【釣りのネタ帳】では【釣りの種類や状況に応じた釣り糸の使い分けを知る】という目的のもと、テーマを決めてシリーズものにしていくという試みに挑戦しております。
因みにシリーズへの試みに至った経緯をご存じない方は、宜しければコチラからどうぞ
今回はテーマ第4弾になります。
【基本的な釣り糸の結びの種類を知る】と題して、釣り入門時から必要とされるテクニックで、釣り糸の結び方の種類に焦点を当てた内容にしました。
特に今回は『ウキ釣り仕掛け』を作る際に、必要となるであろう釣り糸の結びの種類を紹介します。
本シリーズの趣旨は、釣りの初心者さんや、管理人のような根っからの釣り吉とは言えない中級レベルまでの方を対象に、参考となるような情報を提供することです。
今回も基本色の強い内容になりますので、釣り達者な方にとっては退屈な内容かもしれませんが、その点は予めご容赦願います。
釣りの種類や状況に応じた釣り糸の使い分けを知る!!
テーマ【4】
基本的な釣り糸の結びの種類を知る【ウキ釣り仕掛け編】
釣りを始めるには、まず魚を釣り上げる為の仕掛けが必要です。
仕掛けの種類は多種多様であり、自分で一から作らなくても、仕掛けそのものの完成品として販売されているものもあります。
仕掛けには概ね、道糸とハリスという釣り糸が使用されており、これらは釣り針や仕掛けの中に存在する各連結部と結ばれています。
ここでは、ウキ釣りをする際の具体的な仕掛けを例に挙げて、釣り糸が結ばれている部分がどのようになっているのかを見てみましょう。
上の図は海釣りにおける基本的なウキ釣りの仕掛けと、釣り糸の結び部分を示しています。
この仕掛けでは、リールのスプール部分を含めて、4か所(サルカンは上下で1か所とする)の結び目が存在しています。
それでは、一つづつ、見て行きましょう。
①ウキ止め
海釣りにおいては、使用する釣り竿の長さより水深の有る場所で、釣りをする事は珍しいことではありません。
この仕掛けで使用しているウキは遊動式になっており、ウキの根元にある環の中に道糸を通すことで、ウキは道糸上を自由に動き回ることが出来ます。
道糸に小さな【ウキ止め】と呼ばれる糸を結んでおくことで、ウキの遊動をこの位置で止めることができます。
すなわち針先からウキ止めまでが、釣りをする時の狙った水深になり、ウキ止めは小さな結び目で、ガイドを通り抜けることができますので、竿の長さよりも深い棚に合わせることが可能になります。
ウキ止めの結び方をご覧の方はコチラ
②スプールの結び、②サルカン(スイベル)の結び
スプールはリールの糸巻きの部分で、ここに道糸を巻いておきます。
道糸の巻き始めには、スプールに道糸の端を固定する必要があるので、釣り糸を結ぶ必要があります。
サルカン(スイベル)は、糸と糸を繋ぎ合わせる際の連結部の釣り具となっています。
糸と糸を直結するよりも、サルカンを使うことにより、手軽に糸を繋ぐことができ、また、サルカンは別名ヨリ戻しと呼ばれていますが、糸のヨレを解消する道具にもなっています。
この2種類は同じ方法で結ぶことが可能で、最も手軽で基本的な方法は【ユニノット】と呼ばれています。
【ユニノット】をご覧の方はコチラ
さらに最も迅速かつ簡単なサルカンの結び方である【クリンチノット】についても紹介しておきます。
【クリンチノット】をご覧の方はコチラ
③釣り針の結び
ハリスの端には釣り針が結ばれています。
釣り針の種類や大きさ、求められる強度等によって、様々な結び方が存在します。
最も手軽で基本的な釣り針の結び方には、【外掛け結び】と【内掛け結び】と呼ばれる結び方があります。
【外掛け結び】と【内掛け結び】をご覧の方はコチラ
釣り糸を結ぶという作業は、釣りをする人なら誰もが必ず行います。
慣れてくれば意識しなくても自然と行えるようになり、今回紹介した基本的な結び方以外にも、仕掛けやターゲットに合わせた強度の違う結び方を覚えていく人もいるでしょう。
更に一歩進んで、自分なりの結び方を考案する人も珍しいことではありません。
ただ、今回紹介した結びの方法は、手軽で汎用性が高く、釣りの初心者・上級者を問わず、最も多くの人が使っている方法です。
まずは基本となるこの結び方をマスターし、釣りを行っていくうちに、釣り糸を結ぶことの重要性を肌で感じ始めたら、ケースに応じて更に強度の高い結び方のマスターへとステップアップされると良いでしょう。
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