どうも、ガチろっくんです。
【釣りの種類や状況に応じた釣り糸の使い分けを知る】という目的のもと、テーマを決めてシリーズものにしていくという試みを行っていますが、今回はそのテーマ第2弾について書いていこうと思います。
テーマは『基本的な道糸を選択することから始めよう!!』ということで、道糸について素材、太さ、強度、色の基本などの選択基準についてごくごく簡単に紹介します。
なお、シリーズへの試みに至った経緯の元記事は、コチラからどうぞ
本シリーズの趣旨は、釣りの初心者さんや、管理人程度の根っからの釣り吉には程遠い中級レベル程度までの方を対象に参考情報を提供することです。
今回はその傾向がより強い記事になると思いますので、釣り達者な方にとっては退屈な内容かもしれませんが、悪しからずご容赦をば。
それでは早速・・・
道糸の選び方 素材、太さ、色の基本を押さえよう!!
テーマ【2】
基本的な道糸を選択することから始めよう!!
『海釣りの入門者がまず始めに、手にする釣り糸ってなんだろう?』
おそらく大半の初心者さんが、意識しなくても手にする(購入する)釣り糸が、実はストレートに基本的な道糸だったりします。
また、糸付きリールを購入すれば、意識しなくてもある程度リール性能に見合った基本的な(基準と考えられる)道糸が始めから巻かれています。
当サイトでは道糸、ハリスを問わず、これまでに釣り糸のメジャーな種類(素材)に関して紹介してきました。
この点について確認される方はコチラをどうぞ
道糸とハリス、それぞれ基本的な種類(素材)は異なるのですが、本記事では道糸について纏めます。
基本的な道糸の種類(素材)
一昔前なら【ナイロンライン】だけ紹介しておけば良かったですが、近年の【PEライン】の普及率を考えると、これももはや基本的な道糸として紹介せざるを得ない状況となっています。
下図は管理人が最近購入したリールについての画像です。
リールBoxへの記載情報
リールSpoolへの記載情報
上の写真がBOXの記載事項、下の写真はスプールへの記載事項になりますが、いずれも【ナイロンライン】と【PEライン】を巻く場合の、号数(太さ)に応じた巻き量が示されています。
また、このリールについては深溝タイプのスプールと、浅溝タイプのスプールがそれぞれ用意されています。
ルアーフィッシングへの適用も含めたより高い汎用性を追求すると、メーカー側の対応も今やこれが常識なのでしょう。
汎用性の高さから基本はナイロンラインがおすすめ!
ただし、初心者さんにお勧めということを念頭におけば、扱い易さの利点は、やはり【ナイロンライン】ということになるのでしょう。
管理人自身がそうであったように、海釣りを始めた頃は、周りの見よう見真似で色々な釣りを試してみたくなるものです。
ウキ釣り、探り釣り、チョイ投げ、穴釣り、サビキ釣りなどなど・・・まだタックルが充実していない始めの頃は、全て同じ竿に同じリールをセットして挑戦したものです。
良いも悪いも分かず使用していたように思いますが、汎用性の高い【ナイロンライン】だからこそ、それを可能にしていたのではないかと思えます。
安価なラインの使用はむしろ使い勝手を知ってからが好ましい
管理人自身が釣りを始めた頃の道糸のことで記憶しているのは、万能道糸の先駆けだった東レの【銀鱗】を使用していたことです。
今ではより性能の高い道糸が多くラインナップされ、目立つ存在ではなくなりましたが、今でも30年前と変わらず陳列棚に並んでいるのは凄いことだと思います。
最近では500mで1,000円もしないボビン巻きの安価なナイロンラインが販売されています。
初心者さんにはこれで十分という意見もあると思いますが、管理人的にはあまりお勧めはできないと思います。
安価なラインは糸グセが付きやすく、劣化も早いため度々の巻き替え作業を要します。
酷いものだと巻き重ねた下の方が押しつぶされ、明らかに均一性を損ねているようなものもありますので、初心者さんならこれが普通なんだという誤った認識を持ち兼ねません。
安価なものを選択する場合には、以下の製品のような信頼できるメーカーの平行巻きが行われているものを選択するようにしましょう。
ダイワ(Daiwa) ナイロンライン ジャストロン DPLS 500m 3号 ブラック
ダイワのジャストロンはマルチカラーも含めてラインナップが豊富ですが、少し硬い感覚があります。
太糸を使用する際には癖が付きやすくなるので、4号程度までで考えていた方が良いでしょう。
管理人としては、始めから高価なハイスペックの道糸を巻く必要はないと思おますが、それこそ【銀鱗】のようなそこそこの価格で、一度巻いたら少しでも長い期間使えるようなものを使用する方が良いと考えます。
そして釣りの種類や仕掛けをある程度知ってから、必要に応じて安価なもの、高価なものに切り替える方が、むしろ先々を考えると良いのではないでしょうか。
管理人も愛用している銀鱗のお勧めシリーズの2点はコチラ
東レ(TORAY) ライン 銀鱗スーパーストロングNEO 150m 2.5号 ゴールド
釣り方を問わない汎用性の高いスーパーストロングNEOがお勧めです。
スーパーストロングNEOは2.5号で3号と同等の強度を誇りますので、少しでも細いラインが使えるという優位点もあります。
東レ(TORAY) ライン 銀鱗スーパーストロングアイサイト 150m 3号 ライトグリーン
フカセや紀州釣りなどでチヌやグレなどの上物を狙うなら、サスペンドラインのアイサイトを選択するのが良いでしょう。
磯専用となっていますが、堤防釣りでの使用でも問題ありません。
道糸の太さは3号を基準に考えよう!
次に選択する道糸の太さですが、3号を基準と考えて使用すれば良いでしょう。
1,000番のリールでは60m程度しか巻けませんが、2,000番のリールだと100m巻くことが出来ます。
製品によって多少の差はありますが、ナイロンライン3号だと強力が12LB(5.4kg)あり、波止釣りで50cmクラスの大物にも対応可能です。
また、大半の釣り方で使用可能ですし、ちょっとした投げ釣りなどでの使用にも十分耐えうる強度となっています。
道糸の色は無難な無色透明!? でもカラーラインの方が視認性も良く便利!!
最後に、使う道糸の色についてですが、仕掛けについてあまり考えないうちは無色透明なものを選択するのが無難だとよく言われます。
ただ、これは使用するハリスの長さや、釣りの対象魚次第ということもあり、実釣にはカラーラインが普通に使用されています。
視力が極端に悪かったり、視認性を重視したいのであれば、普通にカラーラインを選択すれば良いでしょう(管理人は基本的にほとんどカラーラインしか使いません)。
なお、カラーラインを使うのであれば、天候や時間、釣り場の状況に左右されにくいオレンジ系統色がお勧めです。
以上が基本的な道糸を選択する際の選択基準と考えて良いでしょう。
これから初めてリールの道糸を巻き替えるような方の一助となれば幸いです。
ハリスの選択基準についての記事も合わせてご覧下さい。
【関連記事】
釣り糸については、以下の関連記事にもたくさんありますので、是非ともご覧下さい。