どうもガチろっくんです。
たまたま家族で豆アジの素揚げの話をしていたら、『久しぶりに食べたいなぁ』というので、それなら舌の根が乾かぬうちに善は急げとばかりにファミリーフィッシング釣行を計画します。
5月も後半になれば、近畿の各地でも新子の豆アジが釣れ始めますが、管理人の住む大阪湾奥にまで本格的に接岸してくるのはもう少し先の話です。
今の時期の豆アジなら和歌山、日によってムラのある時期だけに、より確実性の高い田ノ浦漁港へサビキ釣りに出掛けることにしました。
家族で出掛ける以上は、楽しんで釣ってもらわないと、また『釣りは暑いしエエわ。』と拒否られてしまいます。
今回は決して負けられぬ戦い、さあ果たして狙いの豆アジの釣果やいかに・・・
田ノ浦漁港でアジとイワシのサビキ釣り ~豆アジ爆釣!!~
【釣 行】
2019年5月25日(土) 8:00~11:30
場所:和歌山県 田ノ浦漁港
天気:晴れ
潮 :中潮
さすが大人気の釣り場 田ノ浦漁港は大混雑
半年ぶりの家族での釣行、テンションが上がった管理人は朝4時に起床するが、さすがにこの時間に皆を叩き起こすのも心苦しい。
必勝を期すために、なるべく早く出発したいが、5時になるまで釣果情報などを調べて時間をつぶす。
そんな中、フィッシングマックスのサイトで人気の田ノ浦漁港で豆アジが釣れているとの釣果情報を得る。
釣り客が多すぎることもあり、ほとんど田ノ浦漁港へ行く機会はないが、この時期ならまだマシかもしれないという淡い期待を抱き、田ノ浦漁港への釣行を決断する。
家族を5時に起こすも準備に時間が掛かって出発は6時、天気が良いこともあり、出発時点ですでに日中のような明るさだ。
先を急ぎたいが、勿体ないので高速は使わず、下道で臨海を南へ走らせる。
行き掛けにフィッシングマックスでアミエビのブロック八ツ切り1つと、豆アジ用のサビキを2つ購入した。
田ノ浦漁港へ着いたのは8時前で、チビ達がいるので車の横付けが可能な漁港の駐車場に止める。
浪早ビーチのコインパーキングに停めれば510円で済むが、漁港内へ停めるのであれば、漁協への清掃協力金として600円が必要になる。
釣り場をキレイに維持管理してくれているのだから、少しくらいの差なら喜んで支払おう。
そして、漁港へ入る前から遠目に気付いていたが、釣り場へ下りると、田ノ浦漁港の中でも最も人気が高い浮き桟橋付近は、すでに恐ろしく混雑していた。
浮き桟橋の近くで、うまいこと車を背後に停めて、その前に一家族分くらい空いたスペースがあったので、ここへ入ることにした。
ここなら桟橋の釣果の様子を伺いながら釣りが出来るので、ちょうど良いだろう。
少し気になるのは、どうも周囲であまり釣れている様子がなく、ポツリポツリといった感じなことだ。
しかも遠目に伺っていると、どうもサバっぽいが、小さ過ぎて判断がつかない。
とりあえずは、海水を汲んだバケツで冷凍アミエビを解かして、仕掛け作りだ。
ふと振り向くと、管理人は釣りの用意をしているのに、他の3人は奥方様に促されて、早くも暑さ対策での休む準備としてテントを張り始めている。
『おいおいっ、まずは仕掛けの第一投を早くしたいやん。こっちも手伝ってや。』と言いたいが、ここはグッとこらえる。
チビ達が絡んで来ると、波止際でバケツに水を汲んで水遊びを始めるので、気になって余計に仕事がはかどらなくなる。
釣り開始もサバ、サバ、サバ 棚を底にしたらアジではなくイワシ
とりあえず、様子見で竿は1本だけ出す。
サビキで2本出すと、管理人の作業が多忙を極め、面倒を見きれない場合があるためだ。
使用する豆アジ用のサビキ仕掛けだが、子供でも使いやすい全長が115cmと短くなったもの、なおかつ極小針でも少しハリスが太くなったものを使う。
チビ達との釣りでは、竿受けなどを使った丁寧な釣りなど出来ず、竿も直置きすることが多いため、ある程度は幹糸やハリスが傷むのを念頭に置いているのだ。
