どうもガチろっくんです。
今年の梅雨は近年にはない雨続きで、水害で大変な思いをされている方も多い中、コロナの第2波も到来しており、先の見通せない不安な状況が続きます。
そんな中、釣り環境としては今年はタコの当たり年と言われているようで、雨の止み間と休みが重なったので、前回に続きタコ釣りに出掛けてきました。
因みに前回6月梅雨入り前の武庫川一文字のタコジグ釣行では新子のみの釣果でした。
今回は岸和田一文字の釣果情報を見ていると、タコエギで少しサイズアップしたものも出ているようでした。
ただ、前日の夕方に岸和田渡船のサイトを覗いてみると15日は強風にて出船中止とのことで、残念ながら望みは叶わず。
そこで岸和田方面への釣行ということで、貝塚人工島の水路へタコエギを携えてオクトパッシングに出掛けることにしました。
途中訳あって阪南港への移動もありましたが、果たして今回の釣果やいかに・・・
タコエギのタコ釣り(オクトパッシング)~貝塚人工島水路から阪南港へ~
【釣 行】
2020年 7月 15日(水) 6:30~11:30
場所:貝塚人工島水路と阪南港(木材整理場)
天気:曇り 風強し
潮 :長潮
タコエギを追加購入し、貝塚人工島の水路へ
前述のように強風により渡船が出ないため岸和田一文字への釣行を断念するが、それならなるべく岸和田一文字に近いオカッパリでオクトパッシングをしよう考える。
いくつか選択肢がある中で、これからの時期で最も数釣りが出来そうな釣り場を考えた時に貝塚人工島の水路が頭に浮んだ。
サイト情報で釣果の確認が取れた訳ではなかったが、過去に新子が入って来た時の爆発力が脳裏をよぎったのだ(ブログ開設前の話)。
貝塚人工島は人気の高い釣り場なので、タコが接岸して釣果が出ていれば釣り人も増えるので、平日というのも好都合だと考えた。
貝塚水路なら朝も急ぐ必要がないので、タコ釣りとしては少し遅めの5時の出発とした。
いつものように行き掛けにフィッシングマックス泉大津店に寄る。
タコエギはたくさん所有しているので買う必要はなかったが、金銭的に余裕があるので珍しく高額なタコエギ『デビルエイト(Devil Eight 8)』を購入した。
貝塚水路へ到着したのは6時過ぎだった。
二色の浜公園海浜緑地駐車場(640円)に車を停め、一番奥まで車を進めたが、釣り客の車は一台しか止まっていなかった。
『ん、これはマズイか!?』
釣り場に降りてみるが、地元のタコ釣りの常連さんっぽい姿も遠くに一人確認できるだけだ。
マダコが入って来ていたら、いくら平日でもこんなに釣り人が少ないはずはない。
しかも長雨続きで、釣行に出られる日も限られている状況で、この人気の無さはタイミング的にまだ少し早かったということか。
一応先端の方まで歩いてみたが、数人の釣り人がいるだけで、先端へ行くほど強風が吹きつけて釣り難しそうだ。
少し時間も経過しており、料金一律の有料駐車場に止めてしまった手前、竿を出さずに釣り場を移動するという選択肢はない。
取りあえず予定通りにタコエギを使ったタコ釣りを始めることにした。
色々とタコエギを試すもタコの釣果は伸びず
いつもの管理人であれば、ファーストタックルは使い慣れた『タコやん』一択なのだが、この日は伝家の宝刀を一旦封印することにした。
というのもたくさんタコエギを持っていても、タコやんばかり使うので、正直他の餌木の癖が掴みきれていない。
ポイントの状況は分かっているので、とりあえずまだ釣果を上げたことがないエギから試してみることにした。
ファーストチョイスはメガバスのタコーレにしてみた。
タコーレはたぶん2回か3回しか使ったことがなく、まだ釣果は挙げていないが根掛かりには滅法強い印象があり、実際ロストしていない。
この釣り場のポイントは、ほぼ石畳のすぐ前限定なので、遠投が必要なくガチャガチャのこの釣り場には合うはずだ。
この日の干潮は9時半で、すでに潮は引いているので石畳から竿1本先のリスクの高いポイントを横移動しながら攻める。
案の定、根掛かりに繋がる引っ掛かりが多発するが、ウマイ具合にタコーレは生還してくる。
そうこうするうちに、30分くらい経過した頃か、ロッドに重みが乗りグィ~とロッドを大きく引くと重みが掛かる。
上がって来たのは何とか200gに届くのマダコだった。
新子の時期だけにリリースサイズが怖く、まずまずのタコが上がってボウズのがれ達成で一安心する。
少し前に通り掛かった人に釣果を尋ねると、夜明けから200gが1杯でダメと聞いていたので、不安が増していたのだ。
