どうもガチろっくんです。
2週間ほど前に2021年1発目の太刀魚釣行についての記事を紹介しました。
その頃は8月の中旬頃に開幕した2021年の大阪湾の太刀魚も、第一陣の群れが接岸した後すぐに沈黙し、淡路島や出島となっている神戸空港を除くと、ほとんど釣れていない状況でした。
しかし最近再び泉南や貝塚人工島で太刀魚の釣果が戻り始め、更に湾奥の助松埠頭や南港でも釣果が上がり始めたようで、どうやら2020年の悪夢の再来というのはなさそうな雰囲気になってきました。
このまま順調に大阪湾の秋の風物詩といわれる太刀魚釣りが盛り上がることを祈るばかりです。
そして管理人自身の太刀魚シーズンですが、前述のとおり前回釣行はボウズ覚悟の釣りは避け、確実に釣果を上げるために和歌山は紀北の鉄鋼団地に出掛け、まずまずの安定釣果で終えました。
今週は3連休のタイミングでしたが、コロナ禍のため特に家族で出かける予定もなく、特に管理人自身は金曜日に2度目のモデルナワクチン接種で、副反応がどの程度か分からない状況でした。
ただ、接種当日夜間から土曜日も発熱で1日寝込んだものの、日曜日の午前中で急回復を感じたため、ある意味思惑通りとも言えますが、今期2度目のタチウオ釣行に出ることにしました。
今回は同じ和歌山の水軒の釣り場ながら、字の一文字で臨んだ太刀魚釣り、果たしてその釣果やいかに・・・
水軒字の一文字で太刀魚釣り~安定の混雑と釣果も、またもや大惨事
【釣 行】
2021年 9月 19日(日) 18:15~0:45
釣り場:和歌山 水軒 字の一文字
天気:曇り時々晴れ
潮 :中潮
和歌山市内は大混雑~マリーナシティ閉鎖で青岸から水軒一文字へ
まだまだ安定しているとは言えない大阪湾のタチウオに臨むよりも、せっかくの連休だし今回は時間の制限もないので和歌山への釣行を目論む。
本日の出発時間は14時、この時はどうせ混雑して空き待ちになるのなら、釣り場も広大なマリーナシティにしようかと思っていた。
前回同様、堺インターまで下道を走り、そこから阪和道で和歌山インターで降りると、すぐに予想だにしない渋滞に巻き込まれる。
マリーナシティなら海南インターで降りた方が近いが、時間も早いし前回つり具のマルニシに寄った際、いつも行くフィッシングマックスより安く感じたので、ちょっと見て回ろうかと思ったためだ。
いくら市内でもこれはおかしいと思い調べてみると、なんとマリーナシティの花火と音楽のスペシャルショー『スターライトイリュージョン2021~SUMMER~』の日にぶち当たってしまった!!
『こんなコロナ禍でも頑張るんやね。』と思いつつ、釣り場の変更を余儀なくされる。
そう、マリーナシティの花火の日は、確か海上の堤防は全面封鎖されるはずだし、そもそも車の通行自体もできるのか怪しいためだ。
とりあえず和歌山インターを出てすぐのつり具のマルニシに寄る。
駐車場も満車状態で、店構えについては、この日はまともな写真を撮ることが出来なかった。
マルニシでゆっくりしようと思っていたのだが、もはやそんな余裕はなく、エサのキビナゴだけ購入しすぐに車に乗り込んだ。
急ぐ理由は明白で、マリーナシティが閉鎖なら、その釣り客は確実に同じ紀北の三大太刀魚釣り場である青岸と水軒に集まってくることになる。
和歌山インターで降りてしまった手前、マリーナシティのある海南・下津方面へ進むには大渋滞が待っており、かといって高速まで使ったのに大阪湾へ戻るという選択は勿体ない。
紀北なら雑賀崎や田ノ浦も選択肢にはあるが、結局混雑するなら少しでも広い方が良いので、やはり管理人自身の釣行先も自然と青岸か水軒に絞られる。
