どうもガチろっくんです。
秋の気配が深まる頃、深日港には例年イワシの群れが入ってきて、ファミリーフィッシングを中心にサビキ釣りが盛り上がりを見せます。
昨年の秋は家族と一緒には来れませんでしたが、今年は珍しく奥方さま自らがイワシを釣りに行きたいというので、気が変わらぬうちに、善は急げということで、急遽深日港への釣行に出ることにしました。
深日港の良いところは、イワシはほぼ終日湾内を回遊するので、時間を問わず安定した釣果が得られるところです。
逆に、今イチなところは、イワシの群れが大きすぎて、日暮れ以降でないとアジを釣るのが困難なところです。
管理人としては、どうせ行くなら、イワシよりアジが良いという思いもあり、今年は秘策のウキ釣り仕掛けとエサを用意して臨んでみました。
さあ、管理人の言う【秘策】とやらと、その釣果はいかに・・・
深日港でイワシの群れの中、ウキ釣りでアジを狙え!
【釣 行】
2018年 10月 20日(土) 8:30~12:00
釣り場:深日港(船舶係留所付近)
天気:曇り後晴れ 風強し
潮 :中潮 波高し
波風強いが、深日港内での釣りで問題なし
深日港に到着したのは7時半で、深日港釣り具店によってアミエビ(小)300円を一つだけ買う。
経験上、深日港でのイワシのサビキ釣りならこれだけで十分大漁も可能だし、今日は秘策のエサを用意している。
女将さんに「何か釣れてるかい?」と聞くと、『何釣りにきたん?』と返ってくる。
「イワシとアジやな。」と言うと、『どうかな、周ってくる時間になったら釣れるけど。』と微妙な返答だ。
なるほど、到着した時点で港内を見渡すと、すでにイワシは誰が見ても一目で分かるほどバンバン釣れていたので、これはアジに対する返答やなと察する。
冒頭で書いたように、この釣り場ではイワシの群れが多すぎて日中にアジを釣るのは、なかなか至難なのだ。
到着時の深日港は、風強く波高しといった感じで、かなり肌寒い気候だった。
それでも、車を横付けできる釣り易い場所はすでに埋まっており、サビキ釣りでマイワシがバンバン上がっている状況だ。
管理人一行はいつものように船舶係留場所付近に釣り座を構える。
釣り開始を急ぐ必要もないし、「とりあえずアミエビ溶かして用意するから、もう少し日が昇って風がマシになるまで、車の中におり。」と家族に伝える。
チビ達は待ち切れず、早く始めたいようだが、あんまり風が強いと船を繋いでいるロープに仕掛けを引っ掛けかねない。
船が止まっている場所で釣りをするのなら、当然のごとく最大限の注意を払い、船の持ち主に迷惑が掛かるようなことは避けねばならない。
結局、8時半過ぎまで待機し、気温が上がり始めると風も少しマシになってきたので、ここで釣りを開始した。
本日のエサと釣り方
本日のエサだが、マキエ用のアミエビは深日港釣具店で購入したもの、刺し餌用のアミエビはちょうど1か月前にサヨリ釣行に出た時の余りだ。
購入したアミエビの質が良かったので、結局、この日も刺し餌用のアミエビは使わず持ち帰った。
そして、小袋に入れた2つのエサだが、一つはイカの切り身で、スーパーなどで売っているイカそうめんを数本持参した。
もう一つは、この日アジ釣りの決め手になる予定のシラスで、こちらもスーパーなどに売っている普通の釜揚げシラスを一つまみほど持参した。
あと本日の釣り方だが・・・
奥側でウキサビキ(投げサビキ仕掛け)をしているのが奥方様で、手前でのべ竿でのウキ釣りをしているのウチの姫君だ。
ウキ釣りは、姫君と若君の二人で交代で行い、家族で来た時の管理人は、マキエ、付けエサ、釣った魚外しのほぼ専任になる。
ちなみに、ほぼ隣同士にウキを並べているが、マキエを一箇所に絞るためと、管理人が作業を行いやすいためだ。
アミエビの撒き餌は上撒きで行い、ウキサビキではマイワシを、ウキ釣りではアジを狙う寸法だ。
取り敢えず、スタートはどちらもアミエビだけを使う。
ウキ釣りもサビキ釣りも好調の出だしだが・・・
開始直後、ファーストヒットを掴んだのは姫君で、獲物は予想外の木っ端グレだった。
まだ、パラパラとしかアミエビを撒いていなかったので、イワシが寄っていなかったためだ。
管理人的にはあまりアミエビを撒きたくなかったためだが、ここで奥方様から『早よアミエビ撒いてくれ!』とクレームが入る。
仕方なく、本格的なアミエビの上撒きを開始する。
あっという間にイワシが集まってきて、海面はイワシ一色に染まる。
奥方様にマルチヒットが連発する。
奥方様は満悦の笑みだが、管理人としては折角周囲に人がいない釣り座を選んだのに、これで台無しだ。
この後、管理人の作業は多忙を極めることになる。
こうなっては、ウキ釣りでも当然イワシのオンパレードになる。
姫君もイワシを数匹釣り、若君に交代してもイワシ・イワシ・イワシだ。
そして、たまに顔を出したのは・・・
20cmクラスのサバだ。
釣る分には面白いが、いつものことでサイズ関係なしに、サバはすべてリリースする。
この後も、奥方様は次々とイワシを釣り上げ、チビ達も同じようにポツリポツリとイワシを釣り上げる。
「もう、あんまりイワシ要らんで。」と言う管理人だが、どうやら奥方様は友人にイワシを持って帰る約束をしているようだ。
仕方なく、マキエを続ける管理人・・・いよいよ出すしかないかと、ここでウキ釣りに必殺エサを投入する。
目論見通り、ウキ釣りでアジ・アジ・アジ!!
