どうもガチろっくんです。
今年は暖冬で真冬にしては釣行に出やすい日が続いていますね。
心なしか釣果情報サイトで見る情報にも、例年に比べるとまずまずの釣果が多いような気がします。
管理人自身はなかなか釣行に出る機会がありませんが、昨日久しぶりに根魚(ロックフィッシュ)を狙う穴釣りに出掛けました。
釣り場は貝塚人工島沖向きテトラポッドで、遠い昔に来たような来ていないような・・・
秋のタチウオではよく来る釣り場ですが、人気の釣り場で大賑わいになので、普段はほとんど来ることがありません。
ブログを見返せば、実に1年9ヶ月ぶりの穴釣りになりますが、貝塚人工島沖向きテトラポッドでガシラの穴釣り、果たしてその釣果やいかに・・・
貝塚人工島沖向きテトラポッドでガシラの穴釣り
【釣 行】
2020年 2月23日(日) 16:00~20:00
場所:貝塚人工島沖向きテトラポッド帯
天気:晴れ
潮 :大潮
久しぶりの穴釣りでテンションが上がり前日より準備開始
穴釣りと言えば釣りのネタ帳、そこまで言うと大げさだが、当サイトではそれくらい釣行割合が多い釣りだ。
それにもかかわらず、前回釣行から1年9ヶ月ものあいた今回の穴釣り釣行だが、これには少々訳がある。
実は前回の超大型テトラの入った水軒への穴釣り釣行時に、テトラから滑り落ちて危うい目に合ったのだ。
その際の釣行記録はコチラ
これが原因で奥方様に穴釣りのリスクに対する不信感を与えてしまい、どうにも穴釣りに出掛けると言いだしにくくなった。
管理人の場合は夜のテトラに一人で出陣することも多く、確かに通常の波止釣りよりはリスクが高い。
若い頃のような身軽さもなく、テトラで躓く機会も増えたのも確かだ。
そんなこんなで自然と自重気味になっていたのが、その最たる理由だ。
今回、『冬の釣りやし、久々に穴釣りにでも行くかなぁ・・・』と切り出すと、意外にすんなり受け入れられた。
もともと大好きな釣りなので、普段以上にテンションも上がり、前日に両軸リールのラインを2個とも巻き替え、気分新たに再出発だ。
貝塚人工島沖向きテトラポッド帯に到着 この時期でも釣り人は多し
普段ならロッド1本、ブクブクとバケツ各1個、ポシェットを腰に巻いた軽装で出掛ける穴釣りだが、今回はアレコレと余計なものをバッカンに詰め込み過ぎた。
久しぶりの穴釣りで万全の準備をしようとした訳だが、ほとんど使わないものばかりだ。
穴釣りとは・・・の持論に反する行動をとってしまったが、それだけこの釣行にかける期待が大きかったのだろう。
出発は3時前、行き掛けにいつものフィッシングマックスに寄ってエサだけ調達する。
真冬の2月にも関わらず、店内はそれなりの賑わいを見せていた。
エサを見繕っている客は少なく、パッと見でルアーマンが多そうな感じだが、ボチボチ産卵後のメバルが上向いてくる頃合いの為だろうか。
管理人は穴釣り仕掛けの釣具については、売るほど所有しているので、エサだけ購入して5分で立ち去った。
出掛けにまだ釣り場を決めていなかったのだが、この日の満潮が18時半なので、昔ホームにしていた深日まで行くと到着が遅くなり過ぎる。
そうなれば樽井か・・・いやまだ遠い。
メバリングしている人の様子も気に掛かるので、貝塚人工島の外向きテトラへ向かうことにした。
この日はフェブラリーステークスの開催日で、ちょうど到着した時にレースが始まったが、管理人の馬券はかすりもしなかった。
少々テンションが下がってしまったが、もともと上がり気味だったのでこれで平常運転だ。
ハシゴを登り釣り場へ出てみると、やはりかなりの釣り人の姿があった。
少しだけ見回ってみると、フカセや飛ばしサビキ、あとルアーマンが少々と転々バラバラの釣りを楽しんでいるようだ。
前述のように、今回は荷物が多かったので、ハシゴを登ったすぐのところに釣り座を構えることにした。
今回は荷物の兼ね合いや、人も多いのでフットワークを活かした釣りではなく、狭い範囲で粘る釣りになりそうだ。
本日のタックルと釣りエサ
本日の穴釣りタックルは2本用意した。
1本はプロマリンの極光テトラにダイワのスーパーコロネット、管理人の唯一無二の相棒だ。
仕掛けはゴム管付きオモリに活きエビ用の細針をセットする。
穴釣りにしては少し長めの15cm程度のハリスを取り、一応メバルへの対応も兼ねたセッティングにする。
