どうもガチろっくんです。
1週間で2度の釣行など、いつぶりくらいでしょうか。
貝塚水路と阪南港で3杯ながらも350gオーバーのタコの釣果を得て、この時期ならまずまずと納得の釣行となり、しかも家族から美味いと好評だったこともあり、思いの外早くに次のタコ釣りの機会が訪れました。
因みに前回のタコ釣り釣行はコチラ
今回も軽装で臨むタコエギのオクトパッシングでしたが、そうそう上手く事が運ぶわけもなく、今回のタコ釣りで意気消沈。
釣り場は少し前に当サイトでも紹介した忠岡コンビナートの高場でのタコ釣り、果たしてその釣果やいかに・・・
忠岡コンビナート高場でタコ釣りも釣果よりタコエギの損失大きく茫然自失
【釣 行】
2020年 7月 18日(土) 16:30~19:00
場所:忠岡コンビナートの高場
天気:曇り
潮 :中潮
ガチろっくんが一人で釣りに出向くには対価が必要だ
いつもと変わらぬ土曜日、しかしながら奥方様との買い物を少し早い時間帯に済ます。
タイミングを見計らいながら、「夕方からちょっとタコでも釣りに行くか・・・」と切り出す。
子供と一緒に付いてくると言うならそれも良しだが、その可能性はいいとこ20%程度。
一言目は『馬鹿じゃないの、水曜日に行ったとこでしょ!』
二言目は、『子供達は友達と遊ぶ約束してるから行かれへんわ。』
三言目に、『もうご飯作らへんから!』
「分かった、じゃあ20時までに帰って来るから外で食うか。」
良くあるパターンで財布は圧迫されるが、これは管理人が一人で釣りを楽しむ際に必要な対価として受け入れるしかない。
さあ今日はどこへ行こうか・・・貝塚人工島の水路はイマイチだった。
阪南港の貯木整理場へ行きたいが、確か会社の門が18時には閉まってしまうのではなかったか。
なら、阪南港の隣にある忠岡コンビナートへ行くか、駐車料金は要らんし。
デビルエイトを追加購入し、忠岡コンビナートの釣り場各所を見て回る
出発は3時過ぎ、もう恒例とも言えるので写真も載せないが、行き掛けにフィッシングマックス泉大津店に寄る。
先の釣行では初めて高額なタコエギ『デビルエイト極掛(Devil Eight 8)』を購入し、1杯だけだが釣果が上がった。
その日はタコエギのロストが1個だけで、金銭的に余裕があったので通常フックのデビルエイトを追加購入した。
忠岡コンビナートに到着したのは16時前だった。
忠岡コンビナートの釣り場は選択肢が多い。
木材整理場から一番近いのは、水門か中波止になる。
上の写真は忠岡コンビナートの中波止の様子だが、手前の陸続きの中波止から渡船で渡る中波止を挟んで、突き当りが阪南港だ。
本当を言えば、この日はこの中波止で釣りたかったのだが、前夜の大雨もあったせいか濁りが強すぎる。
釣り人の数的には十分入れるスペースはあったが、ここは浅いしこれだけ濁ると少しばかり厳しそうだ。
水深のあるポイントへ行くか。
忠岡コンビナートのホクシン白灯へやって来た。
忠岡コンビナートの中では、最も人気のあるポイントと言えるだろうか。
まあ人が一杯でダメだろうなとは思っていたが、この日はそれほどの釣り客ではなかった。
ただ、先端付近には入れないし、もう少し気楽にやりたいので高場へ向かうことにした。
因みに中波止横のテトラもそうだったが、ホクシンでもテトラには予想以上の人が入っていた。
そうは言ってもホクシンテトラは広大なので、釣り座を構えるのには困らないが、この日は網を用意しておらずタコのポロリが怖いのでテトラは選択肢に無かった。
高場へ出る階段の上から、マリーナ横の水銀灯を眺める。
ほぼ先端だけの釣り場と言えるが、いつも通り入れる分だけ釣り人は入っているようだ。
ただ、水銀灯は大津川尻にあたり、高場よりは真水の比率も高いだろうから始めから選択肢には無かった。
階段を登り高場までの500mにも及ぶ長いストレートを臨む。
中波止に上がれなかったことを考えてキャリーカートを積んできておいて良かった。
いくら軽装とはいえクーラーがあるので手持ちでは途中で心が折れる。
カートをガラガラ言わせながら、テクテクと歩き出す。
半分くらい歩いたところで釣りが可能なテラスに出る。
この時点でそれなりの釣り人の姿が確認できる。