とりあえず前回鉄鋼団地に行ったので、可能であればよく知る釣り場である青岸に入ろうと思い、車を走らせる。
青岸橋(みなと大橋)を渡って青岸に降り立ち、少し車を走らせると道路の両側は延々と車で埋められており、見渡す限り護岸沿いに釣り人が溢れている。
そもそも白灯堤防の際まで車で行けたはずの青岸だが、ずいぶん手前でロープが張られて立ち入り禁止になっていた。
帰宅して調べてみると、どうやら青岸は現在工事中で青岸の一部護岸と防波堤は立ち入り禁止ということのようだ。
駐車車両のすべてが釣りできるほど残った護岸も広くないので、立ち入り禁止区域より向こう側を覗くことは叶わなかったが、あぶれた釣り人が白灯台堤防やテトラ、護岸沿いに侵入していないことを願うばかりだ。
タチウオシーズンに青岸が立ち入り禁止というのは多くの釣り人にとって厳しい状況だと思うが、ルールを守らない釣り人が増えて釣り禁止になると、取り返しの付かないダメージになってしまう。
致し方なく、青岸を後にし、すぐ隣にある水軒の釣り場へ向かう。
まさかの事態の連続で、益々釣り場に入れるのかどうかの不安に駆られるが、思い起こせば2週間前に来た鉄鋼団地の混雑状況も青岸立ち入り禁止のためだったのかもしれない。
その時は夜中の3時前の到着にも関わらず、釣り人一人入れてもらえる場所を探すのにも苦労したほどで、これほど眠らない釣り場もあるものかと、かつて経験したことがない驚きの機会だった。
かくして水軒の釣り場に到着するが、釣り場に到着するまでに普段の2倍近い3時間を要してしまった。
駐車場の兼ね合いもあり、鉄鋼団地側よりも字の一文字を選択
水軒の鉄鋼団地に到着したのは午後5時前だった。
すでに湾奥の道路沿いに車を横付けして東向きに竿を出せるポイントは、どこまで行ってもビッシリと車が停めてあり、釣り人で埋め尽くされている。
鉄鋼団地の門の前の駐車ポイントも当然車を停めるスペースはなく、字の一文字の方へ向かう道路沿いは駐車可能のようで、そのまま字の一文字の様子がうかがえるベランダまでやってきた。
遠目に見る字の一文字は、何となく釣り人一人くらいなら入れそうな隙間がいくらかありそうな気がした。
少なくとも鉄鋼団地の護岸沿いよりは入れそうな気もするし、最悪テトラ側でも竿を出すことは可能だ。
この後、とりあえず駐車場を覗きに行くと、意外にも5台分ほど停められるスペースが空いていたので、必然的に字の一文字で釣り座を構えることに決定だ。
車を停めて、二重になった堤防の一つ目を超えた時点で、すでに病み上がりの身体にクーラーが重くて少し萎える。
『そやねんなぁ・・・一文字まで行こうと思うと。まだこれ歩くねんなぁ。』
キャリーカートを車に積んでいなかったことを後悔する。
この時はいつも持参している水道水2Lを忘れてきたのが幸いだと思うも、これはこれで後々後悔することになるのだが、それは後程・・・
因みにこの防波堤の向こう側の大型テトラは、管理人自身が3年前に落ちて落水し、一歩間違えば死ぬ可能性もあった大惨事を経験しているので、もう2度と行かないと心に決めている。
てくてくと歩いて字の一文字までやってきた時点で、すでに17時を大きく回っている。
堤防の長さを考えれば、人数的には入れそうな感じがするのだが、釣り人と釣り人の間あたりに釣り道具やクーラーが置かれている。
他の人が場所取りをしているのか、その場にいる人が場所を広めに確保しているのかは分からないが、隙間に入っていく勇気もでないので取り合えず空き待ちすることにした。