あと、子供たちの腕への負担を減らすために、いつものことだがウキサビキとする。
『パパは何も考えていないようで、ちゃんとお前たちが釣りやすように考えているのよ。』と言ってやりたい・・・言っても分からんだろうが。
冷凍ブロックが解凍されるまでの間は、チューブ仕様のアミエビで以前使ったものが家に余っていたので、これを使用する。
さあ、さっそく釣り開始だ。
ここまでお膳立てしてやると、若君と姫君は我先に釣らんとばかりに竿を奪い合う。
お決まりのパターンだが、ハイ順番、順番・・・釣れたら交代。
まず、棚を浅目にして様子を見ると、やはり釣れてきたのは子サバだった。
群れの中にサバ以外も混じっているはずだと、しばらく続けてみるが、釣れてくるのは小サバのオンパレードだ。
サバでも逃がさずにバケツに入れてくれと姫君が言うが、持って帰らないからそれはダメだと言い聞かせる。
バケツに入れてやると触って遊び始めるので、このサイズだと弱らせてすぐに死んでしまう。
表層はダメのようなので、サバの棚を外すために、思い切って棚を底に取ってみる。
もちろんアジの釣果を期待してのことだったが、期待を裏切って上がってきたのは・・・
イワシだった。
カタクチ程度のサイズしかないが、マイワシだ。
取りあえずサバの猛攻をかわすことに成功し、しばらく底狙いで続けて見る。
小イワシはポツリポツリ釣れるといった感じで、あまり群れでいる様子はない。
そのうちアジも来るだろうと続けていたが、なかなかその時は訪れない。
小イワシを10匹程、釣ったところで、ようやく・・・
待望の豆アジだ。
家族から一斉に『おぉ~』と歓声が上がる。
釣った若君は、豆アジ1匹で得意げになっている。
『兄にぃ、いいなぁ』と姫君が漏らす。
いやいやっ、違う!
今日はこんな釣りをしに来たのではない。
相変わらず桟橋でも豆アジが上がっている様子はないので、ちょっと様子を見てくるわと、竿とチビ達を奥方様に託す。
豆アジの群れを発見! さあ爆釣確定や!!
管理人が一人で釣行に出る時は、釣り場に着いたら釣り座を決める前に、周囲の様子を伺いに歩き回ることが多い。
ただ、家族と一緒の時は、車の横付けの利便性や、釣りやすい場所で決め打ちする場合がほとんどだ。
このまま桟橋横で続けると、ほとんど豆アジを確保できないまま終了を迎えてしまう。
田ノ浦の釣り場は広大だが、一通り歩き回って、豆アジが釣れている場所を探しまわることにした。
様子を見て回ると、東向きの漁港港湾内は、どこも同じような状況だ。
ポツリポツリとアジが混じる場合もあるようだが、どうにも子サバの群れが大きすぎて釣りになっていない様子だ。
南向きの沖向きへチビ達を連れて行くつもりは無いが、一応ここも見て回ると、さすがにファミリーフィッシングのサビキ釣りをしている人はほぼいない。
投げ釣り、紀州釣り、エギングといったところがメインどころか。
そして、西向きの浪早ビーチ沖にあたる波止際を歩いていた時に、東向きよりも大きな黒い影の群れを発見する。
何組かのサビキ釣り師たちがいるようだが、上げてきたサビキ仕掛けは鈴なりになっている。
『ん、小サバか、豆アジか』近づいて、釣れた魚の正体を伺うと、豆アジだ!!
ビンゴ! これで爆釣確定だ!!
早速、皆を呼びに戻り、張ったテントもそのままにして、西向きの波止へ移動する。
この釣り場には、少し高い鉄柵が付いているので、安全性は高いが小学生の子供にとっては柵が高すぎる。
そこでチビ達にはクーラーボックスの上に立たせて釣りをさせることにした。
先ほどと違って潮の動きも良く、アミエビを入れると、驚く程の高活性で豆アジが寄りつく。
開始して間もなく、まずは、若君が6本針の全掛けを達成だ!
今までの渋さが嘘のように、いとも簡単に釣れる豆アジ。
一家のボルテージは一気にヒートアップする。
姫君に交代して、これまた全掛け達成!
