どうもガチろっくんです。
2018年の9月は2度の三連休を取得することが叶いましたが、あいにく2回とも秋雨前線の影響で決して良い天気ではありませんでした。
ただこれが管理人にとっては逆に幸いし、短時間ながらも合計3回の釣行に出ることができました。
その一発目が前回投稿した『貝塚人工島の太刀魚』です。
そして二発目の今回は、芦屋市総合公園の前にある北側の水道(南芦屋浜の旧北側水道)の石畳でサヨリのウキ釣りをしてきました。
台風後、南芦屋浜のベランダが立ち入り禁止になっていることもあり、北側水道の混雑っプリは半端なく、釣果もホドホドで切り上げることになってしまいましたが、久しぶりに行うサヨリのウキ釣りは新鮮味のある釣りになりました。
芦屋市総合公園前(南芦屋浜の旧北側水道)の石畳でサヨリのウキ釣り
【釣 行】
2018年 9月 17日(月) 7:00~9:30
場所:総合公園の北側水道(南芦屋浜)
天気:曇り
潮 :小潮
先日の南芦屋浜の釣行で気になっていたサヨリだが・・・
8月下旬に家族と訪れた南芦屋浜のベランダ、この時はアジを狙ったサビキ釣りだったが、久しぶりのファミリーフィッシングの結果はサッパのみの釣果で、散々な目に会った。
この時盛んに目にしたのが、足下までやってくるサヨリの群れだが、時期的にサイズはまだまだだとしても、さすがサヨリの聖地と呼ばれる南芦屋浜だと思った。
目にしてしまうと気になって仕方がなく、サヨリ釣行の機会を伺っていたが、台風21号の襲来で破壊されたベランダ釣り場は立ち入り禁止となってしまった。
ここでの釣りは当分は無理かと思っていたら、その後、すぐ近くの総合公園前の石畳で、サヨリが釣れているとの釣果情報を連日のごとく目にする。
管理人にとっては初見の釣り場だが、サヨリのウキ釣りなら、獲物が回遊さえすれば釣れるだろうと思って釣りに出てみることにした。
芦屋市総合公園前なのに、南芦屋浜の旧北側水道ってなぜ?
サヨリの釣果情報の発信元はフィッシングマックスだが、調べてみると、どうやら総合公園の北側と西側が水道になっているようだ。
しかしなぜか、釣果情報のタイトルは『旧北側水道』と記載されており、調べてみてもなぜ『旧』がつくのか分からない。
とりあえずは総合公園へ行けば分かるだろうと思い、ナビに合わせては少し早めの4時に出発した。
芦屋市総合公園へのアクセスと駐車場 早すぎた到着時間
管理人宅から南芦屋浜へのアクセスは、43号線を西へ走らせるだけで、順調なら40分ほどの道のりだ。
釣り場到着までに、途中にフィッシングマックスの武庫川店と芦屋店があるが、神戸や淡路島への釣行の際は、駐車場の兼ね合いでほぼ芦屋浜店に寄る。
この日も芦屋浜店へ寄り、仕掛けとエサを物色する。
いろいろ見て回るつもりだったが、この時間ながら思いのほか釣り客が多く、釣り場が一杯になるのが怖くてそそくさと店を後にして先を急ぐ。
総合公園の【北駐車場】に着いたのは5時半頃だったが、駐車場にはそこそこの車が止まっていた。
駐車場のすぐ横が釣り場になっているようなので、とりあえず釣り場で出てみると・・・
いつもフィッシングマックスの釣果情報で載っているアングルと同じように、写真に収めてみた。
予想に反して釣り人は少ないようだし、特に何かが釣れている気配は無い。
サビキやサヨリをやっている人より、ジグサビキを投げているルアーマンの方が多そうだ。
釣り場に余裕があるので、ついでに西側水道の方にも回ってみることにした。
ある程度南向きに歩いてみたが、見渡す限り、釣り人が一人もいない。
『うん?到着時間が早すぎた!?』
いやいや、時計は6時前で完全なマズメ時、そして祝日ですよ。
管理人が良く行く泉大津、岸和田、泉南界隈だと、この時間になってしまうと釣り座を選ぶのは困難な時間だ。
『もしかして場所を間違えた?』と疑心暗鬼になるほどの空きっぷりだ。
アジやサヨリや周ってくる時間が遅いのか・・・そういえば、良く確認しなかったが、マックスの店内にサヨリ8時~10時頃とかいう張り紙がされていたなぁ。
このアタリが初めての釣り場で勝手が分からないデメリットだが、とりあえず、駐車場から一回車を出すことにした。
北駐車場の料金は、最初の30分が無料で、以降は30分100円だった。
人がいなくて釣れない時間に釣り場にいて、無駄に駐車料金を払うのもアホらしいので、外で少しばかり様子を伺うことにした。
待っていると、ポツリポツリと釣り人(親子連れが多し)が入庫していく。
