どうもガチろっくんです。
2022年のアオリイカ、秋の新子シーズンですが、早くも3回目の釣行に出掛けてきました。
ここまでの2戦はいずれも養老漁港で、初戦が5杯、2戦目が2杯でしたが、引き続き養老漁港ではボウズ知らずの状況が続いています。
ただ、いずれの釣行でもエサの小アジの確保に難儀するという結果となっており、もうオセンをエサにするのも嫌なので、今回は違う釣り場へ出掛けることにしました。
コロナ以降に舞鶴方面へ出掛けた際に、漁港閉鎖も経験していることから、ここ最近は伊根方面へ出掛けています。
今回も同じく伊根方面ということで、駐車場代は高くつきますが、2年ぶりに網干場へ出掛けることにしました。
網干場はアオリイカでは有名釣り場ですが、管理人自身は今回が2回目の訪問です。
さて、ボウズ知らずの良く知る養老漁港を離れ、勝手の分からぬ網干場でのアオリイカの電気ウキ釣り、果たしてその釣果やいかに・・・
京都の有名釣り場「網干場」でアオリイカの電気ウキ釣り釣果
【釣 行】
2022年 10月 21日(金)13:30~19:30
釣り場:伊根町 網干場
天気:晴れ
潮 :若潮
昼到着の釣行、さすがの人気の網干場も釣り人は少ない
最近は睡眠不足の状態で、深夜出発の釣りが続いていた。
地元の大阪湾で釣りをするなら朝マズメまでの短時間で引き上げるからよいが、舞鶴湾や伊根湾まで遠征にでるとなると、コストが大きいので、もったいなくてそうはいかない。
管理人ももう若くはなく、深夜に出発すれば朝マズメを終える頃にはいつも眠気が勝り、必ずと言って良いほど夕方の時合までの間で昼寝をする。
車で昼寝をすると身体がアチコチ痛くなるので、今回はアオリイカということで思い切って昼に到着し、日が変わるまでの夜釣りをメインと考えて出掛けた。
因みに網干場の駐車場は最大料金3,000円と高額なので、高速は阪神高速だけで、京都縦貫を使わずに節約することにした。
すると自宅から釣り場までが150km以上、日中ということもあり時間にして3時間半もかかってしまい、ケチって疲れて大失敗だ。
さらに満の悪いことに、当日は20時以降で翌朝6時まで京都縦貫の丹波~京丹後大宮までの区間が通行止めになるとのことだった。
帰路はいつも疲れており高速を使って帰りたいので、そうなると19時半には釣り場を後にしなければならない。
これは困ったと思いつつ、釣果次第で早めに切り上げるかと考える。
そうこう考えているうちに、13時前に網干場に到着した。
人気の網干場と言えど、さすがに平日の真昼間と言うことで、釣り人の数は少なかった。
人が多ければ網が干してある護岸での釣りをと考えていたが、ここまで少なければ、せっかくなので人気の堤防に入りたい。
先端付近には2組の先客がいたので、堤防の中間より先端寄りの、十分水深があるポイントに釣り座を設けることにした。
日中でも投げサビキで小アジ爆釣 エサの心配はなくなった
取り合えず、夕マズメの時合を迎えるまでにエサのアジを確保しなければならない。
アジが釣れれば電気ウキ釣りで、オセンしか釣れなければヤエン釣りをと考えていた。
時間帯は真昼間なので、取り合えず急いでも仕方ないかと、まずは晴天の下、他の釣り人さんの様子を覗いながら弁当を食べ始める。
先端ではアジを使ったヤエン釣りをしていたので、『あぁ、朝のうちにアジ回ってたんやね。それなら夕方の時合も心配ないかな。』と思っていた。
しばらく見ていると、その釣り人さんはブッコミサビキ仕掛けをセットしたロッドに持ち替え、仕掛けを投入した。
すると、なんとアジが釣り上がってくるではないか。
『なぬぅ!この釣り場はエサのアジをその都度調達できるのか!?』
急いで弁当を食べ、ウキサビキの仕掛けを準備する。
しかしまだアミエビが溶けておらず、とりあえず溶けている分だけ(8つ切の1/4程度)を吸い込みバケツに開け、サビキ釣りを開始した。
近年では例え秋シーズンであっても、日中にアジが釣れる釣り場は珍しく、朝夕のマズメ時でも確実にアジが釣れる釣り場は多くない。
日中にサビキをしようものなら、オセン、ウリボウ、ベラ、カワハギ、コッパグレ、バリコ、サンバソウ、フグなどのエサ取りのオンパレードで疲れる。
この釣り場の水深は20mほどあるようだが、取り合えず棚は4ヒロ~5ヒロでやってみた。
すると面白いようにウキがボッコボッコ沈み、素針なしでアジが釣れてくる。
久々のアジの爆釣が楽しく、エサだけでなくお土産用のアジも釣って帰ることにする。
途中、数匹のオセンと大きめのバリコが掛かったが、ほとんどアジのみのヒットだったので、かなり大きな群れが居ついていることが分かった。
