どうもガチろっくんです。
今シーズンは珍しくここ2週間で3度目の釣りということで、自身の若かりし頃の全盛期を思わせる釣行の連続です。
理由はいくつかあり、1つ目は雨がちな天気が続いているで外出を控えていること、2つ目はコロナでの自粛でインドアの家族サービスを控えていること、3つ目は家族が一緒に釣りに行きたがらないこと・・・
そして何より大きいのは、ボウズはないものの最近の釣果での満足度は低く、特に前回忠岡コンビナートの高場では釣果よりもエギのロストで痛い目に合わされたことです。
因みに前回のタコ釣り釣行はコチラ。
このままでは終われない、忠岡での借りは忠岡で返す。
忠岡木材コンビナートの中波止でリベンジに臨んだタコエギ仕掛けを使ったタコ釣り(オクトパッシング)、果たしてその釣果やいかに・・・
忠岡木材コンビナート中波止でタコエギ仕掛けのタコ釣り(オクトパッシング)
【釣 行】
2020年 7月 23日(木) 16:00~19:00
場所:忠岡木材コンビナートの中波止(貯木整理場)
天気:曇り
潮 :中潮
タコエギに巻くエサを携え、釣りエサ店ティーポートへ安いエギを探しに行く
今回は負けられぬ戦いだが、前回釣行で散財してしまったため予算的に余裕はない。
タコエギはたくさん所有しているが、3.5号に限定すれば5本程度とそう多くなく、価格的には高めのタコやんがメインだ。
今回更にタコやんを2つ3つ失うのも避けたいし、これ以上はタコエギのロストで在庫を圧縮したくない。
少し考えた結果、今回は安いタコエギにエサを巻いて釣る戦法を取るという結論に達した。
まずエサだが、タコのエサを釣りエサ店で購入するのは馬鹿らしいので、家にあるもので代用しようと考える。
鶏のモモ肉は常に必ずストックしてあるので、1枚の半分くらいの皮をめくる。
タコエギに巻くと3本分くらいだがこれで十分、およそ3等分にカットする。
豚はロースがあったので、その縁の脂身になった部分だけカットした。
エギに巻くには少し小さくなるが、コチラも3等分にした。
上出来上出来・・・『何してくれんねん!』という奥方様の苦言が飛び出すが、これでタコを釣ってくると受け流す。
さあ準備もできたし、時間ももう15時、急いで出発だ。
行き先はかなりの寄り道になるが、フィッシングショップTポートだ。
ここへ行けばオクトパスタップが安く手に入る可能性が高い。
ところが、この日のオクトパスタップは他店と変わりない価格だった。
その代りに安く入手したのは・・・
オクトパスタップと同じメーカーであるマルシン漁具のビッグゲーム『BIG GAMEⅡ』だ。
驚くことなかれ、特価税抜きで168円、税込みでも190円を切る価格だ。
このタイプのシンカーが付いた餌木は底が取りにくく、追加のオモリが必要になるがそれを考慮しても安い!
オクトパスタップと違って尻尾の部分にタコベイトまで付いているのだから買わない理由がない。
本来なら7種類のカラーラインナップがあるが、4種類しか置いてなかったので写真の4種類を購入した。
さすが貧乏人の味方ティーポート、ここへ来ると期待に応えてくれる何か安い物が見つかる。
寄り道した甲斐があったと喜びつつ、忠岡釣り場への道中を急ぐ。
忠岡木材コンビナートの中波止到着 あれ・・・これ大丈夫!?