というか、全部掛かっていなかったら、再度仕掛けを沈めて全掛けを狙いにいく余裕があるので、全掛け率が異様に高い。
すでに冷凍ブロックのアミエビは解けており、吸い込みバケツを使っているので手返しは早く、豆アジは次々と釣り上がってくる。
管理人の作業は多忙を極めるが、これは嬉しい悲鳴だと言えよう。
あんまり面白そうなので、管理人も少しだけ竿を握ってみる。
あの時、本当に釣り場を見て回ろうと決断してよかった。
同じ釣り場でも釣果に差が出ることは珍しくないが、ここまで違うのは珍しいかもしれない。
まるで田ノ浦の豆アジのほとんどが、この一角に集まっているかのような盛況ぶりだ。
にもかかわらず、他の釣り客はこの場所に気付いておらず、釣り人は全く増えてこない。
1時間ほど爆釣を続け、時計は11時半になっていたが、豆アジはポイントから立ち去る気配がなかった。
おそらく続けていれば、終日釣れ続けるのではないだろうか。
毎投釣れるので、エサは半分以上が残っていた。
ただ、管理人一家としてはもうすでにお土産になる分の豆アジを十分に確保できたので、ここで納竿することとした。
田ノ浦漁港の豆アジ釣果とタックル
田ノ浦漁港で豆アジが爆釣した様子を、ショートムービーにしましたので、宜しければ合わせてご覧下さい
【本日の釣果】
豆アジ:240匹(5cm~9cm)
小イワシ:14匹(8cm~13cm)
【リリース】
子サバ:20匹程度(10cm以下)
【本日のタックルとエサ】
- ロッド:MACHチヌ(マッハチヌ)2号 450
- リール:DAIWA フリームス2000
- 仕掛け:SASAME 豆アジ1号 ちょい太ハリス
- その他:道糸2.5号、サビキウキ、ステンカゴ10号
- エサ:アミエビ(チューブ、ブロック)
豆アジも10cm以上であれば通常のサビキ(3号~)でも釣れるようになりますが、今回のような10cm以下の豆アジを数釣るには、普通のサビキでは困難です。
豆アジの仕掛けには豆アジ用の1号のサビキを使うのがお勧めですが、本釣行で用いた以下の製品は、記事中でも紹介した通り、小さなお子さんでも使いやすいおすすめ製品です。
6本針でエダス間が短く全長が115cmとなっていますが、豆アジは目で見て確認できる水深にいることが多いので、エダス間が短い方が全掛けも達成しやすくなります。
ホワイトベイトやハゲ皮もありますが、豆アジのサイズが小さい程、ピンクベイトが一番合うのではないでしょうか。
今の時期に活躍してくれるサビキなので、是非とも一度お試し下さい。
家族帯同の今回は、なるべくなら満足な釣果を得たいところでしたが、うまく豆アジがいるポイントを発見したことで大漁という結果に終わりました。
チビ達を連れて行くと、管理人自身はどっと疲れますが、いつもと違うフレッシュな気分で臨めるので、違った楽しみ方ができると言えます。
田ノ浦漁港はテレビの釣り番組でも度々取り上げられる大人気の釣り場で、ファミリーさんを中心に混雑は必至ですが、釣り場そのものが広いので、釣り座が確保できないということはありません。
港湾内であれば釣り場の安全性は高く、トイレや売店などの設備も完備されているので、小さなお子さん連れには特におすすめの釣り場です。
今からの時期、サビキ釣りでは豆アジを中心に、サバやイワシも安定的に釣れるはずなので、大阪湾でお子さん連れの釣りをされている方も、和歌山まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、釣った豆アジの処理にお困りの方は、コチラの記事を参考にどうぞ
【サビキ釣りのおすすめ記事】
家族で楽しむ波止釣り アジ・サバ・イワシのサビキ釣りの仕掛けとコツ
サビキ釣り仕掛けに潜ませる秘密兵器【おまけ針】で釣果アップ!!
コメント
コメント一覧 (2件)
田ノ浦いいですよねぇ
駐車場からのアクセスは置く場所により差がありますが、
トイレ、水道などのほか、いっぱい人がいるので安心です
豆アジはこの季節のものだから楽しめますよね
何よりも、家族サービスの釣り、ご苦労様です
お子さんたちもうまくなったようで、楽しんでくれてよかったですね
これから暑くなるから我が家はどんな釣りしようかです
カゴ師さま
こんばんわ、カゴ師さん。
さすがに人気の田ノ浦は8時ですでに大混雑、一瞬駐車場に入ろうかどうか迷いました。
運良く横付け可能な桟橋付近へ入れたのですが、これが想定外のまさかの不調。
こんな日もあるんでしょうが、テレビ番組で浮き桟橋のイメージが強すぎるんですね。
やはり自分の足で見て回ると言うのは重要で、今回は九死に一生を得る大逆転劇でした。
ウチは釣れないのはすべてパパの責任なので、家族帯同の方がいつもより必死だったりします。
カゴ師さんとこは、グレをやるのでこれからは時期的に梅雨グレでは?
波止でも大物をヒットさせているので、サイズ的には物足りないかもしれませんが。。。
大阪湾では釣り場次第で、チヌとハネがかなり安定しているようですね。
紀北なら豆アジに加えて、ぼちぼちキスも面白そうで、湯浅以南ではアオリでしょうか。
選択肢は色々とあるのですが、実釣となると色々とハードルがあるんですよね。
ただ、カゴ師さんとこはお子さんもそれなりにやるので、やろうと思えば何でもチャレンジできるんじゃあないですか!?
私も最近は船の頻度が増えていますが、本格的に暑くなる前に、もう一度くらい波止に出向きたいところです。
ガチろっくん