日曜の朝 9:30に携帯が鳴り響く。
電話に出ると親父殿・・・なんだかんだ本題と関係のない話をグダグダするのはいつもの事で、その後、一言・・・「釣り行くか?」・・・
話している最中に、そんな予感もよぎりましたが、親父殿との釣りは長い間ご無沙汰だったので確信ではありませんでした。
11:00頃からの出発で、しかも深日だということで、『釣果はあんまり期待出来ないなぁ』と思いつつも、お袋様も来るようなので、二つ返事でOKと返答!
この日は菊花賞がありましたが、まあ親孝行のようなものとして短時間の勝負に出掛けることにしました。
本日の釣行は泉南深日(多奈川)、果たしてその釣果やいかに・・・
泉南深日(多奈川) カゴ釣り、穴釣り苦戦も親孝行!!
【釣行】
2014年 10月 26日(日) 15:00~17:30
天気:秋晴れ
潮 :中潮
深日(多奈川)に到着 えっ、もう3時前やん!!
この日は大阪マラソンの開催日だった。
家を出て車を走らせると、早速交通規制に引っ掛かる。
親父殿が泉大津のフィッシングMAXに寄りたいと言うので、臨海線から行くつもりだったのだが、大きく迂回させられる羽目になり、ただでさえ遅い出発なのに、この時点で30分近くロスする。
そして、フィッシングマックス・・・親父殿は久しぶりの釣行の為、リールの糸はブチブチ、道具はサビサビになっているとのことだった。
一通り道具を買いそろえ、道糸を巻きなおし、穴釣り竿を1本新調し・・・気付けば店に入ってから、なんと1時間以上が経過していました。
車に乗り込み走り始めると、今度は親父殿曰く『かあさん、腹減ったなぁ・・・なんか食べていくか?』
なんでやねんっ!余裕ブッこき過ぎ!!
ただでさえ遅い出発なのに、着いたら夕方になってしまうわ。
さすがに昼飯はコンビニに寄って弁当でも買って、釣り場で食べようという話になってヤレヤレ・・・
ここを右折すれば深日港内へ
この日は秋晴れが気持ち良かった。
いざ釣り場へ!! 深日港側から多奈川側へ
新日本工機敷地の門前で親父殿とお袋様のツーショット。
門を入り右側へ歩いていけば、多奈川方面へ抜けられる。
基本的に立ち入りは禁止だ。
「早よ行かんと時間ないぞ!」って、親父殿は先々と歩いて行く。
『なんで今更やねん!』と思いつつ、お袋様と後を追う。
新日本工機入口の左側にあるのが守衛室です。
ちゃんと挨拶して、許可を得た上で通り抜けさせてもらいます。
一昔前は水門が下がっていることが多く、水門を乗り越え、多奈川側へ渡ることも出来た。
管理人がまだ若い時の話だ。
水門が下がっていても、危険だから決してマネはしないようにお願いします。
今日のポイントは親父殿とお袋様が、過去に数々の大物を上げた実績ある新日本工機裏テトラ帯の2番。
我々の間では波止に上る階段の順で1番、2番、3番と呼んでいる。
ちなみに2番は、管理人が一昔前、紀州釣りでのホームとも呼べるほど通った場所でもある。
早速穴釣り開始 管理人は早々にカゴ釣りに変更
釣り場に着くと親父殿は「先にエサ撒いてくるわ」といってポイント作りへ。
なんと親父殿とお袋様は、穴釣りをする際に全く同じ穴で永遠と釣り続けるというスタンスを確立している。
『穴釣りはフットワークが基本』というスタンスである管理人には信じられない釣り手法だが、二人して実績を持つだけに馬鹿には出来ない。
管理人とお袋様は、まずは腹ごしらえをすることにする。
コンビニで『肉まん、ピザまん、焼き鳥塩、おにぎり、焼きそば』などなど、大過ぎるほど買い込んでしまったと思っていたのだが、思いのほかペロリと食べてしまった。