場所がなければ一文字の沖向きテトラでも良いかと思っていたのだが、こちらはコチラでショアジギングのアングラーが多く、混雑度合もそれほど変わりないようだ。
因みに先ほどの新しいテトラ帯は表面に粉が吹いていてすごく滑りやすいのだが、コチラは大型テトラでも滑ることはないので、安全面では圧倒的に差がある。
そもそもコチラで落ちても周囲に気づいてもらえるが、新テトラ帯は釣り人そのものが少なく、落ちても気づいてもらえないという怖さもある。
半夜釣りの予定なので、釣り座に入っていればジギンガーさんはそのうち帰っていくだろうが、この日はリスクを冒すことなく、とりあえず内向きの空き待ちすることにした。
本日の釣り座、仕掛け(釣り方)、エサ
30分ほど待ってみるも夕マズメ時だったため、スペースが空きそうな気配もなく、むしろ新たな釣り人が入って来始めたので少し焦りを感じる。
取り合えず空き待ちアピールで、3mほどのスペースが空いている女性とおじさんの間の少し後方へ荷物を置き待っていると、おじさんが場所を変わるから、おじさんの場所で釣りしてもらって良いという。
女性がその隣の男性とカップルなのは分かっていたのだが、どうやらそのおじさんは男性の同行者(お父さん?)だったようだ。
荷物が完全に別々だし、30分くらいの間コミュニケーションをとっている様子もなかったので、全く気付かなかったが、予想外の展開で釣り座の確保に至った。
写真は夜間になってから撮影したものだが、改めて紹介すると本日の釣り座は水軒の字の一文字の湾内向きとなり、夜間でも暗闇にならない比較的夜釣りがしやすい釣り場だ。
本日の釣り方は前回釣行と同じ2種類を使用した。
一つはケミホタルとトリプルフックを使ったワイヤー仕掛けの軽い仕掛けに、ある程度キャスティングできるようメバルフロートを組み合わせたものだ。
引き釣りの一種にあたるが、探り釣りでの脈釣りの要素もあり、最近は発光タイプの水中スロートを入れた沈め釣りとも言われているようだ。
この仕掛けを使うのは前回に続き2回目だが、まさかこの後、この仕掛けが管理人の身に惨事を引き起こすとは夢にも思わなかった。
もう一つの仕掛けは、電気ウキ釣り仕掛けだ。
自立式3号の電気ウキに、がまかつの貫きタチウオをセットするだけの、非常にシンプルな遊動電気ウキ仕掛けだ。
キビナゴの水中姿勢が良いためか、あまり誘いをかけない置き竿状態での釣りなら、アタリの多さはその他の仕掛けを大いに凌ぐと感じている。
管理人が行っているタチウオの電気ウキ釣りについては別途詳しく紹介しているので、ご興味のある方は後程どうぞ。
なお、使用しているタックルについては、いつも通り記事の最後で一覧で紹介します。
そして本日のエサについては、いずれもマルニシで購入したキビナゴのみ用意した。
左のキビナゴは前回の鉄鋼団地で購入したものがそのまま余ったものを持参し、この日購入したのは右側のアミノエキス付けのみだ。
因みに参考までに紹介しておくと、左の大パックは生キビナゴの冷凍だと思うが、このタイプは少し安価な半面、身崩れがしやすいというデメリットがある。
今回でいえば、引き釣りで使う縦付けならあまり気にすることもないが、ウキ釣りで使用する貫きタチウオのフックのように横付けする場合は不向きだ。
エキス漬けのエサは、集魚や食いの良さに効果を発揮するだけでなく、少し水分を抜いて身を引き締めているので、何かと使いやすくなっている。
このように同じキビナゴでも、仕掛けに合わせてエサを変えたり、タチウオの活性の高さやアタリの出る時間帯(時合)かどうかで使い分けるというのも良いだろう。
夕方のマズメ時の時合は一瞬で終了 台風の影響残ってる!?