ウキ釣りのエサをイカの切り身とシラスに切り替える。
途端にイワシが掛からなくなり、群れの中へエサを投げ入れても見向きもしない。
すると、今まで横に走っていたウキが縦に入り、姫君がうまく合わせを入れる!
「よっしゃ、アジや!!」
ようやく顔を出したアジに、皆から歓喜の声が響く。
「ヤッパこの時間でも、おるんはおるんやな。」
あれだけサビキでイワシ・イワシ・イワシ、棚を深めにとっても全く食わなかったアジが、必殺エサの投入でいとも簡単に釣り上がった。
若君に選手交代しても、ウキ釣りのアジの快進撃は止まらない。
もちろん、表層にはイワシの群れがすさまじく、奥方様はサビキの手を緩めないが、それでもウキ釣りではポツリポツリとアジをゲットしていく。
仕掛けを入れてすぐにヒットとはいかず、しばらくしてウキが入るので、いつ来るか分からず緊張感があって面白い。
ちなみに、この日アジの食いが良かったのはシラスで、イカはエサ持ちは良いが、このサイズのアジでは食いはかなり渋かった(一応釣れる)。
ただ、シラスはエサ持ちが悪く、エサがついてくるかどうか確認する時に引き上げると、誘い効果でたまにイワシがヒットしてしまう。
この後も、サビキ釣りのイワシ、ウキ釣りのアジと、隣に並んだウキが面白いようにターゲットを釣り分け、十分な釣果も得られたので、12時ちょうどに納竿とした。
本日の釣果とタックル
【お持ち帰り】
マイワシ:120匹(13cm~20cm)
マアジ:19匹(10cm~15cm)
【リリース】
木っ端グレ:1匹(12cm)
サバ:5匹(15cm~22cm)
イワシ:20匹程度(12cm以下)
釣果としてはたくさん釣れましたが、今年はこの時期にしては、イワシもアジ(豆アジ)も少し小ぶりでした。
マイワシのお土産は、ウチと奥方様の友人のとこで半分半分です。
【ウキサビキ釣りタックル】
- ロッド:シマノ ロッド ホリデー 磯 R 遠投 3-450PTS
- リール:SHIMANO AERLEX(エアレックス)2000
- サビキ:ハヤブサ(Hayabusa) 小アジ専科 リアルアミエビ 6-1
- ウキ:YO-ZURI(ヨーヅリ) 秋桜 10号 G245 10号
- その他:道糸4号、スチールカゴ8号、ウキ止めの糸、カラマン棒、シモリ
【ロッドについて一言】
磯竿の汎用ロッドとして大人気のHOLIDAY ISOシリーズは、2017年7月に新製品が発表されました。
シマノ (SHIMANO) 磯竿 17 ホリデー磯 3号 450PTS
【リールについて一言】
ここで使用したシマノのAERLEXは非常に古いリールで、この後継機としてエルフが発売され、更にその後継機として、現在はサハラという名の安価な汎用リールとして販売されています。
SHIMANO(シマノ) リール 17 サハラ C2000S
【仕掛けについて一言】
使用したサビキ仕掛けの【リアルアミエビ】は、以前から気になっていた製品で最近使い始めましたが、見切られにくくなかなか良好な食いを発揮しています。
サビキ仕掛けをお探しの方はコチラを参考にどうぞ
【ウキ釣りタックル】
【釣り竿について一言】
使用したのべ竿はグラス製で安価な製品ながら、ウチのチビ達が片手で軽々と扱える79gの超軽量ロッドで、防波堤の小物の五目釣りにはピッタリです。
硬すぎず柔らかすぎず、15cmのアジでもしなりが出て、非常に面白い釣りが楽しめます。
【仕掛けについて一言】
ウキゴムにセットするウキがなかったので、今回は市販の完成仕掛けを使用しましたが、今回の様な釣りであればこれで十分です。
のべ竿のリリアンに一回結ぶだけで、仕掛けは完成するので、初心者さんでもすぐに始められますよ。
アジを中心に狙う釣り方については、コチラをどうぞ
今回は家族ともども、非常に楽しい釣行になりました。
マイワシの爆釣は予想していましたが、釣行開始が遅かったので、アジの釣果がどこまで伸びるかはその日の条件次第なところもありました。
実質アジを狙ったのは、完全に日が昇った10時過ぎ~12時の2時間弱で、チビ二人で20匹も釣ったのなら、狙い通りの満足の釣果と言えるでしょう。
最近は派手な釣りが多く、アジもほぼサビキで釣ることばかりでしたが、久しぶりに行った素朴なウキ釣りは、改めて釣りの奥深さを感じさせる内容でした。
シラスを使った釣りなどは、自身が初心者だった子供の頃の親父殿との釣行の思い出ですが、今度は自分の子供達にその釣り方を教えている自分がいる。
そう思うと、過ぎし日の思い出がよみがえり、ほっこりと暖かい気分にもなれた今日この頃でした。
【深日港での釣行記録】
深日漁港でイワシとアジのサビキ釣り【ファミリーフィッシング】
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