1時間~1時間半ほど夢中になって釣り続け、3桁近く確保できた時点で開始時に出したアミエビ(100円分くらい)がなくったので、ここでサビキ釣りを終えた。
ちなみに、2年以上も手つかずでほったらかしにしていた『釣りのネタ帳動画』というYoutubeのチャンネルですが、最近またこれへの動画投稿を再開しました。
日中で人も少ないし、ちょうど良い機会だと思い、このサビキ釣りの模様を動画に収めてきました。
宜しければ、本記事と合わせてご覧いただければ幸いです。
思いもよらぬ早い段階でアジが確保でき、時間に余裕もできたので、夕方までの間に違う釣りをすることにした。
カワハギ釣りと泳がせ釣りで一応の釣果
時期が時期なので、いつでもどこでもできるカワハギ釣りのタックルと仕掛け、エサのアサリは持参していた。
あと、この日は夜釣りメインならアコウでもしようかと、船釣り用の強度のあるタックルを持ち込んでいた。
そこで、せっかく早い時間帯にアジが釣れたのだから、呑ませ釣り(アジの泳がせ釣り)をしながら、カワハギ釣りをすることにした。
呑ませ釣りの方はアタリは多いものの、アジが食いちぎられることが多発し、これは前回も同じように苦しめられたシロサバフグかサンバソウのせいだろう。
小アジと言うよりも、豆アジサイズが多かったこともあり、結構な頻度でエサ取りにつかまってしまう。
しかしながら、続けているうちに、竿先をグゥ~と抑え込み、ドラグが走るアタリが出た。
竿先できいてやると、それほど大きくはなさそうだが、潜らずに沖へ走っていく。
ツバス?と思いつつ、大きく合わせると、上手くヒットした。
船竿仕様でベイトリールにはPE2号、リーダーは5号を巻いているので、何の心配もなく寄せてくると、前回の釣りでも見た魚体が姿を現した。
アジを使ったヤエンやウキ釣りでも、釣れたことがあるアイブリだった。
ブリと同じ科目だが、大きくても50cm程度の魚で、これは33cmあったのでまずまずのサイズだろう。
美味しい魚なので、お土産に持ち帰ることにする。
ちなみにカワハギ釣りの方は、最近頻繁に釣りの模様を届けているので、今回は割愛する。
というか、サイズが小さくリリースばかりで、その中で子マシなものを数匹だけ持ち帰ることにした。
そのかわりに珍しい魚が釣れたので、そちらの写真を掲載しておく。
京都では珍しくないかもしれないが、アサリを使った胴突き仕掛けでアコウとカゴカキダイが釣れた。
アコウは20cmもないので、大阪湾なら放流サイズだが、京都は魚影が濃くサイズの制限はないと思うので、お土産にすることにした。
カゴカキダイの方も20cm近くあったが、見た目上、こちらは食用に持って帰るのは気持ち悪いのでリリースだ。
こんな感じで、あれこれと日中の釣りを楽しみつつ、夕方からのアオリイカの本番に臨んだ。
アオリイカの電気ウキ釣り ~後ろ髪を引かれつつ納竿~
ヤエンでも電気ウキ釣りでもどちらでもできたが、夕方を迎えて人が増えてきたので、予定通りウキ釣りにした。
それに前回初めて使って掛かりが良かったがまかつの『お墨つき』という仕掛けを再度使って検証しておきたいというのもあった。
17時前にはウキを流し始めるが、ここから小一時間ほどはたまにエサ取りのフグがアタルだけで、沈黙の状態が続いた。
10月も下旬に入れば、随分と陽も短くなり、18時ともなればあたりはもう真っ暗だ。
ここでアオリイカからの最初のアタリが出るが、ヤエンと違ってあれこれ気にする必要はない。
しばらくするとウキが大きく沈んでいったので、一応跳ねあげ式の仕掛けなので、ラインの弛みをとって、軽い感じで大きく合わせる。
それなりの重みが乗り寄ってきて、水面の近くで抵抗するが、海面まで引き上げると、もうコッチのものだ。
ヘッドライトで照らしてフックの掛かり具合を確認し、問題なさそうなので抜きあげた。
胴長20cmに及ばないが、400gくらいあるアオリイカだ。
幸先の良いスタートで、早くもボウズを逃れ、アオリイカ釣りでの連戦連勝も継続できた。
しかし、このあと再び厄介なエサ取りに少しのあいだ絡まれる。
やっぱりシロサバフグだった。
結構サイズがあるので、これに目をつけられると、あっという間にアジがやられる。
アジがやられるだけならまだ良いが、アジの掛け針がフロロハリスの場合は、これがバンバン切られて針が飛ぶ。
今日使っている仕掛けは、強度の高い編み込み糸が使われているので、仕掛けは切られずに済んだので幸いだ。
先に釣れたポイントへキャストしたいが、フグが居ついていそうなので、仕方なく遠投することにした。
すると、これが功を奏し、確実にアオリイカだと分かる2度目のアタリがでる。
居食いしているのか、ウキが入っていかないので、ラインスラッグを取り、竿先で少し引いてやった。
