海釣りで釣れる魚の視野と視力(動体視力)

投稿日:2014年11月20日 更新日:

当サイトでは、海釣りで使用する釣り糸について、基本的な内容を中心とした記事をいくつか紹介しています。

釣り糸を使う際の細さの重要性や、使いやすいラインの色についても記載する機会が多くありますが、これに合わせて少し気になることがあります。

それは魚の視力と色の認識についてです。

 

もちろん魚から釣り糸が見えてしまうことを避ける為だけに、釣り糸の細さや色に気を使うわけではありません。

それでも、魚から釣り糸が見えるということは、釣果に悪影響を及ぼす最重要ファクターであることに間違いはないでしょう。

釣り糸に関する記事を続けて書く前に、少しばかり魚の視力と色の認識についても触れておきましょう。

ここでは、魚の視野と視力について纏めます。

 

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海釣りで釣れる魚の視野と視力(動体視力)

まずは、軽く管理人の経験を通して、思うところ、感じるところを少し紹介します。

その後、調査を進めていく過程で、新たにいろいろと学んだことについて紹介します。

 

アクアリウムで熱帯魚を飼っていた時の経験

管理人は過去にアクアリウムで熱帯魚を飼っていた時期がありましたが、ガラス越しに顔を近づけ覗くと、蜘蛛の子を散らすように逃げ隠れてしまいます。

また、上からそっと手を入れようとしても同じ様でしたが、エサを入れると匂いが届く暇もなく、警戒せずに群がってきます。

ただ、管理人の手がまだエサの近くにあると警戒しながら、様子を伺っている感じでした。

どうやら魚の視野は人間に較べてずいぶん広く、また周囲の変化を捉えるだけの視力も備わっているようです。

 

aquarium_060508

2006年アクアリウムが軌道に乗り始めた時の水槽

アクアリウムが軌道に乗り始めた直後に、奥方様の長男妊娠が発覚し、アクアリウムどころじゃなくなりましたが、最初に水槽に入れたセルフィン・プレコが生き続けた6年間継続していました。

 

ちなみに余談になりますが、エサを入れる前に『パン、パン』と柏手を打つのを日課にしていました。

よく池で鯉を飼っている人が、エサの前に鯉を呼びつけるやつと同じです。

始めの頃は魚も驚いて隠れてしまいましたが、そのうち柏手が聞こえるとエサが貰えるとの認識を持つようになり、いつ柏手を打っても魚は慌ただしく動き回るようになりました。

どうやら、聴力と習慣を身に付けるだけの記録力を持っているのも間違いなさそうです。

今回の記事では、その辺りについては関係ありませんが・・・

 

海釣りで釣れる魚の視野

【魚の水平視野】

fishai_side大半の魚は目が頭部の前方両側に少し飛び出すようについており、単純に視野が広いことは分かります。

具体的にいうと片眼視野は150度~160度あり、両眼で合わせて約320度の範囲が視界だといわれています。

すなわち魚は真後ろ以外は全て視界ということです。

その代りに両眼視野は前方約30度の範囲にしか及ばず、遠近調整が十分に働く範囲が狭いという特徴があります。

このためか魚の多くは近眼で遠くの物はボヤケて見えるといわれていますが、これは定かではありません。

 

【魚の上方視野】

次に釣りに影響を及ぼす頭上の視野について紹介します。

fishai_over

魚は水中では上方へ100度程度の視野を持ちますが、大気中に出ると水と空気の屈折率の違いで視界は広範囲に広がります。

実際に魚が魚眼レンズのように見えているのかどうかは定かではありませんが、海面上の180度に近い視界を有する結果になっています。

 

見えている魚は釣れない

『見えている魚は釣れない』といわれますが、それは魚からも釣り人の姿が見えているからです。

むしろ上記で示した大気中での魚の上方視野を考慮すると、『釣り人から見えない場所にいる魚でも、魚の方から釣り人は見えている。』ということにもなります。

釣りをする際は、水面から離れた高い位置で注意を払うのはもちろん、低い位置でも魚からは自分が見えているものとして臨んだ方が無難ということです。

次項で書きますが、魚はあまり視力が高くないので、距離が離れると釣り人の姿形まで認識することはないでしょう。

それでも、魚は本能的に水面上を動く見慣れないものを警戒します。

どうやら釣りをする際によく言われる、「濁りを釣れ」、「水中を覗き込むな」、「磯際では姿勢を低くしろ」などは、確かな根拠があってのことだと言えそうです。

 

ちなみに管理人が『見える魚は釣れない』という格言に対し、以前記事にしたものはコチラ

 icon-caret-square-o-right 『見えている魚を釣る』ための5つのポイント

『魚の警戒』という点に焦点を絞れば、少々意味合いが違う記事内容ではありますが、何らかの参考になれば幸いです。

 

海釣りで釣れる魚の視力(動体視力)

【魚の視力】

魚の視力は網膜にある視細胞を顕微鏡で観察することにより密度が求まり、これで大凡の視力が分かるということです。

結論から先に言うと魚の視力は沿岸に住む魚で0.1~0.2程度、大洋の表層を回遊する大型魚なら0.3~0.6程度とされています。

これは大洋のフィッシュイーターほど獲物を探し泳ぎ回るために視力を必要とし、発達した為と言われています。

 

更にすべての魚に当てはまる訳ではありませんが、魚の視力は、大きな魚ほど視力が良く、また、同じ魚でも成長するほど視力は良くなることも分かっています。

私たちは経験的に釣りに出掛ても、大物ほどゲットするのが難しいことを知っています。

その要因として、当然絶対数の問題がトップにくる事は容易に想像できます。

ただ、大物になるほど警戒心が高く、エサの食い込みも悪くなるという事実もあります。

これは、ただ単に魚が潜り抜けてきた修羅場の経験数の問題だけではなく、実は大物ほど視力が良く、より繊細な釣りが要求されるという事実が存在するのではないでしょうか。

 

【魚の動体視力】

次に動体視力についてですが、水中にいる魚は、我々人間よりも動体視力が良いという実験結果が出ています。

具体的な数値で表すと、人間の数十倍といわれるほど優れています。

 

魚は頭を振って高速で泳いでも、視点が追っているものからずれることは無いというのです。

視力が悪くぼんやりとしか見えない状況でも、魚は目にする動くものを人間よりもハッキリと判別出来ます。

魚は高速で泳いでいる時、また、高速で動くものをその視界にしっかりと捉え、それが餌なのか敵なのかを瞬時に判断し、次の行動に出ているのです。

なお、瞬時の判断には魚の他の感覚も同時に働いた結果になりますが、その辺りはまた別の機会に・・・

 

【関連記事】

 icon-pencil-square-o 『見えている魚を釣る』ための5つのポイント

 icon-pencil-square-o 海釣りで釣れる魚 色(色彩)に対する認識は?

 

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