どうも、ガチろっくんです。
徐々に夏の暑さが和らぎ、いよいよ海釣りも秋シーズンを迎えるということもあり、ネットで最近の釣果情報を見ていると釣り場を問わず色々と釣れ始めているようです。
あれこれ見てしまうと、居ても立ってもいられなくなるのは仕方がないことで、急な誘いで渋る後輩の友人を説得し、車を飛ばして行ってきました和歌山北部へ。
急遽の釣行で喜び勇んで和歌山へ乗り込むも、どこの釣り場は行くかは決めておらず、最終的に下津港のポイントに入るまでに二転三転!!
釣り日和ということもあり、それほど遅い時間ではないにもかかわらず、釣り場はどこも一杯一杯でした。
そして、どうやら、またまた今日も厳しい釣りになった模様。
さて、下津でのカゴ釣り釣果の方やいかに・・・
和歌山北部へカゴ釣りに ~結局釣り場はいつもの下津か~
【釣行】
天気:快晴 昼前から風・波強まる
日時:2014年 9月 15日(日) 07:00~12:30
潮 :中潮
和歌山マリーナ大波止 - え~っ、マジで!! –
泉佐野から阪和道に乗った時はまだ暗かったが、和歌山北部の海南へ着く頃には、日が上ってる。
でもまだ6時前、タチウオやってる夜組が帰ってくので、時間的にはちょうど良いだろうと、勝手に思い込み、まだ見ぬ釣り場もテンションは上がる。
和歌山シティのマリーナに入ると、最奥のマリーナ横の駐車場は2台待ちなので一安心だ。
よしっ!!これならすぐ空くと、同行した友人を車に残し、大波止の様子見に行くことにする。
なぬっ!!南側が閉鎖されているではないか。
これはもしやと、北側に急ぐ・・・
『なんじゃ、こりゃぁ!!』
和歌山マリーナ大波止は6時ですでに入る場所が無いでないの!!
奥まで歩いてみたが、ビッシリ入ってる・・・タチウオやってる夜組はちょっとだけ・・・ほとんどがカゴの飛ばしサビキ・・・ファミリーが多く、ちゃっかり広めに場所取りもされてる。
たとえ入れたとしても、同行の友人とバラバラになりそうだし、友人はまだ釣りには不慣れで・・・『こりゃ嫌がるわな。』
三連休の行楽日和を舐めてたか・・・失敗。
早速、友人に電話するも、「もう駐車場に入れた」との返答あり。
すぐに出るよう要請して、お金は取られなかったので、最悪のケースは逃れたようだ。
最近の和歌山マリーナはタチウオと丸アジ(25cmクラス)の爆釣に始まり、チヌ・アイゴ・カワハギ・サンバソウと大賑わいの様子、歩き回っている間にもチラホラと丸アジがヒットしていた。
まあ、「南側閉鎖なら入れないのも仕方ないか。」と自分に言い聞かせ、次のポイントを目指すことにする。
すぐ近所にある【マリーナ海釣り公園】か、それとも事前に釣果情報を確認してきた【下津ピアーランド】か・・・
【マリーナ海釣り公園】も良く釣れていたように思うが、マリーナ大波止に入れない人がなだれ込むとみて、【下津ピアーランド】の様子を見に行くことに。
下津ピアーランド -ここも大混雑、まあそうなりますわな・・・-
マリーナで下がったテンションだが、下津ピアーランドへ向かう峠の頂上から絶景で回復するた。
ただ、写真は車中からのもので申し訳ないです。
06:30、峠道を下っていくと、見えてきた【下津ピアーランド】の桟橋!
ん??カメラの望遠で桟橋の様子を見てみる・・・
ダメだ、こりゃ・・・遠目に見ただけだが、釣り桟橋は人でビッシリ!!
何となくこうなるんじゃないかと分かってはいたけど、少しは期待していただけにやっぱり残念だ。
峠道を下りきることなく(車が一杯で実際には下っていけない)、別のポイントへ行くしかないと結論付ける。
最近のピアーランドは丸アジ(25cmクラス)が数百上がっているのを筆頭に、ソウダカツオ・シオ・ツバスなどの青物、平スズキやヒラメなどの珍しい大物、チヌ・アイゴ・グレ・カワハギ・サンバソウ・ガシラ・アオリイカなどバラエティに富んだ魚が上がり、大賑わいの模様だ。
今の時季なら平日で他の釣り場が空いてる時に、利用料を払っても行ってみる価値はあるんじゃないでしょうか。
ここはもう少し寒くなってくると、風と波が強く、厳しい釣りになってくるだろうから。
結局、我がホームと言えるほど、何度も訪れている下津港へ行くことにする。
下津港住友大阪セメント裏 -覚悟を決める時-
まずは下津港の最奥である【沖山マンション裏】にある波止の様子を見に行くことにした。
ここの波止は小さいから、あまり多くの人は乗れない。
案の定、先端から半分程度までの好ポイントは既に人が入っている。
次のポイント候補へ移動する。
次に向かったのは、【住友大阪セメント裏】の桟橋横のポイント。
う~ん・・・ここも微妙な距離感で空いてはいないか。
遠投カゴで丸アジを狙えるポイントだが、桟橋横は、すでに紀州釣りの常連さんが入っていた。
どうやら覚悟を決めねばならない瞬間がやってきたようだ。
『【住友大阪セメント裏】桟橋前の橋脚間の様子(1)』
『【住友大阪セメント裏】桟橋前の橋脚間の様子(2)』
釣り場所が確保できない場合の、最後の砦【住友大阪セメント裏】桟橋前の橋脚間!!
