どうも、ガチろっくんです。
先日いつもお世話になっている我が家の出刃包丁【堺正宗】の手入れを行いました。
この出刃包丁、我が家にやってきたのは、まだほんの2年前のことです。
少しだけその時の経緯を話しておきましょう。
既に引退したある鍛冶職人さんが、一度はその役割を終えようとした包丁を各地の料理人さんから集めていました。
鋼の包丁なので、手入れを行わなくなったものは、見るも無残な状態になっているものも少なくありません。
集められた包丁は刃が欠けたり、ボロボロに錆びついてしまったものが中心でしたが、この鍛冶職人さんはこれらに再度命を吹き込んで、新たな持ち主の元へ送り出していたんです。
元の包丁に逸品が多かったことと、引退しても腕が確かなプロの鍛冶職人さんがリサイクルというか、リバイブさせた商品なので、記載された写真で確認できる【Before】と【After】を比較すると、それは称賛に値する仕事だと感じました。
そして極めつけは、その鍛冶職人さんは、何処かの離れ島の孤児院だか保育施設だったかは忘れましたが、その活動で得た収入のほとんどを、寄付していたんです。
商品自体はオークションサイトで出品していたのですが、包丁のリバイブ活動と購入者への挨拶文の作成以外は、その活動を応援する娘さんによって支えられて行っているようでした。
管理人は当時ちょうど出刃包丁の購入を考えていた時で、プロの仕事とこの活動に感銘を受けて、このリサイクル品を購入することにしました。
もしかしたらその時は、管理人の深層心理の中で、この活動を応援することで自己満足を得ようという思いが働いたのかもしれません。
でも実際に届いた出刃包丁は抜群の切れ味を誇り、例えリサイクル品であっても自分の身の丈以上の、素晴らしい逸品を手に出来たと大喜びしたのを覚えています。
この記事を書きながら、当時を思い出したついでに、今しがた鍛冶職人さんの活動の様子を覗きに行ってきました。
当時よりは仕事量も減った気もしましたが、どうやら元気に続けておられるようです。
付いているコメントと評価を見れば、素人さんだけでなく様々な料理人さんにも支えられて、共感の輪が拡がっていることも確認出来ました。
命を吹き返した包丁たちは、一本余すところなく、新たな持ち主の元へ旅立ち、再び輝きを放つことでしょう。
この鍛冶職人さんには、これからも気力と体力が続く限り、頑張って頂きたいと思います。
かなり前置きが長くなりましたが、それでは・・・
我が家の【愛刀 堺正宗】(出刃包丁)の手入れ【1/2】
話しは本筋に戻りますが、実はこの愛刀、管理人の過去の記事の中でも2度登場していました。
過去記事に興味のある方はコチラからどうぞ
購入当時はまだ抜群の切れ味で刀身もピカピカでしたが、さすがに2年も使い続けると少々くたびれてきました。
確か安来鋼白紙2号だったと思いますが、使用後はキッチリと陰干しを行い、保管にも注意を払っていましたが、前回使用時に少し錆が浮き始めたと思っていたら、あっという間にこんな状態に・・・
両面とも錆ついて、本来の切れ味を失った【愛刀 堺正宗】
鋼の包丁で使用頻度も少ないので、錆がくるのは当然なのでしょうが、これはさすがに砥ぎと磨きを入れ直してあげなければ可哀相です。
というわけで、今回はこの愛刀の見た目と切れ味を回復させるべく、手入れを行いました。
当初この包丁の手入れの模様を記事にしようと思っていたのですが、思わず鍛冶職人さんの話にいってしまい、記事が少々長くなってしまいました。
ですので、手入れの模様は次回の記事で続きを書こうと思います。
本記事を楽しんで頂けた読者様には、ぜひ次回も訪問頂けたら幸いです。
ただし、職人さんの仕事と違い、管理人の素人仕事ですので、くれぐれも期待はしないで下さい。
ではまた・・・
本記事の続きをアップしました
我が家の【愛刀 堺正宗】(出刃包丁)の手入れ【2/2】(2015/07/23)
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