もう1本はOGKのテトラスポットに、ワゴンセールの格安両軸リールで、こちらにはアイナメ狙いも兼ねてブラクリをセットした。
もちろん主役はガシラなのだが、アレコレと考えて用意するのが楽しい。
そして本日のエサは、青イソメとシラサエビだ。
アオイソメはダイワの餌箱ロータリーベイトに移し、腰ベルトにセットしてエサ替え時の労力を無くす。
エサ箱は様々あって、管理人が使用しているのは最もシンプルで安い製品だが、これが有るのと無いのとでは雲泥の差が出る便利グッズだ。
実はシラサエビを入れておいても、この寒い時期だと水はなくともかなりの時間生きている。
この日のシラサエビは小粒のものが大半を占めていた。
付けエサだけなら大粒を予約するのだが、この日は撒き餌にも使うのと、メバルも考えていたのでMIXで問題ない。
因みにこの記事作成現在、泉大津店では大粒の選別は受け付けていないので、大粒が欲しかったら二色の浜店へ連絡すると良いだろう。
穴釣り開始で出だしだけ好調も食いは最高に渋い
いよいよ戦闘開始だ。
今回は負けられぬ戦いのつもりで始めたが、仕掛け投入後に即ヒットというような夢のようなシチュエーションは生まれなかった。
というか、むしろ仕掛けを落として込んでいくのに苦労させられる。
理由は2つ、一つは大潮でこの時間帯は波が高く、テトラ間への塩の流入が大きすぎて仕掛けが安定しない。
冬の釣りでは活性の低さもあるので、あまり重いオモリを使用したくないので苦労する。
もう一つは釣り場の問題で、高積みのテトラながら足元の水深がなく、潮の流入の少ない一段内側に入ると深さ数十cmしかない。
『こんな釣り場だったっけ・・・』、この釣り場での穴釣りの記憶は残っていないので、もしかしたらここで穴釣りをするのは初めてなのかもしれない。
持参した2本のロッドでは、長さ的に外打ちは厳しく、なんとか外目の届く範囲を探っていく。
もし足を滑らせて落っこちても、このサイズのテトラなら命の危険はないだろうが、そうなれば2度と穴釣りには行かせてもらえないだろう。
普段よりも足元に注意を払いながら、探り続けていると・・・
小さなアタリがコツコツっと、ピシっ!!
そうそう、この感覚だ。
いつものように、リリースサイズのミニガシラからのスタートになったが、やはり面白いではないか。
とりあえず、あとで『本日の釣果』の写真がいるので、バケツに海水を汲み活かしておく。
開始15分ほどのヒットで、時合がくれば連続ヒットもあるだろうと期待するが、潮の流入が激しい・・・
極光テトラは130cmあるのだが、もう1本のブラクリをセットしたテトラスポットは100cmしかない。
どうやらこの釣り場で満潮近い時間帯では用無しのようだが、折角ブラクリをセットしたので、テトラ前の海藻が茂ったポイントへアオイソメを付けてキャスティングしておくことにした。
根掛かり必至のバカな攻め方だが、たまには功を奏すこともあるようだ。
極光テトラ片手に、横目でテトラスポットを見ていると、ゴンゴンと竿を叩いてる!!
最近はほとんど見かける機会がなくなったアイナメだが、冬の根魚の代表格はまだ何とか居るようだ。
サイズも20cmあるので、一応はお土産になるだろう。
こうなるとついでのメバルもヒットさせて、御三家揃い踏みといきたいところだが、潮が止まらない限りこの浅場のポイントでのメバルは難しい。
この日の波は1.5mのち0.5mmの予報だったが、どうやら0.5mになるのは夜遅々のようだ。
ポイントの選択を誤ったのか、日和が悪かったのか、はたまた腕が錆び付いたのか・・・
はや2時間が経過するも釣果は伸びず、日が暮れ行く時間帯に突入するが、このままでは帰れない。
夕方からの釣行で、もちろんヘッドライトは持参しているので、夕マズメの時合もなく半夜戦に突入だ。
ガシラもまずまずの型が上がるが、時合はないまま納竿
夕方のマズメ時に、穴釣りでそれなりの釣果が出たら、メバリングに転向しようかと車にロッドは積んで来ている。
ただ、この釣果では穴釣りも止められないし、潮も風もあるのでメバルも厳しそうだ。
もう最初にガシラが上がった穴で、活きエビを撒きながら決め打ちすることにした。
始めにタックルを置いた位置から左右10m程度、こんなにフットワークを使わない穴釣りをするのも珍しい。
チロチロと活きエビを撒きながら、置き竿で棚だけ変えながらアタリを待つ。
しばらくすると、『コツ・・・』ん??
