2018年の夏も終わりを告げようとしていますが、今年のタコ釣り(オクトパッシング)は、非常に厳しい状況が続きました。
タコ釣りでは例年になくボウズが続いたなど、思わぬ苦戦を強いられ、釣れないタコのために、いつも以上にタコエギやタコジグにお金を費やした人も多いのではないでしょうか。
タコ釣りに限ったことでもないですが、あんまり釣れないと、根周りへの攻めの気持ちが強くなって、ルアーのロスト率が上がるんですよね。
オフショアの船タコや沖の一文字ではなく、一般的な堤防釣りで今年からオクトパッシングを始めた方にとっては、厳しい洗礼を受けるカタチになったのではないでしょうか。
当サイトでも、夏の間に何かしらタコに関する有用な記事を上げようと思っていたのですが、気付けばもう夏休みも終わりという時期になりました。
本来ならある程度の釣果を引っ提げて、お勧めのポイントの一つでも紹介できれば良かったのですが、それも叶わなかったので、小ネタになりますがタコ釣りに使う釣り道具について一点だけ紹介をします。
釣り道具とはいっても、オクトパッシングの主要タックルではなく、タコエギを収納するケースというかBOX(ボックス)のことで、便利グッズに該当するようなものです。
今回は内容が少ない分、少々前置きが長くなりましたが、それでは本題に移りたいと思います。
【2021年6月追記】
2018年、2019年はタコの外れ年が続きましたが、2020年はまずまずの当たり年で、新子シーズンに2桁の数釣り釣果を上げた方も多かったのではないでしょうか。
そして2021年になりましたが、先日岸和田一文字へ出掛け、大潮で条件は厳しかったのですが、一応新子のタコも入ってきているようで、今年もまずまずの釣果が期待できそうです。
そして、本記事の趣旨であるタコエギケースの方も、2021年に使い勝手の良さそうな新製品が発売されたので、本記事の最後に追加で紹介しておきます。
ちなみに、2021年一発目のタコ釣り釣行はタコジグですが、興味のある方はコチラも合わせてどうぞ。
タコエギケースで収納バッチリ! お手軽釣行にもピッタリ! おすすめの便利グッズ
タコエギを使ったオクトパッシングをされている皆さんは、タコエギをどのように持ち運びされているのでしょうか?
「タコエギならランガンするし、ルアーローテーションもしやすいように、小型の収納ケースに収めてベストのポケットに差し込んだり、ランガンボックスを使っているよ。」と回答してくれたあなた!
そんな達人のあなたには、今回の記事はお役に立てそうもありません。
残念ですが、ここで立ち去って頂いた方が、貴重な時間を無駄にしなくて良いかもしれません。
「買ったままの状態で製品ケースに入れて持ち運んでるけど、かさ張るし、イチイチ出し入れが面倒なんだよ。」と回答をしてくれたあなた!
今記事を書いている管理人にとって、その回答は100点満点をあげたいくらいで、更にあなたがもし、そのケースを無造作にビニール袋に入れて持ち運んでいたら、それは少し前までの管理人そのものです。
ここで紹介する内容は、十分お役に立てるかもしれませんので、最後までご覧下さい。
今回はそんなレベルの子ネタ記事ですので、悪しからずご了承下さい。
タコエギは結構かさ張るタックル!?
