エビ撒きカゴ(底撒き器)を使う底撒きと呼ばれる方法です。

ここでは、後者のエビ撒きカゴを自作する簡単な方法について紹介します。

 

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活きエビのマキエに使うエビ撒きカゴ(底撒き器)を自作する方法

エビ撒き釣りや、エビ撒きに使う釣り道具そのものを知らない人も多いと思います。

まずは、活きエビをマキエする釣りの特徴と、定番となっているエビ撒きカゴについて、簡単に紹介しておきましょう。

 

エビ撒き釣りと人気のエビ撒きカゴについて

エビ撒き釣りは、シラサエビ(スジエビ)やブツエビといった生きたエビを撒きながら行う釣りです。

活きエビのマキエには、主にシラサエビが使われます。

シラサエビは撒き餌にするには少々高価なのですが、ほぼ活きエサしか食わないハネ(スズキ)やメバルを寄せるのに最適です。

その他にも釣りものとして人気の高いチヌや、ロックフィッシュ(根魚)の代表格カサゴ(ガシラ)、狙えばアコウなどの高級魚も釣れる、非常に食いの良い釣りエサです。

ただ、冷凍エサや配合エサとは違い、生きているという強みを持つ反面、マキエとして使うには扱い辛いという面もあります。

そんな活きエビを、狙った棚に効果的にマキエできるのが、エビ撒きカゴ(底撒きカゴや底撒き器とも呼ばれます)と呼ばれる釣具です。

エビ撒きカゴには、いくつかの種類がありますが、大半の方が使っている定番とも言えるのが、以下の2製品です。

第一精工 改良型餌撒きボールS

 

第一精工 マグネットカゴ

上のエサ撒きボールは、ステンレス製の半球体同士を合わせて、その中に活きエビを閉じ込め、ピン止めして球体を維持します。

海中でショックを与えてピンが外れると、カップが開いて活きエビが飛び出すという仕掛けです。

エビ撒き釣りで最もユーザー数が多いであろう、20年以上昔から愛用される製品で、管理人もよく使っています。

そして、下のマグネットカゴは、通常のカゴに観音開きになる磁石の蓋が取り付けられています。

これまた海中でショックを与えれば蓋が開き、活きエビがマキエされるという仕掛けです。

いずれも甲乙付けがたいですが、使い易さやマキエ量の調整は前者が優れています。

ただし、ロッドに掛かる負荷が大きく、ある程度強度のあるタックルが必要なのと、この釣具自体が結構高いです。

逆に後者は、サイズが小さくアミ状なので、活きエビを扱い辛く、大量のマキエは出来ません。

ただし、強靭なタックルは必要とせず、潮も良く通るので仕掛けに付けたままでも使え、価格も前者よりは少し安いです。

最終的には、エビ撒きカゴの選択は、使うタックルと、釣り人の好みになるのではないでしょうか。

 

自作するエビ撒きカゴの特長

そして、話を主題に戻しますが、ここではエビ撒きカゴ(底撒きカゴ)を、簡単で安く自作する方法について紹介します。

実際に自作したエビ撒きカゴの見た目は、以下のような感じです。

 

自作のエビ撒きカゴ

自作のエビ撒きカゴ

よく目にするカゴだと思った方も、ソコソコいるかと思います。

そうです、これは上カゴサビキや投げサビキなどの仕掛け、あるいは軽いカゴ釣りなどで使用される、アミエビ用のカゴから作ったものです。

先に紹介した定番の製品は、ピン止めやマグネットを利用したものでしたが、このカゴはカゴ同士が合わさる際の摩擦抵抗を利用します。

本来このカゴは、海中で上カゴと下カゴが外れるような仕組みにはなっていません。

その構成を少し組み替えて、2つのカゴが水中で外れるようにしてやります。

サビキカゴの本来の使い方とはずいぶん異なりますが、うまくやれば活きエビを撒くカゴとしても十分使えます。

先に紹介した定番の製品が、エサ撒きボールの実売価格が800円~1,000円、マグネットカゴでも600円以上はするのに対して、この自作カゴはオモリ込みでも200円以下で作れます。

ロストを恐れずに根回りなどへもバンバン撒き餌できるので、非常に有用な仕掛けとして利用出来ます。

それでは早速、作り方を紹介していきましょう。

 

エビ撒きカゴ(底撒き器)の自作方法

エビ撒きカゴの材料となる釣具

エビ撒きカゴの材料となる釣具

まず、エビ撒きカゴを自作する材料となる釣具です。

  • サビキカゴ
  • 3号程度の釣り糸
  • スナップ付サルカン
  • ナス型オモリ

このサビキカゴには、上部にサルカン、下部にスナップ付サルカンが付いていますが、もし単なるプラカゴだけを使う場合は、スナップ付サルカンを追加で用意して下さい。

釣り糸はナイロンかフロロカーボンの2号~4号くらいでOKです。

ナス型オモリは、仕掛け全体の負荷(足元への撒き餌 or 遠投)によって用意する重さは変わりますが、ここでは5号を用意しました。

 

サビキカゴをバラしました

サビキカゴに使用されている糸を切って、バラしました。

シモリは使っても使わなくても、どちらでも良いです。

釣り糸は20cm~30cmだけカットして使います。

 

サビキカゴの穴を利用します

まず下カゴ部分から処置していきます。

サビキカゴには図のように、穴が開いています(空いていないカゴを使う場合は、目打ちか何かで空けて下さい)。

適当な穴から糸を入れて、別の穴から抜いて下さい。

 

