どうもガチろっくんです。
前回の釣行では忠岡のテトラポッド帯で穴釣りで臨むアコウ釣りで、無事にアコウをゲットしました。
2釣行続けてのアコウゲットで、今年の夏も暑そうということもあり、梅雨明け以降のアコウシーズンも期待はもてそうです。
ただ、今回は新子のマダコシーズンが始まっていそうな感じなので、予定通り忠岡のテトラ帯へタコ釣りに出掛けることにしました。
どちらかといえば、今シーズンの新子のタコは始まりが遅く、タコ釣りのメッカとも言える岸和田一文字でもキロアップの親ダコの釣果が目立っていましたが、ここへ来て新子のタコ釣果が報告され始めました。
まだオカッパリでは目立ったタコの釣果が少ない感じですが、あれだけ親ダコが釣れているなら、2023年の夏タコシーズンも大丈夫だろうと期待は膨らみます。
釣り場は前回アコウ釣りに出掛けた忠岡のホクシンテトラポッド帯でのタコエギを使ったタコ釣りですが、果たして今回の釣果やいかに・・・
新子のタコ釣り釣果はイマイチながら2023年シーズンも大阪湾は大丈夫!?
【釣 行】
2023年 7月 8日(土) 4:30~10:15
場所:忠岡木材コンビナート ホクシン横のテトラポッド帯
天気:曇り 浪風強く荒れ気味
潮 :中潮
悪天候で岸和田渡船も休船 忠岡テトラはタコ釣りアングラー大目
この日はもともと雨予報で釣りの予定はなかったのだが、近畿では雨雲の大半が日本海側を通るみたいなので、雨の止み間にでも竿を出せるかと思い出掛けることにした。
前日に弟君と電話で話をしていると、一緒に行けるとのことだったので、急遽この日は二人で出掛けることにした。
忠岡の釣り場に到着したのは4時過ぎで、雨は大丈夫だったのだが、強風が吹き荒れていた。
釣り場に到着した時には、中波止の夜釣り組も含めて、そこそこの釣り人がいた。
更に5時くらいから続々とオクトパッシングを楽しむアングラーがやってきたが、おそらく悪天候で岸和田一文字へ渡す渡船が休船になった影響もあるのだろう。
もちろんホクシンの白灯波止や中波止の釣り人が多いが、テトラ帯にもかなりの釣り人が並んだ。
まあ、これだけ風が強いと波止もテトラもやりやすさは変わらないだろうが、中波止側はテトラ帯も含めて水深が浅いので、決して良い状況とは言えないだろう。
本日のタコ釣りの釣り座(ホクシンテトラ)とタックル、エサ
管理人と弟君が到着した時間帯には、まだ中波止に入る余裕はあったが、人がいっぱいになると嫌なのでテトラ帯に入ることにした。
先の写真で示したように、どちらかといえば中波止に近い位置に釣り座を構えた。
タコ釣りに使うリグは、タコエギのオクトパッシングで、タックルはいつものベイトタックルだ。
50号の船竿2.4mにベイトリール、PEラインは3号のダブルラインでタコエギに直結している。
この日もスタートからエサを巻いてやるつもりだったので、使うタコエギは格安のオクトパスタップやビッグゲームだ。
この手のタコエギは餌木に付いたシンカーが軽いため、エギのアイにスナップで6号のホゴオモリをセットし、PEラインをダブルにして餌木に直結する。
この日は風だけでなく波の高さや、潮の速さも、悪天候のうねりもあり、追加シンカーなしでは釣りにならない。
本来この釣り場の水深はかなり浅いので、シンカーは4号でも十分底取りが可能なのだが、やりやすさを考えれば少しでも重いシンカーの方が良いだろう。
タックルと仕掛けの詳細は本記事の最後で改めて紹介し用と思う。
タコエギにPEラインをダブルラインの直結で結ぶ方法については別途紹介しており、リーダーなしでも根ズレに有用な方法なので興味のある方はコチラをどうぞ。
そしてこの日はオクトパッシングと言っても、疑似餌のルアーだけではなく、タコエギにエサを付けている。
そういえば最近はエサをつけて釣果を伸ばす釣り方ばかりしているような気がするが、これは釣果を伸ばすだけでなく、安物のタコエギで十分使えるという点が大きい。
エサを用意したり、いちいち巻いたりするのは手軽さに欠けて面倒なので、タコやんやタコーレのみで勝負したい気持ちもあるが、安物の餌木と比べると3倍もの価格になるのが痛い。
因みにタコのエサは本当に何でも良いのだが、管理人は一番手軽な鶏皮を使うことが多い。
