どうもガチろっくんです。
例年秋になると京都の京丹後や伊根、宮津、そして舞鶴へアオリイカ釣りに出掛ける管理人ですが、この日はアオリイカとカワハギをメインターゲットとして宮津の養老漁港へ遠征していました。
ところが、当日は天気が不安定で、タイミングの悪いことに遅めのアオリイカの時合がやってきた8時過ぎ頃から雨が降り始め、一時的な退却を余儀なくされました。
雨はすぐに止みましたが、降ったり止んだりになるのは明白で、そこで例え雨が降ってきてもすぐに避難できるよう、車の横付けができる釣り場ということで、伊根の平田埋立地の釣り場にやってきました。
この日は短時間のダブルヘッダーということになりましたが、前半の養老漁港での釣りはコチラからご覧いただけます。
因みに伊根湾にある網干場や平田埋立地は足元からどん深の釣り場となっており、アコウの魚影が濃いことで有名なポイントです。
そこで、養老漁港でやっていたアオリイカやカワハギだけでなく、ついでにブッコミ釣りの呑ませでアコウを狙ってみようと思いました。
時間的には朝マズメも終了し、お昼にかけての釣りになりましたが、第2戦の平田埋立地での胴突き仕掛けを使った際釣りのカワハギ釣りと、呑ませ釣りのアコウ釣り、果たしてその釣果やいかに・・・
伊根湾の平田埋立地で胴突き仕掛けを使った際釣りのカワハギ釣りと呑ませ釣りのアコウの釣果
【釣 行】
2021年 11月 12日(金)9:15~12:30
釣り場:京都府伊根町 平田埋立地
天気:曇り時々雨
潮 :小潮
宮津の養老漁港から伊根湾の平田埋立地へ釣り場移動
養老漁港ではわずか3時間の釣りとなり、アオリイカに限れば1杯のみで納竿となってしまったが、他にもサビキ釣りでグレやアジ、そして際釣りでカワハギの釣果もあり、短時間の釣りとすれば十分良い釣果に恵まれたと言える。
駐車場に戻って伊根に向けて車を走り始めた頃には雨も止んでいたが、釣り場移動は後悔よりも次への期待感が高まる結果となっていた。
秋口以降の京都への釣行では、天候の変わりやすさはもちろん、風や波に悩まされる経験も多く、こればかりは天のみぞ知るといったところか。
車を走らせること10分ほどで、平田埋立地の釣り場がある伊根町七面山駐車場に到着だ。
伊根町にある駐車場は、とにかく駐車料金が高い。
この七面山駐車場も網干場の釣り場がある大西駐車場と同じ料金体制で、夜間の方が高い設定になっており、しかも最大料金3,000円にも関わらず朝の8時でリセットされるという、恐ろしく高額な駐車料金だ。
両者の違いと言えば、大西駐車場は24時間入出場可能だが、七面山駐車場は入場時間が5:00~21:00で縛られているという点だけか。
ただ、今日は日中料金だし、お昼過ぎには納竿する予定なので、1,000円以内の駐車場代で済みそうだ。
とりあえずゲートをくぐって、一番奥の沖向きの堤防がある駐車スペースまで進んでみる。
この七面山駐車場はかなり広く、およそ80台くらいの車が駐車することが可能だ。
もちろん釣り人のためではなく、メインは伊根の舟屋の観光客向けの駐車場で、釣り船や観覧船の乗り場にもなっているので、これだけのスペースが必要になるのだろう。
この日は平日ということもあり、観光客は駐車場の入り口付近に停める人が多く、一番奥の波止沿いに停めるのは釣り人くらいだろう。
管理人以外には2台のみの先客だったが、地面が濡れているので雨が降って帰ってしまったのか、朝マズメが終わり帰ってしまったのか、それともそもそも釣りに来ていた人が少ないのかは分からない。
ただ、写真でも分かるが、この時間帯は養老漁港の方向に雨雲が浮いており、やはり突如として時折降ってくる雨のことを考えれば、釣り場移動は正解だったのかもしれない。