すると、すぐさま反応を見せ、ウキが深く沈み込んでいき、それに合わせて竿を大きく振り上げる。
掛かったアオリイカは軽く、明らかに先よりもサイズダウンしており、波止際まで寄せて墨を吐かせた後、すぐに抜きあげた。
150g程度の新子のアオリイカだ。
9月中旬までなら喜べるサイズかもしれないが、秋のアオリシーズンも中盤に入っており、このクラスは最低ラインであってほしい。
ヤエンなら100g以下のミニアオリサイズは掛けないようにアジを離させることができるが、ウキ釣りの場合は掛けるまでサイズが分からない。
また、竿先で聞いて仮にサイズが分かり故意に仕掛けだけ回収しようとしても、結局イカが掛け針に掛かってしまうことが多い。
秋シーズン序盤にウキ釣りをしないのは、一応そういった面も考えてのことだ。
1杯目を釣ってから、30分程空いて2杯の釣果となったが、この頃になるとちょうど時合いがやってきていたのだろう。
風も波も落ち着いたことで、絶好の気配が漂い、遠目に確認できる周囲の電気ウキにも、ちょこちょこと反応が見られた。
特に波止の付け根近くの磯向きは一級ポイントなので、多くの電気ウキが並んでいた。
棚が浅く沈み根が多いので、よく知った人でも根掛かりで仕掛けを飛ばすらしい。
ちなみに管理人は水深のあるポイント、かつ中層でやっていたので、根掛かりとは無縁の釣りだった。
それでも、ここから、およそ一時間足らずの間に3杯のアオリイカを追加する。
ただし、残念ながら、サイズはいずれも150g~250gほどのアオリイカだ。
そして、時間はすでに19時を過ぎており、早々にキリの良い5杯をクリアしたことで、納竿のタイミングについて迷いが生じる。
前述のとおり、20時までに高速に乗ろうと思えば、もうボチボチ片付けを始めねばならない。
しかしながら、今ちょうどアオリが寄っている時間帯で、このまま良い時間が続けば2桁釣果も難しくはないだろう。
『なんで、20時からやねん!』
通行止めになる時間が早いのが腹立たしい。
『まあエエか、まだ前の釣りで釣ったイカも冷凍庫に残ってるし・・・』
釣れている時間帯に納竿するという残念な結果となるが、3時間半かけて下道で帰るのはしんどいので、後ろ髪引かれる思いのなか釣り場を後にした。
伊根網干場での本日のアオリイカ釣果とタックル
【お持ち帰り】
アオリイカ:5杯(胴長18cmまで)
小アジ:65匹(13cmまで)
アイブリ:1匹(33cm)
アコウ:1匹(18cm)
カワハギ:4匹(15cmまで)
【リリース】
エサ取り:20匹程度
午後からの釣りということを考えれば、本命のアオリ含め、大漁といっても良い釣果になりました。
特にまとまったアジをお土産にできたのは久しぶりで、納竿タイミングは悪かったですが、満足のいく釣りにはなりました。
今回ヒットしたエサ取りは、オセン、コッパグレ、バリコ、フグ、カゴカキダイ、ベラ、ミニカワハギなど種類は豊富でしたが、釣った総数は少なめでした。
電気ウキ釣りタックル
- ロッド:シマノ (SHIMANO)磯竿 17 ホリデー磯 3号 450PTS
- リール:ダイワ(Daiwa) フリームス(2018) LT2500D
- 電気ウキ:ルミカ(日本化学発光) ウキ 烈光 Bタイプ 3号 グリーン
- 仕掛け:がまかつ(Gamakatsu) お墨付きアオリイカ仕掛ハネアゲ式 (M)
- その他:シモリ、カラマン棒、ウキ止めの糸、割ビシなど小物
*ホリデー磯とフリームスは、実釣で使用したものではなく、その後継機を記載しています。
電気ウキはとにかく明るく、遠投したいという方におすすめです。
あと、前回に続き『がまかつのお墨つき』を使い回しましたが、かなり針掛かりが良い仕掛けで、今回も今回もおそらくアオリのアタリだと思われるもの6回か7回に対して、5杯のゲットとなりました。
あれば便利な小物
アオリイカをするのであれば、アジ活かし用のポンプとアジ掬いを用意しておくことをおすすめします。
今回は秋イカのベストシーズンである10月のアオリイカ釣行ということでしたが、人気・実績ともに高い伊根の網干場は、評判通りの良い釣り場でした。
もう少しアオリのサイズが良ければ文句なしだったのですが、こればかりは釣行日にもよりますね(当日は若潮なので、翌日から良い感じかな。)。
年内でもう少しアオリがサイズアップした頃に、もう一度くらい遠征できれば良いのですが、さて11月は釣りに出掛けられるかどうか・・・。
【京都釣行】アオリイカ、マダコ、アコウの釣果ってどんな釣り!?
養老漁港でヤエン釣りのアオリイカ、ロックフィッシュゲームのアコウ釣果
コメント