どうもガチろっくんです。
例年秋になると新子のアオリイカを釣りに出る管理人ですが、2022年も取り合えず1発目のイカ釣り釣行に出掛けました。
釣り場は京都の宮津にある養老漁港で、あいにくの雨模様の天気ということで、雨が本降りになるまでの釣りと考えての釣行でしたが、結構粘る羽目になりました。
9月のこの時期は数は上がるものの、物足りないサイズが多く、あえてヤエンを入れずにエサを離させるというケースも多いのですが、ボウズがないというのは大きな利点です。
各種の釣りサイトなどで釣果情報を確認すると、今年も秋アオリはすでに始まっており、まずまず釣れているようなので期待は膨らみます。
秋シーズン緒戦の養老漁港でのアオリイカ釣り、過去無敗を続ける釣り場の養老漁港への釣行、果たしてその釣果やいかに・・・
養老漁港でアオリイカのヤエン釣りと電気ウキ釣りの釣果
【釣 行】
2022年 9月 23日(金)6:30~19:30
釣り場:京都府宮津市 養老漁港
天気:曇り時々雨
潮 :中潮
事前にアミエビを購入、雨予報ゆえに養老漁港へ出発
最近自宅から徒歩で行ける近所にフィッシングマックス南津守店が新規オープンした。
うちの奥方様の情報では、オープンセールでずいぶん混雑していたようだが、管理人自身はまだ訪れていない。
今回事前にアミエビを購入するのに寄ってみようかと思ったが、フィッシングマックスアミエビは質は高いけど高いので、結局いつもと同じ国産アミエビでも1kg売りのあるT-ポートへ車を飛ばして買いに行った。
今回の釣りは天気が悪く、確実に雨が降るので、レインスーツを着ての釣りは避けられないが、それが逆に京都遠征を後押しした。
その理由は、以前9月のアオリの新子が始まった休日に養老漁港へ出掛けたら、駐車場は一杯、路上に車が溢れている状況で釣り場を後にするしかなかった経験がある。
さすがに雨なら釣り人も少ないだろうという目論見で、なおかつうちの姫君の運動会も事前に延期が発表されるということが、さらに釣行を後押しした、
出発は午前2時半、池田木部までの阪神高速と、京丹波みずほから与謝天橋立ICまで京都縦貫道を使えば2時間半ほどで養老漁港へ到着だ。
そして予定通り5時には養老漁港へ到着したが、残念なことに到着時には駐車場が満車状態で車を停められない。
ただ、以前と違い道にはコーンが置かれ道幅を狭くしていることから、路駐しているような車は見当たらなかった。
まあそのうち帰る人もいるだろうと、駐車場の入り口付近で空き待ちをする。
待っている間に何台もの車がやってくるが、管理人と同じように駐車場の空き待ちする車はいなかった。
結局1時間以上待つことになったが、なんとか無事に駐車場へ車を停めることができた。
いつもは管理事務所が閉まっているので、帰りにポストに入金して帰るのだが、この日は初めて先に駐車料金を支払い、駐車券を受け取ることができた。
土地の持ち主だという方と少し話してみると、料金を支払わずに帰ってしまう釣り人や、なんで払わんといかんねんと逆切れする釣り人もいるとのことだ。
駐車場として土地を開放しているのを止めようかとも考えていると聞いたので、そうなると釣りに来れなくなるので、それは勘弁してほしいとお伝えした。
本記事をご覧いただいている方で養老漁港へ釣りに行くことがある方には、駐車場料金の支払いはもちろん、禁止区域の路駐や騒音、釣り場のゴミや使った後の清掃など最低限のマナーは守っていただきたいと思います。
これは養老漁港に限った話ではありませんが、これまでも諸々の理由で釣り禁止になる場所も多いので、みんなで釣りを楽しむ釣り場はみんなで維持していくという意識を少しだけでも持っていただけると幸いです。
本日の釣り座と仕掛け、そしてエサ
養老漁港の波止に上がると、そこかしこに墨跡があるのだが、今年もシーズン始まったばかりにも関わらず、新しい墨跡がそれなりに付いている。
しかしながら、不思議に思ったのは堤防の北東側(右側)にはズラリと釣り人が並んでいるのに、南西側(左側)はガラガラ状態だ。
これまで管理人自身は意識せずに波止のT字の付け根付近か、北東側へ釣り座を設けることがほとんどだったが、これだけ差があるということにはやはり理由があるのだろう。
並んだアングラーのほとんどはエギンガーさんだろうが、この日の管理人はヤエンなので周囲に人がいない方が良く、必然的に南西側に釣り座を設けることにした。
釣り場に入って、まずはエサのアジの確保だが、駐車場待ちでずいぶんと時間を無駄にしたので、アジの釣果に一抹の不安を覚える。