ただ、ボウズを逃れたのは良かったが、タコーレがアタリだったという訳では無さそうで、その後30分ほどアタリなくPEカットとエギ交換を行う。
次は少し目立たせるタコエギの選択として、オクトパスタップにタコベイト2本を巻いたものをセットする。
オクトパスタップは最安に近いタコエギなので、根掛かりの多いポイントでロストしても良いように探り用として使うことが多いが、管理人的には使い勝手が良いとは思えず、釣果の方も好ましくない。
どうせ新子が少ないのならと、この日は3.5号をセットしたが、タコやんと比べて自重が10g程度軽く、シンカーのセッティングと形状から潮の流れ次第では底を取りづらい。
リスクを取ってロスト覚悟で攻めていたら、案の定根掛かりでロストしてしまい、安くてもコスパで考えれば決して良いとは思えない。
安いからリスクポイントでという考えが間違いで、もしかしたら平坦に近い安全ポイントで使う方が良いのかもしれない。
オクトパスタップを失ったばかりなので、少々恐怖心もあったが、この日購入したデビルエイト極掛を使ってみることにした。
税込みで2,000円・・・これをロストするとかなりのショックだろうが、2本のアームの効果もあり根掛かりし辛いと聞いている。
ただ、やはり初物で使い勝手も分からないので、安パイの沖目から引いて来るも、手前のガチャガチャポイントに差し掛かるとビビって引き上げてしまう。
形状的に遠投は利かないと思っていたが、考えていたよりも飛距離も出るようで使い勝手は悪くない。
ハイリスクポイントを避けていたこともあるが、橋の下の沖目にもシモリがある場所を知っていて、その付近へ投入するが確かにシンカーの引っ掛かりは感じるが根掛かりはしない。
これならもう少し知ったポイントであれば、十分に使えるかもしれない。
ちょうどこの頃、また別の常連ぽい人が近くへ来た時に釣果を尋ねたが、これまた300gが1杯ということだった。
管理人自身もすでに2時間以上頑張っていたが同じく1杯という釣果であり、これ以上粘っても釣果は伸びないだろうと感じていた。
そこで貝塚水路を後にし、もう少し良く知るポイントである阪南港へ移動することを決意した。
阪南港(木材整理場)で良型タコの追加
この日の釣行は、もともと貝塚水路と阪南港で迷っていたのだが、前述のように新子の爆発力を狙って貝塚水路を選択した。
ただ、岸和田一文字でタコの魚影の濃い赤灯からの距離は、圧倒的にコチラの方が近いというか、すぐ沖にあって釣り人の姿すら確認できる距離だ。
ところがこのポイントは、良い時は良いのだが、タコの外れ年で釣れない時は、全くアタリも発生しないというのがあり得る釣り場だ。
また、この日は南西の強風ということもあり、正面からもろに風を受けながら難しい釣りが要求される。
少し時間が経って帰る前に撮影した釣り場の写真だが、すぐ両横に釣り人がいたので狭い範囲の写真となっている。
釣り場各所の写真は持っているので、釣り場紹介の記事を上げても良いのだが、あまり人気のある好ポイントとは言えないかもしれない。
木材会社の門を抜けて行くので、朝夕の時間制限があるのもその要因の一つになっているのだろう。
マダコの釣果では、数はタイミング次第だが、サイズはボチボチの良型も出るので管理人自身は結構気にいっている釣り場だ。
この日の到着は9時半位で、午前中だけの釣行だったが、立ち替わり入れ替わりそれなりに釣り人の数は確認できた。
到着時後しばらくはタコが上がっている様子はなく、特に同じベランダ内のご近所さんは上がっていなかったが、左端の一段高くなる石畳が切れるポイントでは、数十分おきに遠目に上がっているのが確認できた。
どうやら状況は決して悪くはなさそうで、タコが上がっているのを目撃すると嫌が応にも期待は高まる。
ただ、高場からの釣りは、この時間帯スゴイ強風でメチャクチャ寒かったので、管理人は一段低いベランダを選択した。
取りあえずタックルは貝塚水路に続き、デビルエイトクローを使っていたが、開始から1時間くらいアタリがなく、もうエギを変えようかと思っていた時に、ようやく重みが乗る。
遠投しているのでリーリングの途中で逆噴射が発生するが、そのパワーからサイズは計り知れる程度だ。
240gのマダコだったが、引き抜いてカメラを用意していると落ちてしまった。
掛かりが薄かったのか、よじ登って外されたのかは分からないが、無事に取り込めて何よりだった。
到着時にはすでに干潮で、こうなると手前の石畳向こうで釣果を出すのは難しくなる。
ただ、この釣り場は20mほど沖目にもシモリが点在しており、時間と潮によって狙いを変えれば経験上ポツポツでも釣果は続く。
