どうも、ガチろっくんです。
ここ最近、釣り用語【ボウズ】に関連するものについて、情報を集めたり、考えたりする日々が続いています。
既に2本の記事を書き、おおよその結論は出たとものと思いますが、今回は肌色の異なるボウズ関連の記事ということで、もう少し続けてみようかと思います。
それは、ささめ針から販売されている『ボウズのがれ』という仕掛けについての考察となります。
なお、既に書いたボウズに関する記事についてはコチラからどうぞ
ささめ針の仕掛け『ボウズのがれ』で釣果を出すために!?
これまでの記事では、釣行に出た際のボウズという釣り用語の結果については、何も釣れなかった場合には共通の認識となりますが、もし何らかの釣果を得ていれば、個々で認識が異なるという結論に至りました。
今回は、それを実証する釣行時の様子を紹介する際に登場した『ボウズのがれ』なる商品に焦点を当ててみることにします。
『ボウズのがれ』とは何ぞや!?
『ボウズのがれ』とは(株)ささめ針が出している、波止釣りで使う目的で開発された仕掛けであり、シリーズ化されています。
完成仕掛けとしては、2019年4月現在、17種類の『ボウズのがれ』が発売されているようです。
ネーミングセンスが良いこともあり、海釣りの初心者に対して興味を惹く商品となっているのでしょう。
この仕掛けの使用実績について書かれたサイトの内容から、ほとんどが初心者さんの購入であることが分かります。
対象魚を絞った仕掛けになっている訳ではなく、少しでも幅広いタナを狙い、とにかく何がなんでも釣り上げるというコンセプトで作られた商品であり、まさにまず釣ることを楽しみたい人向けの商品と言えるでしょう
パッケージに記載されている一応の対象魚は、アジ、カワハギ、フグなどの小物、カレイ、キスなどの底物、チヌ、スズキなどの大物、メバル、アイナメ、カサゴなどのロックフィッシュ(根魚)となっています。
『ボウズのがれ』とはどんな仕掛けか!?
現在販売されている仕掛けをざっと確認したところ、以下のような釣法が中心となっているようです。
- 探り釣り(胴突き)
- 投げ釣り
- サビキ釣り(飛ばしサビキ)
- カゴ釣り
そして『ボウズのがれ』の特徴として最もオリジナリティが強い部分は、これらの仕掛けが組み合わされて、一つの仕掛けになっていることでしょう!!
具体的にいくつかの仕掛けについて紹介してみましょう。
ボウズのがれシリーズの第1弾として販売された商品です。
オモリは同梱されていませんが、基本的には底にオモリをセットし、胴突き仕掛け、あるいはチョイ投げ仕掛けとしての使用用途となっています。
フラワービーズや夜光玉の使用による集魚効果を狙ったものですが、この仕掛けはそれほど独創性のあるものではありません。
ハリスの太さのラインナップが上針が2号、下針が3号の一択ですので、小物を対象にした仕様にはなっていないことが伺えます。
ボウズのがれシリーズの第2弾として販売された商品です。
投げ釣りと言っても、10m~50m程度のチョイ投げに対応した仕掛けです。
フロート玉を仕込んであり、上針2本は底から浮き上がる状態で、下針1本は底にベタ付けで狙うといったコンセプトです。
また、針も上針にアブミ、下針に丸セイゴと、異なる種類のものが使用されています。
モトスが7号なので、かなり太い道糸を巻いておかないと、根掛かりで仕掛けを根こそぎ持っていかれる恐れがあります。
カゴを使ったコマセ釣りでありながら、中層狙いは勿論、底付近の狙いにも対応した仕掛けになっています。
フロート玉を仕込んであり、上針3本はサビキ針で底から浮き上がる状態で、下針2本は底にベタ付けで狙うといったもので、サビキとチョイ投げ釣りの融合仕掛けになります。
もちろん中層狙いにも使用できますが、その場合は、通常のサビキ仕掛けやウキサビキ仕掛け(投げサビキ仕掛け)にオマケ針を付けた仕様と同じです。
いずれにしても、青物とその他の魚種を合わせた釣果を得るのに、かなり期待が持てる製品です。
オマケ針の仕掛けについて、詳しくはコチラをどうぞ
サビキ釣り仕掛けに潜ませる秘密兵器【おまけ針】で釣果アップ!!