本日養老漁港で使用したサビキ釣り仕掛けとヤエン釣り仕掛けは上図の2種類だ。
上の写真は昨年の11月に養老漁港へ来た時に使ったタックルと仕掛けだが、この日も寸分たがわず同じものを使用する。
サビキは安い仕掛けながら割と実績の高いHayabusaのピンクスキンを使用する。
京都釣行でのサビキ釣りは、やたら豆アジが多いので豆アジ用の仕掛けも持参はしていたが、結果的にこの日は使わなかった。
ヤエン釣り仕掛けは8本編みのPE1.0号にフロロリーダーはいつものシーガーFXの1.75号を矢引(80cm程度)でセットし、これにサルカンフックとヤエンストッパーを装着した。
だいたいいつも決まった仕掛けとセッティングだが、ヤエン釣りはなんと言っても仕掛けが楽で良い。
ちなみに一緒に写っているヤエンはオカサンヤエンのSだが、管理人自身はヒットしたうちの8割以上はこのヤエンを投入している。
新子なら20cm程度のもう少し小さいヤエンの方が掛かりも良いのかもしれないが、このヤエンで掛からないサイズならバラしても後悔はないので、今のところは絶大な信頼を寄せるこのヤエンを使い続けている。
エサは前述のとおり、事前にT-ポートで購入して持参した冷凍アミエビのみだ。
秋が深まれば、念のため死にアジをスーパーで購入して持ち込むことがあるが、この時期でアジが釣れないということはないだろう。
ただ、前述のように、開始時間が当初予定より1時間以上遅れてしまったことで、アジの確保は予定通りとはいかなくなってしまった。
サビキ釣り開始~アジの釣果少なく、外道のエサ取りは旺盛
釣り開始は6時半、いつもなら日の出前の暗いうちから、サビキ仕掛けを使ってエサの子アジを狙い始めるのだが、この日はすでに日が出ている。
足元を見ると、すでにオセン(スズメダイ)が湧き始めていた。
「やばい、ヤバい。はよせな。」と思いサビキ釣りを開始したが、アジのアタリはなく一投目から外道のオセンがサビキに食ってくる。
オセンだけならまだ投げサビキで躱せるが、波止際から放すとサンバソウが高確率でウキを消し込んでいく。
養老漁港ってこんなにサンバソウ多かったっけ?と思わせるほどのヒット数で、時々20cmクラスも来るのでこれはこれで釣り応えがある。
この日は30匹以上のサンバソウを釣りあげたが、欲しいのはエサになるアジで、外道はすべてリリースだ。
そして、コッパグレも相変わらず多いようだ。
手のひらクラスは普通に来るので、サンバソウ同様釣る分には楽しいが、今欲しいのは子アジや豆アジである。
25cm以上が釣れたらお土産にしても良かったが、この日はそこまでのサイズはヒットしなかった。
その他にも、オセンやウマヅラハギ、チャリコやバリコなどが盛んにヒットしてきた。
そして、肝心の子アジや豆アジはというと・・・
漁港内の内向きで、わずか数分のチャンスをうまくとらえ、10数匹の豆アジをゲットすることができた。
もう少し早く釣り場に入ればアジを確保するのは難しくなかっただろうが、陽が昇る時間の釣り場入りとなったので、何とか沖へ帰っていく前にいくらかでもゲットできただけで幸いと考えるべきか。
この後も、ヤエン釣りをしながらサビキでアジを狙うも、日中は外道のみしか釣果を得ることができなかった。
ちなみに、少ないながらも何とかヤエン用に確保したアジだが、このアジが無くなるのにはさほどの時間を要さず、この日はアジよりもオセンを泳がせる方が多くなってしまった。
アオリイカのヤエン釣り開始~豆イカをかわし新子をゲット
泳がせ用のエサのアジを確保し、とりあえずアジを泳がせ始めたのだが、数分もしないうちに波止の先端付近に入っていた夜釣り明けの釣り人さんが納竿した。
堤防の先端は一級ポイントであるのが普通なので、今始めたばかりだが、どうせならと釣り座を移すことにした。
波止の延長線上はもちろん、沖向きも港内向きも自由にできるメリットがあるが、ヤエン用に出す竿は1本だけなので、取り合えず沖向きで始める。
波止の延長線上は漁港の入り口なので、ミオ筋となっていて良さそうだが、結構な頻度で漁船や釣り船が行き来する。
アジを泳がせて間もなく、ロッドの穂先を小刻みに叩くアジの動きが止まるが、アオリスタのドラグは出ない。
竿先できいてやると、軽くグゥーングゥーンと引っ張るので、どうやらイカがアジを抱いている。
ただ、あまりにも軽いので、そのまま寄せて来ると100g未満のアオリイカが水面に姿を現す。