しかしながら本日の管理人は、お昼には帰って買い物に付き合うと奥方様に言って出て来ていたので、残された時間は1時間ほどだ。
デビルエイトは次回も使いたいので、万一のことも考えて、ここで使い慣れたタコやんをセットする。
やはりタコやんは底が取りやすく、何となくだが海底の状況も把握しやすい。
タコにも確実に時合はあって、掛かる時はバタバタと釣れることがあるが、タコやんに変えて数投で次の獲物はやって来た。
3匹目のマダコは355g(写真ではポンド表記です)あった。
新子が多いこの時期ならまだ良型と言えるかもしれない。
『やっぱ、タコやんか!』
ヒットルアーはサルエビの3.5号で、この時は尻尾部分にタコベイトを巻いて使った。
これでお土産は大丈夫、もう帰っても良かったのだが、良型がヒットすると欲が出る。
悪いパターンだと、この後シモリを攻めてエギをロストして納竿というのが多いのだが、この日は違うパターンだった。
この後、もう一度ヒットする・・・しかも手応えはキロオーバーを思わせるほど重たい。
ところが早合わせで掛かりが浅かったのか、一発目のデカい逆噴射で抜けてしまった。
『う~ん、残念!なぜアワセを焦る必要があった!!』
まあ、そうそううまい具合に事は運ばんか・・・
逃がした良型を追いかけて、3投限定でエギをキャストするも反応なく、これにて納竿とした。
本日の釣果とタックル
【お持ち帰り】
マダコ:3杯(355g、240g、200g)
【リリース】
なし
今日はリリースサイズがなく、3杯すべてお土産になりました。
タコは梅雨の雨でどんどん成長すると言いますが、数は出ないまでも新子のこの時期のサイズとしては一応は納得の釣果となりました。
【本日のタックル】
- ロッド:シマノ ロッド ホリデー FUNE 船 50-240 2.4m
- リール:カストキング(KastKing)リール Royale Legend
- ライン:放浪カモメ PEライン 3号 5色マルチカラー
- エギ1:メガバス(Megabass) エギ 8Pod TACO-LE 80(タコーレ80) ピンクグロー
- エギ2:One Knock(ワンナック) デビルエイトクロー28g レッドラメ
- エギ3:YO-ZURI(ヨーヅリ) エギ(タコ): タコやん MOEB: サルエビ
オクトパッシングではタコジグとタコエギのどちらでも使えるコスパの高いベイトリールを使っています(普段はタイラバにも使っています)。
上記のリールは、まだ入荷があるかどうか分かりませんが、人気のアブガルシア (Abu García) ベイトリール ブラックマックス (BLACKMAX)と同等なスペックをもつリールです。
あとラインは安価なPEラインの3号を使いましたが、これもタコジグとタコエギの切り替えを考えてのもので、タコジグだけなら5号がお勧めです。
タコエギは一応釣果の出た3種類すべて紹介しました(管理人自身はタコやんに絶大の信頼を寄せていますが)。
タコやんだとホロイセエビ・サルエビ・パールオレンジあたりがお勧めです。
あと、記事中のルアーではタコベイトを巻いていますが、メーカー品は高いので管理人はノンブランドの激安品を使っています。
8cm~12cmくらいの間で30本セットになっているものを選べば良いですよ。
タコエギを使ったマダコの釣り方(オクトパッシング)については、当サイトでも詳しく纏めた記事を用意していますので、この釣りにご興味のある方は以下の記事をご覧下さい。
ライトタックルしかお持ちでない初心者さんでも気軽に楽しめますよ。
貝塚人工島の水路で1杯しか釣果が出ず、常連さんでもダメと聞いた時は、正直少し焦りました。
駐車料金そっちのけで思い切って早めに阪南港へ移動しましたが、事前に危惧していたように南西の強風が吹きつける環境で、一時はもうダメかとも思いました。
ただ、そんな状況でも釣り客はそこそこいて(強風で入れ替わりも早かったですが)、干潮時間からのスタートでしたが、周囲でもポツポツ上がっていました。
貝塚水路はタイミングが少し早かったのかもしれませんが、どうやら今年はタコの当たり年というのは間違いなさそうですね。
3杯しか取れなかったですが、いずれも新子の中ではマシなサイズだったので、どうやら梅雨明け以降も期待が持てそうです。
今回はタコエギのロストも最安品の1個だけだった(ゴミエギの回収は2個)し、最近はタコも高価なので、コスパの良い釣りになりました。
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