ジッと見ていないと見逃すほど、小さなアタリだが、アタリは続かず食い込まない。
仕掛けを上げてくるとエビは死んでいるが、齧られた形跡はない・・・中層付近だったしメバル?
エサを変えて投入し、同じ棚までゆっくりと徐々に巻き上げ、ジッと待ち続けると、また『コツ・・・』で終わり。
仕掛けを上げてくるとやはり活きエビは死んでいる。
あまりにも渋い、これガシラか・・・?
良く分からない状態で、三度同じように仕掛けを入れる。
今度は置き竿ではなく、ロッドを構える。
様子を伺っているのか、口にするまでに時間が掛かるので、ロッドを手持ちにすると忍耐力が問われる。
感覚的には数分間、実際には1分程度だろうが、ここで『コッ』バシッと素早く大合わせ!
『ガッガ、ググッ~』
上手くヒットしたようで、棚が浅いので潜られることもなくすぐに引き抜けた。
上がって来たのは、20cmほどのガシラだった。
大物のガシラだと異様に警戒心が高い場合が多いので、これはもしや良型と期待したのだが、残念ながら期待には大きく届かなかった。
このサイズのガシラでこんなに警戒心が高かったら・・・、釣果を伸ばすのが難しい状況だということを改めて知らされた気分だ。
陽が落ちてから一時間粘って、ようやく1匹目のヒット。
これは後が思いやられると納竿も考えたが、せっかく1匹釣ったので、もう1匹釣って再現するのか確認しておきたい気持ちもある。
エサも十分残っているので、もう少しだけ続けてみることにする。
穴に居ないガシラを呼び寄せないとダメなので、次の1匹までまたまた時間が掛かったが、ガシラはやって来た。
しかし残念ながら、アタリはゴンゴン。
特に駆け引きが必要なものではなく、普通にヒットさせることができた。
無警戒な獲物ゆえ、ヒットしたのは15cmに満たないチビガシラだ。
どうやら今日はお土産を持ち帰るのは難しそうだ。
ようやく波も収まり始めていたのだが、まとまった釣果を出すのは難しいと判断し、これにて納竿することとした。
本日の釣果と穴釣りタックル
【お持ち帰り】
なし
お土産サイズのガシラが抱卵しており、今日はすべてリリースすることにしました。
【リリース】
カサゴ(ガシラ):3匹(13cm~20cm)
アイナメ:1匹(20cm)
【本日のタックル】
今回メインで使用した穴釣りタックルだけ紹介します。
- ロッド:プロマリン(PRO MARINE) PG 極光テトラDX 130H
- リール:ダイワ(Daiwa) 穴釣り ベイトリール スーパーコロネット ST-10RL
- 道糸:サンライン(SUNLINE) ナイロンライン クインスター 600m 4号 イエロー
- 仕掛け:ゴム管オモリ4号と活エビ針8号を使った自作仕掛け
当サイトでは穴釣りに関して、タックル、釣り方、釣行記録ともに、多くの記事を紹介しています。
ご興味のある方は、他の記事も合わせてご覧頂ければ幸いです。
釣果サイトを見る限り、貝塚人工島へ穴釣り釣行に出る方は、それなりに居るのではないかと思います。
それゆえ普通に釣れるポイントかと思いきや、初見でそれなりの釣果を上げるには、少し釣り難しさがあるポイントだと感じました。
釣り場自体が沖へ張り出し、波の流入と水深の無さも相まって、冬の釣り場としては入門者や初心者向きではなさそうです。
捨て石底のような感じがしたので、潮位次第かもしれませんが、少し長めの150cm有るロッドで少し沖目の穴をねらう方が良いのかもしれませんね。
今回は納得の攻略には至りませんでしたが、また機会があれば訪れてみようかと思います。
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他にも穴釣りの関連記事はたくさんありますので、是非ともご覧下さい。
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