平田港の釣り場全体を通して釣り客は2組しかおらず、どこでも好きなポイントに入り放題だ。
この釣り場はサビキ釣りのアジはもちろん、アオリイカも良く釣れると聞いていたが、全体的に見回ったところ墨跡は少ないようだ。
この日の干潮時間は午後2時半で、まだアオリイカの釣果も期待できる時間帯ではあるが、そもそものアオリイカが少なければヒットさせるのは難しそうだ。
平田埋立地の一番人気のポイントは西側にある小波止だと思うが、この時間帯は誰もいなかったので、この波止に釣り座を構えることにした。
本日の平田埋立地での釣り座と仕掛け、そしてエサ
西側の小波止の先端近くに釣り座を構えたが、西側の小波止の前は頻繁に釣り船や観覧船が通る。
周囲はいわゆるミオ筋ばかりとなり、波止先端の潮の流れの複雑さも重なり、釣りポイントとしては絶好のポジションだ。
ただ、この釣り場は波止上から海面まで1mほどしかなく、船が通る度に波を被りそうな感じで少々不安もあるが、船がきちんと徐行さえしてくれれば大丈夫だ。
海が荒れればどうなるか分からないが、そもそも伊根湾の一番湾奥の釣り場で、周囲は伊根の舟屋なので、海が荒れることなどほとんどないのかもしれない。
前回の京都釣行時は、網干場で伊根の舟屋を眺めながらの釣りで、今回は伊根の舟屋群をバックに控えた釣りになるが、いずれにしても絶景が目の前に広がる贅沢な釣りだ。
本日平田埋立地で使用したカワハギ仕掛けと、ブッコミの呑ませ仕掛け、ヤエン釣り仕掛けは上図のとおりだ。
写真左のカワハギ仕掛けについては、先ほどまで養老漁港で使用していたもので、今回はアオリイカ釣行ということでエギングロッドを持参してきたのでスピニングタックルを使用した。
スピニングタックルなら、際釣りでカワハギが釣れなければ、チョイ投げ釣りにも対応しやすいというメリットがある。
これまでのカワハギ釣りでは仕掛けそのものは自作することが多かったのだが、この日はダイワとシマノの市販の完成仕掛けとナス型オモリを用意した。
写真の真ん中は、ブッコミでの呑ませ釣り仕掛けになるが、写真の撮り忘れで前回神戸で呑ませ釣りをした時に、良型のガシラがヒットした時の写真を代用している。
ロッドは船竿の50号2.4m、ベイトリールにはPE1.5号にリーダーがフロロ3.5号、底に六角オモリ15号を結び、底から2mほどのエレベーター式でハリスはフロロ3.5号が50cm程度にチヌ針4号を結んだ。
狙いはヒラメやアコウなどの底物のブッコミの泳がせ釣りだが、なるべくエサの活きアジが弱らないような仕掛けにした。
そして右はヤエン釣り仕掛けになるが、コチラもつい先ほどまで養老漁港で使っていたので、竿を伸ばすだけで仕掛けは完成だ。
8本編みのPE1.0号にフロロリーダーに、シーガーFXの1.75号を矢引(80cm程度)でセットし、これにサルカンフックとヤエンストッパーを装着した。
だいたいいつも決まった仕掛けとセッティングだが、ヤエン釣り仕掛けはシンプルなもので十分だ。
ちなみに一緒に写っているヤエンはオカサンヤエンのSだが、管理人自身はヒットしたうちの8割以上はこのヤエンを投入している。
新子なら20cm程度のもう少し小さいヤエンの方が掛かりも良いのかもしれないが、このヤエンで掛からないサイズならバラしても後悔はないので、今のところは絶大な信頼を寄せるこのヤエンを使い続けている。
カワハギ用のエサだが、これは冷凍アサリのエキス漬けを用意してきた。
エキス漬けに使用したアミノ酸入りの塩は、マルキューのバクバクソルトを使用したが、業務用スーパーで売っているような冷凍アサリでも、食いが良くなるだけでなくエサ持ちも良くなるので必須だ。
あと、後ほど登場するがカワハギの撒き餌にする、アサリエキスが入ったヒロキューのにぎってポンの残りが家にあったので持参してきた。