オクトパッシングではタコエギ、エギングではイカエギを使いますが、このエギってタックルは結構かさ張ります。
特にタコ釣りで使うタコエギは、独特のフックの形状を持つことと、アイの部分や腹の部分に、シンカーを引っ提げているものが多い(特にナス型オモリが多い)ので、購入時の製品ケースも相当な大きさです。
しかもエギの取り扱いは結構危険で、油断しているとすぐにフック(カンナ)に刺さり、痛い思いをします。
通常のフックと違い、カエシがないものも多いので大事には至りませんが、お尻部分への固定フックは、僅かなアクションでも刺さりやすい構造です。
また、ルアーフィッシングの特性上、ルアーの交換も行うので、タコエギは一つ、二つ持っていればOKというわけにもいきません。
特にオクトパッシングの場合は根掛かりでタコエギをロストするパターンが多いので、ルアー交換をまったくしない方でも、予備のエギは結構な数を常備していると思います。
それゆえ、タコエギでオクトパッシングをする場合には、何かしらかのケースにうまく収納して持ち運びしたいところです。
ただ、意外と自分の釣りに見合ったタコエギケースを探し当てるのに、苦労するケースが多いというのが実情です。
エギケースの定番品は、基本的にイカエギベース
タコエギケースを探すのに苦労する理由は、エギケースといえばイカ用というのが一般的で、タコエギ用として販売されているものがほとんどない為です。
因みにエギケースの定番品は、以下のようなものですね。
ダイワ(DAIWA) エギ ケース イカ釣り イカ 釣り用 エメラルダス エギホルダー
人気のダイワのエメラルダスですが、ロッドやリール、イカエギも含めてタックルをすべてエメラルダスで揃えている方なら、このエギホルダーを使われているかもしれませんね。
ところが、近年人気が高まってきたオクトパッシングでは、後発であるが故、まだまだエギングほどの人気はなく、専用のタックルが揃っているケースはほとんどありません。
エギング エギセット 2.5号 3.0号 3.5号 アオリイカ リバーシブル ルアーケース付 爆釣9色 10本セット
エギングなら上図のようなエギが大量セットになっていて安価な価格で販売されており、ケースも一緒についてくるので、このようなケースをそのまま使用されている人も多いと思います。
ただ、こちらも同様で、タコエギはまだまだセット販売されているものも少なく、現時点ではケースも一緒についてくる製品はほとんどありません。
そこで、イカエギ用のケースをオクトパッシングでも使用している方も多いと思いますが、思ったようにうまく収まってくれないというケースが多々発生します。
そもそもイカエギ用同士のケースでもメーカー違い(あるいは製品の種類違い)で、エギの形状や大きさが異なり、エギが収納できない事が多々発生しているので、タコエギを収納するには無理があっても仕方がありません。
そんなこんなで、ウマイ具合に自分に合ったタコエギケースを探し当てるには、少々苦労します。
おすすめのタコエギケース
そこで管理人が行き着いた結論ですが、おそらくオクトパッシングをされている方の多くが行き着く結論と同じだと思います。
それは、ルアーや小物のタックルを収納するボックスタイプのハードケースを使うことです。
ケースの外観は大体がこんな感じですが、写真に写っている製品が、今回の主役をはるタコエギ収納におすすめのケースです。
メーカーはプラスチック成形品の釣り道具を取り扱うメイホウ(MEIHO:明邦化学工業株式会社)ですが、このタイプのタックルケースにおいても、非常に豊富な種類が取り揃えられています。
シーバスを始め、青物や底物などのルアーをやる人なら、お馴染の製品なので、ルアーボックスとして使うのに違和感はないだろうと思います。
新品購入時は、ケースの内部に仕切り板が付属されていて、収納スペースの幅をいくらか自由に調整できるようになっています。
タコエギを使い勝手の良いように収納する場合には、均等に5つに区切ることで、1箇所につき2本のタコエギが収まります。
上の写真は管理人が釣行に出た際のタックルですが、タコエギを収納している状況はこんな感じです。
エギ以外にも、追加用のシンカーと三方スナップスイベルが入れてありますが、ちょっとした小物ならエギを入れた後の空いたスペースでも十分に入れておけます。
収納できているエギの種類と大きさが気になる方もいると思うので、一応以下に示しておきましょう。
右端の仕切りスペースから順番に・・・
- オクトパスタップ 3.5号 2本
- タコやん 3.5号 2本
- タコやん 3.5号 2本
- オクトパスハンター 3.5号 2本
- オクトパスカイト 4号、蛸墨族 35g