上カゴによるサビキ釣りですが、サビキ針に付いている疑似餌が5つすべて異なるタイプのものが使用されている面白い仕掛けです。
なおかつ、一番下の6本目の針はエサをセットできるおまけ針仕様になっており、対象魚の幅得お広げてくれます。
1つの仕掛けで多種多様という、ユーザーの興味を引きやすい製品に仕上げているといったところでしょうか。
胴付きとブラクリの融合仕掛けで、根魚(ロックフィッシュ)対象仕掛けになっています。
夜光フロート、夜光玉、ラメ糸付き針、メタリックビーズなど、徹底的に根魚に対する集魚効果を高めた商品です。
胴付き1本針はフロートにより浮いた状態になるので、ブラクリオモリが底に着き、糸が弛んでも絡み防止になるでしょう。
また、夜釣りでの使用においては、夜光フロートが巻き込み防止になります。
ここで紹介した仕掛けの他にも、探り釣り仕掛けやちょい投げ仕掛け、通常のサビキ(関西流、関東流)や投げサビキ仕掛けなど、非常に面白いラインナップになっています。
ただし、これらの仕掛けに対して総じて言えることは、狙いは底か底から1m程度の範囲をターゲットにした仕様で作られているということです。
『ボウズのがれ』を使った人の釣果と感想
商品レビューやブログ記事での情報を閲覧してみると、評価は完全に二分していると言えます!?
ここで、興味深いのはその評価の理由でしょう。
良い評価を下している人達は、総じてそれなりの釣果や爆釣を経験しており、本来の目的である釣果が得られたことで、仕掛けの評価をしています。
逆に悪い評価を下している人達は、総じて仕掛けによるトラブルにより、釣果そっちのけで、仕掛けに対する評価をしています。
ここでは特に後者の立場になって考えてみようと思います。
上記の仕掛けのトラブルの大半は、【根掛かり】、【ウキの破損】、【仕掛けの絡まり】によるものです。
確かに自前の仕掛けと違い、仕掛けにトラブルが起きた場合、修復が効かないというデメリットがあります。
同じ製品を複数準備していなければ、一発目のトラブルで釣りを続行できないということにもなり得るということです。
良い評価を下している人が半数はいるのですから、仕掛けの効果が発揮されていることも間違いないでしょう。
それでは、どのようなことに気を使って『ボウズのがれ』を使用すれば釣果に繋げることができるのかについて考えてみます。
使用者の意見を参考にしながら、最後に纏めてみましょう。
『ボウズのがれ』をうまく使いこなす為に必要なこと!!
『ボウズのがれ』を使って釣果を得た人の意見と、『ボウズのがれ』を使って釣果を得られなかった人の意見を参考にして、この仕掛けを使う際の、推奨点や注意点を箇条書きに纏めます。
- 魚影の濃い場所で使うと効果を発揮する。
- どのような釣りをしたらよいか分からない場所で、とりあえず始めの選択肢として使ってみる。
- 小物仕様になっていない仕掛けがあるので、相応しい仕掛けを選択する。
- タナ違いで針が多数あるので、エサを替えて探ることで釣果に繋げ易い。
- 仕掛け頼みにせず、付近で釣り人の様子を探ったり、素直に教えを乞うことも実践する。
- 根掛かりの危険性が高いので、底をズル引きすることは避ける。
- 仕掛けの絡みが多いので、最悪良く絡まる部分のエダスは落とす。
- オマツリの危険性も高いので、人混みの中では使わない。
他にもあるでしょうが、代表的なものを記載しました。
ネーミングから初心者向けの仕掛けに思われがちですが、管理人は必ずしもそうとは思いません。
上記の使用者の意見や注意事項の中には、言うは易いが行うは難しのものが多く含まれています。
前回の記事でも書きましたが、例え『ボウズのがれ』が有用な仕掛けであっても、使う側が正しく使わなければ釣果に繋げることは難しいということです。
初心者の時に使った場合と、少し釣りの知識や技術を身に付けてから使った場合では、少なからず釣果に差が出るのではないだろうかというのが、管理人の率直な意見です。
なお、ここで紹介した商品や2019年度の新商品も含めて、楽天市場であれば一括で全てのラインナップが確認できます。
ボウズを逃れるための釣り方として、最もふさわしいと思われる【穴釣り】について、記事を追加しました
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