どうもガチろっくんです。
先週海釣りに出たばかりですが、珍しく2週続けての釣行です。
前回3年4か月ぶりに穴釣りを楽しみ、鉄板のカサゴだけでなく、アコウの釣果を出しました。
もともと穴釣り好きでちょくちょく穴釣り釣行の模様をお届けしていた管理人ですが、久しぶりの穴釣りにその面白さを思い出しました。
記事の最後で次はタコ釣りかアコウ釣りに出掛けるかもと伝えていましたが、タコの新子はまだ始まっていない模様です。
そこで、今のうちにアコウに出掛けておくかということで、エビ撒きのズボ釣りにするか穴釣りにするかの2択で迷いました。
ズボ釣りの方が軍配の上がる可能性は高いですが、前述のように穴釣りでアコウを仕留めた後だったことと、なおかつ穴釣りの面白さを思い出してしまったので、結論としては穴釣りでアコウを狙うことにしました。
今回向かった先はアコウなら魚影の濃い忠岡コンビナート、さて穴釣りで狙うアコウの釣果やいかに・・・
忠岡ホクシンテトラでエビ撒きの穴釣りで狙うアコウ釣果
【釣 行】
2023年 6月 24日(土)00:30~03:00
釣り場:大阪府 忠岡コンビナートのホクシンテトラ
天気:曇り
潮 :小潮
フィッシングMAXでシラサエビを調達し、忠岡コンビナートのホクシンテトラへ
この日の満潮は23時30分頃、仕事から帰って来てご飯を食べてからの出発で、釣りの準備が終えたのは22時前だ。
忠岡コンビナートまでは小一時間かからないが、すぐに出発してもちょうど潮どまりの時間なので無駄な時間を過ごしそうだ。
この日はエビ撒きでの穴釣りと考えていたので、無駄に撒き餌を消費するのは避け、少し時間を遅らせて23時半ごろに出発した。
行きがけにフィッシングマックスで活きエビ(シラサエビ)を1,000円だけ購入し、釣り場に着いたのは0時半頃だった。
深夜の釣行だったので、釣り場の撮影ができないので、以前訪れた時の写真を載せておく。
白灯波止のすぐ横のテトラ帯は広大だが、奥の高場方面へ行くと大型テトラになる。
穴釣りをするのなら奥へ行けば行くほど、沖向きへ行けば行くほど良いのだが、夜の単独釣行でしかも大型テトラは危険なので、手前の安全なテトラ帯を釣り場とする。
この日は金曜の夜ということもあり、深夜ながら白灯波止に5名ほど、テトラ帯に2組の先客がいた。
白灯波止ではオクトパッシングと夜サビキ(アジバケツ持っていたので、青物のエサ確保かな?)、テトラ帯ではいずれも電気ウキ釣りの様子が確認できた。
管理人自身はちょうどホクシン株式会社のライトがあたる辺りのテトラに降りることにした。
この日は重めのタックルを使ってシラサエビのエビ撒きを行いながら穴釣り
管理人の穴釣りではいつも決まった軽量タックル(極光テトラ+スーパーコロネット)を使うのだが、この日は珍しくタックルを替えてきた。
狙いがアコウということで、大型のロックフィッシュでも引きずり出せるロッド(イッパチテトラ110cm)とベイトリール(Kastking Royale Legend)を用意した。
ベイトリールはオクトパッシングで使うので3号のPEラインが巻かれたままだったので、根ズレ防止でフロロ2.5号で50cmほどのリーダーを巻いた。
いつも穴釣りでは1.5号か1.75号のハリスを使っているが、とにかくこの日はアコウに照準を合わせることに万全を期した。
仕掛けは前回同様、ささめ針のそろばん型ブラクリを使う。
ちなみに、今年は深夜でも蚊の多さに悩まされているが、前回同様虫よけスプレー+蚊取り線香で凌いだ。
忠岡ホクシンテトラポッド帯の水深は浅いが、この日の釣り座は決め打ち
穴釣りをする時は大体泉南の方まで出向くことが多く、泉大津や忠岡で穴釣りをするケースは少ない。
良く知る穴ポイントはないので、とりあえず入り口は狭くストレートに底まで落ち、なるべく奥が開けたようなポイントを探す。
撒き餌でポイント作りをして釣るためだが、なかなか素直に直行で落ちていく穴がない。
ガリガリとこする様に落ちる穴では、ガシラは引き出せてもアコウを引っ張り出すのはリスクが高い。
満潮の時間帯だが、海底までは2mほどと浅く、雨が続いた後なので濁りが入ってアコウには決して良い状況ではなさそうだ。
因みにポイント探しの際にガシラでも釣れないかと期待し、30分ほど普通に穴釣りをしたが、アタリはおろか、まったく釣れる気配がない。
いつものガシラの穴釣りならフットワークを生かした釣りを継続するが、早々にポイントを絞り潮が動き始める時間に備えることにする。
良さげな穴を見つけたので、ここを本日の釣り座として心中するつもりでポイント作りを行う。
基本は置き竿スタイルなので、どっしり座れて、不意なアタリで竿が引っ張られても瞬時に竿に手が出る良いポイントを見つけた。
ポイント探しの間に一匹でも釣れていたら、そこをポイントに定める可能性もあったが、まったく釣れなかったことで、純粋にやりやすいポイントを釣り座に選んだ。
