どうもガチろっくんです。
前回の釣行記事では忠岡のテトラポッド帯で臨む、タコエギを使ったオクトパッシングでの釣果をお届けしました。
釣れたタコは新子ばかりでしたが、3時間で5杯とまずまず良好な釣果を収めました。
しかしながら、実はその後もう一度同じポイントへ出向いたのですが、これがまさかの不発に終わりました。
ちょうど2週間前、当日は若潮だったのですが、全く潮が動かず、海面はベタ凪状態が続きました。
まったくアタリがないまま時間が経過し、ようやく150g程度のタコを1杯ゲットするも後が続かず、同じ3時間頑張って干潮を迎えたところでストップフィッシングとなりました。
今回は再度のリベンジ釣行になりますが、2週間後ということで潮回りはまたまたイマイチの長潮、あまり良い釣り環境とは言えませんが、このところの釣果情報ではそこそこタコは上がっている模様です。
ただし、同じ忠岡でも岸和田渡船を使った中波止での釣果情報なので、オカッパリで同じように好調なのかどうかは分かりません。
前回、前々回に続き新子シーズンのタコ釣り釣行が続きますが、忠岡のホクシンテトラポッド帯で臨むタコエギを使ったタコ釣り、果たして今回の釣果やいかに・・・
忠岡テトラポッド帯でエサ付けタコエギのオクトパッシング(タコ釣り)
【釣 行】
2022年 7月 23日(土) 5:00~9:30
場所:忠岡木材コンビナート ホクシン横のテトラポッド帯
天気:曇りのち晴れ 風強し
潮 :長潮
今回は忠岡コンビナートの中波止へ直行 タコ釣りアングラーの数はほどほど
出発は少し早めの午前4時15分、大阪市内在住の管理人宅から忠岡までは40分ほどの距離だ。
最近のタコ釣りでは持参する荷物を最小限にしているが、ロッド1本、保冷バックを詰めたバケツ1つで家を出る。
通り道の臨海線でフィッシングマックスを横目にするが、海釣りシーズンであるものの釣り人の数は、それほど多くないように思わせる駐車数だ。
5時前に中波止に到着したが、やはり釣り人は多くないようだ。
遠目に見えるホクシン波止の様子も、まだまだ釣り座に余裕はありそうな感じだった。
中波止の先端に釣り人が居なければそこへ入るという選択肢もあったが、残念ながらこの釣り場のタコの好ポイントである狭い先端には4人も先行者がいるようだ。
この日はテトラでやる予定で出てきたので、初志貫徹のテトラでと適当なところへ降りることにした。
本日のタコ釣りの釣り座(ホクシンテトラ)とタックル、エサ
ホクシン波止に近いところまで行くのはしんどいので、比較的中波止に近い位置に釣り座を構えることにした。
前述のようにこの日は長潮だったが、沖目に潮目ができるなど、明らかに前回来た時よりも潮が動いており、いかにも釣れそうな雰囲気が漂っている。
この日の干潮は9時50分なので、時間的にもこれから良い時間に突入し、納竿までの時間も十分に確保できそうだ。
ただ一点気になるのは、非常に風が強く、涼しいのはうれしいが、ロッド操作とラインのふけはマイナス要因になるかもしれない。
タコ釣りに使うリグは、タコエギのオクトパッシングで、タックルはいつものベイトタックルだ。
50号の船竿2.4mにベイトリール、PEラインは3号のダブルラインでタコサルカンに直結している。
スタートで使用するタコエギはオクトパスタップなので、餌木に付いたシンカーが軽く、三方スナップサルカンに6号のナス型オモリをセットした。
この釣り場の水深はかなり浅いので、シンカーは4号でも十分底取りが可能なのだが、前述のとおり非常に風が強いので気持ちだけ重いシンカーをセットした。
因みに前回、前々回の釣行でタコエギのロストは0だったので、このオクトパスタップは3釣行連続のスタートルアーになるが、少し錆が来ており針先の鋭さも損なわれていたので、自宅で事前にヤスリをかけてきた。、
タックルと仕掛けの詳細は本記事の最後で改めて紹介します。
タコエギにPEラインをダブルラインの直結で結ぶ方法については別途紹介しており、リーダーなしでも根ズレに有用な方法なので興味のある方はコチラをどうぞ。
今日はオクトパッシングと言っても、疑似餌のルアーだけではなく、タコエギにエサを付けている。
タコのエサは本当に何でも良いのだが、管理人は一番手軽な鶏皮を使うことが多い。
この日は、冷凍庫に昨秋に使ったタチウオ用のキビナゴが保管してあったので、塩で硬めに締めたものをいくつか持参した。
前回、前々回と同じセットになるが、あらかじめエサを付けて用意していた餌木をロストしなかったので、そのまま冷凍庫に保管してあったものを持ってきただけだ。