これはお土産にはならないサイズで、ヤエンを入れることなく、仕掛けを回収する。
この後も納竿までの間に同じようなサイズのものが何度もヒットしたが、今回は取り合えずヤエンを入れてみるというのも自重した。
そのうち、良い感じでドラグを鳴らすイカの手ごたえを感じ、しばらく時間を置いてヤエンを入れたが、上手く掛けることができなかった。
サイズが小さいと掛けるのが難しいヤエン釣りだが、順調にアタリは出ているので、焦りを生じることはなかった。
初ヒットはヤエン投入の2投目で、新子の時期なら十分お土産になるサイズのアオリイカだった。
推定で200g程度といったアオリイカだ。
養老漁港にアオリイカを釣りに来てボウズになったことはないが、今回も早々にお土産を確保し連勝記録を伸ばす。
釣り場に着いたときは、雨は降っていなかったが、初釣果を挙げた頃には小雨が降っていた。
アオリスタにはPEを巻いていたので、ラインがチヌ竿に引っ付いてしまい、ラインの出が悪く釣りづらい。
また、8時を過ぎた頃には、沖目にダツが回遊してきて、投げ入れた入れたアジが潜る前にやられてしまう。
また、潜れば潜ったで結構なサイズのエソがアジを丸呑みし、ハリスを切られるパターンも頻発する。
アジを釣るのも、アオリイカを釣るのも厄介な外道が邪魔をする展開だ。
50cmクラスのエソを釣り上げるも喜べず、確保したアジがどんどんと減っていくので、ここで泳がせのエサをオセンに切り替える。
これが功を奏し、2杯目のアオリイカをうまくゲットした。
2杯目のアオリイカも、200gは超えていそうだ。
オセンはもちろんアジよりも食いは悪いが、決して泳がせのエサにならない魚ではない。
豆アジだと豆イカにやられることもあるが、オセンでくるサイズはお土産サイズになるアオリイカが多いというメリットもある。
ヤエン釣りではアジが確保できずに困るケースは多いが、そんな時は是非ともオセンを試してみてはいかがだろうか。
ただし、オセンはアジのようにゼイゴがないので、掛けたフックで身切れを起こすのは避けられないので、その点は認識しておく必要がある。
まあ、オセンは日中なら時間問わず釣れるので、いくら身切れしてもエサを切らすことはないだろう。
その後もオセンで続け、アオリがヒットするもヤエン不発などもあり、釣果数が伸びない。
そうこうするうちに、潮の状況が悪くなり、泳がせのエサが潜らない時間帯に突入した。
ここで一旦ごはん休憩をとることにし、雨も止んだので、レインスーツを脱いでくつろぐ。
腹ごしらえが済むと、『さあ、やろか!』となるのが普通だろうが、そうはならずに眠気が襲ってきた。
雨が降るのは分かっていたので、ゴミ袋やらシートやらを持ち込んでいたが、ここでシートを引いてひと眠りすることにした
波止上で小一時間ほど眠っただろうか、体が痛くなっていたのと、再度雨が降り始めたことで目が覚める。
すでにお昼をまわっており、これまでの養老漁港の釣りと比べると、アオリの釣果数そのものは最低ランクかもしれない。
大抵は午前中は養老漁港で、午後には場所移動するか、帰るかの2択にしてきたが、この日は養老漁港で続けてみることにした。
残していたアジをエサにヤエン釣りを再開する。
しばらくは無反応の時間が続いたが、アジは問題なく潜っている。
この釣り場は波止前の海底が石畳になっており、潮が引くと2mもなさそうな浅場でかなりガチャガチャしているので、ほったらかしにするとすぐに根掛かりする。
キャスティングを繰り返しつつ根掛かりを避け、アオリイカのアタリを待つ。
そして、ようやく訪れた久方ぶりのアタリは居食いで、竿先できいてやると一気にドラグが走り始めた。
ロッドのしなりからすれば、これまでのイカよりもサイズは大きそうだ。
エサのサイズは小さいので、あまり待ち続けると怖いが、慎重を期して数分待ち、イカを怒らさないように海底から少し浮かせて寄せる。
まだ少し距離があるが、ヤエンを投入することにした。
胴長20cmには届かないが、9月の新子のアオリとしてはまずまず良い方だろう。
これくらいサイズがあれば、ヤエンも掛かりやすい。
ただ、写真で分かるように、アジはほぼ尻尾しか残っていない状態でギリギリ間に合ったという感じだった。
1杯追加して時合の到来を期待したが、残念ながらその後は続かなかった。
アジは切れてしまいオセンで続けるが、アタリもなくそのまま夕方まで突入する。
サビキ釣りのアジは回遊せず、薄暗くなってもまだサンバソウがすごい勢いでウキを沈める。