これから釣りに向かう人もおり、どうやらソコソコ釣り人は多いようだ。
ただ、この時間帯はサビキでアジ・サバ・イワシなどの青物は上がっていないようだ。
タコ釣りしている姿もチラホラ見かける。
上がっている姿を目撃すればもうテラスでエエわとなっただろうが、残念ながらヒットの場面には遭遇せず、更に歩を進め高場を目指した。
忠岡高場でデビルエイトで始め、いきなりのヒット&エギロスト
高場に到着すると想定していたよりも釣り人の数は多かった。
ハイシーズンという事もあろうが、雨続きで釣りに出られない日が多いのも影響していたのかもしれない。
アチコチ回って歩いて、もう16時半だ。
この時期だから19時半くらいまで陽は沈まないだろうが、帰って食事に出掛けることを考えれば19時がリミットといったところか。
一服している余裕はないので、すぐにタックルをセットする。
オクトパッシングは仕掛けが楽で、一瞬で出来上がるのが嬉しい。
以前はPEラインに8号か10号のフロロリーダーを巻いていたが、最近はPEラインをダブルにして直結している。
少なくともスレで切断してしまったことはなく、ダブルラインを活かし直結でもスナップなしでエギをワンタッチ交換できるようにしている。
スタートの餌木は買ったばかりのパールホワイトのデビルエイトクローだ。
今回の釣行の目的の半分くらいは、このデビルエイトをもう一度試したかったことだ。
根掛かりにも強く、かなり釣れると評判のタコエギで、確かに前回は効果を発揮したような気もする。
ロストなしで釣果が上がれば、管理人にとっても今後の主力エギの誕生だ。
まだ怖さもあるので、少し遠投気味から手前のガチャガチャのポイントへ引いて来る。
水深はあるが十分に底の状態を感じ取れるようだ。
キャストを開始して3投目、ガリガリという手応えとは異なる、独特の重みがロッドに乗る。
グゥィ~とロッドで大きく合わせてやると、かなりの重みが乗り、500g以上のタコの期待感も高まる。
テンションを緩めずに巻いてくると、海面にそこそこのタコの姿が確認出来た。
ところが抜き上げようとした時に、護岸沿いの橋脚にタコをぶつけてしまい、張り付かれて一瞬テンションが掛かった次の瞬間に抜けてしまった。
高場は海面までの高さがあるので、ある程度のところまで宙でリールを巻き上げないと抜き上げられない。
タコがそれなりに重かったので、リーリングに手こずってしまい、護岸に当ててしまったという具合だ。
もっと柵から乗り出して巻けば良かった・・・やってしもた感に襲われるが、タコが居ることが分かり同時に期待感も湧く。
気を取り直して探りを続けようとした矢先に『ガチッ!』。
いきなり根に掛けてしまい、ガッツリはまり込んでしまった感がPEラインを通して手に伝わる。
いくら竿を煽ろうが、左右に移動して引いてこようが、テンションの掛け方を変えてみようが、こうなるとどうしようもない。
一番嫌な瞬間だが、諦めてPEラインを直線的に引くと『プツッ』・・・
マジかぁ・・・
タコをバラしてしまったことよりも、2,000円のルアーを開始数投で失ってしまったことによる喪失感の方が大きい。
気を取り直してとはいかなかったが、取りあえず次のエギをセットしてデビルエイトの元を取らなければならない。
デビルエイトはもう一つあるが、さすがにこれをセットして万一失えば立ち直れない。
ここは使い慣れたタコやんでいくしかない。
パールホワイトでヒットしたので、白系を使いたかったが3号の手持ちしかなかったので、3.5号のブドウエビの尻尾部分に白のタコベイトを巻いた。
タコやんに変えて改めて分かったのだが、かなりの潮の流れがあったよう。
そう考えるとデビルエイトはアームが2本あるぶん、潮の流れにも強かったということか。
この日の高場は風もそこそこあり、糸ふけが大きいので、根掛かりのリスクはかなり高かった。
石畳の穴やシモリの複雑感も手伝い、テンションを強めに保たないとエギに逆に引っ張られるような状況で、危険度MAXの釣りになっていた。
ここから小一時間ほどタコのアタリもなく、軽い根掛かりを繰り返しながらも善戦していたが、フッとラインが緩んだ。
軽く引いてやると手応えがある・・・ヤバい!