2投目で早々に新子のタコをゲットするも脱走される
釣りを開始したのは5時を少し回った頃、早朝のタコ釣りではファーストキャストのヒット率がかなり高い。
逆に4投も5投もしてダメなら、我慢の釣りを強いられることが多いような気もする。
雨が多い1週間だったが、水深の浅いこの釣り場としては水は濁っておらず、テトラ帯は風は強いもののロッドを煽られるほどではなく、潮も緩やかに動いているので良い雰囲気だ。
残念ながら一投目からアタリが出ることはなかったが、早くも2投目でラインを張った竿先で聞いてやるとグィ~グィ~と軽く押さえるタコ独特のアタリが出る。
一呼吸置いて、大きく合わせてみると難なく乗って、竿先が軽くしなる。
大したサイズではないようだが、リールをゴリ巻きし無事に抜き上げる。
今日はテトラなのでスケールで重量を測れないが、150gあるなし程度の新子のタコだ。
お土産にできるサイズなので、2投目にして早くもボウズは免れ、この後への期待も高まる。
しかしながら、結論を先に伝えると、この1杯目のタコは管理人のちょっとしたミスでこの後脱走される羽目にあう。
事件は、この数投後にまずまずのサイズの新子のタコを釣りあげた際に起こる。
2杯目は300gオーバーのマダコで気分を良くした直後だ。
スマホで釣りあげたタコを撮影し、保冷バックに仕舞おうと思った矢先の出来事だ。
保冷バックのチャックを開けると、なんと先ほど釣ったタコがニュルニュルと出て来たのだ。
何が起こったのか理解できず、一瞬ビビッてひるんだ隙に、タコはテトラの金属取っ手に引っ掛けた保冷バッグから飛び出すように滑り落ち、テトラの間の海面への脱走を許してしまった。
買い物のビニール袋だと脱出された経験があるので、保冷バックの中にジップロックを使ってタコを入れていたのだが、どうやらジップロックのチャックが完全に閉まっておらず、一部開いていたところから脱出していたようだ。
動画でも撮影していたら、この一瞬の出来事と管理人の驚きぶりをを面白おかしく伝えられたのにと思うと少し残念だ。
まさかの1対1交換に呆気にとられたが、これも1つの教訓として、良い経験を積んだと思うしかあるまい。
この後、数投後にこの日一番のサイズでと推測されるタコがヒットするが、フッキングが上手くいっていなかったのか、これは寄せて来る最中に抜けてしまった。
また、更にしばらく時間が空いた後、これもまずまずありそうなタコだったが、手前まで寄せてきた時に、沈みテトラに張り付かれてしまい、これまたフックが抜けてしまう。
挙句の果てには、ここまで失わずに3釣行連続で使い続けてきたタコエギを、根掛かりでロストしてしまった。
タコの脱走事件以降、てんやわんやの状態が続き、『なんで決して悪くないこの状況で釣果が1杯!?』と思い通りにいかない展開に苦虫をかむ思いだった。
タコエギのエサをキビナゴに変更し、ポツリポツリとタコの釣果を伸ばす
ここまで好ましくない状況が続くと、さすがに調子よくアタリが出ていた状況にも変化の兆しが見え始めた。
まさか、このまま再び1杯の釣果で終わることはないだろうが、気分を変えるためにタコエギのエサをキビナゴに変更する。
キビナゴは鶏皮よりかはエサ持ちが悪く、タコが乗ると一発でボロボロにされてしまうが、簡単に骨が切断されることはないので決してエサ持ちは悪くない。
特に粗塩で締めてきたものを持ってきており、数匹あるだけで何時間も粘れるので、エサのコストは決して高いものではなく食いも良いので、結構お勧めできるエサだ。
エサを替えたからと言ってすぐに状況が好転する訳ではなかったが、1時間ほどした時に竿先をグィグィと抑え込む明確なアタリが出る。
両手で竿を大きく振り上げると、それなりの重みを感じる。
フックの掛け損ねは勘弁なので、リールを巻いてくる途中で2度3度追い掛けを入れておく。
しばらくぶりに上がってきたのは、400gオーバーのこの時期ならまずまず良型と言えるサイズのマダコだった。
これでまずまずのサイズのタコが2杯の釣果になり、いつ納竿してもOKの状況だが、まだ時間は8時前なのでもう少し続けることにする。
時合がやって来たわけではないので、立て続けにヒットすることはなかったが、一応の釣果は続いた。
ただし、晴れ間が出て気温も高くなり、潮も干潮時間がが近づいていたこともあってか、サイズは完全にダウンしてしまった。
これはたぶん100g程度しかないタコで、リリースするか一瞬考えたが、立て続けにミスを犯していたことから、この日はお土産に加えることにした。