忠岡木材コンビナートの中波止に到着したのは16時前だった。
ちょうど堤防から階段を下ってきて自転車に乗り込もうとしているタコ釣りの常連さんっぽい人がいたので釣果を尋ねた。
釣果は200gが2杯、かなり渋いようだと言っている。
地元のおいやんが言うのだから間違いないのだろうが、それでも一応釣れたことを聞いてホッとする。
前回7/18に覗いた時は、大雨の後だったこともあり恐ろしく濁った水潮で、一目見てこれはダメだろうと思い高場へ向かったのだ。
もう高場までの道のりを歩くのは勘弁して欲しいので、よほど混雑していない限り中波止で釣ろうと思ってきた。
おいやんはホクシン白灯へ向かうということで、お互いに頑張って下さいと声を掛け合い階段を登った。
『エッ!』
まさかの展開に驚いた。
波止の中ほどに散歩中の3人、釣り人はこの釣り場では一番のポイントとなる波止の先端付近に2人だけだ。
ここへ来る途中、車からフィッシングマックスを見るとスゴイ車の数だったので、当然何処へ行ってもある程度は混んでいるだろうと思っていたので、嬉しい誤算だ。
波止の中ほどからテトラの方を眺めてみたが、見える範囲に一人だけとコチラもほぼ人がいない。
水潮はソコソコ解消されていそうだが、これ大丈夫かと不安になる。
しかも管理人が釣りを始めようと準備していると、先端の2人も帰ってしまった。
『え~、まだ午後4時で満潮が21時半やから今からやん!』
遠目にホクシンの白灯を見ると、まあそれなりに釣り人はいるようだ。
おいやんはホクシンへ向かったが、釣り座は確保出来ても狭いでぇ。
中波止に一人ボッチとなってしまったが、まあ好きな場所へ投げれるからエエわ。
取りあえず先端へ移動するか。
労せずして一級ポイントの先端へ入ることが出来た。
向かい側は岸和田渡船でないと渡ることが出来ない中波止だが、どうやら釣り人は乗っていないようだ。
釣り人が多いと煩わしいが、いなきゃ居ないで不安になる。
まあプラス思考でラッキーだと考えるようにしよう。
豚の脂身を乗せたタコエギで開始 確かに渋そうだが釣果は出た
取りあえず豚の脂身を銅線で巻いたレッドヘッドで始めてみた。
潮の流れは緩いようだったが、今日はガッツリ底を取りたいので三方サルカンを使い少し重めの8号のナス型オモリをセットした。
開始から30分ほどアタリはなかったが、ガチャガチャのシモリを攻めても根掛かりは1度きりだった。
跳ね上げた時に上手く抜けたので、オモリが挟まっていたのかもしれない。
そうこうしているうちに、掛け上がりを重苦しく引いて来る途中に抵抗を受けてロッドが曲がる。
3呼吸ほど置いてロッドを跳ね上げると、ソコソコの重さはあるようだ。
ファーストヒットのマダコは280gだった。
早くもボウズのがれとなる1杯を釣り上げ、気分は上々だ。
やっぱりエサは強いなぁと思いつつ続けていたら、早くも次の抵抗が・・・
ある程度の所まで重かったのだが、途中でフッと軽くなる。
何・・・!?
あ~、なるほど、このパターンだったか。
タコ釣りに出ると大抵遭遇する、根掛かりで切れたラインやタコエギとの引っ掛かり。
この日のエギゴミの回収はこの1個だけだった。
この後、数投するもアタリは続かなかったのでここで仕掛けをチェンジする。
鶏の皮を巻いたタコエギが正解で釣果を伸ばす
鶏皮も持参していたので、ピンクのタコエギに巻いて仕切り直す。
この日は根掛かりは多くなかったが、一応ロスト対策としてホゴオモリの6号を捨て糸を使ってセットする。
今日は安いタコエギを使っているので、それほどロストは恐くないが、それでも三方サルカンとオモリと合わせれば300円以上にはなる。
前回釣行のロスト分を補うため、今日は徹底的にコスト削減だ。
この仕掛けチェンジが功をそうしたのか、しばらくぶりにロッドが曲がる。
セカンドヒットは185gのマダコだった。
200gに届かないとは思っていたが、今日は他に人がいないので小ダコを計量するのも気楽だ。
OK、OK、悪くない。
納竿予定は19時、時間は17時半だから、まだ半分残っている。
気分的に余裕が持てれば釣果に好影響を与えることもある。
潮の動きが悪くないこともあり、ここへ来て調子が上がって来たのか連続ヒットだ。
釣れる度にサイズが下がっていくのが気になるが、次は150g以下の新子のタコだったので計量はなし。
ただお土産には出来るサイズなので、リリースはなしでクーラーボックスにしまう。
連続ヒットともなると、いよいよ時合に突入かと期待したが、そううまくは続かず少し時間が空く。
しかしながら、この日はこれで終わりではなかった。
今度は根掛かりかと思いシャクッっていると、どうもロッドに掛かる負荷が直接的ではなく、若干伸びる感触がある。
ロスト覚悟でバァーンと跳ね上げると、ロッドのしなりに変わった。
重くはないのでサイズは知れたものだが、間違いなくタコだ。
4杯目は235gのマダコだった。
根に張り付いたのを剥がしたのに、上げてくると再度エギに巻き付こうとする。
これって鶏皮のパワーなのか、仕掛けが良いのか、時合なのか!?