ファミリーフィッシングならアミエビを撒いてくれるので、待つのも無駄にはならないだろうと思い、結局30分ほど待機してから、再入場した。
本日のエサと仕掛け
本日用意したサヨリのウキ釣りのエサは、刺し餌の【生イキくん 赤アミ】と【イカの切り身】、撒き餌の【アミエビ(中)】だ。
ハッキリ言って生イキくんは、粒が小さい赤アミなので、今日のようにレンガのアミエビを用意するのであれば不要だ。
分かってはいたが、久しぶりのサヨリ釣りということで、上がったテンションに合わせて勢いで買ってしまっただけの話だ。
そして、イカの切り身は先日イカそうめんが夕食に出てきたときに、5本ほど取っておいたものだが、これでも確実に余るだろう。
食いが渋くなければ、いちいち付け替える必要がないイカを使うのが、最も楽ちんだ。
足元で釣れれば単なるウキ釣り仕掛けで、ばんばんマキエを行うのが、手っ取り早いと思うが、ここも釣り場の勝手が分からないので、遠投カゴ釣り仕掛けを用意した。
個人的にサヨリの完成仕掛けについては、何でも良いと思うが、この日はささめ針の【お!サヨリOK】を購入した。
一度購入すればいつまでも使えるので、今後しばらくはサヨリ釣行に出ることがあっても、もう完成仕掛けを購入する必要はないだろう。
あと、ターゲットと釣りの特性上、サヨリ針は別途用意しておく必要があるので、同じくささめ針の【サヨリ針3号ハリス0.8号】と【サヨリ早掛け夜光3.5号ハリス0.6号】を用意した。
実際に使ったのは、事前に聞いていたよりもサヨリが渋かったので、3.5号0.6号を使用した。
サヨリのウキ釣り開始・・・って、もう寄ってるやん! 時合8時からやないやん!
何のかんの言っているうちに時間は7時頃になっていた。
この頃になると、周囲も少し賑やかになり、ウキサビキを投げる人が出てくる。
いつのまにか、少し離れたところでサヨリをやっている人もいるが、キャスティングポイントに波紋が出来ていた。
『なんや、もうサヨリ来てるやん!』と、もう少し早めに入れば良かったと少々後悔する。
期待しての釣り開始、20mまでの近投にして少し仕掛けを引いてくると、バシャバシャ・ワサワサとサヨリが寄っているのが伺える。
それなりに大きな群れが入っているようだ。
スゥ~とウキを持っていくので、即合わせするが素バリを引く。
そんなことを2度3度繰り返すうちにアミエビを付けるのが面倒になり、イカをコメ粒ほどの大きさにカットして付ける。
即アワセから、早合わせ程度に合わせのタイミングをズラすと・・・ヒット!!
仕掛けを引いてくる途中、海面を飛ぶというか滑るように寄ってくるサヨリを見て・・・
『せやった、せやった。サヨリ釣りってこんな感じやったなぁ。』と25年ぶりくらいのサヨリ釣りに懐かしさを楽しむ。
サイズは20cm程度がほとんどのえんぴつサヨリだが、順調に数を伸ばしていく。
さすがに15cm程度しかないサヨリは捌くのも大変なので、リリースするが、それもさほど多くない。
サヨリの群れが別のところへ行ってしまった時に、ちょいちょいヒットでしてくるのがサッパ(ママカリ)だ。
ヒットするのは写真のサイズばかりで、先月南芦屋浜のベランダへ釣りに行ったときに比べると、一回り小さい。
ベランダでやっていれば、サヨリもワンサイズ大きなものが釣れたのだろうかと疑問は残る。
1時間くらいはこれの繰り返しで、爆釣とはいかないまでも順調に釣果を伸ばしていたが、徐々にサヨリの群れが小さくなっていくのを感じる。
サヨリに寄生するヤドリムシ
先ほどの話で、時合は8時~10時の件だが、どうも勝手が違うようだ。
8時頃になると、サヨリの波紋は微塵もなくなり、時折ハグレサヨリが掛かってくる程度だ。
もはや、時合は完全に終わっていると言える状況だ。
時折20cmを超えるサイズもヒットするが、これもまた多くない。
この時間になると、サヨリ狙いに来ている人も随分と増えたが、さすがに群れもなくなりスレてしまったのか、どうやら同じように苦戦してる様子だ。
ハリスのサイズを0.6号に落とし、更に30m以上の遠投で狙うが、サヨリの数を伸ばすのに苦労する。
そうこうするうちに、バタバタと釣り続けていたので、ちょっと休憩ついでにあることを思い出す。
【サヨリに寄生するヤドリムシ】だ。
サヨリのエラには、ヤドリムシと呼ばれる寄生虫がいるのだが、ちょうどサヨリが釣れたタイミングで調べてみた。
ビデオ撮影していたものから抜いてきたので、少しばかり画質が悪いが、期待を裏切らずヤドリムシが出てきた。
しかも、この時は両方のエラから出てくるというサービスっぷりだ。