この日も冷凍庫にストックしてある鶏皮と、昨秋に使ったタチウオ用のキビナゴが残っていたので、塩で硬めに締めたものをいくつか持参した。
あと、ちょうど前日の夕食がトンテキだったので、奥方様に言って脂身の部分を少しばかりカットさせてもらった。
朝マズメの時合いにタコ釣れるも、管理人はトラブル発生で時合逃す
スタートは4時半頃、弟君は鶏皮を使い、管理人は折角用意したので脂身をセットする。
この時間帯は風は強いが、潮はゆっくりと流れている感じで、なんとなく期待が持てるような雰囲気だった。
そして期待通り、開始早々に管理人の竿先にタコの魚信が伝わる。
3呼吸置いて、竿を大きく振り上げると無事にヒットした。
サイズは200gに届くくらいの新子のタコだが、開始早々にボウズを逃れて幸先の良いスタートが切れた。
そう思って釣ったタコを写真に収めていると、すぐ隣で弟君が竿を曲げている。
「まあまあ、あるぞ。」という弟君だが、ガチガチのロッドを使っているので見た目でサイズ感が伝わらない。
引き抜いたサイズは明らかに管理人のタコを上回るサイズで、新子の時期なら良型と言えるサイズだった。
弟君は今シーズン初のタコ釣りらしいが、ファーストヒットは510gのマダコだった。
二人して開始早々にボウズはなくなったことで鼻息は荒い。
しかしながら、さすがに連発とまではいかず、この後15分ほどアタリは出ない。
ただ、朝マズメの時合いの到来の前兆だったのか、この後、1時間ほどの間に5杯のタコがヒットする。
夜が明け光が差し始めた頃、まずは弟君が100g未満の新子のミニタコを釣り上げる。
写真を撮るために管理人の前へ突き出しているが、このやり取りは後にアルアルの悲劇を呼ぶ。
さらに弟君の釣果が続く。
通算3杯目は450gのまずまずサイズのタコだ。
これまた管理人の前に突き出しているが、フックが外れそうで怖いんですけど・・・
差を付けられまいと頑張る管理人だが、ヒットしたのは残念ながら100g未満のミニタコだった。
この日は弟君との競いもあり、まだお土産がどうなるか分からないので、ミニタコもバケツに入れて活かしておく。
そして、ここで管理人が使用しているベイトリールのバックラッシュが発生。
ロッド1本で釣りに来たので予備のリールもなく、スプールを外してもつれを解くために大幅に時間を消費してしまう。
弟君の4杯目は200g程度のタコだったが、管理人はリールのリカバリを行って入る最中だった。
「おい、はよ写真撮れよ。」という弟君だが、スプールを外してラインぐちゃぐちゃの管理人はすぐに動けない。
そしてようやく撮ろうと思った矢先、1枚目はタコが写真に収まったのだ、撮れ方が悪いのでもう1枚とシャッターを押す直前にタコがポロっと落ちて、サッサっとテトラを這って海中へポチャリ。
テトラでタコをオートリリースしてしまうのはアルアルだが、今回はいつまでもぶら下げていた弟君の自業自得だ。
「まあ、エエわ。なんぼでも釣れるやろ。」と言う弟君だが、それほど簡単なものではない。
続けてミニタコの釣果を上がてきたが、いまだ管理人はトラブル解消の最中だったので、今度はタコを掴んで管理人のもとへやって来た。
そして、弟君の快進撃はここまでで、この後ピタリと釣れなくなり、陽が登ったにも関わらず、海は更に荒れ模様となる。
そして、更に残念なのは管理人自身だ。
ようやくバックラッシュから復帰し、『さあ釣るぞぉ!』と意気込んだ矢先に時合が終わってしまったのだ。
なんともやりきれず、1杯くらい来るやろという思いも届かず、完全沈黙の時間帯へ突入する。
海が荒れるも諦めきれず、1杯釣ったら終わるで維持のタコ釣果
この日は陽が上がっても波風の強さが弱まることはなかった。
というか釣り人は増えるも、朝マズメ時よりも海のうねりは強くなっている。
潮が動くのは良いことだが、この日は決してプラスに働くことはなかった。
タコエギシンカーと追加シンカーで40gほどあるが、それでも潮で流され底取りに苦労する。
時合は終了し明らかに納竿すべきタイミングなのだが、良い時間帯に釣果が挙げられなかったことが止めるのをためらわされる。
弟君も「もう、アカンな。」と言っているが、二人で来た時に『ボチボチ、終わるか!?』と言い出すのはいつも管理人だ。
管理人も終わるべきなのは分かっているが、どうしてもその言葉が出せず、なんとこの後2時間以上もアタリがないまま続けることになる。