ここでのカゴ釣りは、桟橋の高さと足場の高さが同じであるためサイドスローの技術と慣れ(思い切り)が必要であり、ウキを橋脚間にコントロールするのは困難を極める。
なので、ほとんどの人が釣り場として選択しない場所で、必ずと言っていいほど空いている。
幸いなことに、同行の友人も何度か一緒にこの場所に来ており、もうすでにある程度の技術を身に付けている。
ウキもカゴもコンクリートの橋脚にぶつけて割ってしまい。多くの金銭的犠牲と、仕掛けを替える管理人の釣り時間の犠牲を引き換えに身に付けた技術だがっ!!
このポイントで釣れる魚は、チヌ・アイゴ・ガシラ・アジ・タコ・カワハギ・木っ端グレ、サンバソウ・・・とそこそこ色々と釣れる。
ただし、この時期は正直厳しい・・・紀州釣りなら何とかなるかもしれなかったが、この日は初心者の友人と一緒しているため、サビキカゴを使ったカゴ釣りだけの予定で来た。
この時期はアミエビを撒くと、フグ・オセン(スズメダイ)・ウリボウ(シマイサギ)・カワハギ・チャリコ・ベラなど、エサ取りオールスターズの猛攻に合う。
特に昔は全然いなかったウリボウが発生している年は、オキアミなどの冷凍エサは瞬殺だ。
カゴ釣りでの実績も十分にあるが、桟橋の橋脚間にアジが回ってくるのは、だいたい夕方が多い(この日は昼までの釣行予定)。
特に梅雨明け以降、初冬に入って寒くなるまでは、エサ取りの猛攻で一日を終えることも多い。
もちろん午前中にアジが回ることもあるが、沖山でアジが上がってなさそうだったので、可能性は皆無に近いだろう。
そう言い切れるほど、管理人自身は昔からこの釣り場へはシーズンを通して通ってきたのだ。
何はともあれ、釣りポイントは決まった・・・結局はいつもの下津だが・・・
友人は釣れる釣れないより、人の少ない場所で釣りができることを望んでいる。
もはや、やるしかない!!
・・・覚悟を決めてカゴ釣りを始めた・・・
幸先良く、チャリコ、チャリコ・・・
二人そろってカゴ釣り仕掛けにする。
カゴ釣りとは言っても、遠投カゴ釣りではなく、チョイ投げ程度のカゴ釣りで、いずれも一本針で勝負だ。
管理人は天秤カゴでハリスを長めにとり、友人はサビキカゴの下にそのままハリスを直付けにする。
友人の仕掛けがいい加減のように感じるが、これがなかなかの高感度で、意外と絡みにくい。
仕掛けを作るのは管理人の役目で、友人にも『ぼちぼち教えないと』と思うのだが、たまにしか一緒に来ないので、いつもその機会を逸する。
一足先に友人が仕掛けを投入すると、早速アタリがっ!!
・・・しかし、エサが無い。
再度投入すると、今度はヒット!!
小さいがチャリコならまだ良しだ。
管理人はまだ自分の仕掛け作りの途中だから、気が逸る。
管理人も仕掛けを終え、友人に遅れまいと急いで投入。
ん?エサが残ってくる・・・
3投目だったか、今度はアタリ!!
そしてヒット・・・これもチャリコ。
もしかして奴らはいないのか!?
少しばかり期待感が増す。
期待するのも束の間で、静かに奴らはやってきた!!