我慢の釣りでガシラとアコウを釣り上げる
シラサエビのマキエだが、エサ巻きボールや自作カゴを持参していたが、この日は素手で上撒きした。
もちろん撒く前には手首のスナップを利かせて振り、シラサエビを気絶気味にしてからポイントへ投入する。
釣り場の水深が浅いのと、潮の流入が弱いので、これで穴の向こう側の開けたポイントに十分撒き餌が効くだろうとの算段だ。
大粒の予約をしていなかったが、付けエサはなるべく大きめのものを選び、動かなくなればすぐに交換する。
ブラクリの釣り針はそれなりに大きいので、小さなエサを付けると弱りが早いので面倒も増す。
15分、30分と時間過ぎていくが、1匹のガシラも顔を出さないので、これ大丈夫かと心配になる。
そうこうしているうちに、ようやく固めのロッドに明確なアタリが出て、合わせるとうまくヒットした。
20cmには届かないが、まずまずのガシラをゲットだ。
「はぁ~、良かった。」
この1匹を釣るのに、1時間はエサを撒き続けただろうか。
このままボウズもあり得るのか心配し始めた矢先の1匹だったので、これでやる気が復活する。
時間的には良いはずだが、小潮ということもあって、それほど潮が動いているというのも感じられず時合という感じでもない。
撒き餌に釣られて周囲の穴から寄って来てくれたと勝手に都合の良い解釈をする。
そこから更に30分ほど掛ったか・・・今度は竿先を軽く小突く程度のアタリがでる。
すぐには合わせず、じっとしていたら再度小突いてきた。
竿先で僅かだけ聞いてやると、相手が走り竿先が一気に海面めがけて弧を描く。
「きたぁ~っ!!」
強引にロッド持ち上げ、少しでも底付近から浮かすように潜らせない。
途中どこかに擦れる感覚もあったが、いつもと違ってロッドにもリールにもパワーがありハリスも太いので、強引に抜き上げた。
パッと見て30cmは超えているアコウをゲットだ。
抜き上げる直前にも突進があったが、穴釣りではこのクラスになると潜られるリスクが大きくなる。
いつも使っている感度重視のタックルでは、何度も良型のロックフィッシュを逃している。
今回は目的がアコウと明確だったので、これまでの幾度となく失敗してきた経験が生きたかたちだ。
アコウのサイズとしては決して大きくなく、ズボ釣りなら難なく取り込めるサイズだが、穴釣りではこのサイズでも仕留めると満足感は大きい。
この後、ザラザラになったリーダーを新調し、撒き餌が切れるまで小一時間ほど続けたが、2匹目をゲットすることは叶わなかった。
2時間半ほどのエビ撒き穴釣りで、ガシラ1匹、アコウ1匹と釣果は少ないが、満足のうちに納竿することとなった。
本日の忠岡ホクシンテトラでの釣果とタックル
【お持ち帰り】
アコウ:1匹(33cm)
【リリース】
ガシラ(カサゴ):1匹(20cm)
前回穴釣りで釣ったアコウは30cmありませんでしたが、今回のアコウは33cmありました。
ガシラは活かしバケツでキープしていましたが、納竿時にリリースしました。
穴釣りタックル
今回使用した穴釣りタックルの紹介となります。
ロッドとリールの販売は終了しているので、似たようなスペックを持つアコウ向きのおすすめ製品を記載しておきます。
- ロッド:ANADURI イッパチテトラ110(プロマリン(PRO MARINE) テトラ大物EX 120M)
- リール:Kastking Royale Legend(ダイワ(DAIWA) ベイトリール 21PR100)
- 道糸:KUROSAWA PEライン X-CORE 3号 4編5色マルチカラー
- ハリス:シーガー(Seaguar) シーガー プレミアムマックス ショックリーダー
- 仕掛け:ささめ針(SASAME) ブラクリ4号
本日はエビ撒きをしながらの穴釣りで狙い通りのアコウが釣れて満足のいく釣行となりました。
アコウが大阪湾で幻の魚と呼ばれていたのは昔の話で、近年は放流事業の成果でアコウの釣果は珍しくなくなりましたね。
管理人は穴釣りを始め、ズボ釣りや呑ませ釣り、ロックフィッシュゲームなどでアコウを狙うことがありますが、その釣行頻度はそれぞれ年に一度あるなしです。
それでも、当サイトではちょくちょくアコウの釣果報告を行っています。
近年のアコウはきちんと狙って釣れば、決して釣り難しい魚ではないということですね。
アコウは釣れなくても、カサゴは大抵釣れるので、この釣りに興味を抱かれた方は試してみてはいかがですか。
これから秋口にかけて、ポイントを絞って座して釣れば、夜のテトラでも危険は少ないと思います。
さて、次回こそはタコになる可能性が高いと思いますが、今年の新子の接岸具合は果たしてどうか・・・
当サイトでは穴釣りに関して、タックル、釣り方、釣行記録ともに、多くの記事を紹介していますので、ご興味のある方は、他の記事も合わせてご覧頂ければ幸いです。
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