釣り座に入れたのは18時過ぎになってしまったが、幸いにもこのタイミングまで、まだタチウオは上がっていなかった。
釣り座に入ってちょうど仕掛けをしていた時に、多くのワインド師の中から、ポツリポツリとタチウオが釣れ始めた。
管理人も取り合えず引き釣りの仕掛けを先に出し、キャストすると数投後に無事ヒットにありついた。
キレイな銀白色の魚体をゲットし、本日も無事に早々にボウズを逃れてホっとする。
ただし、釣れたタチウオのサイズは指3本あるなしのサイズなので、満足するにはほど遠く、マズメ時を逃すまいとすぐさまキャストを続ける。
ところが入ってきた群れが小さかったのか、あまりヒットが続いている様子もなく、リーリングを見ていると接岸しているタチウオは少し沖目でヒットしてそうだ。
この軽い仕掛けではワインドほどかっ飛ばせず、よくて20mほどの飛距離なので、いったん仕掛けをおいて電気ウキ仕掛けを用意することにした。
ごそごそしているうちに、周囲はあっという間に薄暗くなるが、電気ウキ仕掛けでも無事にヒットした。
周囲でもヒットはさせていたが、誰もが釣れているようなイージーモードではなく、夕マズメ時にしては水軒でもこんなものかという感じだ。
この時間帯は満潮時にも関わらず、まだ多少波風もあり、もしかしたら台風後の影響が残っているのかもと思い始める。
幸いにも管理人の仕掛けにはポツリポツリだがアタリが続き3本ほど釣果を追加したが、寄ればいきなり食い上げて走るようなアタリも多かったので、活性そのものは決して低くなかった。
この夕マズメの時合は30分ほどで終了し、あたりも夜間モードに突入すると、釣り場には1つ2つと電気ウキが並び始める。
時合時間と満潮が重なっていたためか、本来ならここから活性の上がる良い時間帯に入るはずなのだが、風が強くなるばかりで釣り場は少しの間沈黙する。
夜間の時合突入で釣果延ばすも、アクシデント発生
次に大きめの群れが回遊してきたのは、21時くらいだっただろうか。
それまでも、全くアタリがないわけではなく、一応電気ウキで釣果を伸ばしていた。
ただ、夕マズメの時合を含めて3時間ほどで7匹か8匹のタチウオ・・・この釣り場のスペックを考えれば、ごくごく普通の釣果だと言える。
今度のタチウオは波止近くまで寄ってそうなので、このタイミングで数を稼ごうと気合を入れなおし、手返し重視で再び沈め釣りタックルに持ち替える。
キャスティング距離は20mほど、タチウオはかなり浅棚まで上ずってきており、2ヒロ以上沈めるとほとんど食ってこない。
この日の仕掛けはカウント10で1ヒロ、カウント20いかないうちに巻き始め、リフト&フォールではなく、デッドスローのただ巻きが正解だった。
使っているフロートはストッパーフリーにしているがシンキングではないので、デッドスローの巻きでも少しづつ浮き上がってくる設定だが、これが浅棚で食ってくるタチウオに見事にはまった感じだ。
タチウオのヒット、ヒット、ヒットで無双モードに入り調子に乗るが、釣った太刀魚のサイズは指2.5本のサイズが半分を占めるので、決して手放しでは喜べない状況だ。
そして、得てして事件というのは、このように調子ぶっこいているときに起こるものだ。
タチウオがヒットし取り込んだ時に、そのまま地面へ置けばよかったのだが、その直前のヒットで地面に置いた際に、タチウオが暴れて仕掛けをクチャクチャにされていた。
それまでもトリプルフックを使っている仕掛け上、タチウオに暴れられるとちょいちょい絡みのトラブルが発生していた。
そこでラインをつかんでぶら下げた状態でプライヤーでフックを外せないかと思い、ラインをつかみにいったところ、タチウオが暴れて跳ね上がり、その時にタチウオに掛かっていなかったもう一つのトリプルフックが、あろうことか管理人の左手の手のひらに刺さったのだ。
『イッターッッッ!!』
思わぬ激痛が走るが、更に手のひらにフックが刺さった状態でぶら下がって暴れるタチウオ・・・タチウオの重みだけでも相当な苦痛なのに、更に暴れるからその痛みは半端ない。
ロッドを脇に抱え、右指で刺さったフックを持つも、タチウオはバタバタと暴れるし、返しが入っているフックを使っているので手の平から針先が抜けない。