サルカンで固定

通した糸の端を、サビキカゴに付いていたサルカンを結んで固定します。

サルカンがなければ、カゴに直接結んでしまってもOKです。

シモリも入れなくても問題ありません(付属されていたのを、捨てるのが忍びないので、使っただけです)。

 

上カゴを処理

次は上カゴを固定します。

先ほどサルカンで固定した反対側の端糸を、同じように上カゴに空いた穴を使って、外側からカゴの内部へ通して、また外側へ抜いてやります。

再びシモリが登場していますが、これも無くても問題ありません。

 

スナップ付サルカンで固定

抜いた糸へスナップ付サルカンを結び込んで、固定してやります。

この時、上カゴと下カゴを繋いでいる糸の長さを、カゴが外れる時のことを考えて、少し余裕を持たせておきます。

写真の様子では、指で糸を引っ掛けて、長さを調整している感じです。

これで、上カゴの上部と、下カゴの下部が、1本の糸でつながった状態になっているはずです。

 

オモリを仕掛けるスナップ付サルカン

最後に下カゴにオモリを付けるための処置をします。

10cmほどの釣り糸を用意して、再度下カゴの穴を使い、外側からカゴ内部へ通して、別の穴から外側へ抜いてやります。

 

ナス型オモリを装着

ナス型オモリを装着

通した糸にスナップ付サルカンを結んでやって、これにナス型オモリを装着します。

直接オモリを結び込むことも出来ますが、スナップを入れておくとオモリの重さを自由に変更できるので、その方が融通が効きます。

 

自作のエビ撒きカゴの完成

自作のエビ撒きカゴの完成

これで自作のエビ撒きカゴの完成です。

各所の結び方ですが、シッカリと結べて解けなければ、ダンゴ結びでも何でも構いません。

ポイントは上部と下部にスナップ付サルカンを入れ、カゴ同士の連結する糸の長さを、長すぎず短すぎず調整することです。

短いとカゴが外れにくかったり、エサ詰めがやりにくいし、長すぎると撒き餌するために仕掛けにセットした際、絡みやすくなります。

この仕掛けは、簡単に結ぶ操作だけで作れるので、作った後にカゴの外れ方を何度かチェックして、動きが悪いようだと結び直しましょう。

 

このカゴの作り方は、動画でも詳しく解説しながら紹介しているので、不明な点は参考にご覧下さい。

 

自作したエビ撒きカゴの使い方

それでは最後に、実際にこのエビ撒きカゴを使ったマキエの手順を、簡単に記載しておきます。

すでに適切な重さのオモリはセットされている前提です。

  1. 上カゴを引き抜いて外す。
  2. 活きエビをマキエする分量だけ詰める。
  3. 上カゴを閉じる(大穴は重ならないようにずらす)。
  4. スナップを使って、仕掛けのサルカン部分にエビ撒きカゴを取り付ける。
  5. ポイントへ投入する。
  6. マキエしたい棚に到達したら、ロッドをしゃくると、カゴが開いてマキエされる。
  7. 仕掛けを回収して、エビ撒きカゴを取り外す。

そして、撒き餌した場所に、エサをつけた仕掛けを投入して、釣りを行うという流れです。

通常のエビ撒き釣りと同じパターンで、このカゴを使う場合は、仕掛けに直接組み込まず、マキエの時だけセットするというものです。

一つだけ注意点を追加しておくと、カゴの摩擦抵抗を使って、カゴ同士の合わせを維持しています。

3番目の手順で、どこまで深く上カゴを差し込むのかによって、カゴの外れやすさを調整することが出来ます。

重いオモリを使ってキャスティングする場合は少し深めに差し込み、足元へのマキエなら軽いオモリで、上カゴも軽く差し込むようにすれば、うまくマキエできます。

 

自作カゴのメリットと効果的な使用方法

この自作カゴの一番のメリットは、すでに書きましたが、コストが非常に安くつくというものです。

1,000円もするカゴだと、ロックフィッシュを狙いたい場合などでも、根回りへのマキエは根掛かりの恐れから躊躇してしまいます。

おそらくエサ撒きボールなどを使っている方は、ロストするような危険な使い方などしないので、予備など用意していないでしょう。

そこでこの自作カゴの登場ですが、1個200円以下で用意できるので、ロストを恐れる心配がありません。

際釣りやズボ釣りなどを行う際の、根回りへのマキエはもちろん、場合によってはマキエするのが難しい穴釣りにも使用できます。

『穴釣りでマキエ?』と不思議に思う方も多いでしょうが、これは非常に有用な方法の一つなのです。

この自作カゴの作り方を紹介する発端となった、穴釣り釣行の記事もありますので、宜しければ合わせてご覧下さい。

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因みに、穴釣りでマキエしている様子を短い動画で紹介したものがコチラ

 

活きエビ(シラサエビ)を撒きながら釣るエビ撒き釣りは、多くの魚種に対して非常に有用な釣法ですが、エサ代やタックル代を含めて、少しコストが高くつくという難点があります。

どちらかというと釣り達者さん向きの釣りだとも言えます。

ただ、この自作カゴを使ったロックフィッシュの際釣りや穴釣りなら、それほど多くの撒き餌も必要とせず、タックルも安価なもので十分楽しめます。

初心者さんでも十分釣果を出せる釣りだと思いますので、是非一度、新たな釣りへの挑戦も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

 

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