そしてヤエン釣りと呑ませ釣りに使うエサは活きアジになるが、これは養老漁港で夜明け直後にサビキ釣りで釣ってきたものだ。
豆アジをブクブクで生かしたまま10匹ほど運んできたが、結果的には半分も使うことなく、最終的にお土産として持ち帰ることになった。
ヤエン釣りはワンチャンだけあったが、新子の豆イカで不発
平田埋立地へ来て、真っ先に始めたのはヤエン釣りでのアジの泳がせ開始だ。
時間的にはワンチャンあるかもという期待はあったが、前述のようにこの釣り場では墨跡があまり見当たらなかった。
養老漁港のアオリイカ釣りと違って半信半疑なのは否めないが、他に釣り人がいないので、置き竿で放っておいてアジがどこへ泳いでいっても心配せずに釣っていられる。
・・・と始めは思っていたのだが、足元で4ヒロ以上はあろうかというドン深の水深の釣り場にもかかわらず、この日のアジは本当に元気で、潜りまくって2回も根掛かりで切ってしまった。
アジの泳がせをしていると、表層付近で漂うだけのアジに困ることはよくある話だが、これだけ元気に潜りまくって困らせられるのは珍しい。
この釣り場は、足元が石畳のボコボコした結構きつめのシモリのようだが、どうやら少しの沖目といった程度なら、同じようにかなり深い根がある海底形状となっているようだ。
因みにヤエン釣りの全体を通して、納竿までの3時間でドラグを鳴らしたアタリは一度だけだった。
ただ残念なことに、竿先できいてやると手応えは軽く、設定したドラグを鳴らす力もほとんどない状態だ。
アオリイカであるのは間違いないようだが、このままエサを食わせてヤエンを入れるのも忍びない感じがした。
とりあえず底から離そうと引っ張っていると、テンションが抜けてアジを離してしまったようだ。
チビイカのくせに擦れてしまっているのか、そのまましばらく待っても追いかけてこなかったので、仕掛けを引き上げてみると、やはり脳天を少しだけ齧られていた。
いくら新子の秋イカの時期と言っても、この時期に見合わぬ小さなお客様だったようだ。
その後は全くアタリもなく、ここでのアオリイカのヤエン釣りは見せ場もなく不発に終わってしまった。
アコウの呑ませ釣り~やはり伊根湾はアコウの宝庫か!
ヤエン釣りの次に仕掛けを投げ入れたのは、エサの活きアジを鼻掛けにした前述のブッコミ仕掛けの呑ませ釣りだ。
こちらも鈴を付けた置き竿で放っておけるので、時折アジが生きているかどうかを確認する程度で問題なく、カワハギを釣りながらできるのが嬉しい。
とにかく伊根湾界隈の釣り場情報や釣果情報で、目を引くのがアコウが比較的上がりやすいという点だ。
しかも小型のアコウなら足元の胴突き仕掛けで普通に釣れるというのだから、これほど恵まれた環境もないだろう。
せっかく呑ませ釣り向きの小型の活きアジがいるのだから、このポイントのことを知っていれば、ワンチャン狙ってみたいというのは頷ける話だと思う。
もちろんアコウでなくて、ヒラメなどが食ってきてくれても大歓迎だ。
コチラもこの釣り場ではサブの釣りなので、このまま先に結論まで話を進めようと思うが、狙い通りにワンチャンはやって来た。
手前はシモリがガチャガチャしているので、20m~30mほど先の沖目のミオ筋辺りまで仕掛けを投げ入れてアジを泳がせていたのだが、30分ほどした時に鈴がリンリンリンリンと激しく鳴った。
ブッコミの呑ませなので、なまじ時間をおいて根に入られるとどうしようもなくなるので、置き竿していたロッドを手に取り、迷いなく大合わせする。
ロッドの強度が高いのでそれほど大きなしなりにはならなかったが、竿を曲げて確かな手応えを感じる。
横に走らず縦に潜ろうとするので、どうやら外道のエソではないことも確定だ。
パワーに任せてゴリゴリとリールを巻いてくると、期待していたその姿が見えた。
アコウだ!!