しかしながら苦痛で悲惨な状況にも関わらず管理人自身は意外と冷静で、これはプライヤーで挟んで、多少身を削っても一気に引き抜くしかないと考えていると、今度はタチウオに噛みつかれる。
当然『イテッ!!』となるのだが、タチウオにぶら下がられたフックが掛かっている手のひらの痛みの状況からか、不思議とタチウオの嚙みつきなどしれた痛みだと感じた。
ただ、噛みつかれたことでタチウオが気持ち大人しくなり、重みも分散したのか少し楽になったので、その隙にフックを持つ指を思いきって放し、変わりにタチウオの首根っこを掴んで太刀魚の加重をゼロにすることが出来た。
首根っこを掴むと噛みつきは自然に外れ、そのままタチウオが首を振れないようにガッチリつかみ、申し訳ないがそのままタチウオには昇天してもらった。
その後、タチウオと手を地面に近いところまで下ろし、腰にぶら下げたプライヤーで最後の恐怖と痛みに耐えるため、勢いで一気にブチっと手のひらよりフックを引き抜くことに成功した。
写真は帰路につく際、車の中でウェットティッシュで手を拭いてキレイにしてから撮ったものだ。
絆創膏がフックが刺さった位置で、赤い点はタチウオの歯形、手の甲側にも切り傷や太刀魚の歯形が10か所近くあり、管理人のこれまでの針刺し事件の中では間違いなくNo.1の大惨事であった。
血がついているのは、ほとんどぶら下がった太刀魚が暴れた際の返り血で、服やズボンもあちこち血が飛び散っていたが、管理人自身は針を抜いた後に少しばかり血を流した程度だ。
しかしながら、ここで前述のいつも2Lの水道水を釣り場へ持参するのに、この日に限って持ってくるのを忘れたことが追い打ちをかけ、傷口は自分で舐めて血を吸い出しと唾吐きを繰り返すことになった。
この後、まだしばらく釣りを続けるのだが、これは3年前の水軒沖向きテトラでの落水事故と、更にその後に釣りを続けたのと、同じような展開になってしまった。
ほんと水軒という釣り場は、管理人との相性の悪さと、自分の中のワイルドな一面を感じることができる変な縁のある釣り場だ。
電気ウキ引き釣りにチェンジ 再び時合到来もエサ切れで納竿!
さすがにこの惨事のすぐ後では、沈め釣りを続けようとする意志は働かなかった。
折角の無双モードに水を差す形になったが、電気ウキ釣りに戻すと少しばかりアタリが渋くなっていた。
プチ時合が終了したのかもしれないし、周囲の電気ウキ釣りではそれほど釣れていなかったので、もしかしたら沈め釣りが強かったのかもしれない。
今思えば沈め釣りに戻してみて、沈め釣りの強さを検証する良い機会だったのかもしれないが、針刺しで少しばかりうずく右手のひらと、タチウオに噛まれた甲の部分が痒いのが気になり、この時はのんびりと電気ウキを眺める休息が必要だった。
短時間釣行が多い管理人も、この日は時間を気にする必要はなかったが、一応奥方様には日が変わる前には帰ると言って出てきていた。
この22時過ぎの時点ですでにタチウオは15本近く確保したので、普段なら間違いなく『もう帰ってご飯食べよ。』となるのだが、タチウオ釣果のうち指3.5本サイズが2本か3本しかない。
そして、怪我したから帰ってきたというのは、なんか格好が悪いというふうに考える変な性格が釣りを続けることを選択させる。
奥方様にもう少し続けるから、ご飯はレンジでチンして食べれるようにしておいてとLineで伝える。
残ると決めた以上、何とかして釣果を伸ばしたいものだ。
そうこうしているうちに一時間ほどが経過したが、周囲の沈黙をよそに、管理人のウキにはちょいちょいアタリが出て、うまくヒットすることもあったが、エサを取られる率も高い。
やはり食いあげてくるようなアタリが多く、普段のタチウオらしいじわっと前アタリがくるケースがほとんどない。
仕掛けを投げ入れ、ほったらかしにしておくと全く当たらず、仕掛けを引いてくると途端に当たるケースも発生する。
先ほどの引き釣りのこともあり、タチウオの回遊している水深が表層に近いのではないかと考え、そこで思い切って棚を1m程度にしてやると、ウキに出る反応がタチウオらしいものに変わり、針を食い込む率も少し良くなる。
どうやらまた太刀魚のプチ時合に再突入しているようで、キャストからアタリが出るまでの時間が短く、棚さえ合わせればこれはイージーモードだ。
