どうもガチろっくんです。
2023年のアオリイカ、秋の新子シーズンは少し出遅れ気味で、10月下旬に京都への初釣行となりました。
例年はもう少し早く出掛けるのですが、ただあまり早い時期に出掛けると、200g以下のコロッケサイズや、ヤエンを入れるのも憚られるため強制的に仕掛けを回収する100g以下の豆イカが多いのも事実です。
ただ、今回時期を遅らせた理由はそれだけではなく、例年よりも京都でのアオリ釣果が目立たないので、初秋に入っても暑い日が続いたことで、釣れるタイミングが遅れてるのかな?とか考えていたこともあります。
今回はこの時期の京都での釣りでは、少しばかり厳しい釣りになりましたが、その分現地を知り尽くしたベテランさんから色々と教えてもらい、今後につながる釣行になりました。
さて、今回は舞鶴方面では結構有名な田井漁港でアオリイカ釣り、かつボウズ知らずの電気ウキ釣りとヤエン釣り、果たしてその釣果やいかに・・・
舞鶴市の船上げ場『田井漁港』でアオリイカとアコウの釣果
【釣 行】
2023年 10月 24日(火)04:30~19:45
釣り場:舞鶴市 田井漁港
天気:晴れ
潮 :長潮
去年と同じで京都縦貫が通行止めで舞鶴市の田井漁港へ向かう
今回のアオリ釣行は平日に休みが取れたことで、京都の伊根にある人気釣り場の網干場へ向かうつもりだった。
いつものように池田木部まで阪神高速を使い、163号線で京丹波みずほまで下道を走る。
そこから京都縦貫で与謝天橋立まで京都縦貫を使うつもりだったが、なんと京丹波大宮まで通行止めだった。
そういえば去年も同時期に京都縦貫の通行止めで痛い目を見たが、この時期の工事は例年のことなのか?
仕方なく目的を舞鶴方面に変え、綾部まで下道を走った後、舞鶴道で舞鶴東まで走り、そこから更に山道を越える。
舞鶴だと小橋漁港か田井漁港に数回行ったことがあるが、今回は田井漁港へ向かった。
伊根なら2時間ちょいで到着予定だったが、目的地を田井漁港に変えたことで2時間半以上掛かった。
この手のイレギュラーが発生した時は、大抵良くない釣りで終わることが多い。
写真は陽が上がってからの田井漁港の様子だが、実際は田井漁港へ到着したのは4時半頃で、この30分の遅れが午前中の釣果に大きな悪影響を与えた。
電気ウキ釣りでアオリイカとアコウの釣果
釣り場に到着して取り合えず、サビキ釣りの準備をする。
まだ10月なのでエサのアジの確保は問題ないと見込んでいたが、この目論見が外れる。
一応豆アジはいるようだが、群れが小さくて警戒心も強く、ほとんどサビキに食ってこない。
何とか数匹を確保した時点で、先にイカの仕掛けを投入することにした。
この時点ではすぐ隣でヤエン釣りをしているおじさんもいたので、まずは電気ウキ釣り仕掛けを投入する。
サビキで追加のアジを釣る必要があるし、ヤエン釣りを加えると、トラブルのもとになるという心配からだ。
この判断が功を奏したようで、開始2投目で早くも電気ウキが沈み込んだ。
糸ふけを回収し、ロッドをゆっくり大きく合わせると、無事にアオリイカが乗ってきた。
ファーストヒットのアオリイカは450gで、この時期ならまずまず良型と言えるほうか。
いつものように難なくゲットできる京都の釣り場のスペックに、この時点では何の疑いも持たなかった。
早々に1杯目をゲットしたことから、このままウキ釣りだけ続け、合わせてサビキ釣りをする。
しかしながら5時を過ぎた頃から、アジはまったく釣れなくなり、ウキ釣りにもアタリは出ない。
そうこうするうちに陽が出てきたが、夜明け時点でエサのアジはこの通り閑散状態。
夜明け直後で、エサのアジは残り4匹、豆アジは生命力も弱く、これは致命的とも言える。
一応となりでヤエン釣りをしていた地元のベテランさんに聞いてみると、最近の田井漁港ではアジが釣れにくく、陽が上がれば期待はできないとのことだった。
ついでにアオリイカについても聞いてみると、今年はかなり数が少なく2週前までは数も出たが、前週からはエギンガーはほとんど釣果を上げていないとのことだった。
管理人がしていたウキ釣りについても、うまい具合に一杯上がったが、もう陽が出たら難しいだろうということだった。
バッテリーを使った自作の海水くみ上げ循環水流(タイマー設置)のアジ活かしクーラーを使い、田井漁港1本の釣り師さんのいうことなので間違いはなさそうだ。