連続チャリコに期待を寄せ、奴らの存在を否定したい管理人。
『もしかしておらんのんちゃうか?』
『ほら、今度はエサが残ってきたぞ!』
『ウキがまともに入った!このアタリは奴のじゃない!!』
・・・勝手な解釈と憶測で、友人に語りかける管理人。
この会話は、この釣り場を良く知る、管理人と友人の間でのみ成立する。
その横で期待を挫くような友人(年下)の発言だ。
「アタリもないのにエサないっすわぁ!」
「仕掛け入れた瞬間に引いてきてもエサないっすわぁ!!」
そして間もなく、発言に対する軍配は友人にあがった。
「あれっ、なんか知らんけど掛かってますわ。」
そう、悪い予想が的中し、その軽さと非力さが故、掛かってるのも感じないほどの奴がやってきた。
奴とは二人の間では、言わずと知れたエサ取りの【ウリボウ】である!!
この下津釣り場における、このポイントの天敵はウリボウで、夏から初秋にかけて湧くことが多いが、ウリボウが湧いているとまったく釣りにならない。
単独で行動する魚でもなく、ここからは、エサなし・・・エサなし・・・ウリボウ・・・エサなし・・・
どこまで行っても、どれだけ釣っても、限りなく不毛な戦いが続く!!
カゴ釣りで仕掛けを入れた瞬間ウリボウにオキアミをやられると、面倒臭くて仕方がない。
特に友人はエサ取りのヒット率が異様に高い・・・同じ針を使ってるのになぜそんなに針掛かりさせられるのか、いつも不思議に思うほどだ。
たまぁ~にチャリコとフグが混ざる・・・チャリコが寄ればウリボウも散るのかしらないが、それでも数ではウリボウが圧倒する。
1~2時間ほどウリボウとの戦いを続け、ようやく友人がやってのけた。
底一杯の棚に狙いに絞り、見事にゲットしたガシラ(カサゴ)である!!
サイズは15cmを超える程度で全然大したことはない。
しかしながら、この時ばかりは『でかしたっ!!』
それほど、2人ともウリボウに精神的に苦しめられていた。
この程度のガシラを釣って、これほど喜べる瞬間はそうそうないだろうと思う。
下津最終幕 -待ち続けたアジはいずこへ-
ガシラは単発釣果で、その後もエサ取りとの戦いは続く。
ここでのエサ取りとの戦いは、本当に体力も精神力も消耗する。
仕掛け投入から、リールを巻き始めるまで、ほんの10~20秒だ。
そう、もはや釣りを楽しむというより作業をしている感じになる。
釣りの間にタバコ休憩やご飯を挟むも、ウリボウは全く立ち去る気配がない。
ポイントに大型魚は入っておらず、エサを食べるのに天敵がいないからだろう。
時折少しだけ竿を曲げる時もある。
一瞬だけ期待もするが、概ね犯人は確定している。
それでも「よしっ、来た!!」と一応の掛け声は欠かさない。
やっぱり【フグ太郎】君だった。
この日はホント、フグ太郎君にも悩まされた。
【ハリス切れ】である。
5本は噛み切られただろうか・・・
切れてなくても、噛み跡がクッキリと残っており、今にも切れそうな状態になっていたり・・・
時間が悪い方向へ進むのもあるが、結局待ち望んだアジは最後までやって来ず、この後もエサ取りとの不毛な戦いが続いた。
当初より管理人が一番恐れていた展開にはまり込んだ言ってよい。
この日自分たちの付近で納竿までに確認できた釣果は、遠投カゴでの25cm程度の丸アジ一匹、紀州釣りでの30cm程度のチヌ1匹・子タコ1匹と、全体的にかなり渋い釣果のようだった。
納竿前には、20cm程度のまずまずの【ベラ】も上がったが、これも釣果としては喜べず。
また、スカリに入れたガシラとベラの二匹だけを持ち帰るのも忍びないので、ともにリリース。
12:30、精も根も尽き果て、納竿することになった。
本日の下津港での釣果
ガシラ(カサゴ):1匹(15cm)
ベラ:1匹(20cm)
チャリコ:10匹ほど
フグ:5匹ほど
ウリボウ:20匹程度
すべてリリースだが、釣果と書くには、あまりも厳しい結果である。
そして結果的にボウズで帰ることで、管理人には別の心配事ができた。
このままだと、家族から・・・
「夜中から出て疲れて、何しに行って来たの?」
「もうやめたらエエのに、**君も釣れへん釣りに付き合わされて、可哀相に!」
などと心無い言葉を浴びせられるかもしれない。
特に釣りが趣味ではなく、釣果に拘らない友人は「今日は**さん(管理人のこと)に勝ちましたわ!数もようけ釣れたし・・・」と、それなりに楽しんでいたのに !
そしていろいろと考え抜いた結果、帰路の途中、運転する友人に【紀ノ川インター】に寄るように要請!!
『何か魚の代わりに土産になるものを探さなければ・・・』
釣りを終えてもなお、この日の管理人の精神的苦痛は続くのだった。
和歌山下津港で紀州釣りとウキサビキ チヌとアジをゲットすることの難しさ!?
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