どうもガチろっくんです。
真冬はシーズンオフで休眠期間を取ることも多い管理人ですが、今年は暖冬で暖かい日が多く、こうなればちょっと1回様子見にでも行くかという気になります。
ただ、気温は暖かくなってもやはり真冬の釣りは厳しい釣果となることが多く、特に大阪近郊での釣りはボウズ覚悟の釣りとなります。
寒い中釣り糸を垂らすのに、アタリがない時間が続くと心が折れることもあるので、やはり少しでも確率の高い釣りに出掛けることが多くなります。
そして、この時期に確実に釣果を上げようと思えば、やはりメバルやガシラといったロックフィッシュが狙い目ということになるでしょうか。
そんな感じで今回は淡輪ヨットハーバーのある堤防へ、ガシラやメバル、そしてシーズン外れのアコウやアナゴを狙いに出掛けましたが、果たしてその釣果やいかに・・・。
淡輪ヨットハーバー波止でアコウ・ガシラ・メバル・アナゴ釣り
【釣 行】
2024年 2月 18日(日)17:00~22:30
釣り場:淡輪ヨットハーバー堤防
天気:曇り
潮 :小潮(赤潮発生)
雨の後の急な水温上昇でまさかの赤潮発生~穴釣りのガシラの目論見は外れる
この日の狙いはロックフィッシュなので、半夜釣りを考えて出発は遅めの15時だ。
管理人宅から淡輪までは日中なら1時間半程度、途中エサを買うのにフィッシングマックスに寄っても2時間は掛からない。
ただし、淡輪のヨットハーバー前の波止は、駐車場から歩いて釣り座まで15分ほどかかるので、やはり2時間がかりとなる。
この赤灯波止へと続くストレートはなかなかの労力で、荷物が多い管理人としてはカート無しでは訪れられない釣り場だ。
歩いている途中、そこら一面中でやたらとボラが飛び跳ねており、何かおかしいなとという気はしていた。
それが分かったのは、後ほど釣りを始めてからのことで、原因は雨と急激な気温上昇のための赤潮発生だった。
そう、今年の冬は2月にも関わらず最高気温が20℃を越えるなど、異常気象とも言える日が珍しくない。
ちなみに到着は17時頃だが、2月も中旬に入り日も長くなってきているので、とりあえず日暮れまでにガシラでも稼ごうと穴釣りを始めた。
到着時には同じように穴釣りをする先客が1人いたが、管理人が始めるとすぐに止めてしまった。
赤潮に気付いたのはこの穴釣りを始めた直後だが、この時はまだ大したレベルではなかった。
ただ、この後どんどん拡大し港内にも入り込んできて、夜光虫の発色がひどくてメバル釣りには最悪の展開になってしまう。
ちなみに、この穴釣りだが、小潮の干潮手前で水深は浅く、いくら穴を探っても生体反応は感じられなかった。
辛うじて外穴で20cmほどのイソベラが1匹釣れたが、1時間ほどやっても終ぞガシラの姿は拝めなかった。
ぶっこみ釣りでアナゴ釣り ~こちらは良型ゲットで目的達成~
狙いはロックフィッシュだが、真冬でもボウズが少ないターゲットとしてアナゴがいる。
アナゴは夏の夜釣りで良く釣れる魚で、真冬でも釣れることはあまり知られていないと思うが、実際には周年釣れる魚だ。
この釣り場は、港内向きで20mほど投げると砂地になり、水深もそれなりにあるので、寒い時期でもアナゴが狙いやすい。
鈴ホタルをロッドに付けてのぶっこみ釣りなら、他の釣りをしていても放置しているだけで釣果が得られる。
この日は以下の3種類のエサを用意してきた。