サイズは大したことは無く、十分に引き抜けるサイズだが、ここは念には念を入れてタモ入れして取り込んだ。
上がってきたのは30cmほどのアコウだったが、まさかこの真昼間にこんなに簡単に狙い通りにアコウを仕留められるとは思わなかった。
時間はもう10時を過ぎていたし、先週くらいから気温もグッと冷え込み水温も下がっているので、夏の魚であるアコウのシーズンもボチボチ終盤と言える時期だ。
最近の釣りではあまり経験していない興奮が訪れ、アコウを掴み上げ写真を撮る手も、わずかながら震えを感じる。
結局、このアコウを最後に呑ませ釣りでアタリが出ることは無かったが、1匹仕留めれば勝ちと考えてOKの釣りなので、呑ませ釣りでは満足の釣果となった。
この日の条件でアコウが釣れるのなら、平田埋立地はアコウの釣り場として、噂にたがわぬ好釣り場と考えて良いだろう。
際釣りとチョイ投げ釣りのカワハギ釣りで釣果を伸ばす
前記事でも書いたが、近年は釣行機会が少ない管理人なので、釣りに出た時は二刀流や三刀流は珍しくない。
この日は養老漁港でサビキ釣り、ヤエン釣り、際釣りのカワハギ釣りを行い、この釣り場でもヤエン釣り、呑ませ釣りときて、ここから更に際釣りとチョイ投げでカワハギを狙う。
大阪市内在住の管理人にとって、京都遠征はかなりコストの高い釣りなので、それだけお土産を確保しなければならない。
余談で少し話がずれたが、この釣り場は波止際からドン深の釣り場ということもあってか、この時間帯では浮いて見えるカワハギはいなかった。
上から覗くと、黒い影だけは見えるので、どこにでもいるオセンとコッパグレだろう。
せっかく水深のある釣り場なので、まずは中層ではなく海底付近にいる良型のカワハギを狙ってみようと撒き餌から開始する。
堤防釣りのカワハギ釣りでは使っている人も多いと思うが、アサリエキスが入ったカワハギの集魚剤であるヒロキューのにぎってポンをダンゴに握って足元に投入する。
片手で握れる柔らかさだが、手に残った粉は叩けば簡単にとれ、ベタついたりもしないので使いやすい。
ちなみにこの日使ったにぎってポンは、2年か3年前に使った残りをジップロックに入れて家に置いてあったものだが、多少パサついていたものの、まだ水分が残っていてそのまま使えたことには驚いた。
10分に1回くらい撒き餌するだけなので、結局この日もまた余ったのだが、数時間の釣りなら1回買うと3回くらいは使えるだろう。
撒き餌をして、すぐに胴突き仕掛けを沈め始めたが、コツコツコツという小さなアタリが竿先を叩く。
即合わせするも掛からず、またコツコツコツで即合わせ、数回繰り返すと3本針のエサのアサリはほとんどなくなる。
どうやらカワハギはすでに寄っているようだが、同時に突き上げるようなアタリも出るので、エサ取りのベラもいるようだ。
数投目でククククッと小気味よく竿を曲げ、無事にカワハギを釣りあげる。
15cmに満たないカワハギ(丸ハゲ)だが、やはり釣れると嬉しい。
堤防釣りのカワハギなので、サイズは小さくても仕方ないが、そのかわりに数は欲しいところだ。
どんどん釣るぞー!と思うが、どうも底付近はベラが多いようで、エサはカワハギほど簡単には取られないが、カワハギのアタリが少なければ意味がない。
そこで少しづつ棚を上げていくと、中層くらいで良いアタリが出て、サッと鋭く合わせるとうまく乗ったようだ。
思いのほか走って竿を曲げるが、引き上げてくるとカワハギの姿が見えた。
少しサイズアップして15cmほどのカワハギだったが、走ったのはスレ掛かりでヒットしたのが原因だったようだ。
嬉しいことに肝パンの丸ハゲだが、初戦の養老漁港の際釣りでは5匹中4匹がウマヅラハギだったので、ここへ来て丸ハゲの釣果が増えるのはありがたい。
中層でこのサイズが釣れるなら、何もわざわざ底まで落とす必要はないなと、表層から中層狙いの釣りに変えてみる。