まだ時間はあるし、もう一度仕掛けを戻してみるか・・・ただし鶏皮に巻き替えて。
たぶん仕掛けは関係なかろうが、もう4杯上がってるので、今後のための実験だ。
ここから、また少し時間は空いたので、時合で一気に来たという感じでは無さそうだ。
それでも、期待に応えてキッチリとタコは乗ってきた。
5杯目のマダコは265gだった。
落ち目になっていたサイズも、ここへ来て連続で上向いてきている。
ただこの日は、新子の時期とは言え、シーズン中盤にも関わらず300gの壁がこんなに高いかと・・・唯一その点については残念だった。
それでも改めて写真を見直してみると、やっぱりタコの吸盤がガッツリと鶏皮の沿って張り付いているようだ。
どうやら、この日は鶏の皮を持参したのが正解だったということなのかもしれない。
この後、おそらく同じ300gに届かない程度のタコがヒットしたが、フッキングされていなかったのか、海面に出るかどうかというところでバラしてしまった。
続ければまだヒットは期待できる状況だったが、予定通り19時を迎えたところで納得の納竿とした。
本日の釣果とタックル
【お持ち帰り】
マダコ:5杯(280gまで)
【リリース】
なし
今日はマダコ5杯で安定感のある釣果となりましたが、すべて300g以下とサイズ的には物足りないものでした。
ただし、エギのロストなしというのは嬉しく、コスト重視の釣行だったこともあり、その点では納得の釣りになりました。
本日のオクトパッシングタックル
- ロッド:シマノ ロッド ホリデー マリン 30-2.4m
- リール:カストキング(KastKing)リール Royale Legend
- ライン:放浪カモメ PEライン 3号 5色マルチカラー
- エギ1:タコエギ ビッグゲーム 3.5号
ロッドとリールは後継機がでているので、そちらの紹介となっています。
オクトパッシングではタコジグとタコエギのどちらでも使える強度の高いベイトリールを使っています(普段はタイラバなどにも使っています)。
ただし、カストキングのリールは、もう輸入されていないかもしれないのでついでに紹介しておくと、人気のアブガルシア (Abu García) ベイトリール ブラックマックス (BLACKMAX)が同等なスペックをもつリールになります。
ラインは安価なPEラインの3号を使いましたが、いつでもタコジグとタコエギの切り替えを考えているためで、タコエギなら2号程度でもOK、タコジグだけなら5号がお勧めです。
あと使用したエギは市販のタコエギの中では最も安いマルシン漁具の製品ですが、エサを巻く今日のような使い方であれば、このような最安のタコエギが本当の重宝します。
あと、このタイプのタコエギはシンカーが小さく総重量も軽いので、アイの部分に6号程度のナス型オモリ、もしくはホゴオモリを付けるのがお勧めです。
今回はリベンジの意味合いもあった忠岡木材コンビナートでのタコ釣り釣行でしたが、3時間6ヒットで5杯ゲットなら結果は上々だと言えるでしょう。
サイズ的には新子の成長を確認できませんでしたが、こればかりは時期的なものと運もあってのことなので致し方なしです。
まあ何よりも前回、価格にして3,000円分ものエギを失った分を、今回はロストなしで終えれたことに満足しているので良い釣行になりました。
今回はエギにエサを巻くという背水の陣で臨みましたが、豚の脂身よりも鶏皮への反応の方が良かったようです。
タコは触手で触れるだけで味が分かると言われているようですが、エサを使えば確かに張り付きの良さを感じます。
まあそれほど手間になることもないし、財布が軽い時はローコストの釣りを楽しむ方が釣果も得やすくなるので賢い選択ですね。
これからマダコの成長が楽しみな時期に入ってきますが、今シーズンはもう一度くらいはオクトパッシングに出られそうかな。
財布に余裕ができれば岸和田一文字に行きたいのですがね。。。
ライトタックルしかお持ちでない初心者さんでも気軽に楽しめますよ。
因みに、中波止ではありませんが、忠岡コンビナートの高場の方は、この時期は非常に魚影の濃い人気の釣り場ですが、釣り場そのものが圧倒的な広さで釣り座を確保するのに困る事はありません。
海面までの高さはあり釣り難しさはありますが、ファミリーフィッシングを楽しまれる方も多く、一応トイレもあります。
当サイトでも釣り場紹介の記事を用意していますので、この釣り場についてご興味のある方はコチラをどうぞ。
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