アナゴのブッコミ釣りで使うのはサバの切り身がメインで、食いが悪ければ青イソメも試してみる感じだ。
活きエビは、次項の紹介となるエビ撒き釣りで使うが、この日は赤潮の影響もあり、底撒きでのズボ釣りでの使用が中心となった。
ちなみにぶっこみ釣りでの釣果を先に纏めて紹介しておくと、開始1時間ほどはまったく反応がなく、19時を過ぎて30cmほどのお土産にするには厳しい細いアナゴが1匹釣れた。
この時すでに活かしを沈めていたので、一応キープしておくことにする。
そして、一旦エサを青イソメに変えてみると、続けざまに弱弱しく鈴の音を鳴らしてきたのは・・・
こちらは、15cmオーバーでハゼなら良型と言えるサイズだ。
砂底の釣り場でぶっこみ釣りをしているとハゼも釣れるが、さすがにこの時期は魚影は薄い。
このサイズのハゼが数釣れるなら良いお土産になるのだが、ハゼを持ち帰る機会はほとんどない。
この後、素針を2度ほど引いたが、待望の1匹は21時頃にやって来た。
これまでのアタリとは違い、ロッドが大きく叩かれ、鈴が激しく鳴っている。
明らかにすでに針掛かりしている感じで、アナゴにしては珍しいアタリだった。
ロッドを大きく合わせると、それなりの引きの強さと重量感がある。
上がってきたのは50cmを少し超えるくらいで、なかなかの太っちょアナゴだ。
このサイズになると捌くのも容易だし、アナゴは家族にも評判は良い方なので、良いお土産になる。
残念ながら、この後納竿まで釣果は追加できなかったが、放置竿で仕掛けも動かしていないので、アタリの少なさは致し方なかったという感じだ。
メバルのエビ撒きは赤潮で絶望的~辛うじて釣果を掴む
ここ最近はメバルのエビ撒き釣りが続いている。
それなりにアタリが出て面白いし、お土産としても家族から受け入れられる方だ。
ところが、この日は前述のように赤潮が発生し、エビを撒くたびに、そして仕掛けを投げ入れるたびに夜光虫で水面が青白く光りまくる。
メバリングなら一発アウトだが、ウキ釣りでさえ釣果は期待薄だった。
エビ撒き開始時はまだ夜光虫の反応も少なく、もう少し沖目へ仕掛けを投入していた。
途中からはもう上撒きでは釣りにならないので、ズボ釣りの底撒きの横へそっと仕掛けを落とす感じで釣っていた。
このエビ撒きウキ釣りの釣果だが・・・
開始直後の夜光虫が光っていない時間帯に、10cm程度のロリメバルが連発した。
この時間帯に良型がヒットすれば良かったのだが、すでにメバルの警戒心は上がっていたのかもしれない。
夜光虫が光り始めるとロリメバルすらアタリを出さなくなり、それゆえ前述のように波止際へそっと仕掛けを沈める釣りに変える。
もはやラインを動かすだけで夜光虫が光るので、ウキ釣りですら置き竿放置の釣りになる。
結局、放置状態のウキ釣りを3時間ほど続けたが、アタリがあったのは3回ほど、そのうちヒットした1匹がこの日のエビ撒き釣りを救った。
上がってきたのは、20cm越えのメバルだった。
あまりにも無反応だったウキが、メバルらしく何度か軽く抑え込まれてスゥ~と入り、合わせると良い引き応えが伝わってきた。
もうダメかと諦めていただけに、ウキに反応が出た時には目を疑ったほどだ。
結局、エビ撒きウキ釣りも良型はこのメバル1匹で終わったが、この日の釣り環境なら致し方ないだろう。
エビ撒きズボ釣りで狙い通りにアコウゲット!
