どうもガチろっくんです。
最近泉南方面で昔よく通った釣り場へ釣行に出ることになり、懐かしさを感じつつ釣果に喜びを覚えるという、違った釣りの楽しさを感じています。
先週の太刀魚釣行に続き、昨晩も多奈川を訪れましたが、釣り場周囲の環境はずいぶん変わるも、釣り場そのものの雰囲気はほとんど変わらず、またまずまずの好釣果だったこともあり満足度の高い釣りになりました。
2週連続の多奈川の釣りはコチラ!
そしてさらに、連日の釣りなどいつ以来か、昨日の釣りから帰ってわずか15時間、またまた波止釣りに出掛けることになりました。
どうせなら今回も昔を懐かしんでみようかということで、多奈川と同じ泉南群岬町にある淡輪ヨットハーバーの堤防釣り場へ出掛けてきました。
さて、調べてみるとブログ開設以降には釣行記録がない淡輪界隈での釣り、果たしてその釣果やいかに・・・
淡輪ヨットハーバーの堤防釣り場でサビキ釣りとズボ釣り・ぶっこみ釣り釣果
【釣 行】
2023年 10月 1日(日) 16:00~21:50
場所:泉南群岬町淡輪ヨットハーバー
天気:曇りのち大荒れ
潮 :大潮
本日の釣り座は淡輪ヨットハーバーの堤防釣り場
週初くらいから最初の接岸後に一旦遠のいたタチウオが岸和田人工島界隈にも戻り、各地で太刀魚の釣果が好調のようで、大阪湾の秋の風物詩も絶頂期を迎えている感じだ。
管理人としては徐々にアオリイカ釣行のタイミングも近づいているので、今の釣れているうちにもう一度タチウオに行っておこうかと、連日の釣りにはなるが夕方からの釣りを決意する。
この日は朝から雨が降っていたが午前中で止み、家族も午後から銘銘で予定があるようで、連日の釣りに対して特に反対意見は出なかった。
さすがにこれだけタチウオ釣果が盛り上がっていると、貝塚人工島は釣り人でごった返しているだろうと思い、昨日に続き比較的釣り人が少ない泉南の釣り場まで出掛けることにする。
向かった先は淡輪で、淡輪漁港とヨットハーバーのいずれにするか迷ったが、一応釣り客の多さを警戒し、釣り場の広さ勝るヨットハーバー堤防に入ることにした。
淡輪ヨットハーバー有料駐車場に付いたのは16時前、ここでは1,000円の駐車料金が掛かるが、淡輪漁港へ行っても清掃協力金として1,000円必要になるので、いずれにしても出費は変わらない。
ここは管理人が子供頃にできたヨットハーバーで、昔は路駐の釣り場で親父殿と一緒に釣りに来た時に違反切符を切られ、釣りの帰りに近くの交番へ寄った記憶がある。
マンション横の細道を抜けて波止沿いの階段を上がると左に砂地の外海、右はヨットハーバー港内となっており、この地点では沖向きの投げ釣りくらいしかできない。
目的の釣り場はこの永遠と続くストレートを突き当りまで歩けば、右にカーブして400mほど波止が続いており、そこでは沖向き、港内向きどちらも釣り可能で様々な釣りが楽しめる。
当然カートを引いて釣りポイントへ向かうのだが、管理人ももう若くはないので体力の消耗を感じ、淡輪漁港にしておけば良かったかと少し後悔する。
駐車場から合わせると約15分くらいか、かくして釣り場に到着する。
ストレートの終着地点のカーブ付近が最も釣果が出る好ポイントだが、当然そこには複数の先客がいて入れなかった。
確か先端の赤灯台あたりは釣りがしやすかったように思うが、そこまで確認に行く体力的余裕はない。
カーブ付近を除けば、たぶん沖向きテトラでの場所の優劣はないと思うので、カーブを曲がって50mほどの地点を今日の釣り座に定めた。
この時点では、とりあえず港内向きでアジでも釣って、太刀魚が来るまでは沖向きでアオリイカのウキ釣りでも試してみようかと思っていた。
港内でサビキ釣りするもイワシが湧きまくり、アジの釣果は少ない
昨日は久しぶりにテトラ帯でサビキ釣りをしたが、釣った魚はポロポロ落ちるし、すでに筋肉痛を起こしているわで大変だ。
やはりファミリーフィッシングの代名詞とも言えるサビキ釣りは、足場の良い堤防や護岸で楽しむのがベストだ。
早速、投げサビキ仕掛けを準備し、サビキ釣りを開始する。
棚2ヒロで開始したが、早速ヒットしてきたのはエサ取りのオセンとウリボウだ!