ちなみに、その釣り師さんは足元でもアジを泳がせていたので何を釣っているのか聞いてみると、田井漁港では結構な確率でアコウが釣れるらしく、前週には40cmオーバーを含めて4匹釣り上げたとのことだった。
そんな話を聞いたその後・・・
管理人のウキ釣り仕掛けにもアコウがヒットした。
この頃には管理人もヤエンをしており、活きたアジはヤエンの泳がせに使い、ウキ釣りのアジはすでに死んでいたということと、棚は底ではなく3ヒロ程度にとっていたのでダブルの驚きだ。
直前の話で聞いたように、田井漁港はそれだけアコウが多い釣り場なのかもしれない。
ちなみにこのアコウは26cmとサイズが小さいが、大阪湾のように28cmのリリース規制がないので、これはお土産にすることにした。
この後、結局追加のアオリイカは釣れず、エサのアジも朝マズメの時合いを終える前になくなってしまった。
カワハギ釣りと泳がせ釣りで夕マズメ時まで時間つぶし
京都へ釣りに来る時は、いつもカワハギ仕掛けと冷凍アサリのアミノ酸付けを持参し、日中にカワハギ釣りをする。
アジが切れたことでヤエン釣りはいったん終了し、波止際でカワハギを狙ってみることにした。
波止際を上から覗き込むと、オセンにコッパグレに混じってカワハギの姿が見える。
仕掛けを入れるなり、すぐさまアタリが出る。
カワハギとサンバソウでいずれもサイズは小さいが、アジの活かし用のバッカンは空いているので、とりあえずバケツに放り込む。
この後、同じようなカワハギの釣果と、合間合間に磯ベラやオセンなど、ヤエンに使える魚もヒットする。
ただ、どれもこれもサイズが小さく、カワハギもお土産にしようと思うようなサイズは釣れない。
そうこうしているうちに・・・
ウマヅラハギも釣り上がったが、やはりサイズは小さい。
どうやら、良型のカワハギがいる感じではないので、早々にカワハギ釣りも終わることにした。
1時間半ほどで13匹のカワハギが釣れたが、15cmオーバーは1匹も混じらず、結局すべてリリースすることにした。
この日は20時くらいまで半夜釣りをして帰る予定だったので、日暮れのアジの時合いまでまだまだ時間が余る。
することが無くなったので、ベラでもアオリが釣れるという本当か嘘か分からない情報を、ヤエン釣りで試してみることにした。
イソベラはゆっくりと潜っていく感じで、それほど根に入るということもなく、エサとしての感触は悪くなかった。
ただ、あまり大きい抵抗も大きく扱いづらかったので、少し小さめのベラを泳がせることにした。
生命力も高く、いつまでも元気に泳いでいるので、エサの付け替えがほとんど必要ないのも良い。
1時間ほどしたのち、ようやくドラグが走ったと思ったら、竿先を叩くような感じもあるので、どうやら魚っぽい。
呑ませで使うような太ハリスは使っていないので、下手に呑ませると簡単にハリス切れを起こすので、早めに合わせる。
無事にヒットし、ベラをエサにするのは初めてなので、何が来たかと楽しみだが・・・
残念ながら釣れたのはエソで、サイズも40cm程度と小さく、寄せる楽しみも少なかった。
この後もしばらくベラをエサにしたヤエン釣りを続け、同じような感じでもう一度アタリがあったが、今度はヒット後にハリス切れを起こした。
たぶん同じようにエソだと思うが、漁港はどこもエソが多いので致し方ないだろう。
残念ながらアオリイカのアタリは得られなかったが、いずれまたアジが入手できない時に実績のあるオセンと合わせて使ってみようと思う。
ちなみにまだ時刻は14時過ぎだが、ここで漁港関係者のおばちゃん二人が清掃協力金の回収に回ってきた。
田井漁港の清掃協力金は1,000円だが、領収書には一般社団法人田井振興会とあるようだ。
このおばちゃんにも話を聞くと、今年はアオリイカが少ないらしく、底引き網に入る量も例年に比べるとずいぶんと少ないと言っていた。
冒頭で書いた管理人のアオリの初釣行が遅くなった原因として、釣果情報が少ないと感じていたのも、どうやら間違いではなかったようだ。
この後、一旦車に戻って休憩し、陽が暮れかけた16時過ぎに再び釣り場に戻った。
エサとお土産のアジを確保し、夜はヤエン釣りで追加釣果
午後から釣り座は堤防先端の白灯に移していたが、朝と同じように沖向きでサビキ釣りをしてもアジは釣れなかった。