すると波止上から見えていた魚を含めて、次々とエサ取りがヒットしてきた。
カワハギ釣りではお馴染みの外道ばかりだが、オセン(スズメダイ)にコッパグレ、イソベラ(ササノハベラ)にチャリコだ。
もちろんこれらばかりが連続でヒットしたわけではなく、この間にも丸ハゲとウマヅラハギの釣果を追加している。
底でじっくり狙うよりも、中層の魚影の濃いところでやると餌付けが忙しくて、慌ただしくなるというデメリットはあるが、数は稼ぎやすい。
そしてそうこうしているうちに、食い逃げのようなアタリで、波止際の根に入ってしまったと思ったら、犯人は納得の魚だった。
ガシラとベラのダブルヒットだが、中層でやっていたにも関わらず、ガシラがエサを食った瞬間に波止際の根に入ったのだ。
ロッドを外向きにあおると無事に出てきたが、どうもこの波止には中層付近に何かしら穴か窪みか、それともスリットのようなものがあるっぽい。
それが確信に変わったのは、まだ少し後の話になるのだが、この段階では波止際には貝や海藻も付いているので、波止際べったりではなく少し離して釣りを続けることにした。
時折急な雨が降ってきて、一時的に車に退避することもあったが、カワハギはポツリポツリだが釣れ続いた。
カワハギとサンバソウのダブルヒットの時は、なかなかパワフルな引きを楽しむこともできた。
ただ、陽が高くなるにつれ、エサ取りはオセンとベラだけになり、カワハギのアタリも遠ざかる。
ポイントを中層から海底付近に戻すも、明らかにベラと分かるような叩き上げるようなアタリばかりだ。
そこで今度は、石畳とシモリのことを考えると少し根掛かりの不安はあったが、際釣りから10mほど沖目のチョイ投げ釣りに変更してみる。
波止際から少し外すだけだったが、ベラのアタリは消え、そのまま少し振動させるように誘いをかけていると、カワハギらしく小さなアタリが出た。
チョイ投げなので即合わせというわけにもいかないが、少し大きめのアタリで合わすようにしていると、何度目かの合わせでうまくヒットさせることが出来た。
時間的なものだろうが、波止際から姿を消しつつあるカワハギも、少し沖目ならまだ残っているようだ。
チョイ投げへのシフトが功を奏し、うまく丸ハゲを追加することができた。
チョイ投げではアタリは少なかったが、当たっているのはカワハギっぽいので、掛けるのは難しいが期待感はある。
そうこうしているうちに、この日カワハギ釣りで最大の見せ場がやって来た。
カワハギにしては比較的大きめのアタリで、合わせると難なくヒットし、それなりに竿先を叩きながら引くので、チャリコの大きめのやつかと思っていたら・・・
波止釣りでは十分満足のいく20cmある肝パンのカワハギだった。
船釣りならまだまだ小物の部類だが、波止釣りの丸ハゲとしては立派な釣果だと言える。
うちの奥方様は肝系が大好物なので、このサイズのカワハギなら喜んでくれるだろう。
因みにこの後、チョイ投げでもアタリがなくなってきたので、再び際釣りに戻すのだが、底には相変わらずベラばかりなので、際ギリギリの中層を探ってみることにした。
すると、再びエサをひったくって根に潜ろうとするアタリがあり、油断していてまた潜られたのだが、うまく引き釣り出してみると・・・
17cmほどあるお土産にできるサイズのガシラ(カサゴ)だった。
『ヤッパ、波止の中層あたりの見えへんところに何かあるなぁ・・・』
この時間帯で、海底では全く食ってこないガシラが、中層で釣れるというのは、やはりそこに何か秘密が隠されているに違いないと確信する。
たぶん底オモリの胴突き仕掛けではなく、穴釣り仕掛けなら海底の石畳の隙間(穴)に落としてやるとガシラが釣れるのだろうが、もうこの時間帯で仕掛けを変えるのも面倒だ。
更に同じような深さのポイントで、ベラの猛攻を交わしながら波止際ギリギリを探っていくと、「グン、グンッ」と竿先を沈めこむ大きな当たり!