前日と全く同じ展開のスタートで、意味もなく一人でうける。
この時期なら日中にアジが釣れる釣り場も多いが、この日のこの釣り場では夕方前でもアジの気配はなかった。
その代わりに湧いていたのはこの魚だ。
数投するとイワシが寄ってきたようで、入れ食いの鈴なりで釣れてきた。
しかし残念なことにカタクチイワシではなく、ほとんどがウルメイワシで少しだけマイワシが混じる。
サイズが10cm程度と小さいので、カタクチならお土産にしても良いが、このサイズのウルメは多分家族に嫌がられる。
かなり水深が深い釣り場なので、棚を4ヒロに設定して10mほど沖目を狙ってみるが、釣れる魚は変わらない。
持ち帰って嫌がられたら太刀魚のエサにでも使うかと考え、ほどほどの数だけ釣ることにした。
そして、17時を過ぎた頃にようやく豆アジがポツリポツリと釣れ始めたが、相変わらずイワシが邪魔をして数が伸びない。
ただ、アジは昨日の釣りでお土産に持ち帰っており、太刀魚接岸までのアオリ釣りのエサにする目的なので、5匹も釣れればOKだった。
因みにアジが釣れ始めたタイミングから少し遅れて、サバが回遊し始める。
この辺りも昨日の多奈川の釣りと全く同じで、サイズも20cm程度のサバなのでまずまずだ。
これって、昨日と同じようにサバをエサにしてぶっこみ釣りしろっていう神のお告げか?
いやいや、今日はアオリ後タチウオなので、サバの出番はないだろうと考えつつも、一応万一のエサ用にある程度確保しておくことにした。
まさかこの判断が本当に後に功を奏すことになるなど、この時は予想だにしなった。
アオリのウキ釣りは反応なし 太刀魚に変更した途端に海が大荒れ
アジもサバも10匹弱ほど確保した時には、すでに夕マズメの時間帯に突入しており、早々にサビキ釣り仕掛けからアオリイカの電気ウキ釣り仕掛けにチェンジする。
車から遠く荷物を減らす必要があるので、ロッドは磯竿とエギングロッドの2本しか用意しておらず、何かを始めるためには何かを終わらせなければならない。
釣り場にはエギンガーが数人して、少ないまでも所々に墨跡があったのを確認していたので、少しは期待しての開始だった。
しかしながら、1時間ほど続けたアオリ狙いは一度のアタリもなく終了を迎える。
なんとなくだが、アオリが釣れる気配がなく、たぶんエギングやヤエンをしていても結果は変わらなかったような気がする。
もともと砂地がベースでシモリ点在の釣り場なので期待はしておらず、この日はお試しの釣りだったので諦めも早かった。
そして、今度は仕掛けをタチウオの電気ウキ釣りに変更し、キビナゴをエサにウキ釣りを開始したのだが、完全に陽が沈んだ直後から急に暴風が吹き始めた。
先ほどまでの静かな海環境が一変し、風と波で海が荒れ狂い、もはや台風直撃の中で釣りをしているような感じになる。
海面から堤防上までは高さがあるので、まさか波が上がってくることはなかろうが、強風でテトラ上に立っておられず恐怖を感じて港内側へ避難する。
風は北風なので、幸いにも港内側は静かなもので、釣り場全体にとどろく風の音と後方テトラ帯の波が打ち付ける音の怖さを除けば、釣りは続行可能だ。
テトラで釣りをしていた他の釣り人も一部は港内側へ移動してきたが、多くの釣り人は帰ってしまった。
まだ1匹のタチウオも釣っていないというか、釣れているところも見ておらず、今日はまだろくな釣果がないので、一応港内側でウキ釣りを継続することにした。