そうこうしているうちに親父殿は自分の仕掛けを作り終え、お袋様の仕掛けもせずに釣りを始めているではないか。
程なくカサゴ(ガシラ)を釣り、我々のもとへ上がってきた。
「もうちょっと大きかったらなぁ」とぼやく親父殿だが、ここはこの時間、これ位のサイズが多いから、まあ釣れただけ良い方でしょう。
完全に抜け駆けを食らったような感じだが、お袋様の仕掛けを終え、釣り場へ送り出したの後、ようやく管理人も穴釣りを開始した。
シラサの餌撒き釣り、一点穴で勝負する親父殿とお袋様
対して、オキアミを餌に、フットワークで探り歩く釣りを行う管理人
この日の勝負の行方は、わずか1時間もしないうちに決してしまった。
時間が時間なので、底を中心に攻めるが、どうもアタリが小さい。
エサ取りであるのは明白だったが、釣れたのは【イソベラ】だった。
まずまずの大きさではあったが、ベラは基本的に持ち帰らないので、釣れたそばからリリース。
少しでもエサを浮かすと、【スズメダイ(オセン)】の猛攻に会う。
あとなかなか針掛かりしないが、【フグ】も上がってきた。
この日は、お袋様も20cm程ある大きめのフグを釣り上げた。
シラサ撒き釣りも同じようにエサ取りには悩まされているが、カサゴが寄れば一時的にエサ取りも散る。
両親はポツリポツリだが、カサゴをゲットしている様子だった。
どうやら管理人の釣法では、この日は太刀打ちできそうにないように感じた。
親父殿とお袋様の釣法は、一応管理人も心得ており、珍しい釣法でもあるので、そのうち【釣りネタ】として記事にする事も考えている。
シラサをちょい撒きしながら、終日同じ場所で釣りをする。
竿がもう一本あるが、こちらはお袋様用で、お袋様も同じ穴で釣るのだ。
とにかくカサゴは親父殿とお袋様に任せ、管理人は周って来るかどうか分からないアジに賭け、カゴ釣りに変更することにした。
泉南深日(多奈川)最終章 アジは何処に
仕掛けはハゲ皮サビキ3本のカゴウキ仕掛けに、捨て針をチヌ1.5号:ハリス1.7号の60cmを1本セットした。
錘10号なので、遠近両方に対応した汎用性の高い仕掛けにする。
チヌでも35cm位までなら、十分対応できる仕掛けだ。
アジが周ってこない場合でも、何か他の物でも釣れないかな?・・・と色気を持たせた。
遠投で10回程投げたが、早くも少し薄暗くなって来たので、近投に変更する。
竿3本程度へ打ち返しペースを2分程度まで早め、アジを寄せるために必死の追い込みをかける。
エサ取りのフグにハリスを2度噛み切られ、『アジが来て早く何処かへ行っちまえ!』と願うばかり。
しかしながら、結局、管理人の必死の抵抗も虚しく、この日アジが周ってくることは無かった。
少し離れた場所で飛ばしサビキをしていたオジサンもダメだった模様だ。
時間に追われながら、バタバタした2時間半はあっという間に終了してしまい、17:30に納竿することに。
最終的な本日の釣果
カサゴが5匹、メバルが1匹・・・しかしサイズが小さい。
これでも親父殿は更に5匹程は小さ過ぎてリリースしたとのこと。
一つの穴、2時間半、サイズはイマイチも10匹ゲットなら、やはり『親父殿の釣法侮り難し』ってとこか!?
結局この日は、全てリリースすることにした(1匹だけムシの息だったので、気にはなったが)。
なお、管理人がロクな獲物をゲット出来なかったことについては・・・まあ当初の予定は親孝行な訳だし・・・
いやいやっ、決して言い訳しているわけではありませんよ。
今日は親子水入らずで楽しんだので、それだけでオールOKということですよ。
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