相変わらず指2.5本も混じるが、指3本や3.5本の子マシなサイズも追加できた。
しかしながら、目に見えてタイムアップの時間が迫ってくるのが分かる、もう一つの問題があった。
このプチ時合の終了ではなく、エサ切れだ。
エサを半分やられるケースも多く、半分やられるともう食ってこないので、一投一殺は困難な状況だ。
手堅く確実なヒットをと待ちすぎて、エサだけやられてしまうケースも出る。
最後の方はあたりの多さにも関わらず、取りこぼしも増えてしまったが、ウキ釣りに戻して2桁近いタチウオ釣果を追加できたので満足だ。
それにある程度釣ってエサ切れで終わるなら本望だし、もうタチウオの尻尾を切ってまで続けようとは思わず、この日はエサのキビナゴ切れをもって納竿とした。
本日の水軒字の一文字でのタチウオ釣果とタックル
【お持ち帰り】
タチウオ:23本(最大F3.5、75cmまで)
【リリース】
なし
時期的なものもあってか良型の太刀魚は混じらず、およそ半数くらいは指2.5本だったので、サイズでの満足感はありませんが、数釣りとしてはマズマズの良い釣りになったと言えそうです。
1本だけ尻尾がありませんが、管理人が切ったものではなく、太刀魚あるあるで、共食いで尻尾を失った状態で釣れてきました。
因みに、細いタチウオをたくさん持ち帰ると、この程度なら捌くのは一時間ほどで終わりますが、食べるのが大変なので家族には喜ばれず、もうしばらくタチウオは行かんといてと言われます。
タチウオはリリースできないので仕方ないことですが、今回は少なくとも1か月ほどは太刀魚釣行はストップせざるを得ませんね。
いつものように短時間釣行で、10本程度で終わっておくのが正解だったかもしれませんが、和歌山まで行ってしまうとコストもかけてるので、その選択は非常に難しくなります。
本釣行で使用した管理人の2種類のタチウオタックルと仕掛けを紹介しておきます。
沈め釣り(引き釣り)タックル
- ロッド:ダイワ(DAIWA) エギングロッド エメラルダス 89MH
- リール:ダイワ(Daiwa) スピニングリール 17エクセラー 2506H-DH
- PEライン:クレハ(KUREHA) シーガー PE X8 300m 1.2号 5色マルチ
- フロート:ハヤブサ(Hayabusa) メバルロケット グロー 3.6g
- ワイヤー:ゴーセン(GOSEN) ハリス 太刀魚用ソフトハリス シルバー 10m 49/12
- フック:OWNER カルティバ ST-36BC スティンガートリプルフック 12号 ガンブラックコート
- ビーズ:GAEAS GLASS BEADS 6Φ
テンヤを使った負荷のある引き釣りの仕掛けや釣り方について紹介した記事は別に用意しているのですが、残念ながら沈め釣りについての記事は作成していません。
機会があれば、また紹介記事を作成しようと思います。
電気ウキ釣りタックル
本釣行で使用した管理人のタチウオタックルは、以下のような感じです。
- ロッド:シマノ (SHIMANO)磯竿 17 ホリデー磯 3号 450PTS
- リール:ダイワ(Daiwa) フリームス(2018) LT2500D
- 電気ウキ:冨士灯器 涙型自立電気ウキ 3号 緑
- 仕掛け:がまかつ 喰い渋りタチウオ仕掛 つらぬき仕様 5-10
- その他:シモリ、カラマン棒、ウキ止めの糸など小物
*ホリデー磯とフリームスは、実釣で使用したものではなく、その後継機を記載しています。
電気ウキ2はとにかく明るく、遠投したいという方におすすめです。
ウキ釣り仕掛けや釣り方については、別途詳しく紹介した記事を用意していますので、ご興味のある方は以下の記事をご覧ください。
2021年の管理人の太刀魚釣行は、色々あって開幕から2回連続で水軒の釣り場に出掛けることになりましたが、やはり水軒のタチウオは安定の釣果が期待できる良い釣り場だと思いました。
ただ、管理人自身は字の一文字に行くと、2回連続で痛い目をみており、字の一文字は決して相性が良い釣り場だとは言えない状況です。
次訪れるのは果たしていつになるか分かりませんが、おとなしく鉄鋼団地の方にしておこうかと本気で思う今日この頃です。
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