20cm近くあるやつもヒットするので、お土産にもできそうな感じだが、家族は喜ばないだろうから、この日はアオリ以外はすべてリリースだ。
帰るタイミングを逃してしまい、半夜で少しだけ電気ウキ釣りをして帰ることにした。
電気ウキ釣りで2杯追加 キリが良いのでこれにて納竿
完全に日が沈んでから、ようやくアジが回遊してきた。
しかしながら、遊んでいるだけでアミエビを撒いてもまったくエサに反応しない。
仕方がないから、面倒だがサビキ針にアミエビを付けて、置き竿で食い気があるやつだけ1匹づつ釣りあげる。
1匹のアジを釣るのに数分かかるペースだ。
アジが小さいので遊泳力が弱く、電気ウキはほとんど移動しない。
しばらくしてウキが反応するが、3号のウキでも潜っていかない。
少し引いてやると小イカのような感じで、一応合わせてみたが笠針には乗らなかった。
こんなやり取りを何度か繰り返しているうちに、ようやくピコピコした電気ウキがスゥーと引き込まれた。
大きく竿を振り上げて合わせると、うまい具合に掛かった。
これまでと同じようなサイズのアオリイカだが久しぶりの釣果で、これで粘った甲斐がある。
4杯目ということで、キリ良くもう1杯欲しいので、さらに続けることにした。
次の1杯までは時間がかからなかったが、釣りあがったのは100gあるなしの新子だった。
このサイズは食べても美味くないし、日中には掛けないようにしていたが、ウキ釣りだとそうもいかない。
潮は良さそうで続ければまだ釣れそうな雰囲気だったが、また雨もパラついてきたので、キリの良い5杯で納竿とした。
養老漁港での本日の釣果とタックル
納竿時の養老漁港では雨が降ってくるなか片付けをしていたので、釣果の写真を撮る余裕がありませんでした。
帰ってから並べてみると、やはり3杯は同じような新子サイズでした。
【お持ち帰り】
アオリイカ:5杯(胴長18cmまで)
【リリース】
エサ取り:100匹以上
この日はエサのアジ釣りに苦戦しましたが、オセンをうまく使って夜釣りも含めると最終まずまずのアオリ釣果となりました。
養老漁港は素晴らしい釣り場で、エサ取りながらサンバソウは20cmまでを30匹以上、グレも20cmオーバー含めて20匹以上と驚きのサビキ釣果です。
日中でもアジやイワシを釣るのと同じペースでこれら外道が釣れるので、ふだん管理人同様に大阪界隈で釣りをしている人には、にわかに信じられない人もいるでしょう。
まあ、今回の管理人のようにアジしか必要ない人にとっては、サビキ針は折られるし、外すのが面倒な外道ではありますが・・・
ここでは、ヤエン釣りのタックルのみ紹介しておきます。
ヤエン釣りタックル
- ロッド:MACHチヌ2号450(ロッドはもう販売していません)
- リール:シマノ リール 13 アオリスタ BB C3000HG
- ライン:クレハ(KUREHA) PEライン シーガー PE X8 300m 1.0号 5色分け
- リーダー:クレハ(KUREHA) ハリス シーガー グランドマックスFX 60m 1.75号
- 釣り針:aorinet(アオリネット) アジフック 20本入 黒 S
- ヤエン:カツイチ(KATSUICHI) オカサンヤエン S
今回はヤエンストッパーは使用していません。
あれば便利な小物
アオリイカをするのであれば、アジ活かし用のポンプとアジ掬いを用意しておくことをおすすめします。
管理人のヤエン釣りタックルは汎用的なものですが、釣り針、ヤエン、アジ掬い、そしてとくに重要なアジ活かし用のポンプはおすすめ製品です。
いずれもヤエン釣り師さんの中で愛用している方も多い小物ではないでしょうか。
今回は新子の秋イカがシーズンインとなる9月のアオリイカ釣行ということでしたが、管理人としては珍しく悪天候の中結構長時間頑張りました。
さすがに雨の中の釣りで荷物は少なくしていたので、昨年のようにアオリとの二刀流、三刀流というわけにはいきませんでしたが。
最終釣果はほどほどでしたが、釣り人が少ない雨の日を狙った釣りなので、ストレスなく楽しめました。
ただ、分かっていましたが時期的には少し早いので、やはり100g以下が多くあたってくる印象でした。
今後は、おそらく10月に複数回のアオリ釣行に出ると思いますが、アオリのサイズも上がると思うので、もう少し長い時間、のんびりとウキを楽しんでみるかとも考えています。
【京都釣行】アオリイカ、マダコ、アコウの釣果ってどんな釣り!?
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