このまま終われば、止め時を誤ったと後悔することにもなるが、この日は何とか追加でタコがゲットできた。
遠くで他の釣り人がタコを釣り上げたのを目撃する。
そこからまだタコがいると頑張り、脂身とキビナゴのハイブリッドで、何とか沖の掛け上がりで価値ある1杯を釣り上げた。
写真を撮る時に餌木から外れて落ちたが、逃すものかとすばやく掴み上げ、無事に釣果が追加できた。
すでに時間は9時半を過ぎており、かれこれ3時間ぶりの釣果となるので、最近の釣りにはない展開だが、我ながら良く粘ったと思う。
1匹釣れたことで弟君もやる気を取り戻し、この後さらに30分ほど続けたが、時合が訪れたわけではなく、海の様子も変わらない。
今回はタコ釣りでは珍しく5時間以上にわたり釣りを続けたが、さらに傷口を広げることは避け、ここで納竿とした。
本日の忠岡テトラポッド帯でのタコ釣果とタックル
【お持ち帰り】
マダコ:7杯(510gまで)
【リリース】
逃走1杯
最終的に7杯のタコ釣果となりましたが、今回は釣果も少なくリリースなしで、弟君と二人での釣りということを考えれば、釣果としては決して良いものと言えない結果となりました。
ただ、訪れた釣り場は水深が浅く、あれだけ荒れるとボウズもあり得る状況だったので、朝マズメの荒れがマシな時間帯にきっちり釣果を出せたのは幸いでした(管理人はトラブルで時合に沈黙でしたが・・・)。
タコは年によって当たり外れが強いターゲットですが、そう考えると2023年シーズンの大阪湾のタコも大丈夫なのかなと思えます。
オクトパッシングタックル
- ロッド:シマノ ロッド ホリデー マリン 30-2.4m
- リール:カストキング(KastKing)リール Royale Legend
- ライン:放浪カモメ PEライン 3号 5色マルチカラー
- エギ1:タコエギ オクトパスタップ 3.5号
- エギ2:マルシン漁具 ビッグゲーム2
ロッドとリールは後継機がでているので、そちらの紹介となっています。
オクトパッシングではタコジグとタコエギのどちらでも使える強度の高いベイトリールを使っています(普段はタイラバなどにも使っています)。
ラインは安価なPEラインの3号を使いましたが、いつでもタコジグとタコエギの切り替えを考えているためで、タコエギなら2号程度でもOK、タコジグだけなら5号がお勧めです。
あと使用したエギは管理人も弟君も一緒ですが、市販のタコエギの中では最も安いマルシン漁具の2種類ですが、エサを巻く今日のような使い方であれば、この最安のタコエギが本当の重宝します。
因みに、このタイプのタコエギはシンカーが小さく総重量も軽いので、アイの部分に5号~8号程度のナス型オモリ、もしくはホゴオモリを付けるのがお勧めです。
近年の物価上昇でオクトパスタップも安売りするケースが減りましたが、他製品よりまだ安いです!
最近ビッグゲーム2が一新され、タコラバーとティンセル付きなら他製品よりコスパは高く、早速管理人も使い始めました!
今年2回目のタコ釣り釣行となりましたが、初回はお試し釣行だったので、実質は今回が2023年のタコ釣りシーズン開幕です。
今回は条件が良くなかったというのがありますが、思い起こせば今年に限らず、忠岡木材コンビナートの中波止やホクシン波止横テトラでのボウズの経験はほぼないので、タコ釣り向きの良いポイントが豊富な釣り場だと思います。
以前にも伝えましたが、忠岡の釣り場は比較的タコの釣果は安定している方で、特に中波止からホクシン横のテトラ帯は初心者さんでも、安全性が高く釣りやすい釣り場なのでおすすめです。
タコエギのオクトパッシングで釣果が芳しくなく、タコエギばかりロストするアングラーさんなら、一度エサを巻いた餌木を携えて忠岡コンビナートへ出掛けてみてはいかがでしょうか。
2023年シーズンの新子の時期は始まったばかりなので、うまくいけば数釣りも可能なのではないでしょうか。
タコエギを使ったマダコの釣り方(オクトパッシング)については、詳しく纏めた記事を用意しているので、この釣りにご興味のある方は以下の記事をご覧下さい。
ライトタックルしかお持ちでない初心者さんでも気軽に楽しめますよ!
オクトパッシングに関するおすすめ記事と、この釣り場の釣行記録を紹介します。
コメント