今度は即合わせしたが、やはり少し根に掛かってしまうような感じで、これまたロッドを沖目に出して引っ張り出してやると・・・
これまた先と同じサイズのガシラが上がってきた。
探り釣りというのは、目に見えない海の中の状況を把握し、いかに魚のいるポイントへエサを届けてやるかに釣果が掛かっている。
平田埋立地の釣り場は管理人自身は初見の釣り場で、シモリの状況は色々と複雑だったが、海が穏やかなこともあってかある程度の状況把握は出来たようだ。
良型のカワハギも上がり、探り釣りではお約束のガシラもお土産に追加できた。
もう少し良い時間帯であれば更に釣果を伸ばせたのであろうが、時間はもう真昼間の12時半、アタリの主はほぼベラばかりとなっていたので、これにて納竿とした。
平田埋立地での本日の釣果とタックル
【お持ち帰り】
アコウ:1匹(29cm)
カワハギ:10匹(20cmまで)
ガシラ:2匹(17cm)
【リリース】
エサ取り:15匹程度
平田港で釣れたものに限定すると、釣果は上記のような感じです。
カワハギは養老漁港で釣ったウマヅラ4匹と丸ハゲ1匹が混じっているので、この釣り場での釣果は10匹ですが、こちらでは圧倒的に丸ハゲが多かったです。
リリースのエサ取りはオセン、コッパグレ、チャリコ、サンバソウ、ベラ3種類などで、養老に続きコチラでも10目以上の達成で、バラエティ豊かな魚が釣れました。
因みに、養老と平田を合わせると実質6時間ほどの釣りでしたが、最終的には以下のような釣果になりました。
【トータル釣果】
アコウ:1匹(29cm)
アオリイカ:1杯(胴長20cm)
カワハギ:15匹(20cmまで)
ガシラ:2匹(17cm)
グレ:1匹(25cm)
アジ:22匹(15cmまで、持参した死にアジ10匹含む)
その他エサ取り:7種類35匹程度(リリース)
メインのアオリは雨の影響もあって1杯だけと残念でしたが、他の釣りも合わて全体的にアタリはかなり多く、6時間ちょっとでこの釣果なら十分満足のいく結果と言えます。
本日のタックル紹介は、カワハギ釣りに使用したタックルのみ紹介しておきます。
胴突き仕掛けのカワハギ釣りタックル
- ロッド:ダイワ(DAIWA) エメラルダス 89MH
- リール:ダイワ(Daiwa) 17エクセラー 2506H-DH
- ライン:クレハ(KUREHA) PEライン シーガー PE X8 300m 1.0号 5色分け
- 仕掛け1:シマノ(SHIMANO) ステファーノ カワハギ幹糸仕掛け フォールビーズ ノーマル 2本組
- 仕掛け2:ダイワ 快適カワハギ 移動幹糸仕掛2 直感 3本針 4号
- 替え針:がまかつ(Gamakatsu) 糸付 競技カワハギ 速攻 30本 4号-ハリス2.5号
- オモリ:フジワラ(FUJIWARA) 蛍光ビニール ナス 6号
カワハギの完成仕掛けは、シーズンに入ると店頭でもECサイトでも売り切れになることが多いので、入手するならシーズン外に入手しておくのがおすすめです。
京都遠征の時は、朝マズメと夕マズメのいずれの時間帯も釣りをして帰ることが多いのですが、今回は仕事明けであまり睡眠をとれずに出発し、翌日も仕事ということで早めに切り上げました。
ただ、それも午前中の釣りだけで十分な釣果が得られたためであり、京都の釣りでは度々釣り場のスペックに驚かされることがあります。
ちなみに今回の平田埋立地は初めての釣り場でしたが、アオリイカの釣り場としては周囲の釣り場に劣るような気がしましたが、それでも朝マズメ終了後でもアコウが釣れたり、昼間に良型のカワハギが釣れたりと、十分に良い釣り場だと感じました。
駐車場は広く、トイレはきれいで、自動販売機もあり、そして何より伊根湾の最奥ということで釣り場の安全性も高く、ファミリーフィッシングを中心に人気がある釣り場というのも頷けます。
休みの日は人一倍混雑する釣り場でしょうから、管理人自身に次の釣行機会があるかどうかは分かりませんが、今度来る時があれば、本格的にアコウを狙ってみたいと思います。
なお、同日の釣りで、ダブルヘッダーの初戦となる養老漁港の釣りについても紹介していますので、お時間があれば合わせてお楽しみください。
【京都釣行】アオリイカ、マダコ、アコウの釣果ってどんな釣り!?
伊根漁港の際釣りでカワハギ釣果~伊根湾のカワハギ釣りで爆釣!
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