新子のタコは非常に柔らかくて美味しいので、このタコなら二人で1杯の湯ダコを食べてしまいそうだ。
家族4人なので、干潮時間前までに少なくとももう1杯は釣って帰るかと思い続ける。
潮はほぼ止まっており、こんな時に続けると得てして、思ったように釣果が上がらず、ズルズル時間だけを浪費してしまうことが多いのだが、この日は一応の結果は出た。
最終的に予定していた干潮前の9時半までに、ポツリポツリと2杯のタコ釣果を追加した。
干潮で手前は1mほどしか水深がなく、決して釣りやすい環境ではなかったが、少し沖目のシモリ付近にタコが残っていてくれた。
強かった風も止み、粘ればまだ釣れそうな感じもあったが、暑さで疲れが残るのも嫌なので、予定通り9時半を迎えた頃に納竿とした。
本日の忠岡テトラポッド帯でのタコ釣果とタックル
【お持ち帰り】
マダコ:5杯(430gまで)
【リリース】
逃走1杯
最終的に5杯のタコ釣果となりましたが、今日は潮が動いている時間帯は、まずまずのサイズのタコのヒットが多く、潮が止まってからはミニサイズばかりとなりました。
結果的にまずまずのサイズは2杯となりましたが、新子シーズンも後半戦に突入し、それなりにサイズアップも期待できる感じを受けました。
タコエギは1つロストしましたが、200円以下のオクトパスタップなので、環境的にもコスパ的にも良い釣りが継続できたのは何よりです。
オクトパッシングタックル
- ロッド:シマノ ロッド ホリデー マリン 30-2.4m
- リール:カストキング(KastKing)リール Royale Legend
- ライン:放浪カモメ PEライン 3号 5色マルチカラー
- エギ1:タコエギ オクトパスタップ 3.5号
- エギ2:タコエギ ダンシング八ちゃん 3.5号
ロッドとリールは後継機がでているので、そちらの紹介となっています。
オクトパッシングではタコジグとタコエギのどちらでも使える強度の高いベイトリールを使っています(普段はタイラバなどにも使っています)。
ラインは安価なPEラインの3号を使いましたが、いつでもタコジグとタコエギの切り替えを考えているためで、タコエギなら2号程度でもOK、タコジグだけなら5号がお勧めです。
あと使用したエギは市販のタコエギの中では最も安いマルシン漁具の2種類ですが、エサを巻く今日のような使い方であれば、この最安のタコエギが本当の重宝します。
耳寄り情報で、記事作成現在、オクトパスタップはAmazonでは送料込みで200円以下(ダンシング八ちゃんでも300円以下)で出ており、消費税を考えれば釣具店よりも安いので、まとめ買いしておくのがお勧めです(以前は送料が必要でした)。
因みに、このタイプのタコエギはシンカーが小さく総重量も軽いので、アイの部分に5号~8号程度のナス型オモリ、もしくはホゴオモリを付けるのがお勧めです。
ダンシング八ちゃんは、最初からホゴオモリがセットされています。
2022年後半からの物価上昇でオクトパスタップも安売りするケースが減りましたが、他製品よりはまだ安い方です!
今年もすでに4回目のタコ釣り釣行となりましたが、今のところボウズ知らずで、タコエギのロストも最小限でいけているので、良い傾向が続いています。
思い起こせば今年に限らず、忠岡木材コンビナートの中波止やホクシン波止横テトラでのボウズの経験はほぼないので、タコ釣り向きの良いポイントが豊富な釣り場だと思います。
前回も伝えましたが、忠岡の釣り場は比較的タコの釣果は安定している方で、特に中波止からホクシン横のテトラ帯は初心者さんでも、安全性が高く釣りやすい釣り場なのでおすすめです。
タコエギのオクトパッシングで釣果が芳しくなく、タコエギばかりロストするアングラーさんなら、一度エサを巻いた餌木を携えて忠岡コンビナートへ出掛けてみてはいかがでしょうか。
2022年はタコの釣果情報も多く、タコの当たり年だと言える状況なので、初心者さんでも十分に釣果を出せるのではないでしょうか。
今シーズンの新子の時期もすでに後半に突入しており、これから数釣りは徐々に難しくなりますが、それなりのサイズが期待できるようになります。
管理人自身の次の釣行がタコ釣りになるかどうかは分かりませんが、都合が付けばもう一度くらいは出掛けたいと思います。
タコエギを使ったマダコの釣り方(オクトパッシング)については、詳しく纏めた記事を用意しているので、この釣りにご興味のある方は以下の記事をご覧下さい。
ライトタックルしかお持ちでない初心者さんでも気軽に楽しめますよ!
オクトパッシングに関するおすすめ記事と、この釣り場の釣行記録を紹介します。
コメント