1時間ほど続けると、少し風はマシになったが、肝心の電気ウキはピクリともせず、このままボーッとウキを眺めていても仕方がない(太刀魚は入ってこない)と思い、ここで作戦を変更することにした。
ズボ釣りとブッコミ釣りで、アコウ釣果とガシラ大漁ゲット
まさか2日続けてぶっこみ釣りをすることになるとは思っていなかったが、昨日アナゴと良型のガシラをゲットした感覚が残っている。
困ったときや、ボウズ逃れの時のガシラ狙いということで、持参したエギングロッドにブッコミ仕掛けを施す。
エサはタチウオ釣りで使っていたキビナゴと、先ほどサビキ釣りで釣ったサバの切り身だ。
サバの方は切り身とはいっても丁寧に処理する必要はなく、ハサミで輪切りにしたぶつ切り状態だ。
いずれも、ブッコミ釣りとズボ釣りで使用したが、この後紹介する釣果のほとんどはサバを使ったものと思ってもらえばよい。
時間帯が良かったこともあり、仕掛けを投入して間もなくアタリが出て、面白いようにガシラが連発する。
ただ、如何せんサイズが15cm程度までの小さいガシラ釣果が続く。
これは土産の選別が難しいと思い、ちょうどアジを活かすためにぷくぷくスカリを波止際に入れていたので、釣れた魚はそこで生かしておくことにした。
そうこうするうちに、ようやく20cmクラスのガシラがヒットし一安心する。
ガシラは20cmくらいになると、やはり一回り大きく感じ、釣ってやった感が出る。
ただ、20cm以上をお土産に設定してリリースしていると、大阪界隈ではそうポンポン釣れるサイズではないので、ボウズになりかねないのが現実だ。
実際この後も、20cm未満の釣果が続いたので、更に作戦を変更することにした。
仕掛けを胴突き仕掛けに変更し、波止際でのアコウを狙ったズボ釣りで一発逆転を目論む。
サバを数釣っておいたのが幸いで、ぶつ切りにして撒き餌を行いつつ、アコウを狙う作戦だ。
この狙いが功を奏し、2つ3つガシラを追加した後に、強烈に締め込む獲物をヒットさせる。
タモがないのでエギングロッドで高さのある波止上へ抜き上げるのは少し緊張したが、無事に釣り上がった魚はアコウだった。
アコウとしては決して大きくないが、パッと見で30cmは超えているのでお土産にできるサイズだ。
大阪湾ではアコウは稚魚放流や保護活動の対象魚なので、28cm以下の釣果は再放流要請でリリースしてやらねばならないので、30cmを超えているとホッとする。
兎にも角にもズボ釣りで狙いの魚が釣れ、このブログ記事にも華を添えられて万々歳だ。
この後、もう一匹くらいは行けるんじゃないかと思ったが、釣れてくるのはガシラばかりだった。
まずまずのサイズのガシラも混じるが、やはり20cmには満たないガシラばかりだ。
ただ、調子よく釣果が続くので、止め時が見つからない。
そうこうしているうちに、それなりに竿を抑え込む獲物がヒットした。
昨晩の25cmにはわずかに及ばなかったが、このガシラはまずまずの良型で24cmあった。
ちょうど良い踏ん切りがつくタイミングでの釣果だ。
急な暴風発生で海は大荒れとなったが、最終的には港内向きの釣りで十分な釣果が得られたので、これにて納竿とした。
本日の淡輪ヨットハーバー堤防釣り場での釣果
【お持ち帰り】
アコウ:1匹(32cm)
ガシラ:6匹(24cmまで)
イワシ:41匹(10cm程度)
アジ:5匹(10cmまで)
サバ:3匹(20cmまで)
【リリース】