本記事を読んで、面白そうだからサヨリでもやってみるかと思った初心者さんが、寄生虫で引いてしまわないように一言付け加えておくと・・・
このヤドリムシ、人には無害なので安心して欲しい。
そして、先に登場したサッパや大人気のアジなどの青魚などにも、それぞれ寄生虫が付いていることは珍しくない。
中にはアニキサスのように、非常に有害な寄生虫もいるが、そちらの方が稀な存在だと言える。
釣りをして魚を食す以上、魚と共存する寄生虫に出会うのは避けては通れないので、心配であれば少しばかりの知識を身に付けておくことをお勧めする。
イナっ子タイムと釣り場の混雑っぷりで納竿
少し脱線したが、時計が9時を指す頃には、サヨリは完全に姿を消してしまった。
この頃になると、仕掛けを引いてくるときに波紋を出す魚の正体は、変わっていた。
イナにもサイズが届かないイナッコ(オボコ)と呼ばれるボラの幼魚だ。
百発百中とはこのことか、おそらく10匹くらいは連発で釣り上げただろうか。
すぐ隣の釣り入門者親子の女の子が、「すごいスゴイ」と釣れる度に見に来て、なんで逃がすのかと聞いてくる。
親子は何も釣れていない状況だったので、もう少しまともな魚であれば『要るかい?』と聞いてみることも出来るが、イナッコやサッパでは後でエライ目に合わせてしまう。
あれこれと説明して、食べられないから逃がすと伝えるも、それでも釣れる度にスゴイと言ってもらうのは心苦しい。
そんなことを繰り返していると、今度は管理人の右側に男の子二人が来て、「ここでやっても良いですか?」と聞いてくる。
『足元で釣るんか?』と聞くと、投げて釣るという返事が帰ってくる。
左の女の子との間も、右隣との間も3mほどもなく、二人も入ってキャスティングすれば、オマツリは必至だ。
『おっちゃんの仕掛けと絡むかもしれんで。』と言ってみるが、返事は帰ってこない。
どうやら釣り場に入ることが出来ずに困っているようだが、このアタリの子供なのか、二人だけで来るという点は少々心配だ。
一旦竿を置いて、改めて釣り場を見回してみると、エライ混雑っぷりだ。
これから益々、混雑してくる時間に入るだろう。
一旦はサヨリの時合も終了し、これから先、次の回遊がいつになるかも分からない。
まだまだ好釣果と言えるほどのサヨリは釣れておらず、12時までに帰れば良いので、もうワンチャンを待って粘りたい気もする。
ただ、まだ男の子二人は釣り場へ入れず、後方で待機しているのを見ると複雑な気分だ。
結局出した結論は・・・二人に『おっちゃん、もう止めるからここで釣り。』と口に出てしまった。
こんなケースは始めてのことだが、超久しぶりだったサヨリのウキ釣りは、予想だにしない展開にて納竿となった。
総合公園北側水道での釣果とタックル
【本日の釣果】
サヨリ:16匹(18cm~22cm)
【リリース】
サヨリ:5匹程度(15cm前後)
サッパ(ママカリ):10匹程度(10cm)
イナッコ(オボコ):15匹程度(10cm)
【本日のタックルとエサ】
- ロッド:MACHチヌ(マッハチヌ)2号 450
- リール:DAIWA フリームス2000
- 仕掛け:ささめ針(SASAME) オ!サヨリOK飛バシ用S
- その他:道糸2.5号、サヨリ針3.5号0.6号
- エサ:生イキくん(赤アミ)、アミエビブロック、イカの切り身
数・サイズともに決して十分な釣果とはなりませんでしたが、久しぶりのサヨリ釣りは十分に楽しめました。
よく知らない釣り場で勝手が分からないというのも、何が起こるか分からない面白さと考えれば、これまた一興なのかもしれません。
今回の管理人の釣果はほどほどでしたが、サヨリ釣りは決して難しい釣りではありません。
食べても美味しい魚ですので、また機会があれば釣り方の紹介もしてみようと思います。
あと、最後に一言付け加えておくと、現状の釣り場の混雑っぷりは、安全性を考慮すれば、決して望ましい状況ではありません。
台風21号が近畿各地に大きな爪痕を残して以降、まだまだ閉鎖されたままの釣り場は多く、釣り人も限られた釣り場へ集中するのは仕方がないことでしょう。
人々の日常生活により重要性の高い部分から復旧させていくので、レジャーの釣り場の復旧などが後回しになるのも仕方がないことです。
いましばらくは、このような状況が続くでしょうが、お子さん連れの方には、これまで以上に周囲の安全性に気を付けてあげて欲しいと思います。
【南芦屋浜の釣行記事】
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