そこで波止の内側で少し潮が緩い場所へ移りサビキをしていると、上手い具合にアジの群れが寄ってきた。
今度はこの機会を逃すまいと、アジ釣りに集中する。
この日は釣果が少ないので、お土産用のアジも合わせて釣っておくことにした。
30分から1時間くらい続けただろうか、40匹ほどのアジを釣り、残り3時間弱をアオリ釣りにあてる。
いつものように電気ウキ釣り1本と、ヤエン釣り1本で竿を出すが、平日で釣り人もほとんどいないので、ヤエン釣りもアジの動きを気にしなくてよいのでやりやすい。
そしてこの後、ウキ釣りでまさかの大物がヒットする。
寄せてくるのは問題なかったが、手ごたえ的にキロクラスで、遠投3号の磯竿でも高さのある堤防上に抜き上げられない。
新子の時期で大物は掛からないという考えから、道具を減らす対象としてタモ網を持ってきていない。
仕方なくロッドを置き、手で糸をゆっくりと引き上げていくが、あと一歩のところで波止際にあててしまい、身切れして落水してしまった。
タモ網を持ってこなかったことを後悔するが、この後、ヤエン釣りでも500g程度の獲物を抜き上げる時にバラしてしまう。
昼間でも800gが上がっていたと聞いたが、どうやら数は少ないが、当たればサイズはあるようだ。
連続でバラしてしまい、運も逃げてしまったのか、この後1時間以上は静寂な時間が流れる。
そうして、もうそろそろ終わろうかなと思っていた矢先、再度ヤエンの方のドラグが走り始める。
もうこれ以上は取りこぼせないと、慎重を期してヤエンを入れる。
どうやらうまくヤエンに掛かり、今度はサイズが小さいので難なく抜き上げることもできた。
追加のアオリイカは250g程度で、いつもこの時期に多くヒットする標準サイズだった。
小さいからゲットできたというのは何とも因果な結果となってしまったが、今後はタモ網は必ず持参すると心に誓う。
『タモなら万一の時は隣の人に借りればいいわ。』という甘えに対する罰をくらったのかもしれない。
何とか追加のアオリイカをゲットできたが、この後は再び沈黙の時間が過ぎて行った。
例年と違う魚信の少なさを残念に思いつつ、20時前に納竿することとした。
舞鶴市田井漁港での本日のアオリイカ釣果とタックル
【お持ち帰り】
アオリイカ:2杯(450g、260g)
小アジ:31匹(12cmまで)
アコウ:1匹(26cm)
【リリース】
カワハギ:13匹(15cmまで)
エソ:1匹(40cm)
エサ取り:20匹程度
朝マズメ、夕マズメ、半夜と長く釣りをしたわりには、本命のアオリイカは残念な結果に終わりました。
バラした2杯が釣果に加わっていれば、全く違った感想になっていたので、そう考えるとやはり大物が1つ加わることの重要性は高いですね。
- ロッド:シマノ (SHIMANO)磯竿 17 ホリデー磯 3号 450PTS
- リール:ダイワ(Daiwa) フリームス(2018) LT2500D
- 電気ウキ:ルミカ(日本化学発光) ウキ 烈光 Bタイプ 3号 グリーン
- 仕掛け:がまかつ(Gamakatsu) お墨付きアオリイカ仕掛ハネアゲ式 (M)
- その他:シモリ、カラマン棒、ウキ止めの糸、割ビシなど小物
*ホリデー磯とフリームスは、実釣で使用したものではなく、その後継機を記載しています。
電気ウキはとにかく明るく、遠投したいという方におすすめです。
あと、最近のウキ釣りでは『がまかつのお墨つき』ばかり使っていますが、かなり針掛かりが良い仕掛けという反面、仕掛けが絡みやすいという欠点があります。
アオリイカをするのであれば、アジ活かし用のポンプとアジ掬いを用意しておくことをおすすめします。
今回は秋イカのベストシーズンである10月のアオリイカ釣行ということで、人気・実績ともに高い舞鶴の田井漁港に出向きましたが、なかなか思い通りにはいかない釣りになりました。
ただ、数は少ないまでも掛かると大きいというのは魅力が大きく、数が出ないことで釣り人の数が減るというメリットもあります。
さて管理人の次の釣りは、京都の魚影が少ないのであれば、次は和歌山方面にでも出かけてみるかな・・・
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