ガシラ:15匹程度(15cm以下)
エサ取り:オセン、ウリボウ10匹未満
ターゲット切り替えに成功しアコウとガシラがお土産になりました。
ガシラは20cmオーバーが2匹、18cm程度が2匹、15cm未満と小さいが針を飲み込んですでに昇天していた2匹を持ち帰り、その他は釣ってすぐに放流したもの含め15匹程度がリリース対象となりました。
あと、サビキで釣ったイワシ、アジ、サバは次回以降のエサ用として、持ち帰ってそのまま冷凍です。
ズボ釣りとぶっこみ釣りタックル
- ロッド:ダイワ(DAIWA) エギングロッド エメラルダス 89MH
- リール:ダイワ(Daiwa) スピニングリール 17エクセラー 2506H-DH
- PEライン:クレハ(KUREHA) PEライン シーガー PE X8 1.5号
- オモリ1(ぶっこみ):タカタ お多福P 10号
- サルカン:NTスイベル(N.T.SWIVEL) タル型サルカン クロ # 10
- ハリス:Seaguar プレミアムマックス ショックリーダー2.5号
- チューブ:TOHO(東邦産業) ムラムラパイプ 超ケイムラ 夜光グリーン
- 釣り針:がまかつ(Gamakatsu) チヌ針 5号 白
- オモリ2(ズボ):フジワラ(Fujiwara) カラーシンカー ナス 8号
- 三方サルカン(ズボ):NTスイベル トリプルサルカン C-タイプ #10
- モトス(ズボ):東レ(TORAY) トヨフロン スーパーLハード 4号 50m
今回はぶっこみ釣りとズボ釣りで使ったタックルと釣り具の紹介です。
ロッドから釣り針までは、ブッコミ釣りの仕掛けのセット順で並んでいます(ブッコミのハリスは50cmと長めです)。
ズボ釣りはサルカン下にモトス50cm、三方サルカン、ハリス30cmの下にナス型オモリの順で、エダ針はハリス20cmの1本仕掛けでほぼ底狙いです。
いずれもポイントは大きめで軸の太い針を使うこと、サバは大き目に切ること、そして餌付けの際に針先は必ず出すことです。
今回はガシラ狙いでしたが、アナゴのブッコミ釣りの仕掛けや釣り方のコツ、アコウのズボ釣りの仕掛けや釣り方のコツは別途詳しく紹介していますので、ご興味のある方は以下の記事をご覧下さい。
今回は久しぶりの淡輪での釣りで、天候の急変で一時はどうなるかと思いましたが、作戦変更が上手く功を奏し、短時間で爆釣と言える釣果が得られました。
管理人は夜釣りに出ることが多いのですが、釣れたサバはエサに使うことが多々あります。
狙った魚が釣れない時でも、ぶっこみ釣りやズボ釣りであれば、とりあえずアナゴやロックフィッシュのお土産が出来るので、非常に重宝する釣りだと思います。
近年の大阪湾ではアコウの放流効果もあり、釣果は決して珍しくないので、専門に狙ってみると意外とあっさり釣れたりします。
この日のアコウ釣果は1匹でしたが、実はズボ釣り中に竿尻が上がって竿が海へ引き込まれるほど大きなアタリもあって、ヒットはしませんでしたがたぶんアコウだったのだろうと思っています。
尻手ロープを付けてなかったので、一瞬ヒヤリとしましたが、アコウをやる時の置き竿には注意が必要ですね。
次はぼちぼち本気のアオリイカ釣行かなと考えていますが、秋は狙える魚種が豊富なので、嬉しい悩みは続きそうです。
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