どうも、ガチろっくんです。
先日記事にしたように、今回から釣り糸に関する記事は【釣りの種類や状況に応じた釣り糸の使い分けを知る】という目的のもと、テーマを決めてシリーズものにしていくとういう試みに挑戦していきます。
今回はそのテーマ第1弾について書いていこうと思います。
因みに先日の記事をご存知ない方はコチラからどうぞ
最終的にどれだけ多くのテーマについて纏められるのか、先行きは未知ですが、どうぞよろしくお願いします。
本シリーズの栄えある第1弾のテーマは、先日公言した通り【釣り糸の太さは、太いよりも細い方が有利!!】でいきます。
それでは早速・・・
釣りの種類や状況に応じた釣り糸を使い分けを知る
テーマ【1】
釣り糸の太さは、太いよりも細い方が有利!!
道糸、ハリスを問わず、釣り糸は細ければ細いほど良いと考える人がほとんどでしょう。
これは常識として認識されていることで、ほとんどの釣りに対しては正解と言えます。
ではなぜ細い方が良いのでしょうか・・・道糸の場合と、ハリスの場合に分けて考えみましょう。
細い道糸を使うメリット
海釣りをしている際に環境的な要因によって、道糸が影響を受ける最も主たるものは【風】と【波】でしょう。
いずれも物理的な抵抗を受けるわけですが、使う道糸が細いほうが接する面積が少ないため、単純に『風の影響を受けにくい』、『波の影響を受けにくい』というメリットが生まれます。
なぜそれがメリットとなるのかは、釣りをする人なら『風』や『波』による悪影響を経験しており、言わずと知れたことでしょう。
例えば、投げ釣りで仕掛けを少しでも遠くに飛ばしたければ、同じ強度を持つ糸の中でも、細く軽く作られたPEを選択することにより、空気抵抗を軽減し、飛躍的に飛距離を伸ばすことが可能になります。
ウキ釣りをしていても、風が強ければ道糸が太いほど糸フケは大きくなり、仕掛けが引っ張られてポイントからずれたり、合わせが届かないなどといった問題が生じます。
また、波の影響についても、同じ素材なら太いものより細いものの方が、波のうねりや潮の流れに仕掛けが翻弄されることは少なくなります。
ただし、波の影響については、風の影響の時のように、一概に細いPEが良いとは言えません。
これはPEは比重が1未満であることにより、水に浮く特性を持っているためです。
その他に、風や波の影響と関係しないことでも、メリット・デメリットは発生します。
リールに道糸を巻くことを考えてみれば、例えばナイロン2号なら150m巻けるリールでも、3号なら100mしか巻けません。
同じだけの長さの道糸を巻こうと思えば、リールの型が大きなものが必要になったり、スプールの溝が深いものを用意することになるでしょう。
必要以上の太さの道糸を使用すれば、コストや使い勝手の面でもデメリットが生じるということを念頭に入れておきましょう。
細いハリスを使うメリット
太いものより細いものを使用するメリットは、道糸よりハリスの方が大きいのかもしれません。
まずハリスは、釣ろうとしている魚のすぐそばに存在するものですから、良く見える太い糸よりは、少しでも見えにくい細い糸の方が魚の警戒心を高めずにすみます。
特に海中での釣り糸は、光の反射により、実際の太さより太めに見えるとも言われています。
魚の視力を考えると、本当にハリスが見えているのか否かには賛否両論があると思いますが、管理人は過去この点についても記事にしており、『大物ほど釣り糸が見えている』と結論に至っています。
魚の視力に関する記事はコチラをどうぞ
次に、ハリスで細いものを使う最大のメリットとも言えるのが、エサを潮流に合わせて流しやすくなるということとでしょう。
これはフカセ釣りに代表されるように、エサを自然に流していく釣りでは、潮流の影響を受けるハリスは邪魔な存在であり、太い糸より細い糸の方が悪影響を軽減できるためです。
そうかと言って、道糸における波の影響のところで記述したように、同強度ながら細い糸であるPEをハリスに使用するのは、PEの特性からいっても難しいでしょう。
細い道糸、ハリスを使うデメリット
では逆に、細い釣り糸を使う場合のデメリットについても触れておきましょう。
・まず一つ目は単純に強度が落ちるということ
ただし、釣りの種類や獲物の大きさに合わせて釣り糸の太さを選択するのですから、これは当然の結果とも考えられ、デメリットとは言えないことかもしれません。
・次に根ズレに弱くなるということ
根ズレによって付くキズのレベルは、細い糸を使おうが、太い糸を使おうが、同じレベルと考えられます。
ならば細い糸の方が相対的なキズの大きさは、大きなものになるといえるでしょう。
すなわち、細い釣り糸を使用する方が根ズレによって切れやすい状態になるということになります。
・最後に、劣化が早くなるということ
釣り糸のほとんどは、特に安価なものほど、吸水やIV(紫外線)によって劣化が進みます。
本来のスペックを発揮できなくなり、劣化の度合いで切れやすくなるのは、太い釣り糸よりも細い釣り糸の方でしょう。
細い釣り糸を使うデメリットはほぼこの3点に尽きると思いますが、これらは細い釣り糸を使うことによって得られるメリットに比べるとあまりにも小さなものです。
これらの事実が、本記事のテーマである【釣り糸の太さは、太いよりも細い方が有利!!】ということが、一般的に認識されている所以となるところでしょう。
そうは言っても、折角ヒットさせた獲物を、細仕掛けの為にバラシてしまっては元も子もありません。
そこが釣りの難しさでもあり、面白さでもあるわけですが、管理人自身はまだまだ細仕掛けに拘って釣りに臨めるレベルではありませんので、ほとんどの釣行では一般的な強度の釣り糸を使うようにしています。
この【一般的な強度の釣り糸】については、また別にテーマを設定して纏めてみようと思います。
【追記】釣り糸の一般的な選択について纏めましたので、合わせてご覧下さい。
【関連記事】
釣り糸に関しては、以下の関連記事にもたくさんありますので、是非ともご覧下さい。
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