跳ね上げるようにポンとしゃくってやるが、抵抗は取れない。
これは潮に流されて穴に落ち込んだパターンの根掛かりだ。
穴から抜け出せなければ十中八九持っていかれる。
何とか抜け出せないかとアレコレ操作するが、もうガッツリ嵌ってしまっているようだ。
仕方なく根掛かりを切る作業に入る。
なかなか切れないが、切れて欲しくないという思いもある。
先ほどと同じでフックが掛かっている訳ではないので回収は不可能だが、それでも一縷の望みに賭けたい。
思い空しく悪戦苦闘の末切れた。
ボウズのがれのマダコ釣果も浮かばれず
下手を打つとタコ釣りは本当に金が掛かる釣りだ。
それは良く分かっているので、根掛かりさせないように細心の注意を払っているが、シモリと潮の流れ、風の有無などでどうしようもない時もある。
中波止にすれば良かったかと後悔の念が出始める。
ただ、もう移動して仕切り直すほどの時間的余裕はない。
こうなると、これ以上被害を広めずに釣りを続けることを考える。
ロストの多いポイントではオクトパスタップ。
良いか悪いか分からない選択肢だが、弱気になれば使うことが多い安価なタコエギだ。
ただし、そのままでは潮に流されて底が取れずに釣りにならないだろう。
コストは上がるが、スナップ付の三方サルカンに6号のホゴオモリをセットし、仕掛けの負荷をかなり増やしてやる。
これでトータル50g程度になるが、これでも潮の流れを何とかこらえる程度か。
30分ほどアタリがなく、またタコベイトでも巻いてみるかと考え始めた頃、サビいてくるロッドのしなりが大きくなる。
ガリガリとは違う、この重さ・・・来たか。
3呼吸ほど置き、大きくゆっくりとロッドを立ち上げる。
『良しッ、乗った。』
今度は護岸にぶつけてしまわないように柵より前へ乗り出し、慎重かつ迅速に巻き上げて引き抜く。
235gのマダコだった(写真ではポンド表記)が、大したサイズではないので、楽に取り込めた。
ボウズというのは考えていなかったが、時計を見てみるともう18時半だ。
時間的な制限があるので、そう考えればギリギリの駆け込み釣果だったと言えるだろう。
ここから更に20分ほどキャストを続けるも、追加の釣果は得られなかった。
というか、もう少しで19時の公園の音楽が鳴り納竿かという少し前のタイミングで、このオクトパスタップも失ってしまった。
結局この日はタコの釣果よりも、タコエギのロストの損失が圧倒的に上回り、19時前に失意の納竿となった。
本日の釣果とタックル
【お持ち帰り】
マダコ:1杯(235g)
【リリース】
なし
今日は1杯の釣果のみで、湯ダコ刺身で家族4人の1食分のお土産となりました。
何とかボウズを逃れた状況で、記事を書こうかどうかも迷ったヒドイ釣りでしたが、100gくらいの新子でなくて良かった・・・
【本日のタックル】
- ロッド:シマノ ロッド ホリデー FUNE 船 50-240 2.4m
- リール:カストキング(KastKing)リール Royale Legend
- ライン:放浪カモメ PEライン 3号 5色マルチカラー
- エギ1:オクトパスタップ タコエギ オクトパッシング ルアー
オクトパッシングではタコジグとタコエギのどちらでも使えるコスパの高いベイトリールを使っています(普段はタイラバにも使っています)。
上記のリールは、まだ入荷があるかどうか分かりませんが、人気のアブガルシア (Abu García) ベイトリール ブラックマックス (BLACKMAX)と同等なスペックをもつリールです。
あとラインは安価なPEラインの3号を使いましたが、これもタコジグとタコエギの切り替えを考えてのもので、タコジグだけなら5号がお勧めです。
この日釣果の出たタコエギは最も安価なオクトパスタップでした。
良型のヒットはデビルエイトでしたが無事に取り込めず、しかもその後ロストしてしまいダブルショックです。
一応ボウズなしの釣りが続いていますが、今回のタコ釣りはかなり追い込まれギリギリのせめぎ合いとなりました。
まあ、それ以上にショックだったのが高額エギを数投でロストしてしまったことですが、デビルエイトは前回に続き今回も早々のヒットがあり、手応えとしてはどうやらそれなりに良さそうです。
もう一つ所有しているので、次回の釣行でも懲りずに使ってみようと思います。
因みに今回高場ではタコ釣りしている人もそれなりにいましたが、上げているところは全く見かけませんでしたね。
雨続きでしかも前夜に大雨も降っていたので、それが影響していたのでしょうか・・・
その他では、となりで活きエビを使ったウキ釣りをしているオジサンがいました(エビ撒き釣りではありません)が、ガシラを1投1殺の勢いで釣り上げていましたね。
7連発を含めて、20匹くらいは釣っていたでしょうか。
20cmを超える良型は見ている限りでは1匹だけでしたが、短い時間のウキ釣りであれだけポンポンヒットすると面白いでしょうね。
サビキ釣りのアジは18時位からポツポツといった感じで、入れ食いという雰囲気ではなさそうでした。
ジグサビキでまずまずのサバがヒットしていましたが、サビキでは子サバが邪魔をしていたのかな。
歩くのがしんどいので、管理人的には滅多に訪れることがない高場ですが、これから秋に向けてサビキ釣りはもちろん、青物の大物やタチウオなどの釣果で賑わうのではないでしょうか。
タコエギを使ったマダコの釣り方(オクトパッシング)については、当サイトでも詳しく纏めた記事を用意していますので、この釣りにご興味のある方は以下の記事をご覧下さい。
ライトタックルしかお持ちでない初心者さんでも気軽に楽しめますよ。
忠岡コンビナートの高場はこの時期は非常に魚影の濃い人気の釣り場ですが、釣り場そのものが圧倒的な広さで釣り座を確保するのに困る事はありません。
海面までの高さはあり釣り難しさはありますが、ファミリーフィッシングを楽しまれる方も多く、一応トイレもあります。
当サイトでも釣り場紹介の記事を用意していますので、この釣り場についてご興味のある方はコチラをどうぞ
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忠岡テトラポッド帯でエサ付けタコエギのオクトパッシング(2022年最新)
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