さて、最後はエビ撒きズボ釣りでの釣果紹介になる。
本来であれば少し強度の高いロッドを用意することもあるのだが、冒頭で記載したとおり、この釣り場は釣り座まで相当歩く必要がある。
ロッドの持ち込みは3本が限界で、ズボ釣りに使う際釣りロッドとしては、先に使用した穴釣りロッドを使う。
当サイトでは毎度毎度よく登場する『極光テトラ』という安価なロッドだが、穴釣りではなく際釣りなら、40cmまでのアコウなら十分対応可能だろう。
ズボ釣りでは活きエビは底撒きを行うが、この日は自作のエビ撒きカゴを使った。
第一精工のエビ撒きボールも持参していたが、そんなに大量に撒く必要はないし、この自作カゴを使えばカゴを開いてエビを撒いた後、そのまま釣ることもできる。
ちなみに、使用した胴突き仕掛けも回転ビーズを使った自作仕掛けで、強度はアコウ仕様に仕上げてあるので頑強だ。
真冬の時期でも、この釣りを行えばほぼボウズになることはなく、ガシラの釣果が出る可能性はかなり高い。
実際にこの日も赤潮などなんのそのといった感じで、ぶっこみ釣りやエビ撒き釣りの不調が嘘のようにガシラが釣れてきた。
ただ、リリースサイズや抱卵個体が多く、なかなかお土産サイズが釣れない。
しかしながら、この釣りもまた終盤、満を持して狙ったターゲットがアタリを出す。
アタリは非常に小さく食い渋り、なかなか本アタリが出ないが、小さいアタリ程大物だと言われる。
ガシラとは異なる当たりに対しロッドを大きく振って合わせると、これまでとは違う重量感が手元に伝わる。
穴釣り竿がしなるため、潜られないように一気に巻き上げ、遊ぶことなく抜き上げたのは・・・
無事に釣り上がった魚は、ちょうど30cmのアコウだった。
サイズが大きくなかったので、相棒の穴釣りロッドでも難なく抜き上げられた。
数年前なら真冬の2月の大阪湾の波止でアコウを釣るなど至難だったと思うが、今は釣り場と釣り方を間違わなければ、それほど難しくないように思う。
当サイトの記事紹介でもアコウを狙った釣りをする場合、少なくとも2回に1回以上はアコウの釣果を載せているのではないだろうか。
最終的にはアコウも複数ヒットさせることはできなかったが、ズボ釣りでは22時半の納竿時まで期待感のある釣りが続いた。
淡輪での本日の釣果とエビ撒きズボ釣りタックル
【お持ち帰り】
アコウ:1匹(30cm)
アナゴ:1匹(52cm)
メバル:1匹(21cm)
【リリース】
メバル:5匹程度(12cmまで)
ガシラ:10匹程度(15cmまで)
ハゼ:1匹(15cm)
アナゴ:1匹(30cm程度)
ベラ:1匹(20cm程度)
活かしを沈めていましたが、最終的にお土産にしたのは、ジップロックに入れた3匹です。
それなりに数は釣れましたが、全体的にサイズが小さく、お土産が少なかったのは残念です。
釣り環境は決して良いとは言えない状況でしたが、そんな中でも狙いの魚はすべて釣れたのは幸いでした。
エビ撒きズボ釣りタックル
- ロッド:プロマリン(PRO MARINE) PG 極光テトラDX 130H
- リール:ダイワ(DAIWA) コロネットII
- ライン:DUEL ( デュエル ) カーボナイロンライン4号
- 仕掛け:胴突き仕掛け
- 撒き餌:自作カゴ
- ブクブク:ハピソン(Hapyson) YH-735C 乾電池式エアーポンプミクロ
当日の胴突き仕掛けは、幹糸フロロ4号、エダス15cmフロロ3号を回転ビーズで2本連結、釣り針はチヌ4号、ナス型オモリ6号です。
エビ撒き用の自作カゴについては、色々と作り方がありますが、以下の記事で一例を紹介しています(この日使ったカゴとは違う作り方です)。
以上で、真冬の淡輪ヨットハーバー堤防で楽しんだアコウ・ガシラ・メバル・アナゴ釣りの紹介を終わります。
以下に関連記事を纏めておきますので、お時間があればご参考にどうぞ!!
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