この時は5種類のエギが入れてあり、オクトパスカイトはシンカー飛び、蛸墨族はアルミホイル補強と、満身創痍のエギもいますが、まだまだ頑張って貰わねばなりません。
サイズは大抵は3号も持ち込んでいるのですが、この日は3.5号ベースになっていました。
いずれの種類のエギも丁度良い具合に収納されているのが分かると思いますが、これより小さめのエギを入れても、中でエギが暴れまわるといったようなことはありません。
因みに、このケースの縦幅は19cmで、写真のようにエギの上下を互い違いに収納することで、4号までが収納可能な、タコエギにとってはベストサイズとも言えるタックルケースになります。
タックルと水汲みバケツだけのお手軽釣行にもピッタリ
管理人自身の釣りは、近年は短時間の釣行が多いこともあり、最小限の釣り道具だけで釣り場に立つ機会が増えました。
特にルアーフィッシングの時は、タックル1セットに水汲みバケツ1つが定番になっています。
タコ釣り(オクトパッシング)の時も例外ではなく、釣行時の持ち物は以下のような感じです。
タックルとバケツだけの軽装で、写真の水汲みバケツはダイワのジッパー蓋付きで、サイズは23cmです。
この日のバケツの中身は、上記で紹介してきたタコエギケース、ヘッドライト、タオル、そしてペットボトルに入った水だけです。
水がなければもっと軽いのですが、交換したルアーや納竿時にタックルを軽く流したりするのと、手洗いするのに使うので、ほぼ100%の確率で水は持参しています。
(なお、プライヤーやハサミ、その他小物類のタックルは身に付けています。)
もちろんクーラーは持参しており車の中に積んでいますが、シンコの時期のオクトパッシングなら大抵は上記の装備で事足ります(釣れたら一時的にバケツで生かしておきます)。
ここで紹介したタコエギケースは、標準的な大きさである19cmの水汲みバケツにも、キッチリと収納できますので、このような出来るだけ持ち物を少なくする、お手軽釣行にもピッタリで、釣り場へのエギの持ち込みやルアー交換も楽になり重宝します。
また、エギがかさ張らずに済むので、日常的なエギの保管にも便利なアイテムかと思います。
オクトパッシング(タコ釣り)をしていて、まだ上手い具合にエギの収納方法が見つかっていない方には、このタコエギケースを使うことで、様々なメリットが得られる釣り道具になってくれると思います。
このケースそのものは非常に安価なので、コストメリットも高く、その点でも満足してもらえるのではないでしょうか。
タコエギの収納にお悩みの方は、この便利グッズともいえる利便性とコスパの高いケースのご利用を、是非とも検討されてみてはいかがでしょうか。
【2021年追記】
ここからは、冒頭で記載したタコエギケースの新製品の紹介で、見た目は以下のような感じです。
メイホウのタコエギケースLという商品で、タコエギがセパレートで合計10本収納できるようになっています。
サイズは255x190x40なので、先に紹介したケースに比べるとケースの厚さが12mmアップしています。
タコエギ収納時の状態は以下のような感じです。
セパレート固定なので汎用性は低いですが、スタイリッシュ性を求める方なら、スッキリと収まるこのタイプの方が向いているかもしれません。
隙間にシンカーや三方サルカンなどの小物くらいなら入れておけそうです。
VS-3020 NSMと同じ3020サイズで設計されているので、メイホウのランガンシステムであるバケットマウスを使っている方はシステム収納が可能です(BM-7000・BM-5000・VS-7080・VS-7080N・VS-7070・VS-7070Nに対応)。
今やバケットマウスを使っているルアーアングラーは非常に多いので、メイホウもケースを出すならこのサイズに合わせざるを得ませんね。
一応ランガンシステムをご存じない方向けに、メイホウのバケットマウスも簡単に紹介しておきます。
メイホウ(MEIHO) BM-5000 バケットマウス ブラック
一言でいえば座れるタックルボックスです。
強度と収納力、機能性が凝縮されたバケットマウスが中心ですが、コンパクトなものから大き目のものまで複数種類販売されています。
ロッドスタンドはもちろん、小物入れのマルチボックス、ルアーを掛けるマルチハンガー、ドリンクホルダーなどをボックス外にセットできます。
内部には先に紹介したような収納ケースが、ピッタリ収納できるようになっています。
色々な別売のオプションパーツを実装することで。あなた好みのランガンシステムを構築できるといったコンセプト製品です。
本体のバケットマウスはそれほど高くないので、まずは本体を用意して、必要に応じてオプションパーツを増やしていく感じですね。
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